テレビCMや宣伝などでも見かける機会が多く、現在のマンションにNURO光の導入を考えている人も多いのではないでしょうか。
NURO光のマンションプランは2種類あり、それぞれ契約方法と受けられる特典が異なります。
選んだプランによっては申し込めないケースがあるので気をつけましょう。
本記事ではNURO光の2種類のマンションプランについて、申し込み方法と注意点について解説します。
NURO光は、高速回線でゲームや仕事、動画閲覧とシーンを選ばず快適に利用できます。
NURO光のマンションプラン
NURO光の料金プランはマンションであっても、戸建と同じになります。
ですが、通常プランのほか、マンション限定プランのNURO光 for マンションの2種類が選べます。
NURO光の2種類あるマンションプランについて解説しましょう。
(1)NURO光の通常プラン
NURO光の一般的な通常プランを紹介します。
事務手数料 | 3,300円 |
---|---|
基本工事費 | G2:44,000円G10:66,000円 |
月額料金 | G2T:5,200円G2D:5,700円 G2N:6,100円 G10T:5,700円 G10:8,300円 |
※料金は税込
こちらの通常プランは戸建とマンション共通の料金プランで、受けられるサービスや特典は通常通りです。
(2)NURO光 for マンション
NURO光 for マンションの料金プランを紹介します。
こちらの料金プランは特殊なもので、詳細は後述で料金表から解説しましょう。
事務手数料 | 3,300円 |
---|---|
基本工事費 | 44,000円 |
月額料金 | M2T:2,090~2,750円 M2D:2,530~3,190円 |
※料金は税込
初期費用の事務手数料と基本工事費は通常プランと変わらず、プラン名と月額料金が違うことがわかります。
NURO光 for マンションは建物内の利用者数で月額料金が決まり、利用者数が多ければ多いほど金額が安くなる特徴があります。
また、10GプランはNURO光 for マンションでは使えません。
そのほか通常プランと異なる注意点がいくつかあるので、詳しく知りたい方は後述するNURO光 for マンションの仕組みと注意点をご参照ください。
NURO光のマンションプランの導入方法
NURO光をマンションで使うための導入方法について解説します。
導入するには申し込み時に、通常プランかNURO光 for マンションかを選択します。
選択したプランによって手続きが変わってくるので、それぞれの導入方法を順に解説しましょう。
(1)通常プランの導入方法
通常プランの導入方法について順序だてて解説します。
- 提供エリアの確認
- 申し込み窓口から契約
- 工事日程調整~開通工事
NURO光の提供エリアは限られているので、先に自分が住んでいるマンションで使えるかどうか確認しておきましょう。申し込み時にも再確認されますが、先に調べておいたほうが使えない地域だった場合の対応もスムーズになります。
NURO光の開通工事は、屋内と屋外の2回行われます。工事期間は約1か月~最大で半年かかる場合もあるため、その間はネットを使えないことを前提で動きましょう。
NURO光の2度の工事を1日で終わらせる当日工事という方法がありますが、残念ながらマンションでは対応できません。
その代わり、工事期間中は3か月間無料のWi-Fiレンタルサービスがあるので、開通工事が終わるまで気長に待ちましょう。
(2)NURO光 for マンションの導入方法
NURO光 for マンションの導入方法は通常プランと異なります。
住んでいるマンションにNURO光がすでに導入されていることが前提になるので、まず最初に導入済みマンションかどうかの確認が必要です。
NURO光 for マンション導入までの流れは、導入済みと未導入の2パターンで以下になります。
NURO光導入済み | NURO光未導入 |
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導入済みのマンションの場合、部屋までの開通工事で済むので工事期間も通常よりはるかに短いです。
未導入の建物の場合、NURO光の専用ページからエントリーをします。エントリー後は建物の管理会社にNURO光 for マンション利用希望の要望書を提出します。
エントリーをしても、管理会社からの許可が下りなければNURO光 for マンションを導入することができません。その場合は通常プランの導入を検討しましょう。
