まいっちんぐマチコ先生

研修旅行はあらま学園の恒例行事で、今年はグアム島へ行くことになった。ジェット機で全員が出発するが、間もなく到着という頃になって飛行機は嵐に襲われ、無人島のジャングルに不時着してしまう。

あらま学園のプロレス研究会が主催する研究発表の日、子供たちのヒーロー、ジャガーマスクをスペシャルゲストに迎えた。プロレス研究会会長の金三もリングに上がると、金三はプロレスラーになるよう誘われてしまう。

「あらま学園新聞」が50号記念の特別号として、学園の全員からユニークな記事を募集することになった。記事が採用されると賞品としてライトつきペンが贈られるというので、ケン太も応募すると言いだす。

ボインタッチにスカートまくりと、ケン太のいたずらが止まらない。そこで、校長先生と愛知教頭は、マチコ先生にも内緒でケン太に対するショック治療を思いつく。ケン太にわなを仕掛けて懲らしめようというのだ。

あらま学園に少年が馬で乗り込んできた。1時間目が始まってマチコ先生が紹介した転校生こそ、この少年・鉄夫だった。彼は家庭環境から人間が信用できなくなり、馬だけが信頼できると決めてかかっていた。

マチコ先生の友達で、テレビのディレクターをやっている安井があらま学園を訪れる。時代劇での子役を探しにきたのだが、彼がマチコ先生の結婚相手と思い込んだケン太は職員室に殴り込みをかける。

ケン太たちは毎日のように食べているご飯の、あの真っ白な米がどうやって収穫されるのかを知らない。そこでマチコ先生は、大学の同級生で田舎の農家を継いだ秋田太郎の家へ、みんなと出かけることにした。

あらま学園出身で女性解放運動でも有名な青島女史が海外視察から帰国し、講演のためにやってきた。そこで「今でも、昔と同じようないたずらをする男生徒がいるんじゃないでしょうね」と発言するのだが…。

7月7日は七夕祭り。マチコ組では大きな竹ざおを買い、本格的な七夕のお祝いをすることになった。そんななか、カメは元気がない。ハンバーガー屋の店員に恋をして、ハンバーガー以外食べられなくなってしまっていた。

理科の教材に使うため海藻の採集にいき、ケン太が網にかかって苦しんでるイルカを発見。マチコ先生が助けたが、このイルカは、実は村の漁師たちが追い払った大群の中で、1匹だけ逃げずに残っていたイルカだった。

恒例の「あらま町1周自転車大会」は、アイデアを寄せ集めた手作りの自転車で、2人以上がチームを組んで参加するレースだ。そして山形先生は、マチコ先生と組めないならレースには参加しないと言いだす。

マドカはお使いでビールを買いに出た帰り道、テニス部の先輩で初恋の相手だったトムに会う。トムは相変わらず格好いいのだが、どこか悩んでる様子で、マドカが大学やテニスの話をすると急に怒り始める。

授業参観日にケン太やカメの母親、東大一筋のヒロシの母親・良子もやってきた。ところが良子は、教材として使ったリモコンで動くカエルやネズミを本物と間違え、驚いて尻もちをついた拍子にかつらが取れてしまう。

マチコ先生は、夏休みにひとり暮らしの老人たちのためにボランティアを始めた。これを聞いた山形先生は手伝いを申し出た。ケン太、カメ、金三も後に続き、結局5人でのボランティアという形になった。

社会科の授業中、珍しくケン太が山形先生に質問をした。ところが山形先生があいまいに答えたため、ケン太は「山形先生、そんなことも知らないんですか」と、とんでもく失礼な発言をしてしまう。

あらま町の創立50周年の祭りに、この町出身の人気歌手・竹田レイコがゲストで参加することになった。祭りの日、レイコが着替えている姿をケン太とカメがのぞき、ヌードを見てしまったため騒ぎに発展する。

ケン太の投稿したはがきがディスクジョッキー番組で採用された。はがきには、マチコ先生のことが書かれていた。DJを担当してるタレントの鰻屋サンマもそんなマチコ先生に興味を持ち、マチコが番組に出ることになる。

