カードファイト!! ヴァンガードG

ある日、新導クロノが学校へ登校すると、下駄箱に謎のカードの束とどこかの場所を示す地図が入っていた。放課後、クロノが向かった地図に書かれた場所は、「カードキャピタル2号店」というカードショップだった。

葛木カムイとの対戦を通じてクロノはヴァンガードの楽しさを知り、ヴァンガード普及協会から出されるクエストに挑戦することになる。そこに多度ツネトが率いるチーム、トリニティ・ドラゴンが現れる。

対戦相手募集のクエストを受けて、クロノは待ち合わせ場所であるショッピングモールへ向かう。だが、依頼主は急な用事で来られなくなり、彼は代理として現れた伊吹コウジと対戦することになる。

クロノはおばあちゃんの家にカードを忘れたという少年のクエストを受ける。早速、彼のカードを取りにおばあちゃんの家を訪ねてみるが、クロノはいつの間にか家の手伝いを押しつけられてしまう。

普段から愛想が良くないクロノだが、今日はいつもにも増して機嫌が悪い様子だった。そんな彼の変化を感じ、トコハたちは何があったのかといぶかしむ。そして、彼女たちはその原因を探り始めるが…。

ドラゴンエンパイア支部では、クランリーダー・安城マモルとファイトできるイベントが行われており大盛況だった。そんななか、イベントに参加したクロノの前に、協会の不審なマスコット・ヴァンガ郎くんが現れる。

トコハの誘いにより、クロノとシオンはドラゴンエンパイア支部が主催するヴァンガードクイズ大会に参加することになる。負けず嫌いなクロノとシオンは互いにライバル心を燃やしながら、いくつもの競技に挑む。

クロノがカードキャピタル2号店にやってくると、初めて見かける美少女がいた。その少女は可憐な立ち振る舞いで、初対面のクロノにも優しく話しかけてくる。そこへカムイが戻ってくるが、少女を見て慌てだす。

トコハには幼い頃から実の姉のように慕って憧れているアカネという存在がいた。アカネはドラゴンエンパイア支部で働く有能な職員で、互いに忙しいトコハと落ち着いて話す機会が減ったことを寂しく思っていた。

クロノは日本のヴァンガードのことを知りたい、という外国人からのクエストを受ける。待ち合わせ場所を訪れたクロノは、ハイメ・アルカラスと名乗る妙にテンションの高い人物と出会い、案内をすることになる。

ユーロリーグを代表するハイメ・アルカラスと、クランリーダーの称号を持つ安城マモルのファイトが始まった。あまりの激戦に息をのむ観客たちと共に、クロノもまた白熱のファイトに思わず拳を握りしめていた。

クロノは自分よりもはるかにレベルが高いファイター、ハイメ・アルカラスに挑むチャンスを得る。一方、ハイメはクロノと己の生い立ちを重ねあわせ、クロノの想いを真正面から受け止め、全力でファイトに臨む。

カムイの発案で、ハイメとの激闘を終えたクロノをねぎらうパーティが開催されることになる。馴染みの仲間たちが集まるが、クロノは自分のためにパーティが開かれるという初めての事態に戸惑いを隠せずにいた。

ヴァンガード全国大会地方予選を間近に控え、クロノは新たな目標に燃えていた。そんな彼の前に、3本の指で逆立ちをしながら街をゆく少年・馬場タケルが現れる。彼は修行のために全国を旅しているという。

子供たちの間で、ヴァンガード都市伝説・仮面ゴーストの噂が流れていた。挑まれたファイトに負けると、大切なカードを奪われてしまうという。シオンは少年から助けを求められ、その正体を突き止めようとする。

マモルと対戦できる特典に釣られ、クロノはカードキャピタル2号店のみんなとドラゴンエンパイア支部主催の祭りに出店する。そこで彼は、ファイター兼普及協会の職員として奮闘するマモルの姿を目の当たりにする。

