出ましたっ！パワパフガールズＺ

幼稚園にモンスターが出現! 東京CITYの市長メイヤーから連絡を受けて、ユートニウム博士はパワパフZに出動指令を出しました。授業を抜け出して変身する3人。今日の相手は猿のモンスター、モジョ。園児たちを鳥かごにとじこめて、お菓子を取り上げてしまいます。

ブロッサムは、自分がなぜスーパーヒロインに変身できるようになったかを調べるために研究所へ行くというユートニウム博士たちの言葉を信じて、行動を共にすることにしました。その途中でピーチがケミカルZによって変身した青い服の女の子・豪徳寺みやことローリング・バブルスを発見します。

緑色の服の少女、松原かおることパワード・バターカップ。彼女は、ももこ、みやこと同じ中学に通っていました。メイヤー市長から東京CITYの平和を守ってほしいと頼まれた3人でしたが、バターカップだけは変身後のスカート姿が大嫌いな上に、みんなのノリについていけないので断ります。

昼休みにケンの部屋に入りこんで、TVを見たり、お菓子を食べたり、ファッションをチェックする3人。東京CITYを守る交換条件とはいえ、あまりに好き放題な彼女たちにケンは切れてしまいます。ユートニウム博士に抗議しようとしますが、3人は嘘泣きで逆にケンが悪いと訴えます。

モジョは黒い光を浴びて変身する前の記憶を思い出そうとして、頭にオレンジが浮かんだのでフルーツ店に向かいました。パワパフガールズZも出動します。オレンジを食べてモジョは自分が東京CITY動物園の猿山の猿だったことを思い出します。そこでイジワルをされて、人間を恨むようになってしまったのです。

山へ調査に出かけたみんなの前にファジー・ラムキンスと名乗るモンスターがあらわれました。縄張りに入らなければ襲ってこないと判断した博士は、ピクニックを楽しもうとしますが、ファジーは山も湖も自分の縄張りだと言い張ってみんなの邪魔をします。仕方なく街に戻ると…。

ヒーロー番組ミラクルファイティングAの主役ヒロに恋しているももこは、研究所でもビデオを見てばかり。つき合わされているみんなはうんざりしていました。そこに東京CITYの一日市長を務めるヒロの護衛の依頼が来て大喜びします。

和菓子の店、きんとき堂で働いている桜子も、ケミカルZの黒い光を浴びていました。桜子はお店の常連の壮一郎のことが好きなのですが、男はみんなミス・ベラムのようなセクシーで大人っぽい女性が好きなのだと思い込んで、地味な自分では駄目だと、告白できないでいるのでした。

モジョを追っていたパワパフZは、サッカーの練習をしていた少年、伸一に出会います。おじいさんの形見のシューズをはいて試合で活躍したいということでコーチを頼まれたバターカップは、自分の昔のことを思い出して、特訓を引き受けることにしました

自分のことを天才だとおもいこんでいる見習い美容師ミッシェルは、お客さんをとんでもなくセンスのわるいヘアスタイルにして、いつもおこられてばかりいます。ところがケミカルZの黒い光をあびてグレートミッシェルに変身。催眠術で超カリスマ美容師になってしまいます。

白金姫子は、誰よりいちばん目立ちたいと、いつも思っていました。授業中、おやじモンスターがあらわれたという連絡が入り、3人はいつものようにいろんな言いわけで授業をぬけだそうとします。姫子は、3人が自分より目立とうとしているのだと思いこんで、後を追いかけます。

みやこは学校でモテモテなのですが、だれともおつきあいをしようとしませんでした。そのわけは、小さいころにすきになった、初恋の人がいたからなのです。その人は、6才のころ、公園で遊んでいたみやこたちを、イジワルな男の子たちから助けてくれた、タカアキという少年でした。

アメーバボーイズがまた現れました。しかし、どんな悪いことをすればよいかがわからないので、パワパフZに相手にしてもらえません。そこにモジョがあらわれて、悪いことを教える先生になってあげると言います。じつはアメーバボーイズを利用して、パワパフZをやっつける作戦なのです。

