【2023年版】ソフトバンクからauに乗り換える手順やメリット・デメリットを解説

スマホ代を節約するために、ソフトバンクからauへの乗り換えを検討している人はいませんか？

ソフトバンクからauに乗り換える際はau PAY残高の還元や端末代の割引といったキャンペーンを利用するとお得に乗り換えられます。

家族割引やauスマートバリューを利用できれば、毎月のスマホ代も節約可能です。

その一方で、auに乗り換えるとソフトバンク独自のサービスや割引が使えなくなるなど、注意点も少なからずあります。

本記事ではソフトバンクからauへ乗り換える手順やメリット・デメリットを解説します。ソフトバンクからauへの乗り換えを検討中の人は、ぜひ参考にしてください。

ソフトバンクからauに乗り換える手順

まずはソフトバンクからauに乗り換える手順を見ていきましょう。

手順1：必要なものを準備する

まずはauへ乗り換えるのに必要な物を準備してください。

auを申し込む際は本人確認書類が必要です。利用できる書類は本人確認の方法によって異なります。

上記のうち、いずれか1点を用意してください。auの支払い方法はクレジットカード払いまたは口座振替です。

クレジットカード払いを利用する場合はクレジットカード、口座振替を利用する場合は銀行口座を用意しておきましょう。

利用できるクレジットカードおよび金融機関は、ご利用可能なクレジットカードについてページもしくはご利用可能な金融機関についてページをチェックしてください。

手順2：ソフトバンクからMNP予約番号を取得する

続いて、ソフトバンクからMNP予約番号を取得します。MNPを利用すると、ソフトバンクの電話番号をauへ引き継ぐことが可能です。

電話番号を変えずにauへ乗り換えたい人は、ソフトバンクからMNP予約番号を取得し、MNPでauに乗り換えてください。ソフトバンクからMNP予約番号を取得する方法は以下の通りです。

MNP予約番号の有効期限は15日間ですが、auへ乗り換える場合は有効期限が10日以上残っている必要があります。

ソフトバンクからMNP予約番号を取得したら、速やかにauへ申し込みましょう。

手順3：端末を購入するかSIMのみ契約にするか決める

auを申し込む前に、端末を購入するかSIMのみ契約にするかを決めてください。次の条件を満たす端末は、auでもそのまま使えます。

ソフトバンクのSIMロックがかかったスマホはauで使えません。事前にMy SoftBankまたはソフトバンクショップからSIMロックを解除してください。

SIMロックがかかっていなくても、対応バンドが合わなくてauでは使えない可能性があります。

端末をそのまま使う場合は、au公式サイトの動作確認端末一覧ページから動作確認結果をチェックしたうえで申し込みましょう。

ソフトバンクのスマホをそのままauで使う場合は、SIMのみで申し込んでください。

SIMロックが解除できない、あるいはauで動作確認されていない端末を使っている場合は、auで新しい端末を購入しましょう。

手順4：auに申し込む

申し込みの準備が出来たら、auオンラインショップからauを申し込みましょう。

申し込み後にauで審査が実施されます。審査に通過し、端末またはSIMカードが発送されるのを待ちましょう。

手順5：開通手続きを行う

端末・SIMカードが届いたら、Webまたは電話で開通手続き(回線切り替え)を実施してください。

Webの場合はauオンラインショップのご注文履歴 ログイン画面から手続きできます。受付時間は9:00～21:15です。

「ご注文番号の入力へ進む」を押し、「ご注文番号」と申し込み時に設定する「パスワード」を入力してログインしてください。

ログイン後、「回線を切り替える」を押すと、回線切り替えが完了します。電話の場合は「0120-914-367(9:00～20:00)」に電話し、自動音声に従って手続きを進めてください。