ヴァンガード全国大会地方予選を目指して活気づくファイターをよそに、トコハはかたくなに大会出場を拒んでいた。そんななか、トコハとファイトすることになったクロノは、複雑な彼女の心情を垣間見る。

忘れ物のカードを返すために持ち主を捜してほしい、というクエストが気弱な男子高校生から依頼される。われ先にと張り切るクロノ、トコハ、シオンだったが、手掛かりが少なく、持ち主捜しは難航していた。

ディメンジョン世紀015年。人類は突如宇宙から襲来した銀河怪獣の脅威にさらされていた。その銀河怪獣を撃退すべく、地球防衛組織・カエサルのメンバーたちが立ち上がる。地球の存亡を懸けて、彼らは結束して戦う。

ヴァンガード全国大会地方予選は、3人1組のチームでの出場が条件となっていた。しかし、クロノ、シオン、トコハはそれぞれの事情によりまだチームを組めずにいた。そんな状況を見たカムイは3人を呼び出す。

ヴァンガード全国大会地方予選の出場資格であるグレード3になるため、クロノはトコハ、シオンたちと共にユナイテッドサンクチュアリ支部主催のミニ大会に出場する。順調に勝ち進むクロノたちだったが…。

ユナイテッドサンクチュアリ支部主催のミニ大会から数日。失意のクロノの前に謎の男が現れる。ヴァンガードを辞めるというクロノが使っていたギアクロニクルのデッキを懸け、2人はファイトを開始する。

ドラゴンエンパイア地区には魔界の王が住む闇の砦があった。王が砦に用意した3つの関門をくぐり抜けた者には強大な闇の力が授けられるという。そんな魔王の試練を突破すべく、クロノが砦の中へ足を踏み入れる。

ヴァンガード全国大会地方予選のエントリー締切が迫るなか、失ったポイントを回復するためクロノたちは奔走していた。一方、マモルは大会を目指すファイターのため、普及協会職員としての使命を果たそうとする。

大会に向けてグレードアップを目指すファイターたちのため、ドラゴンエンパイア支部がイベントを企画する。そのイベント・サバイバルヴァンガードにエントリーしたクロノたちの、生き残りを懸けた挑戦が始まる。

カードキャピタル2号店を訪れたクロノは、店長から初心者の少年・明日川タイヨウにヴァンガードを教えてほしいと頼まれる。タイヨウはクロノのティーチングファイトを通して、ヴァンガードの楽しさを知っていく。

ヴァンガード全国大会地方予選が1週間後に迫った。さまざまな想いを胸に、クロノ、トコハ、シオンはそれぞれの日々を過ごしていた。そして開会式の日、クロノたちはエキシビションマッチを観戦することになる。

順調に勝ち進むクロノたちのチーム・トライスリーの次なる相手は、風来坊というチーム。それはかつてクロノがクエストを通じて出会い、熱いファイトを繰り広げた、馬場タケルが率いるチームだった。

全国大会地方予選の予選トーナメントを勝ち抜き、トライスリーはベスト16までたどりつく。しかし、クロノたちの次なる相手はユナイテッドサンクチュアリ支部が集めた優勝候補の精鋭チーム・ディマイズだった。

トコハの対戦相手であるチーム・ディマイズの羽島リンは、美しさと強さを兼ね備えた有名ファイター。安城マモルの妹であるトコハを意識するリン。彼女はマモルに対して、過去のある出来事による因縁があった。

シオンが対戦することになったチーム・ディマイズの東雲ショウマは、対戦相手に対して敬意を払う紳士的なファイターだった。しかし、彼の瞳はどこか怪しさを感じさせる、謎めいた光を放っていた。

地方予選で敗退してしまったトライスリー。クロノは落ち込むトコハやシオンを強引に誘って海へ出かける。クロノは何とかして2人を楽しませようとするものの、次から次へとさまざまなアクシデントが3人に襲いかかる。

ヴァンガードにも綺場家の跡取りとしての使命にも誠実でありたいと自分を追い詰めるシオンに、クロノやトコハの言葉は届かない。そんなシオンのかたくなな態度に業を煮やしたクロノは、いよいよ行動に出る。

