光回線のおすすめ・比較

光回線の料金・相場について解説 | 注意点も紹介

光回線の料金・相場
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光回線の導入にはある程度の費用が必要です。月額費用はもちろん、開通工事費をはじめとした初期費用など、それは多岐に渡ります。
そのため「光回線を利用したいが料金の負担が大きい」または「少しでも費用を抑えたい」と考えるユーザーも多いことでしょう。

そこで、この記事では光回線をお得に契約するポイントとして2つ解説します。

  • 光回線の各料金の相場
  • 光回線の料金を抑えるポイント

こちらの記事を読んで頂くことで、光回線料金の損得を選ぶ基準が分かるようになります。

また、人気光回線の料金を一覧にして紹介しますので、あなたに合った光回線選びにつながることでしょう。

【2022年9月最新】おすすめ光回線一覧

※横にスクロールできます
光回線 nuro光NURO光 ドコモ光ドコモ光 auひかりauひかり ソフトバンク光ソフトバンク光 ビッグローブ光ビッグローブ光
月額料金 戸建て:5,200円〜
マンション:2,090円〜
戸建て:5,270円
マンション:4,400円
戸建て:5,610円〜
マンション:4,180円〜
戸建て:5,720円
マンション:4,180円
戸建て:5,610円
マンション:4,180円
スマホ
セット割引
ソフトバンク
nuroモバイル
ドコモ au
UQモバイル
ソフトバンク BIGLOBEモバイル
au
通信速度
キャンペーン ・回線工事費実質無料
・キャッシュバック最大4.5万円
・回線工事費実質無料
・キャッシュバック最大2万円
・回線工事費実質無料
・キャッシュバック最大6万円
・回線工事費実質無料
・キャッシュバック最大3.8万円
・回線工事費実質無料
・キャッシュバック最大2.2万円
提供エリア 21都道府県 全国 37都道県 全国 全国
公式サイト

光回線料金を相場と比較するポイント

光回線を安く利用するには、まず料金の内訳を理解する必要があります。

そのため、ここでは以下の光回線料金をお得するポイントについて解説します。

また、料金の比較には何の費用がいくら掛かるのか相場を知ることも重要です。
そこで、各費用の一般的な相場も合わせて解説します。

(1)重要なのは月額費用ではなく実質料金

光回線の費用は、大きく「月額費用」と「初期費用」の2つに分類されます。
当然、料金を安くするためには、これらの費用を抑えることは重要です。
しかし、光回線の契約は月額費用や初期費用だけでなく「キャンペーン」にも着目しなければなりません。

参考までに、光回線料金の内訳をまとめてみました。

分類 種類
月額費用 月額利用料
オプション料金①光でんわ
オプション料金②ルーターレンタル料
初期費用 開通工事費
事務手数料
キャンペーン キャッシュバック
スマホセット割
その他特典 ※ルーター無料レンタルなど

※オプション各種は選択性であるため、必ず発生する費用ではありません。

光回線の契約は単純な月額利用料ではなく、これらの費用を合わせた実質料金に着目しなければなりません。

①実質料金とは?

実質料金とは「月額費用」「初期費用」「キャンペーン」の3つを合わせた料金、つまり実際に支払う総額を指します。
光回線の料金において、最も重要視するべきは実質料金です。

一見安く見える料金プランもフタを開けると「以前よりも費用がかさんでしまった」などの失敗が、光回線の契約では往々にしてあります。

そのため、月額利用料が安くても、キャンペーン内容が悪いと費用がかさんでしまうことも。

反対に、月額利用料が高くても、キャッシュバックの金額が大きければ結果的にはお得になります。

②実質料金のポイント「キャッシュバック金額」と「受付窓口」

実質料金をお得にするポイントとして、光回線サービスからのキャッシュバックがあります。
一部、制約や条件はあるものの50,000円以上もの高額キャッシュバックが受けられることも。

注意点として、光回線のキャッシュバックは受付窓口により内容が異なります。
下表は、ドコモ光公式とGMOとくとくBB(プロバイダ)によるキャッシュバックの違いです。

いずれも、ドコモ光と契約する点は同じです。

しかし、キャッシュバックの内容は、公式がポイント付与であるのに対してGMOとくとくBBでは現金になっています。

受付窓口 キャッシュバック金額
ドコモ光公式 dポイント20,000pt ※現金の付与はなし
GMOとくとくBB(プロバイダ) 20,000円 ※現金にて対応

参考までに、光回線契約の受付窓口は大きく3つあります。

  • 公式特設ページ
  • プロバイダ
  • 販売代理店

どこから申し込むのが良いかは、光回線の契約先によって違います。
もし、検討中の光回線がある場合は、後述する相場に照らし合わせて比較してみると良いでしょう。

③実質料金のポイント「スマホセット割」

月額利用料を安くするには、スマホセット割を適用させることが最も効果的です。

主に携帯会社が実施しているサービスで、利用している携帯キャリアと光回線を合わせることで割引が受けられます。

スマホ割が利用できる回線例

  • NURO光(ソフトバンク)
  • ドコモ光(ドコモ)
  • auひかり(au)
  • eo光(au)
  • ソフトバンク光(ソフトバンク)

④24カ月利用してみた実質料金の予測も重要!