パワパフZの3人は、ユートニウム博士、ケン、ピーチとレストランで食事を楽しんでいました。そこに、見るからにあやしい5人がやってきました。モンスターのギャングリーンギャングです。ギャングリーンギャングはわざとサラダに虫をいれて、ただで食事をしようとします。

みやことももこは、有名デザイナーのシリ乃ジャンコのファッションショーのモデルにスカウトされました。でも、かおるはいやがって引きうけません。すてきな服が着られることに喜ぶ、みやことももこでしたが、そのためには変身ベルトを外さなくてはいけません。

夜中にプリンセスがあらわれて、チアガールのような格好で騒ぎはじめたので、パワパフZが出動して、つかまえて研究所でもとの白金姫子の姿にもどします。次の日の夜も、プリンセスが現れて、木馬に乗って町を騒がせます。

新聞部のジェシー・木戸は、パワパフZの記事を書いた新聞を配っていますが、みんなに見てもらえません。パワパフZがモンスターと戦って、町を守っている写真がなく、どれも小さく映っているものばかりだからです。モジョは、その新聞の写真をみて、作戦を思いつきます。

ギャングリーンギャングのみんなは、屋台でパワパフZにやられたグチをこぼしていました。そこにモジョとファジーもやってきます。お互い、パワパフZに簡単に負けてしまったことをグチりあって、自分たちがすっかり負け犬になってしまったことに気が付き、7人で力を合わせようと決めます。

モジョはもっと教養をつけようと、ピアノ教室に押し入って、ピアノをひきはじめました。しかし、そのあまりの下手さに、ピアノが怒ってモンスターになってしまいます。ピアノモンスターは音符爆弾を発射して、町で暴れまわり、ピアノが上手い人をみつけると、体の中に飲み込んで、大きくなっていきます。

モジョはパワパフZに勝てるモンスターを造りだすために、研究所に忍びこんでケミカルZを盗みだしました。その時、ももこがジュースを飲むのにつかったストロー、みやこが耳そうじにつかった綿棒、かおるがはいていた靴下も、一緒に取っていきました。より強力なモンスターを造るためです。

ピーチは河原で、おもちゃのアヒルのモンスターにであいます。でも不思議なことに黒いオーラのにおいをかんじません。ピーチについて研究所まで来てしまったので、プヨと名前をつけて友達になり、一緒に遊んで楽しい日々をすごします。でもプヨは入浴剤を食べてどんどん大きくなっていき…。

ケミカルZのパワーで氷山を壊した時に出た黒い光によって、モンスターは生みだされました。その中でも、ひときわ大きな黒い光が、石棺に封じ込められていた最凶最悪のモンスターであるカレをめざめさせてしまったのです。カレは自分が封じ込められている石棺を開けるために、ミイラ男を造りだしました。

落語家がアイスクリーム屋の娘に恋をしたのですが、娘のお父さんにつきあうことをゆるしてもらえません。人に笑われる落語のような古典芸能はダメで、人を感動させる歌舞伎ならよいというのです。落語家は、カレがまきちらした黒いコナのパワーで、歌舞伎モンスターになってしまいます。

ももこたちは多すぎる宿題で苦しんでいました。ケンは大学院を卒業して博士号まで持っているので、学校に行く必要はありません。そのかわり友達はいませんでした。学校とは勉強するだけのところではないという3人の話をきいたケンは、友達をつくるために小学校へ入り直すことにします。

カレがはなった黒いコナのせいで、みやこの使っていたペンと消しゴムがモンスターになってしまいました。ペンのモンスターのペンナはイタズラ好きで、消しゴムのモンスターのゴンマをつれて東京CITY中をラクガキしてまわります。それを追いかけるみやこでしたが…。

東京CITYはクリスマスでにぎわっています。たのしそうな家族連れを見て、買出し中のケンはさみしそう。研究所ではユートニウム博士と、ももこたちがクリスマスパーティの飾りつけをしていますが、ケンはサンタなんていないから手伝わないといいます。実は、ケンは3年前からプレゼントをもらっていなかったのです。