大人気のヴァンガードアイドル・サーヤがドラゴンエンパイア支部のイベントにやってきた。大忙しのスタッフを見たトコハは、マモルを助けてイベントを成功させようと、クロノ、シオンと共に奮闘する。

叔母のミクルの真剣な頼みを受け、クロノはヴァンガードを続けて良いのか思い悩む。そんなクロノにシンはファイトを持ちかける。そこでクロノはファイターとしてのシンの実力を初めて目の当たりにする。

チーム・ディマイズへのリベンジを目指して、クロノたちトライスリーはユナイテッド・サンクチュアリ支部主催の大会へ乗り込む。そこで彼らは、集まったファイターたちの異様な言動を目撃する。

ユナイテッド・サンクチュアリ支部への潜入に成功するも、クロノたちはバラバラに引き離されてしまう。そんななか、シオンが通された部屋で待ち受けていたのは、因縁の幼馴染み・烏森ユウヤだった。

ユナイテッド・サンクチュアリ支部の現状を目の当たりにし、トライスリーの3人は怒りに燃える。そんな彼らをあざ笑うかのような支部長・神崎から、3人を同時に相手にして行われるファイトを挑まれる。

クロノ、シオン、トコハはトライスリーを結成し、着実に成長を続けていた。しかし、彼らの出会いからこれまでの道のりは決して平たんなものではなかった。そんな彼らの歩みを、カムイとシンが振り返る。

ユナイテッド・サンクチュアリ支部での出来事に、忸怩たる思いのクロノたち。そんななか、ハイメ・アルカラスがバカンスのため来日する。彼との再会に勇気づけられ、クロノはハイメを浅草観光へ連れ出す。

ユナイテッド・サンクチュアリ支部の暴走を止めるべく、ついにドラゴンエンパイア支部が動き出す。クロノたちは自分たちの戦いに決着をつけるべく、それぞれの想いを胸に次のステージへと進む。

ユナイテッド・サンクチュアリ支部でのスペシャルマッチがとうとう始まった。全国大会地方予選でのリベンジを果たそうと意気込むトコハを、チーム・ディマイズの羽島リンが女王の貫禄で迎え撃つ。

スペシャルマッチ2戦目は、シオンと東雲ショウマのファイトとなった。「自分には人の未来が見える」と翻弄するショウマに、シオンは己が信じる未来を示そうと、前回以上のファイトを見せつける。

ユナイテッド・サンクチュアリ支部の支部長・神崎ユウイチロウは、絶対的な力でトップに君臨していた。そんな彼には胸に秘めた壮大な野望があった。その野望をクロノたちは目の当たりにすることになる。

クロノの前に立つタイヨウは、冷たく勝利のみを追求するマシンへと変わり果てていた。そんな彼を見たクロノはかつてティーチングファイトを行った時のタイヨウを取り戻そうと、熱い想いを持って戦いに臨む。

神崎とクロノのファイトがとうとう始まった。全身全霊を懸けて神崎へ挑むクロノは、仲間の声援を受けながら善戦を繰り広げる。しかし、神崎の最強の切り札・ダムドが姿を現し、形勢は逆転する。

神崎の力は圧倒的で、クロノに勝機はわずかにも残されていないかのように見えた。しかし、そんななかでもクロノは諦めずに神崎へ立ち向かっていく。そんな姿に観客たちも大きな盛り上がりを見せる。

神崎との激戦から数日後、混乱状態に陥っていたユナイテッド・サンクチュアリ支部も落ち着きを取り戻し、再建に向けて動き始めていた。そんななか、呼び出しを受けたクロノは伊吹のもとへと向かう。

伊吹とクロノはファイトを通じて互いへの想いをめぐらせる。以前よりもさらに進化した伊吹に対して、クロノは今までのファイトで培ったギアクロニクルのユニットたちとの絆を糧に、新たな未来を示す。