光回線の契約では高額キャッシュバックの代償として、24カ月~36カ月といった長期定期契約を課せられることが一般的です。
そのため、長期間利用してみた実質料金をシミュレーションしてみることをおすすめします。

(2)初期費用の種類と相場

光回線の初期費用には、開通工事費契約事務手数料が必要です。
例外として、過去にフレッツ光を利用していた場合は、転用・事業者変更扱いとなり開通工事費は発生しません。
詳しくは、契約前に各光回線業者にてご確認ください。

①   初期工事費の相場と実質無料とは

光回線の開通工事費用は、フレッツ光(NTT回線)で20,000円ほど、独自回線で40,000円ほどと各費用の中でも高額です。
もし、開通工事費用が気になった場合は、実質無料キャンペーンに対応した光回線サービスを選びましょう。

実質無料キャンペーンとは、開通工事費と同額の割引が受けられるサービスです。
例えば、NURO光では定期契約が終わると同時に、工事費が完済される仕組みとなっています。

(画像引用元:NURO 光)
NURO光 初期工事費の割引内容(G2Tプラン)
NURO光 開通工事費 44,000円
割引内容 月額割引 1,222円×37カ月

②契約事務手数料

光回線の契約には、事務手数料の3,300円が必要になります。
ちなみに、こちらの支払いは初回のみとなりますので、ご安心ください。

(3)付帯するオプション料金の相場

つづいては、光回線で人気オプションの「光でんわ」「Wi-Fiルーターのレンタル料」の相場について解説します。

①光でんわの月額料金の相場

光でんわの月額料金は、相場で550円ほどです。
ただし、通話料や付随する各オプション(ナンバーディスプレイ機能など)は、別料金となりますのでご注意ください。

②Wi-Fiルーターのレンタル料金

参考までに、Wi-Fiルーターレンタル料の相場は550円ほどです。
550円であれば負担は軽いように思いますが、光回線の契約は24カ月~36カ月と長期。
月額550円も24カ月利用すれば、費用は13,200円にまで膨れます。

場合によっては、Wi-Fiルーターの購入を検討するのも良いでしょう。
ちなみに、購入時の費用は10,000円~20,000円ほどです。
しかし、光回線によっては、無料レンタルのサービスや標準搭載のONUにルーター機能が備えられている場合も。
そのため、購入を検討される前は、一度契約先のサービス状況を確認してみてください。

(4)料金相場まとめ

最後に、光回線サービスの各費用の相場をまとめてみました。

内容 相場
月額利用料(戸建て) 5,200円~5,500円
月額利用料(マンション) 4,000円~4,500円
初期工事費(フレッツ光) 戸建て:19,800円
マンション:16,500円
初期工事費(独自回線) 40,000円
契約事務手数料 3,300円
光でんわ月額料金 550円
ルーターレンタル料 無料・550円ほど

※月額利用料は、定期契約年数により異なります。
※ルーターのレンタル料は、Wi-Fi機能を搭載したものとなります。

補足として、一部の光回線サービスでは、フレッツ光(NTT回線)ではなく独自回線を使用しています。独自回線は、フレッツ光に比べて初期工事費が高額です。
また独自の回線を使用するため、フレッツ光を利用した光回線の乗り換えができません。

しかし、独自回線は利用者が少ないため、フレッツ光に比べて高速通信が可能というメリットも。
参考までに、独自回線を使用している光回線サービスには、NURO光やeo光、auひかりなどがあります。

光回線サービスの料金を相場と比較

こちらでは、人気を集める光回線サービスの各料金を相場と比較してみましたので、参考にしてみてください。

比較するのは、以下の光回線サービスについてです。

(1)人気光回線サービス実質月額利用料と相場の比較

まずは、実質料金に直結する各光回線サービスの「月額利用料」「キャッシュバック金額」「スマホセット割」を一覧にしてみました。

①月額利用料の比較

こちらは、各社の月額利用料の比較です。
一部の光回線サービスでは初年度に割引を実施していますが、翌年以降は各社ともに月額利用料に大きく変わりはありません。

とはいえ、光回線の契約は長期となります。

月額500円の違いは、24カ月で12,000円もの差を生むことに。
そのため、相場と比べて月額利用料が1,000円以上も高い光回線サービスには注意が必要です。

光回線 評価 戸建て マンション
NURO光 △普通 5,700円
ドコモ光 △普通 5,720~5,940円 4,400円~4,620円
ソフトバンク光 △普通 5,720円 4,180円
auひかり △普通 5,720円 4,070円~5,720円
楽天ひかり 〇安い 12カ月まで:3,080円
13カ月以降:5,280円
12カ月まで:1,980円
13カ月以降:4,180円
ぷらら光 〇安い 5,280円 3,960円
eo光 〇安い 12カ月まで:3,563円
13カ月以降:5,766円
12カ月まで:3,641円
13カ月以降:4,191円