エントリー後に管理会社の許可を得られれば、次は同建物内にNURO光 for マンションの利用希望者が4人以上集まるまで待ちます。
4人以上集まったら連絡が来るので、改めてNURO光の申し込み窓口から契約申請を行います。
通常プランとNURO光 for マンションの特典の違い
通常プランとNURO光 for マンションは同じNURO光ですが、受けられる特典に違いがあります。
2つのプランの特典を比較してみましょう。
通常プラン | NURO光 for マンション |
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※料金は税込
工事費実質無料とおうち割などのセット割は、どちらのプランでも共通して受けることが可能です。
最大の違いは、キャッシュバック額と月額料金の割引の有無になります。
NURO光 for マンションは元々の月額料金が安いため、高額キャッシュバックや大きな割引は受けられません。
長く使う分には、実質月額料金の総額でNURO光 for マンションが将来的にお得になります。
NURO光 for マンションの仕組みと注意点
導入方法以外にも、NURO光 for マンションには通常プランよりも特殊な注意点がいくつもあります。
主な注意点を以下で確認しましょう。
- 建物内の利用希望者が4人集まるまでは申し込めない
- 支払いはクレジットカードのみ
- 建物内の利用世帯数で月額料金が変わる
- 10Gプランは選べないし実際の速度は落ちる
- 建物内の利用世帯が3世帯以下になれば強制退会
これらはNURO光 for マンションを導入するまでに、絶対に覚えておきたい注意点です。
ここからは順を追って各注意点について解説します。
(1)建物内の利用希望者が4人集まるまでは申し込めない
NURO光 for マンションを使うには、建物内に利用者が4人いることが絶対条件です。
既に導入済みのマンションではなく、未導入の建物の場合は以下の5ステップを踏む必要があります。
- NURO光 for マンションにエントリー
- 管理会社に要望書を提出する
- 管理会社から承諾をもらう
- 設備導入工事開始
- 導入工事完了後に改めてNURO光 for マンションの契約手続き
NURO光 for マンションを未導入の建物では、建物を管理する管理会社の許可が必要です。
導入に必要なエントリー数を満たしても、許可をもらえなければNURO光 for マンションを使うことができません。
また、エントリー数が4人に至るまで待たされるので、通常プラン(G2T、G2D)を申し込んだほうが早いケースがあります。
(2)支払いはクレジットカードのみ
NURO光 for マンションの支払いはクレジットカードのみです。
通常プランはクレジットカードと口座振替が選べますが、NURO光 for マンションではクレジット決済しか選べないので注意しましょう。
NURO光 for マンションを申し込まず、通常プランを選んだ場合にも注意点があります。
通常プランをWEBで申し込んだ場合、支払い方法がクレジットカードのみとなるので覚えておきましょう。
(3)建物内の利用世帯数で月額料金が変わる
NURO光 for マンションは、建物内の利用世帯数で月額料金が変わります。
利用者数と月額料金の内訳を以下に紹介します。
プラン | 6世帯以下 | 7世帯 | 8世帯 | 9世帯 | 10世帯以上 |
---|---|---|---|---|---|
M2T | 2,750円 | 2,640円 | 2,530円 | 2,420円 | 2,090円 |
M2D | 3,190円 | 3,080円 | 2,970円 | 2,860円 | 2,530円 |
※料金は税込
利用世帯が4〜6世帯の場合は基本料金になり、以降は10世帯以上まで1世帯増えるごとに割引されていきます。
普通の物件では利用者数を確認するのは困難ですが、NURO光 for マンションは月額料金で利用世帯数がある程度把握できるのも特徴です。
建物内の利用者が多いと、時間帯による速度低下がマンションでは起こりやすくなります。
ネットワークが混雑する時間帯の予測が掴みやすいとも言えるでしょう。
(4)10Gプランは選べない・実際の速度は落ちる
NURO光 for マンションの通信速度は2ギガまでです。
そしてもうひとつ注意点として、マンションでNURO光を使う場合の通信速度は落ちやすくなります。
光回線全般に言えることですが、建物まで伸ばした光ファイバーは共用部分を通して各世帯に振り分けられます。そのため、共用部までの通信速度が2ギガであり、共用部を通って各世帯のONUまでの通信速度は1ギガまで抑えられます。