ケン太たちがマチコ先生からテニスの手ほどきを受けていると、テニスコートのネット越しにマチコ先生を見つめる男がいた。その男がコートに現れるようになって以降、練習用の赤いボールが次々と消える事態となる。

竹の子族で有名な歩行者天国に来たケン太たちは、揃って派手に踊りまくることになった。竹の子族のアイドルであるマサトは、目立ちたがっている感じのケン太たちに、どこか愚弄するような目を向ける。

コケダルマ校長先生の旧友である小倉が、「孫の信一のため、友達を兼ねた家庭教師を推薦してくださらんか」と学園にやってきた。校長先生が適任だと思ったのは、学園で一番優秀なマチコ組のヒロシだった。

あらま学園は秋の大運動会を控えていた。マチコ組では参加種目の出場者をホームルームで選出。足の速いケン太はクラス対抗リレーなどに選ばれた。しかし、注目の的は何といっても「カップル障害物競走」なのだ。

今日は全校挙げての写生会。あらま学園を去ることになったため元気がない福岡先生は放課後、マチコ先生にこのことを打ち明けた。郷里に帰って絵描きになるつもりなのだが、これは言いそびれてしまう。

「謎のイースター島展」を見学に行ったマチコ先生と生徒たちは、初めて見るイースター島とモアイ像の姿に感激。翌朝、ケン太たちが登校すると、何と学園の校庭にあのモアイ像が立っているのだった。

秋の「遠足実行委員選挙」でマドカとテンコが選ばれたが、ケン太とカメは女の子が決める計画なんか面白くない、と実行委員会の計画の邪魔をする。しかしマチコ先生は怒らず、ケン太の気持ちもわかると言いだす。

ヒロシが学校の裏山で貝の化石を見つけ、一帯は化石の発掘調査が行われることになった。発掘当日、ケン太は学校の理科研究室から持ち出してきたアンモナイトの化石で、マチコ先生にいたずらしようと企てる。

あらま学園に美術担当の鹿児島先生が赴任してきた。どうせサツマイモみたいな顔をしてるのだろうと山形先生は思っていたが、スペインのバルセロナでの留学を終えて帰国したばかりというハンサムボーイだった。

カンフースター、ジャッキー・リーの遺作「不滅の鉄拳」を見たマチコ先生とケン太たち。カンフーのとりこになったみんなは近くのカンフー道場に行ってびっくり。師範が映画のジャッキー・リーそっくりだったのだ。

隣町のオドロキ学園からの交換学生・柳サユリは素敵な女の子で、ケン太もニンマリ。早速スカートめくりを行い次々と成功を収めるが、サユリの番になってなぜか目標を外して失敗してしまうのだった。

あらま学園の評判が南の島国・ゴンゴまで伝わり、国王が教育視察にやってきた。王様は高見山のような巨体で、独身だ。マチコ先生の大ファンになってしまい、ぜひゴンゴ島に連れていきたいと言いだした。

お婆のウメが上京するとの知らせを受け、山形先生は震えだしてしまう。彼はお婆に「自分は学園の校長に出世し、マチコ先生という美人のお嫁さんをもらい豪邸も買った」とうそをついていたのだった。

あらま神社では恒例の酉の市が開かれている。山形先生は当たると評判の易者に占ってもらうことにしたが、実はこの占い師はケン太の変装だった。山形先生を暗示にかけ、とんでもないいたずらを始めてしまう。

「銀河大帝バロロス」というアニメが大人気で、学園でもマチコ先生や生徒たちは夢中になる。そして、金三とマドカがアニメショップの特別取材記者に選ばれ、バロロスの人気声優を取材することになった。

貧血で倒れてしまったヒロシ。勉強のやり過ぎと運動不足が原因とわかり、毎朝登校前にジョギングをすることにした。マチコ先生、鹿児島先生、山形先生と4人でジョギングを始めるなか、ケン太があることをたくらむ。

