NTTが提供するADSLは2023年1月に全面廃止予定で、サービス停止が迫ってきています。
もし、ADSLを終了予定日ギリギリまで利用しようとしている方は考え直すことをおすすめします。
なぜなら、乗り換えはできるだけ早く行わないと様々な不具合が起こる可能性があるからです。
本記事ではADSL終了を控えたADSLユーザーに向けて、早い時期での乗り換えについて詳しく解説します。
【2022年9月最新】おすすめ光回線一覧
光回線 | ![]() |
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月額料金 | 戸建て:5,200円〜 マンション:2,090円〜 |
戸建て:5,270円 マンション:4,400円 |
戸建て:5,610円〜 マンション:4,180円〜 |
戸建て:5,720円 マンション:4,180円 |
戸建て:5,610円 マンション:4,180円 |
スマホ セット割引 |
ソフトバンク nuroモバイル |
ドコモ | au UQモバイル |
ソフトバンク | BIGLOBEモバイル au |
通信速度 | |||||
キャンペーン | ・回線工事費実質無料 ・キャッシュバック最大4.5万円 |
・回線工事費実質無料 ・キャッシュバック最大2万円 |
・回線工事費実質無料 ・キャッシュバック最大6万円 |
・回線工事費実質無料 ・キャッシュバック最大3.8万円 |
・回線工事費実質無料 ・キャッシュバック最大2.2万円 |
提供エリア | 21都道府県 | 全国 | 37都道県 | 全国 | 全国 |
公式サイト |
ADSL提供終了後の何もしないとどうなる?
ADSLの提供終了時期を知り、他のネット回線に乗り換える準備を始めている人も多いことでしょう。
乗り換えはADSLが終了するより前、できるだけ早くに始めることをおすすめします。
なぜなら、ADSL終了後は以下のような事態になってしまうからです。
- ネットが使えなくなる
- プロバイダ利用料などがそのまま継続される
なぜこのようなことになるのか、以下で詳しく解説します。
(1)ネットが突然使えなくなる
サービスが終了するということは、使えなくなるということです。
つまりADSLが使えない=ネットに接続できなくなるということなので、ネットサーフィンやメールなど日常生活に大きな影響が出ます。
あわてて次のネットを申し込もうとしてもネットが使えないので、手続きなどで不便になることが予想されます。
ネットが使えなくなると普段活用していたサービスを利用できなくなるので、確実に乗り換えは早いほうが良いのです。
(2)プロバイダ利用料などはそのまま請求されることになる
ADSLが終了しても、一部のサービスはそのまま継続することが可能です。
プロバイダ契約もそのひとつで、ネットを利用できないのにプロバイダ利用料だけが請求されるという状況が起こります。
光コラボのように回線とプロバイダ一括型ではないADSLは、プロバイダの解約は別途で手続きをする必要があります。
また、一部のプロバイダで提供されているメールサービスは、ADSL終了で廃止されることはありません。
ADSL終了後もメールアドレスを維持したい場合は、解約せずにそのまま契約しておくのも良いでしょう。
ただし、プロバイダで設定されている月額料金は請求されます。
ADSL廃止前にやるべきこと
ADSL廃止でネットに接続できなくなります。
今後もネットを利用するなら、当然次の乗り換え先を探すべきでしょう。
そして現在の契約状況の見直しです。
まずは、乗り換え先として現時点での候補は以下の回線が考えられます。
- 光回線
- モバイル回線・ホームルーター
- CATV
現在の主流というべき光回線はもちろん、安価で外出先でも使えるポケット型WiFiなどのモバイル回線も人気の高いネットです。
CATVは契約できる局が地域によって異なり、費用が高く専門チャンネルなどを見る場合以外にはおすすめできません。
候補として絞られるのは、光回線かモバイル回線・ホームルーターとなるでしょう。
乗り換え前には、現在契約しているADSLの契約状況を見直すことをおすすめします。
ADSLは安価というイメージを持っている人が多いと思われますが、通信速度やスマホとのセット割などのメリットを考えると費用対効果は光回線が圧倒的に高いです。