※こちらの料金には、ぷらら光を除き24カ月の定期契約があります。

②キャッシュバック金額の比較

つづいては、各社のキャッシュバックの比較です。

注意点として、最大キャッシュバックを受けるには、定期契約の縛りがあったりオプション加入の義務があったりと、条件を課せられる場合があります。

後々後悔しないで済むように、契約前は必ず条件をご確認ください。

光回線 キャッシュバック 受付窓口
NURO光 45,000円 公式特設サイト
ドコモ光 20,000円 GMOとくとくBB
ソフトバンク光 37,000円 エヌズカンパニー
auひかり 45,000~52,000円 NNコミュニケーションズ
楽天ひかり なし
ぷらら光 35,000~ 55,000円 公式特設サイト
eo光 3,000円~10,000円商品券 公式特設サイト

※ぷらら光は、キャッシュバックを申請すると定期契約が発生します。
※こちらの情報は、2021年12月現在のものです。

③スマホセット割の比較

最後に、各社のスマホセット割の比較です。

「docomo」「ソフトバンク」「au」といった大手携帯会社はもちろん、一部の光回線サービスでも提携して割引が実施されています。

例えば、NURO光ではソフトバンクに、eo光ではauに対応しています。

そのため、まずは自身の携帯会社に対応した光回線サービスを探してみることをおすすめします。

光回線 割引金額 対象スマホ
NURO光 最大1,100円引き ソフトバンク
ドコモ光 最大1,100円引き docomo
ソフトバンク光 最大1,100円引き ソフトバンク
auひかり 最大1,100円引き au
楽天ひかり 1年間月額利用料無料 楽天Mobile
ぷらら光 なし
eo光 最大1,100円引き au

※スマホセット割は、スマホの契約状況により割引金額が異なります。

(2)人気光回線サービスの初期費用と相場の比較

こちらでは、初期費用に関連する各光回線サービスの「開通工事費」「契約事務手数料」を一覧にしてみました。

①開通工事費の比較

開通工事費は高額であるため、実質料金にも大きく影響します。おすすめは実質無料となる光回線です。
一定期間契約を縛られることになりますが、他社でもそれは同じです。
ただし、途中解約時は開通工事の残債が残りますので注意してください。

光回線 評価 戸建て マンション
NURO光(独自回線) 〇安い 44,000円
※2~3年利用で実質無料あり
ドコモ光フレッツ光) ◎安い 19,800円※新規契約で無料 16,500円※新規契約で無料
ソフトバンク光(フレッツ光) ✖高い 26,400円
※乗り換え時のみ無料
auひかり(独自回線) 〇安い 41,250円 ※5年利用で実質無料 33,000円 ※2年利用で実質無料
楽天ひかり(フレッツ光) △普通 19,800円 16,500円
ぷらら光(フレッツ光) △普通 19,800円 16,500円
eo光(電力会社回線) 〇安い 29,700円
※30カ月利用で実質無料

※こちらは新契約時の料金となります。

②契約事務手数料の比較

光回線の初期費用には、3,300円の契約事務手数料が必要です。こちらは初回のみとなるため、大きく実質料金には関わりません。
参考程度に留めておいてください。

光回線 評価 契約事務手数料
NURO光 △普通 3,300円
ドコモ光 △普通 3,300円
ソフトバンク光 △普通 3,300円
auひかり △普通 3,300円
楽天ひかり 〇安い 880円~1,980円
ぷらら光 ◎安い 0円
eo光 △普通 3,300円

(3)人気光回線サービスのオプション料金と相場の比較

こちらでは、人気オプションの「光でんわ」「Wi-Fiルーターのレンタル料」について各光回線サービスの料金を一覧にしてみました。

①光でんわ月額料金を比較

光でんわの月額料金の相場は550円ほどです。
補足として、一部の光回線サービスでは光でんわの取り扱いがない場合があります。

その場合は、NTTと直接契約すれば引き続き利用できますので、ご安心ください。
ただし、契約先は光回線業者とNTTの2社になります。

光回線 評価 光でんわ月額料金
NURO光 〇安い 330円 ※北海道・関東は550円
ドコモ光 △普通 550円~1,650円
ソフトバンク光 △普通 550円~1,650円
auひかり △普通 550円
楽天ひかり △普通 550円 ※1
ぷらら光 △普通 550円~1,650円
eo光 〇安い 314円 ※2

