ドコモ光を利用している方の中には、引越し先でもドコモ光を利用したいと考えている方も多いはずです。
しかし、ドコモ光の引越しにかかる手間やコストがどのくらい大きな負担なのかわからず、引越し先でもドコモ光を利用するか決めかねている方も少なくないでしょう。
そこで今回は、引越し先でドコモ光を利用する際の費用や必要な手続きが知りたい方に向けて、以下の3点を中心に解説していきます。
- ドコモ光の引越しにかかる費用
- ドコモ光の引越しの手順
- ドコモ光の引越しについての注意点
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ドコモ光の引越しにかかる費用
ドコモ光の引越しにかかる費用は、引越し先が戸建てかマンションかによって変わってきます。
タイプ別の料金表を以下の表にまとめました。
引越し先 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
エリア内引越し | 9,900円 | 8,250円 |
エリア外引越し | 19,800円 | 16,500円 |
全体的に見て、マンションよりも戸建てに引越しする場合のほうが費用が高いです。
また、同じエリア内に引越しするか、エリア外に引越しするかによっても料金が大きく変わってきます。
たとえば、東京から千葉に引越しする場合は、同じNTT東日本の管轄になるため、エリア内引越しになります。
一方で、東京から大阪に引越しする場合は、NTT西日本の管轄に変わるため、エリア外引越しになります。
同じエリア内の引越しなら1万円以内で抑えられますが、エリア外引越しとなると、倍くらいのコストがかかって負担がかなり大きいです。
他にも、建物内に光コンセントが設置済の場合は無派遣工事の扱いとなり、戸建て、マンションともに2,200円とかなり費用が安くなります。
マンションだと過去の居住者が放置していることが多く、無派遣工事になりやすいです。
ドコモ光の引越しの手順
ドコモ光の引越しの手続きは、以下の手順で進めていきます。
- ドコモ光移転の申し込み
- 旧ドコモ光回線の撤去工事
- 新ドコモ光回線の開通工事
- インターネット接続設定
1つずつみていきます。
(1)ドコモ光移転の申し込み
まずはドコモ光の移転の申し込みを進めていきます。
申し込みは以下のいずれかの窓口から進められます。
Web | ドコモ光公式のお引越しフォームから申し込み |
---|---|
電話 | 直接窓口に電話して申し込み 一般電話からの発信:0120-800-000 ドコモスマホからの発信:151 ※受付時間は9:00~20:00 |
ドコモショップ | 事前に来店予約をしてから移転の申し込み |
24時間いつでも申し込みができるため、Webからの申し込みがおすすめです。
(2)旧ドコモ光回線の撤去工事
引越し元の旧ドコモ光回線の撤去工事をしていきます。
撤去工事の場合でも工事の立ち会いが必要です。
もし工事の立ち会いがどうしてもできない事情がある場合は、ドコモ光に連絡して代理人に立ち会いを任せる旨を伝えてください。
引越し時期などの事情で物理的に立ち会いが難しいわけではないなら、きちんと工事の立ち会いのために予定を空けておきましょう。
(3)新ドコモ光回線の開通工事
引越し先でドコモ光を利用するために、開通工事を進めていきます。
マンションの方は、工事を進める前にすでに自分の部屋に回線が設置されているかどうか確認してください。
もしすでに回線が設置されているなら、無派遣工事という扱いになり、すぐにインターネットが利用できるようになります。
また、マンションの構造によっては戸建て扱いとなる場合もあります。
事前に引越し先の物件を扱う不動産あるいはドコモ光に連絡して確認しておきましょう。
(4)インターネット接続設定
ここまで済ませたら回線の準備は完了しているため、各デバイスで接続設定を行えばインターネットが利用できます。
一度インターネット接続設定をしているなら、接続設定の操作については問題ないでしょう。
インターネット接続設定をしてもインターネットにつながらない場合、ルーターの設定を忘れていたというケースが多いです。
ルーターの設定までできているか確認してみてください。
新規回線を契約する場合の手順
ドコモ光の引越し手続きをする以外にも、新しく別の光回線に契約するという方法もあります。
光回線の中で人気が高いNURO光を例に、新規回線の契約の手順を紹介していきます。
新規回線の契約の手順は以下の通りです。
- 公式サイトでの申し込み
- 宅内工事
- 屋外工事
- インターネット接続設定
1つずつみていきます。
(1)公式サイトでの申し込み
まずは公式サイトに進む前に、旧ドコモ光回線の撤去工事を済ませてください。
それからNURO光の公式サイトで、契約を進めていきます。
(2)宅内工事
申し込みが完了したら、日程調整をして宅内工事を進めていきます。