今後のネットの使い方や毎月の利用料を考えて、次の乗り換え先を選びましょう。
ADSLからの乗り換え先におすすめのインターネット回線
ADSLから乗り換えを検討されている人のために、乗り換え先におすすめのインターネットを紹介します。
通信速度や安定性では光回線一択ですが、一人暮らしや引越しが多い人にはコスパの良いモバイル回線とホームルーターがおすすめです。
乗り換え先の候補を絞り、おすすめしたいのが次のネット回線です。
- NURO光
- ドコモ光
- ソフトバンク光
- ビッグローブ光
- auひかり
- Softbank Air
- GMOとくとくBB WiMAX
次からは各回線の特徴やおすすめポイントについて紹介していきます。
(1)光回線
NURO光
世界最速インターネットでおなじみの光回線です。どのエリアでも通信速度は2ギガから使えて、工事費実質無料と高額キャッシュバックの豪華な特典が用意されています。
- 工事費実質無料
- 最大45,000円のキャッシュバック
- 無線LANルーター無料レンタル
- 月額500円~使える初回割引制度
- 他社からの乗り換えで最大60,000円違約金補償
- 最大通信速度10ギガ(使用エリアに制限あり)
- セット割(ソフトバンク)
ADSLから乗り換えた際に違約金が発生したら、最大で60,000円まで補償してくれます。
10ギガ以上使える高速インターネットのなかでも特典が豊富で、キャッシュバックも高額と優先順位の高い乗り換え先です。
違約金が発生しない場合は、45,000円のキャッシュバックがおすすめです。
②ドコモ光

新規で申し込めば、工事費無料とdポイントが最大10,000ポイントのプレゼントキャンペーンを行っています。
ドコモ光は光回線で唯一ドコモ携帯のセット割があり、スマホ代が月額最大1,100円割引と適用対象が最大20回線と法人携帯並のドコモ光セット割が使えます。
GMOからの申込みで
最大20,000円キャッシュバック実施中
- 新規工事費無料
- 50以上からプロバイダを選べる
- 最大通信速度10ギガ(使用エリアに制限あり)
- dポイント最大10,000ポイントプレゼント
- ドコモ光セット割
- キャッシュバックと無線LANルーター無料レンタル(一部プロバイダ限定)
キャッシュバックに相当する高額dポイントは町のコンビニや施設でも使えるので、普段から買い物でポイントを活用している人におすすめです。
ドコモ光のプロバイダのなかにはキャッシュバックと無線LANルーターの無料レンタルを行っている会社があり、GMOとくとくBBはその両方を実施しています。
③ソフトバンク光

ソフトバンク光はソフトバンクが運営する光コラボ回線です。
ソフトバンク光に乗り換えた場合、キャッシュバックがもらえます。
Yahoo!BB ADSLを利用中の場合は工事費無料のみですが、他社から乗り換えの場合は工事費相当分のキャッシュバックか月額割引のどちらかを選べます。
ADSLからの乗り換えで契約解除料などの違約金が発生した場合、最大10万円までを普通為替で補償してくれるなど乗り換えに強いプロバイダです。
違約金満額負担・キャッシュバック実施中
- Yahoo!BB ADSLからの乗り換えで工事費無料
- 他社からの乗り換えで最大24,000円キャッシュバック
- 他社からの乗り換えで最大10万円違約金補償
- 最大通信速度10ギガ(使用エリアに制限あり)
- 開通前WiFiルーター無料レンタル
- おうち割(ソフトバンク、ワイモバイル)
ソフトバンクかワイモバイルのスマホを使用している人は、スマホ代が月額最大1,100円割引となるおうち割も使えます。
Yahoo!BB ADSLだと工事費無料のみで魅力が半減されますが、他社から乗り換えた場合はキャッシュバックもついてくるのでおすすめです。
注意点として、おうち割を使わないと有料オプションで月額料金が高くなってしまいます。
スマホの乗り換えキャンペーンも行っているので、キャリアを変えても問題なければ十分検討できるプロバイダです。
④ビッグローブ光

ビッグローブ光はセット割対象のスマホが3種類あり、auスマホならネット代を最大1,200円割引できるauセット割が使える数少ないプロバイダです。
最短2ヶ月後にキャッシュバック!