※1 楽天ひかりは光でんわの取り扱いがないため、NTTとの契約になります。
※2 eo光は多機能ルーターのレンタル料となります。

②Wi-Fiルーターのレンタル料を比較

つづいては、Wi-Fiルーターのレンタル料です。

繰り返しになりますが、光回線の契約は長期となります。

月額550円も、24カ月利用すれば費用は13,200円に。

そのため、場合によっては購入を検討するのも良いでしょう。

光回線 評価 ルーターレンタル料
NURO光 ◎安い 無料
ドコモ光 ◎安い 無料
ソフトバンク光 △普通 550円
※おうち割適用時
auひかり △普通 550円
※スマートバリュー適用で無料
楽天ひかり △普通 330円
※3年定期
ぷらら光 ◎安い 無料
eo光 〇安い 105円

※ソフトバンク光のおうち割適用時は、光でんわ+ルーターレンタル料で550円となります。

(4)人気光回線サービスを24カ月利用した総額を予測

最後に、各社の24カ月利用時に掛かる費用の総額を予測してみました。
こちらの金額は、以下の数式にて算出しています。

  • 実質月額料金 = (月額利用料 – スマホセット割)×24
  • 総額予測 = 実質月額料金+開通工事費+事務手数料ーキャッシュバック

ご覧のとおり、総額予測では独自回線のNURO光やauひかりがお得になっています。こちらの2社は、開通工事費が実質無料であることに重ねてキャッシュバックが高額です。

総額をシミュレーションすることで、費用が明確になり実利的にお得な光回線が分かります。
そのため、光回線の契約時は、事前に総額予測を算出してから検討することおすすめします。

光回線 評価 戸建て マンション
NURO光 戸建て:◎
マンション:△
68,700円
ドコモ光 戸建て:△
マンション:△
94,180円~94,400円 62,500円~62,720円
ソフトバンク光 戸建て:✖
マンション:△
103,580円 66,620円
auひかり※1 戸建て:◎
マンション:◎
69,180円

29,580円
楽天ひかり※2 2年目 戸建て:△
マンション:△
84,080円~85,180円 67,540~68,640円
楽天ひかり 3年目総額 147,440円~148,540円 117,700~118,800円
ぷらら光※3 戸建て:△
マンション:〇
91,520円 56,540円
eo光 戸建て:△
マンション:△
88,848円 70,884円

※スマホセット割は、最大時の適用となります。
※1  auひかりの最大キャッシュバックには光でんわの加入が必須となります。
加入なしの場合は45,000円引き。(こちらの表では45,000円引きにて計上しています)
※2 楽天ひかりは3年の定期契約となります。
※3 ぷらら光の最大キャッシュバックには、ひかりTVの加入が必須となります。
加入なしの場合は35,000円引き(こちらの表では55,000円引きにて計上しています)

各光回線の使い勝手は?通信速度を比較

とはいえ、料金ばかりに目を向けて安かろう悪かろうだと困ります。
そこで各社の性能面として通信速度の比較と、ネット利用の必要通信速度をまとめましたので参考にしてください。

補足として、上り・下りの実測値は数値が大きいほど通信速度が速く、Ping値は数値が小さいほど反応速度が良いことを示します。
ご覧のとおり、各社いずれも高速通信が可能となっていますので安心してご利用頂けます。

光回線 下り(実測値) 上り(実測値) Ping値
NURO光 504Mbps 446Mbps 13.9ms
ドコモ光 262Mbps 205Mbps 20.7ms
ソフトバンク光 310Mbps 210Mbps 17.1ms
auひかり 406Mbps 351Mbps 16.6ms
楽天ひかり 201Mbps 174Mbps 28.1ms
ぷらら光 260Mbps 186Mbps 21.0ms
eo光 447Mbps 313Mbps 18.9ms

参考:みんなのネット回線速度

用途に応じた必要通信速度
用途 下り通信速度
メールやSNSの受信 100Kbps~1Mbps
インターネットサイトの閲覧 1Mbps~10Mbps
動画視聴(YouTubeなど) 5Mbps~30Mbps
オンラインゲーム 30Mbps~100Mbps

まとめ

光回線をお得に使うには、実質料金に着目しなければなりません。
実質料金を調べるには、光回線にどのような費用があり、幾ら掛かるのか相場の理解が必要不可です。

また、お得なキャンペーンの受付窓口や、使用中のスマホに対応した光回線を選ぶことも重要になります。
そして最終的に「総額」が安くなる光回線を選ぶには、長期で利用した各費用をシミュレーションしてみてください。
細かな費用の確認が、あなたの光回線料金の節約につながることでしょう。

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