手順6：初期設定を行う

最後に初期設定を実施します。SIMカードを台紙から外し、購入したスマホもしくは自分で用意したスマホへ挿してください。

auで購入したスマホまたはiPhoneの場合、これで設定完了です。自分で用意したAndroidスマホで使う場合はAPN設定をしてください。

APN情報の入力項目

APN設定が終われば、ソフトバンクからauへの乗り換えは完了です。

ソフトバンクからauに乗り換えるメリット

ソフトバンクからauに乗り換えると、次のようなメリットがあります。

キャンペーンでiPhoneなどの機種代が安くなる

ソフトバンクからauへ乗り換えると、iPhoneなどの機種代金が安くなります。auでは端末セット購入時にさまざまなキャンペーンが利用可能です。

なかでも、オンラインショップ限定で実施されている「au Online Shopお得割」を利用すれば、端末代が最大22,000円割引されます。

ソフトバンクでも機種変更向けのキャンペーンを実施していますが、乗り換え時ほどお得ではありません。

最新機種を安く購入したいなら、auへの乗り換えで端末セットを購入するのがおすすめです。

機種そのまま乗り換えでポイントを貰える

機種そのままでソフトバンクからauへ乗り換えると、10,000円相当のポイントをもらえます。

auオンラインショップでは「au Online Shop SIM乗りかえ特典」というキャンペーンが実施中です。SIMカード(eSIM含む)のみを契約すると、10,000円相当のau PAY残高が還元されます。

現在利用している機種に不満がないなら、SIMカードのみをソフトバンクからauへ乗り換えるのがおすすめです。

「au Online Shop SIM乗りかえ特典」の詳細については後ほど詳しく解説します。

ソフトバンクからauへの乗り換えで利用できるキャンペーン▼

4GB以下なら月額料金が下がる可能性がある

毎月のデータ通信量が3GB以上4GB未満の場合、ソフトバンクからauに乗り換えると月額料金が下がる可能性があります。

ソフトバンクのミニフィットプラン+は3GBまでしか利用できないため、3～4GBのデータ通信を使う場合も月額7,238円のメリハリ無制限を使わないといけません。

auの「スマホミニプラン」は4GBまでデータ通信を利用できるため、毎月のデータ通信量が3～4GBの人ならソフトバンクより少しだけ月額料金が安くなります。

毎月のデータ通信量が3～4GBで安定しているなら、auへ乗り換えるとお得です。

auスマートバリューを利用できる

auひかりやWiMAXなどを利用しているなら、auに乗り換えると「auスマートバリュー」を利用できます。

auスマートバリューはauと対象のネット回線をセットで利用すると適用されるセット割です。auのスマホ代が最大1,100円割引されます。

auひかりはもちろん、ケーブルテレビや光コラボ、WiMAXなど幅広いサービスが対象です。

インターネットサービス1回線につき、最大10回線のauスマホが割引の対象です。家族でauのスマホを使えば、家族全員がauスマートバリューの割引を受けられます。

auひかりやWiMAXを利用していない場合は、スマホをソフトバンクからauへ乗り換えるのを機にネット回線も変更するとお得です。

NetflixやTELASAのセットプランがある

auではNetflixやTELASAといった動画サービスがセットになったプランが用意されています。

ソフトバンクのメリハリ無制限はデータ通信を無制限に使えますが、動画サービスとのセットプランはありません。自分で個別にサービスを契約する必要があります。

一方、auではデータ通信が使い放題の「使い放題MAX 5G/4G」にさまざまなサービスが含まれているセットプランが利用可能です。

例えば無制限プランとDAZNを使う場合、メリハリ無制限+DAZNから「使い放題MAX 5G/4G DAZNパック」に乗り換えると、トータルの月額料金が1,000円ほど安くなります。

複数の動画サービスを利用している場合は、auのセットプランへの乗り換えがおすすめです。

auの家族割を利用できる

auを利用している家族がいる場合、ソフトバンクからauに乗り換えるとauの「家族割」と「家族割プラス」を利用できます。

家族割プラスは加入している家族の人数で割引額が異なります。

ネット回線とのセット割である「auスマートバリュー」とも併用可能です。家族3人以上かつauスマートバリューが適用されれば、一人あたり毎月最大2,200円の割引を受けられます。