- 新規工事費実質無料
- 最大40,000円のキャッシュバックか月額割引
- 無線LANルーター1年間無料レンタル
- セット割(au、UQ、BIGLOBEモバイル)
auセット割はauスマートバリューとの併用ができないので、ネットとスマホのどちらを安くしたいかよく考えて選びましょう。
特典が豪華である反面、適用条件が契約期間が3年を条件としているので長期利用を考えている人におすすめです。
また、2年契約の場合は月額料金が高くなり、キャンペーンを使えなくなります。
3年時の契約解除料は2万円と高額なため、契約中の解約は要注意です。
最短2ヶ月後にキャッシュバック!
⑤auひかり

auが運営する独自回線で、光コラボの次に利用エリアが広い光回線です。
新規申し込みで工事費用が実質無料になり、キャッシュバックや違約金補償など豪華な乗り換え特典もついてきます。
\独自回線だから夜でも遅くならない・快適/
最短で開通翌月に現金振込!
- 新規工事費実質無料
- 他社からの乗り換えで最大3万円違約金補償
- 10,000円か10,000ポンタポイント還元
- 7社からプロバイダを選べる
- 最大通信速度10ギガ(使用エリアに制限あり)
- セット割(au、UQ)
auひかりでは提携しているプロバイダを選ぶことができ、プロバイダごとに用意されている特典が異なります。
セット割もauとUQのKDDIグループで用意されているものが使えるので、auユーザーには使いやすい光回線です。
ホームタイプで契約する場合の工事費実質無料は60か月の長期契約となり、解約時には撤去工事費31,680円を必ず請求されます。
解約時は高額請求になりやすい恐れがあるので、auひかりを使う場合はマンションタイプか、そうでなければずっと使い続けるつもりでいるほうが良いでしょう。
\独自回線だから夜でも遅くならない・快適/
最短で開通翌月に現金振込!
(2)モバイル回線・ホームルーター
①Softbank Air(ソフトバンクエアー)

4G回線と同じ料金で5G回線にも対応し、国内では希少な月間データ通信量が無制限のホームルーターです。
初回は2年間月額割引が適用され、ルーター代は指定された期間使い続ければ無料になります。
- ルーター代実質無料
- 月間データ通信量上限なし
- 4G、5Gどちらも月額同じ
- 初回2年間月額1,188円割引
- おうち割(ソフトバンク、ワイモバイル)
- おうちのでんわとセットで電話代月額無料
Softbank Airでのおうち割には有料オプション不要でおうち割が使えて、割引額と対象回線数に変更もなく従来通りに利用可能です。
さらにWiFi電話のおうちのでんわとセットなら、固定電話の月額料金分550円が無料となります。
25歳以下や60歳以上の人は契約事務手数料なし、月額割引が使えるなど新規特典が多いのも特徴です。
ただしSoftbank Airには使用上の注意点がいくつかあり、違反すると高額な手数料を請求される恐れがあります。
- 契約した住所内でしか使えないので、外部に持ち出すには手続きが必要
- ルーター代が59,400円と高額なので残債がある期間内での解約には注意
- 月間のデータ通信量が極端に多い場合は速度制限が掛かる可能性がある
ルーター代が完済するまで使い続け、大きすぎるデータファイルのやりとりを連続しないなど使い方には十分気をつけましょう。
②GMOとくとくBB WiMAX

GMOとくとくBBが提供しているポケット型WiFiのWiMAXサービスです。
回線自体はUQと同じものを使用していますが、特典はGMOとくとくBBで用意されています。
GMOとくとくBB WiMAX +5Gは業界最安クラスの月額料金に加え、キャッシュバックが用意されているのが魅力です。
さらに月額料金割引とプラスエリアモード無料は新規全員に適用され、解約するまでずっと使うことができます。
- ルーター代は最新機種も無料
- 最大20,000円キャッシュバック
- 月額料金永年割引
- プラスエリアモード36か月間無料
- 最短即日発送
- セット割(au、UQ)
ポケット型WiFiは外にも持ち出せるので、仕事や旅行先など場所を選ばないメリットがあります。
一人暮らしや引越しが多い人、自宅でインターネットを使う時間が短い人は初期費用が掛からず月額料金の安いこちらがおすすめです。
WiFiであるために場所や地域によっては電波が繋がりにくく、通信速度が安定しない場合があります。常に安定した回線を利用したい人は光回線をおすすめします。
ADSL終了に関するよくある質問
(1)Yahoo!BB ADSLは2024年3月末に終了予定だけどギリギリまで切り替えなくても大丈夫?