信州でスキー場の民宿をやっている金三のおじさんから、マチコ先生たちに招待状が来た。温泉にも入れると聞き、こんなうまい話に乗らないわけにはいかない。コケダルマ校長に相談すると、校長も行くと言いだし…。

クリスマスの当日を迎えた。山形先生と鹿児島先生は、共に自分のパーティにマチコ先生を招待しようという魂胆でいる。ところがマチコ先生は、クラスの生徒たちとパーティを開くことを決めていた。

レストランでマチコ先生たちは見知らぬ母親から女の子を預けられる。女の子はヒトミといい、「この子を何日か預かってほしい」という母親の手紙を持っていた。みんなは母親を捜すのだが、なかなか見つからない。

アマゾンが原産だという薬草・あしなが草が、コケダルマ校長の友達から学園に贈られてきた。温室で育てることになったが、ケン太のいたずらが原因で温室がオーバーヒートしてしまい、草が大木になってしまう。

学園では前回好評だった「学園トピックス」第2弾を発行することになった。ケン太は、マチコ先生の美肌と素敵なシルエットがどうやってできあがるのかを探る一方、女生徒たちは美男の鹿児島先生の魅力を追求する。

マチコ組はパン工場へ見学に出かけ、焼き上がるまでの全工程を見てケン太たちはすっかり感心する。翌日、家庭科の時間にパン焼きの実習をするが、ケン太たちにはパン焼きから連想する別の楽しみがあった。

デパートの屋上で風船を作るアルバイトをしてたい金三が、人違いから2人の変な男に捕まった。事態を知らないケン太とカメは心配で勉強も手につかない。そこへ、金三のSOSを伝える紙切れのついた風船が飛んできた。

マチコ組は野外授業に出かけたが、ケン太たちは相変わらず授業に身が入らない。この日は節分の日なのでマチコ先生が豆まきについて説明を始めるが、ケン太たちは山の中へ逃避してしまう。すると、鬼と遭遇し…。

マチコ先生は、橋の上から飛び降り自殺を図ろうとしている男性に出くわす。こういう事態を見て見ぬふりができないマチコは説得を試みるのだが、間一髪間に合わず、一緒に川の中に転落してしまった。

あらま学園のモットーは男女平等なのだが、ケン太たちのボインタッチなどは絶えることがなく、マチコ先生は鹿児島先生のボタンつけをする始末。そんな時、体育館の大カーテンを男女一緒に縫い上げることになった。

あらま町にフーテンの寅さんのような人が現れ、屋台で七色パンティの叩き売りを始めた。そこへ駆けつけたケン太たちが買いもしないで冷やかすため、ジロチョーと名乗る彼は怒ってケン太たちを追い回す。

ひな祭りの日、マチコ組でもお祝いすることになった。ケン太はヒロシが発明したマイコンを使い、女びなと男びなを「器械」で決めようと目論むが、女びなは愛知教頭、男びなには山形先生という結果になってしまう。

町におかしな少年3人組が出現。日暮れ時に現れては愛知教頭やマドカたちのスカートめくりをやってのけた。当然ケン太、カメ、金三の3人が疑われることになったが、身に覚えのないケン太は真犯人を探そうと動く。

タコス湖の水になぜか塩分が含まれており、海水にしか住まないはずの魚が増え、正体のわからない怪魚までが出現しているという。趣味が魚釣りのコケダルマ校長は、みんなで釣りにいこうと提案する。

マチコ先生が風邪で休むと聞いたマチコ組はびっくり。放課後、みんなで見舞いにいくことになったが、ケン太とカメは悪さがたたって教頭先生から居残りを命じられ、山形先生とヒロシ、金三が先に行くことになった。

学校の帰り道。カメは先を歩いているマドカが落とした本を拾ってあげた。翌日、机の中に「MからKへ」と書いたふたつの包みが入ってるのに気づいて感動。マドカがプレゼントしてくれたものだと思い込んでしまう。