4人家族で乗り換えれば、最大で毎月8,800円もお得です。

ソフトバンクの解約金なしで乗り換えられる

ソフトバンクからauへ乗り換える際は、解約金がかかりません。

2022年2月1日以降、ソフトバンクでは解約タイミングにかかわらず契約解除料がかからなくなりました。MNPで電話番号を引き継ぐ際のMNP転出手数料も無料です。

auへの乗り換えにともない、ソフトバンクを解約する場合も余計な手数料は一切かかりません。安心して乗り換えてください。

ソフトバンクからauに乗り換えるデメリット

ソフトバンクからauに乗り換えるデメリットは次の通りです。

ソフトバンク独自のサービスや割引がなくなる

ソフトバンクからauに乗り換えると、ソフトバンク独自のサービスや割引がなくなります。

上記のサービスはソフトバンク独自のものなので、auに乗り換えると使えなくなります。auへ乗り換える前に、これらのサービスが使えなくなっても問題ないかをしっかり吟味してください。

とくに注意が必要なのが「新みんな家族割」です。新みんな家族割では、ソフトバンクを利用しているユーザーの数に応じて割引額が変動します。

例えば家族3人でソフトバンクのメリハリ無制限を利用している場合、1人あたりの割引額は1210円です。しかし、そのうちの1人がauへ乗り換えると、割引額が660円へ減ってしまいます。

ソフトバンクの利用を続ける家族がいる場合は、家族全体のスマホ代をシミュレーションしたうえで、auへ乗り換えるか判断しましょう。

メールアドレスを引き継ぐ場合は有料となる

ソフトバンクのメールアドレスをauに引き継ぐ場合は有料です。ソフトバンクを解約すると、ソフトバンクのメールアドレス(ソフトバンクメール)は使えなくなります。

auでも継続して利用する場合は「メールアドレス持ち運び」サービスを契約してください。メールアドレス持ち運びサービスの利用料は月額330円または年額3,300円です。

auでも「@au.com」というメールアドレスをもらえます。アドレスが変わっても良い場合は、無理にメールアドレス持ち運びサービスを使う必要はありません。

Gmailなどのフリーメールへ移行するのもおすすめです。無料で利用できますし、キャリアを移動しても同じアドレスを維持できます。

ヤフープレミアム特典がなくなる

ソフトバンクからauに乗り換えると、ヤフープレミアム特典もなくなります。ヤフープレミアムはヤフーの有料会員サービスです。

通常、ヤフープレミアムを利用する場合は508円の月額料金がかかりますが、ソフトバンクユーザーはヤフープレミアム特典により無料になります。

このヤフープレミアム特典はソフトバンクユーザー限定なので、auに乗り換えると適用されません。

au乗り換え後もヤフープレミアムを利用する場合は、通常通り508円の月額料金がかかります。

ソフトバンクからauに乗り換えるおすすめタイミング

ソフトバンクからauに乗り換えるおすすめタイミングは「ソフトバンクの締め日の直前」です。

ソフトバンクを解約する際、解約月の月額料金は日割りされません。月途中に解約しても、1ヶ月分の月額料金が満額請求されます。

できる限り締め日の直前に乗り換えると、無駄がありません。ソフトバンクの締め日は10日/20日/末日の3種類あり、ユーザーごとに異なります。

auへ乗り換える前に、My SoftBankから締め日を確認しておきましょう。

なお、auの初月料金は日割りされます。ソフトバンクの締め日の直前に乗り換えればソフトバンクの月額料金が無駄になりませんし、auの初月料金も割安です。

ソフトバンクからauへの乗り換えで利用できるキャンペーン

ソフトバンクからauへ乗り換える際に利用できるキャンペーンは次の通りです。

au Online Shopお得割（端末セット契約向け）

auオンラインショップで対象のスマホを購入すると、機種代金が最大22,000円割引されるキャンペーンです。

新規契約またはMNPでauを契約するのが条件ですが、MNPで乗り換えると新規契約より割引額が大きくなります。

スマホミニプラン4G/5Gへ乗り換える場合は対象外です。使い放題MAXなど、その他のプランを契約してください。

主な対象機種は以下の通りです。

iPhoneシリーズはもちろん、Androidスマホもエントリークラスからハイエンドまで幅広い機種が対象になっています。

本キャンペーンはauオンラインショップ限定です。端末をお得に購入するためにも、auはオンラインショップから申し込みましょう。

auの機種変更で使えるキャンペーンは以下の記事もご参考に▼

2023年5月24日【2023年版】auの機種変更で使えるキャンペーンとクーポンまとめ【iPhoneは適用しないと損】

au Online Shop SIM乗りかえ特典（SIMのみ契約向け）

auオンラインショップで他社から乗り換えにてSIMのみ契約すると、10,000円相当のau PAY残高が還元されるキャンペーンです。SIMカードはもちろん、eSIMの申し込みでも適用されます。