回転寿司屋に寿司モンスターがあらわれ、どのネタが一番なのかをめぐって争いをはじめました。食べてもらおうとして人々にせまり、東京CITYはパニックになってしまいます。パワパフZは寿司モンスターたちを倒そうとしますが、数が多くてきりがありません。ケンがあることに気づき…。

東京CITYでは黄金のパワパフZ像が寄付されるという話で盛り上がっているのを面白く思わない白金姫子は、きんとき堂に特製イチゴ大福姫子スペシャルを注文してうさを晴らすことにしました。一方、アメーバボーイズがあらわれたとの知らせに出動したパワパフZは、レディをふっ飛ばしてしまいます。

赤堤ももこは甘いものが大好きです。街中のお菓子をとりよせて、食べまくっていたら、虫歯になってしまいました。歯医者へいくと、同じようにお菓子を食べすぎて虫歯になってしまったモジョが、変装してきていました。同じ理由で歯医者にきたということで、意気投合した2人は…。

石棺から久しぶりにめざめたカレは、東京CITYを見て、自分が知っているものとすっかり変わってしまっていることに驚きます。白い光の気配を感じたので、以前まきちらした黒いコナを集めて聞き出すことにしました。そのころユートニウム博士は、黒いコナを調べていました。

フンコロガシのフン太は黒い光をあびてから、フンをころがすことをやめ、旅にでます。冬、食べものがなくなってさまよっていたフン太は、国際科学研究所にまよいこみ、つかまって東京CITY昆虫園に入れられることになりました。そこでメスのフンコロガシのコロ子に出会います。

恋多き乙女・赤堤ももこは、今日も先輩や生徒会長、バスケ部のキャプテンのイケメンにときめいていましたが、おなじクラスにはいい男がいないことをなげいていました。特に坂本は、クラスの女の子みんなにイタズラをしかけては、そのお馬鹿笑いで気持ち悪がられており、白金姫子までが被害にあっています。

喫茶店のスパゲッティナポリタンに、カレの黒いコナがとりつき、モンスターナポレターノになってしまいました。ナポレターノは自分がイタリア料理でなかったことに悩み、他のイタリア料理にやつあたりします。そしてリーダーであることを誰も認めてくれないことに怒って家出したももこに出会います。

赤堤ももこと松原かおるは、豪徳寺みやこの家にお呼ばれされます。みやこの家は和風の大きなお屋敷。みやこは、ももことかおるに大掃除のお手伝いをたのみます。みやこのおばあちゃんに、家にも感情があるので、やさしくていねいにと教えられたももことかおるですが…。

公園で撮影しているモデルたちに、雑草とバカにされてモンスター化した雑草モンスターは、自分たちにも名前があるので、ちゃんと呼んでほしいとうったえます。雑草モンスターの気持ちがわかったパワパフZは、モデルたちにちゃんと名前を呼んであげてほしいと頼みますが…

南の島でバカンスを楽しんでいたカレは、大江戸チャキチャキ娘にやられた時のことを思いだして不愉快になります。そこに東京CITYにのこしてきた黒いコナから、パワパフZの正体についての情報がもたらされます。3人の様子をみたカレは、豪徳寺みやこの大事にしているぬいぐるみに黒いコナをのり移らせます。

少女漫画家を目指す手津数ムサオは、アシスタント先や原稿を持ち込んだ出版社でバカにされ、くやしい思いをスケッチブックにラクガキすることで晴らします。そこにカレの黒いコナがあらわれ、スケッチブックに描いたものを現実化させる力を与えます。

白金姫子の取り巻き、中目黒華代と碑文谷文佳は、今日も姫子のとんでもないファッションをほめちぎっています。屋上での優雅で豪勢なセレブランチを楽しむ姫子。華代と文佳も一緒に食べさせてもらっていましたが、パワパフZを見て、姫子を放ってはしゃいでしまいます。

ももこたちと遊園地へあそびにいったケンは、背が低かったのでジェットコースターに乗ることができませんでした。その晩、ママからおしえてもらったおまじないを思い出し、流れ星に「大きくなれますように」とお願いします。ところが、その流れ星は黒いコナだったのです!