ネットワークの混雑などにより、回線に負荷が掛かった場合はさらに速度低下が起こる可能性があります。
NURO光に限らず、マンションでインターネットを使用する場合は通信速度が低下する可能性が高いのです。
(5)建物内の利用世帯が3世帯以下になれば強制退会
NURO光 for マンションで最も注意したいのが、建物内の契約世帯数が3世帯以下になったら強制退会となることです。
契約当初は4世帯以上で利用できたとしても、3世帯以下になれば契約期間中でも強制退会となってしまいます。
もしも強制退会となってしまった場合、工事費残債と契約解除料が一括請求されるので要注意です。
工事費残債 | 44,000円の分割残債分を請求 |
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契約解除料 | 10,450円 |
※料金は税込
仮に工事費が完済している場合は請求されませんが、契約期間中の場合は契約解除料が発生します。
NURO光 for マンションの更新月は契約満了月とその翌月、翌々月の 3 か月間となり、この期間は無料で解約できる期間です。しかし、強制解約のときは更新月のタイミングを任意で合わせられないので、契約解除料を支払う可能性は高いと覚えておきましょう。
NURO光のマンションプランの違いを比較
NURO光のマンションプランについて、通常プランとNURO光 forマンションを比較しながら解説してきました。
最後に2つのプランの違いをまとめてみましょう。
- 月額料金はNURO光 for マンションが安い
- NURO光 for マンションは導入済みの建物じゃないと申し込めない
- NURO光 for マンション未導入の建物は導入から契約までに時間が掛かる
- G10プランは通常プランのみしか選べない
- 工事費実質無料とおうち割や光でんわなどのサービスは共通して使える
- 特典の数とキャッシュバック額は通常プランのほうが多い
- NURO光 for マンションの支払いはクレジットカードのみ
- NURO光 for マンションには強制解約のリスクがある
料金はNURO光 forマンションのほうが安いですが、利用するにはNURO光導入済みのマンションであることが絶対条件です。
未導入の建物でもエントリーして管理会社の許可をもらえば利用可能ですが、許可をもらえるとは限りません。また、利用条件である建物内の契約者を4世帯以上集める必要があることも忘れてはいけません。
月額料金が安く、利用世帯数が多ければさらに割引されるNURO光 forマンションは魅力的ですが、契約世帯数が3世帯以下になると強制解約となってしまうリスクを含んでいます。
マンションで無難にNURO光を使うのであれば、特典が豪華で強制解約の心配がない通常プランがおすすめです。通常プランなら世界最速の10Gプランも使えます。
既に導入済みのマンションに住んでいて、利用世帯数が多く強制解約の心配がないのであれば、開通までの期間が短くて月額料金が安いNURO 光 for マンションを検討しましょう。
まとめ
NURO光のマンションプランには2種類あり、マンション限定のNURO光 forマンションは特殊な契約プランです。
通常プランとは異なり、NURO光 forマンションはいくつかの条件をクリアしないと使えません。
- NURO光が導入済みの建物であること
- 未導入の場合は建物の管理会社の許可がいること
- 許可が下りても利用するには建物内の契約世帯が4世帯以上必要なこと
- 建物内の契約世帯数が3世帯以下になると強制解約になること
NURO光 forマンションを使うのであれば、以上の4点を絶対に覚えておきましょう。
リスクを確実に回避するのであれば、通常プランで契約することをおすすめします。
通常プランは開通工事の期間が長いデメリットがありますが、10ギガの世界最高速プランが選べて、豪華な特典を受けられるというメリットがあります。
導入済みの建物であれば、開通までの期間の短さと月額料金が安いNURO光 forマンションは魅力的です。
通常プランとNURO光 forマンションにはそれぞれメリットとデメリットがあるので、どちらが自分が最も得をするかで選ぶのが良いでしょう。
NURO光 forマンションはメリットもデメリットも大きいので、契約をするならよく考えて申し込むことをご忠告します。
NURO光は、高速回線でゲームや仕事、動画閲覧とシーンを選ばず快適に利用できます。