特典はau PAY残高で還元されるため、au PAYアプリの利用が必要です。au PAYを利用していない場合はGoogle Play/App Storeからアプリをダウンロードし、設定を済ませておきましょう。

特典は回線切り替え完了の翌月下旬以降に付与されます。特典が付与されるまでにauを解約すると、au PAY残高をもらえません。

下取りプログラム

ソフトバンクからauへ乗り換える際に対象の機種を下取りに出すと、機種代金が割引されます。不要なスマホがある場合は、auへの乗り換えと同時に下取りプログラムを申し込むとお得です。

下取り価格は端末の種類や状態によって異なります。例えば、iPhone 13シリーズの下取り価格は以下の通りです。

下取り価格は下がるものの、破損品もちゃんと下取りしてくれますよ。ただし、電源が入らないものや充電できないもの、改造されたものなどは下取りしてくれません。

下取り対象機種や下取り価格については、下取りプログラム（乗りかえ）ページを参考にしてください。

ソフトバンクからauに乗り換える際のQ&A

最後に、ソフトバンクからauに乗り換える際のQ&Aをまとめました。

手持ちの機種そのままで乗り換えられる？

手持ちの機種にソフトバンクのSIMロックがかかっておらず、かつauで動作確認済みであればそのままで乗り換えられます。

2021年5月12日以降にソフトバンクで購入した製品は、最初からSIMロックが解除された状態です。ユーザー側でSIMロックを解除する必要はありません。

2021年5月11日以前に購入した場合はSIMロックがかかっている可能性があります。My SoftBankまたはソフトバンクショップから、SIMロック解除手続きを実施してください。

SIMロックがかかっていなくても、auの周波数帯(バンド)に対応していない機種ではauが使えません。

au公式サイトの動作確認端末一覧ページから、手持ちの端末がauで使えるかどうかチェックしてください。

乗り換え費用はいくらかかる？

ソフトバンクからauへ乗り換える際にかかる費用は以下の通りです。

ソフトバンクを解約する際の解約金やMNP転出手数料は0円です。余計な手数料は一切かかりません。

auを契約する際には、3,850円の初期費用がかかります。これはauショップでも、オンラインショップでも同じです。

また、端末を購入する場合は端末代もかかります。

データ移行は簡単にできる？

データ移行の手順は移行先と移行元のOSの組み合わせによって4パターンありますが、どのパターンも簡単に移行する方法があります。

• iPhoneからiPhone：クイックスタート
• iPhoneからAndroid：Googleドライブ、メーカー独自の移行ツール
• AndroidからiPhone：「iOSに移行」アプリ
• AndroidからAndroid：Googleドライブ、メーカー独自の移行ツール

iPhoneからiPhoneへ移行する場合は「クイックスタート」を利用すると、ほとんどのデータを一括で移行できます。

新しいiPhoneを起動し、画面の指示に従うだけなので、初心者でも迷わず移行可能です。

AndroidからiPhoneへ移行する場合も、Apple純正の「iOSに移行」アプリを使うと簡単にデータを移行できます。

Androidに移行する際はGoogleドライブ(Googleアカウント)によるバックアップが楽です。また、各メーカーが独自の移行ツールを用意しています。

Androidへの移行方法はたくさんありますが、Googleドライブと各メーカーの移行ツールの組み合わせがおすすめです。

まとめ

ソフトバンクからauへ乗り換える際はauオンラインショップの利用がおすすめです。24時間いつでも待ち時間なしで申し込めますし、頭金もかかりません。

さらに、auオンラインショップでは「au Online Shop お得割」をはじめとする割引サービスやキャンペーンを利用できます。

とくにスマホを新しく購入する際は、ソフトバンクで機種変更するよりauでセット購入する方がお得です。

ソフトバンクからauへ乗り換える場合、ソフトバンク独自のサービス・割引が使えなくなる、キャリアメールが有料といったデメリットもあります。

メリットだけでなくデメリットも踏まえたうえで、ソフトバンクからauへ移行するか判断してください。