なお、NURO光の場合は、戸建てとマンションプランが別れており、マンションでの契約になると、共用部にも回線が引かれていなくて契約できない物件も少なくありません。
もし、NURO光をマンションで契約する場合には、マンションプランではなく、NURO光の通常プランを契約することになります。
これはNURO光だけでなく、他の光回線でも起こることですので、事前に契約可能な光回線をチェックしておきましょう。
戸建ての場合はその点は気にせず、自由に契約先を選べます。
(3)屋外工事
宅内工事が終わったら、次に屋外工事を進めていきます。
申し込み時にまとめて日程調整をするわけではなく、宅内工事が終わったら屋外工事の日程調整を行う流れになっています。
そのため、日程調整がしやすいです。
ただ、宅内工事の日程調整と屋外工事の日程調整が分けられるため、その分屋外工事の着手に時間がかかりやすいです。
日程調整と工事の流れは光回線ごとに異なるため、チェックしておいたほうがよいでしょう。
(4)インターネット接続設定
2回の工事が完了したら、ドコモ光同様にインターネットの接続設定をしていきます。
光回線の契約先が違っていても、Wi-Fiの接続設定やルーターの接続設定の方法が変わるわけではありません。
その点は安心してください。
ドコモ光の引越しと新規回線にかかる期間の違い
ドコモ光の引越しの手続きは2~3週間ほどかかります。
一方で、新規回線の契約だと、早くて1カ月、遅いと3、4カ月ほどかかってしまいます。
新規回線の契約のほうが時間がかかってしまう傾向にあります。
ただ、引越しの場合でも2~3週間かかることを考えると、なるべく早く手続きを進めておいたほうがよいでしょう。
なお、春や秋といった引越しシーズンには光回線の申し込みが混み合うため、さらに時間がかかりますので注意が必要です。
ドコモ光の引越し時の注意点
ドコモ光の引越し手続きを進める際には、以下の点に注意する必要があります。
- プロバイダが変更される可能性がある
- 引越し先がフレッツ光のエリア内でないと継続利用できない
- 新規物件に引越しする場合には手続きに時間がかかる
1つずつみていきます。
(1)プロバイダが変更される可能性がある
ドコモ光の引越しをすると、プロバイダが変更される可能性があります。
光回線は回線の契約だけしたらインターネットが利用できるわけではありません。
プロバイダの契約をして初めてインターネットが利用できるようになります。
そのプロバイダの提供エリアは必ずしもドコモ光と同じエリアに対応しているとは限りません。
そのため、引越し先でこれまで使っていたプロバイダが使えない場合、別のプロバイダに変更する必要があります。
プロバイダを変更するとなると、これまで使っていたプロバイダを解約して、新しいプロバイダを契約する流れになります。
契約期間のあるプロバイダだったら違約金が発生してしまう点に注意してください。
(2)引越し先がフレッツ光のエリア内でないと継続利用できない
引越し先がフレッツ光のエリア外だった場合、継続してドコモ光の利用ができません。
フレッツ光は全国区に展開する光回線サービスですが、ほんの一部の限られたエリアは、フレッツ光のエリアに入っていない地域も存在します。
そこに引越しするとフレッツ光ではない別の光回線を用いたサービスを利用するしかないです。
また、サービスそのものは利用できても、NTTのエリアが変わることでオプションが引き継げなくなることもあります。
NTT東日本とNTT西日本がそれぞれ提供しているオプションがどれなのかも気にしておきましょう。
(3)新規物件に引越しする場合には手続きに時間がかかる
もし引越し先が新築の戸建てや新築のマンションなどの場合、引越し手続きに倍の時間がかかってしまいます。
なぜかというと、光回線の提供の際に、NTT側が住所と建物の登録照会を行うためです。
新規物件だとNTT側で新規登録が行われるため、余分に2~3週間ほど時間がかかってしまいます。
新規物件に引越しする場合は、ドコモ光の引越しのメリットが一部損なわれてしまうことを覚えておいてください。
まとめ
新規契約の場合だと工事費が無料になりやすいのに対して、引越し手続きには高いコストが発生しやすいです。
また、どちらの方法を選択しても旧光回線を撤去して、新光回線を開通させるのは変わりません。
そのため、どちらも開通までにかかる手間は同じくらいです。
ただし、引越し手続きは早期に対応してもらいやすいため、引越し準備で忙しくしている時期にはかなり便利です。
コスト面は気にしてしまうところですが、時間がない方には引越し手続きがおすすめできます。
新規契約と引越し手続きの特徴を理解した上で、自分にはどちらの方法が合っているのか選択して、早いうちに準備を進めておきましょう。
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