NTT東西のADSLは2023年1月に廃止予定ですが、Yahoo!BB ADSLの終了予定は2024年3月末までと1年以上猶予があります。
終了までに余裕があるように見えますが、以下の公式の発表にあるように決して油断はできないのです。
なお、ADSLサービスの提供終了に当たっては、設備の状況を考慮し、2020年3月以降に一部の地域から順次終了します。
現在は既にYahoo!BB ADSLが使えなくなった地域もあり、廃止予定日はあくまですべてのADSLが終わる予定日という指標になります。
まだ終了予定日には余裕があると思っていたら、ある日突然使えなくなるという可能性がないとは言い切れません。
Yahoo!BB ADSLを利用中の人も、乗り換えを始めておくべきでしょう。
(2)フレッツ光未提供エリアでもADSLは使えなくなるの?
乗り換えを検討している人のなかには、次の乗り換え先に光コラボを考えている人もいることでしょう。
全国的に使えるフレッツ光の回線網ですが、極一部の地域では使えない場所があります。
そういった場合でも、フレッツ光未提供エリアは特例としてADSLを継続して利用できる措置が行われます。
「フレッツ光」未提供エリアのお客さまは、2023年2月1日以降も「フレッツ・ADSL」回線でのインターネット接続がご利用いただけますので、NTT東日本・NTT西日本および弊社へのお手続きは不要です。
ADSLに愛着がある人にとって、別のネットに移行するのには抵抗を感じる人が多いでしょう。
しかし、ADSLは下り最大50Mbps/上り最大5Mbpsの通信速度や、基地局からの距離や着信による速度低下といった回線の安定性に不安を抱えています。
インターネットの高速化によってコンテンツの大容量化も進み、現在ではADSLを使い続けるのは困難になっていくでしょう。
そういった事情を考えると、ADSLをこのまま使い続けるのはおすすめできません。
光回線の対応エリアになるのが当分先の場合には、上記で紹介したSoftbank AirやWiMAXといった回線工事が不要な回線を検討してみてもいいでしょう。
(3)NTTのアナログ電話も廃止される?
NTTで提供されているアナログ電話回線は、2024年1月にIP電話への切り替えを予定しています。
以降はすべてのアナログ・ISDN回線は廃止され、今後の固定電話は光電話が主流となります。
固定電話を光電話に乗り換えなくても契約中のアナログ電話は継続して使えますが、既存の割引サービスなどは廃止されます。
光電話に変更することで、全国の電話料金が一律統一になるというメリットがあるので、これはむしろ良い方針と言えるでしょう。
まとめ
ADSLは2023年1月31日までと、終了時期が迫ってきています。
このままADSLの終了時期まで使い続けたら、ある日突然ネットに繋がらなくなって不便を強いられる可能性が高いです。
ADSLが使える今のうちに次のネット回線を探し、今まで以上に快適な高速通信を楽しみましょう。