メイヤー市長の依頼でテレビドラマに出演することになったパワパフZは、テレビ局へ向かいます。そこには、クイズ番組にでて自分の知識と教養をアピールしようとするモジョの姿が。しかし、モジョは1問目でミスして、失格してしまいます。罰ゲームでフラフラになったモジョは…。

白金姫子が目をさますと、屋敷中が大さわぎになっていました。イギリスに留学していた姉の神子が一時帰国するというのです。姫子にパワパフZの人気ぶりをきいた神子は、パワパフZをぎゃふんといわせる方法を考えました。モジョと手を組んで、パワパフZのデータを白金科学研究所で開発したスーツに組み込みます。

パワパフZは、東京CITYのマナー向上キャンペーンのキャンペーンガールとして、CMに出ていました。メイヤー市長と一緒にイベントに出ることになったのですが、服が汚れていたので、ユートニウム博士に服をあらってもらうことにしす。博士はパワパフZのパワーの秘密を研究するため、いろいろ調べます。

自称天才美容師ミッシェルのことを知ったカレは、自分の計画に利用しようと考えます。みやこたちは、研究室が荒らされて誰もいなくなっているのを発見。そこにカレから通信が入り、モニターにユートニウム博士とケンとピーチが映しだされます。カレは時間内に3つのものを用意しろと命令します。

松原かおるの父は覆面レスラーのマスク・ド・トキオで、いつもマスクを外しません。ですので、かおるは父親の素顔を忘れてしまっていました。かおるは登校中に出会った、筋肉のたくましい先輩・成島ナルオに一目ぼれ。ももことみやこは、かおるの恋をみのらせようと、いろいろ手伝います。

いきなり空からカエルのモンスターが降ってきて、女の人たちにキスをせがみまくります。パワパフZが出動して研究所に連れてきますが、ケミカル素粒子光線を浴びせても、もとにもどりません。カエルモンスターは、自分はカエル王子で、愛する人のキスによって元の姿に戻れるのだと歌いだします。

カレが東京CITYにもどってきました。パワパフZをやっつけるために、黒いコナに命じて変身前の3人をおそわせます。下校途中でイケメンをみつけたももこをねらったり、警察にしらせにいったかおるをねらったり、みやこをねらったりしますが、ことごとく失敗してしまいます。

モジョは毎回毎回パワパフZに倒されて、すっかりやる気をうしない、世界征服をあきらめてやけになってしまいます。心をいやすために旅に出ようと思い立ち、旅行会社のパンフレットを見ていたところ、地底人の上野君にふられて落ちこんでいるキーン先生と出会い、一緒に日光の温泉へいくことになります。

学校で話題になっているドーナツを買いにいくももこに連れられて、公園へ行ったみやこは、モンスターとなってしまったタカアキのことを思いだします。ユートニウム博士からタカアキの情報をきいた3人は、彼が入院していた病院へいって看護士さんに話をきき、タカアキの苦悩を知ります。

パワパフZとケンは、カレとの戦いを分析して、まだまだパワーがたりないという結論に達しました。そこでユートニウム博士は、新しい必殺技をかんがえつきます。名づけてラブラブビーム! 愛の力で黒いオーラをつつみこむ技です。パワパフZは訓練を始めますが…。

カレは今までの戦いを思い出して、白い光の力をもつピーチがやっかいであることに気がつきます。そこで、散らばってモンスターとなっていた黒い光のパワーを自分に集めますが、モジョ、ファジー、プリンセス、ギャングリーンギャング、セデューサ、アメーバボーイズからは、黒い光のパワーが戻ってきません。

ダイナモZは戦闘能力がないタイムマシンでした。江戸時代に行ってケンナイニウムの作りかたをきいてカレを封印するために、ユートニウム博士が開発していたのです。モジョからの連絡でそのことを知ったカレは、黒い粉に後を追わせました。江戸時代で平賀ケン内と大江戸ちゃきちゃき娘に出会ったパワパフZは…。

黒い光の力をあつめてパワーアップしたカレは、富士山を噴火させて、東京CITYを火の海にしようとします。カレを封印するためには、カレの身体と黒い光を分離させ、白い光のパワーで黒い光をおさえこまなくてはなりません。そのためには、パワパフZとピーチの白い光も必要です。