日曜日だというのに、校長先生からマチコ先生へ電話が入る。「急なことで悪いが、交通安全行事のひとつとして一日婦人警察官になってくれ」との要請だ。交通安全のためならマチコ先生は断れない。

愛知教頭が名門・あおい学園から校長としてスカウトされる。結婚までも犠牲にし、青春をあらま学園に捧げてきた愛知教頭だが、ケン太たちの悪さに疲れ果てていたこともあり、あおい学園へ行こうという気になってた。

ケン太たちとデパートへ買い物に出かけたマチコ先生。あれこれとドレスを選んでいたところ、たまたま仕事でデパートに来ていたファッションデザイナーの山本関東がマチコ先生に一目惚れし、思わぬ騒動に発展する。

公園に人形劇がやってきたが、島という青年のひとり芝居なのでしらけてしまい、見ている子供たちからやじが飛ぶ。仲間はあと2人いたが、人形劇は採算が取れず、ビデオゲームに商売替えしてしまったのだと島は言う。

5月5日の子供の日。マチコ先生がちまきをごちそうしてくれると言うので、ケン太たちは大喜びでやってきた。そして縁側でちまきを頬張っていたケン太は、風呂屋の煙突が見えることに気づいて悪知恵が働く。

ケン太は、いまだボインタッチとスカートまくりをやめようとしない。マドカたちは、マチコ先生と相談して最後の防衛策に出る。タカラヅカの女優みたいないでたちで、「男言葉」を使うことにしたのだ。

世界中で話題の超能力者、ヨリ・ダラーが来日。あらまデパートの屋上で実演が催され、透視術が公開される。観客席のマチコ先生を見つけたダラーは、呪文を唱えながらマチコ先生に光の矢を浴びせた。

今朝はマチコ先生までが何やら落ち着きがない。そこへ金三が「校長がマチコ先生に見合い写真を見せていた」との情報を持ち込んだ。そんな時、マチコ先生が校長と連れ立って外出する姿が目撃される。

科学博覧会会場にやってきたマチコ先生と生徒たち。地球の歴史跡へ入ろうとすると係のおじさんから、ムードを味わえるようにと毛皮のような衣装を渡された。みんなは荷物も預けてその気になるが、事態は一変する。

ハワイの名門学園・パール校とあらま学園が姉妹校として友好を結ぶ話が進み、マチコ先生とケン太、カメ、金三の3人が代表として成田空港を飛び立つ。これを受け、特使に選ばれなかった山形先生がある行動を起こす。

校庭いっぱいに材料を持ち込んで1カ月も続けた飛行機作り。何とか飛翔に成功したケン太は、マチコ先生と同乗してそれこそ天にも昇る気分だった。だが飛行機が風に流され、絶海の孤島に不時着してしまう。

急用ができたからと急いで京都の実家へ帰ってしまったマチコ先生。理由がわからないケン太たちは、一大事とばかりに後を追う。京都の両親は、マチコの結婚話を早く進めたい一心で彼女を呼び寄せたのだ。

フランスの売れっ子デザイナーがモデルを探して日本に来た。作品というのはニューデザインのジャストフィットブラ。素敵なバストの持ち主はパリでのコンテストに出場できると聞き、女の子たちは競って挑戦する。

マチコ先生の家の近所でエッチな泥棒が横行していた。ある夜、怪しい男が忍び込み、風呂上がりのマチコとバッタリ遭遇。その話を聞いたケン太は男の人相を詳しく確かめ、鹿児島先生に絵を描いてもらった。

女生徒たちにとってマチコ先生の健康な容姿は憧れの的だ。ペチャパイを嘆くマドカとテンコに、マルコが耳寄りな話を持ってきた。マルコの伯父の村で採れるお茶を飲むと、貧弱なバストが豊かになるのだと言う。

あらま学園の創立記念日が近づいていた。ダンスパーティが開催されることになり、みんなマチコ先生のパートナーになりたい一心で準備に余念がない。そんななか、愛知教頭の姪のチヒロが入学してきた。