ファミリー劇場

家族のために、友人のために、地域の人々のために、懸命に生きようとするヒロイン・梅子。
落ちこぼれの劣等生から、みんなに愛される町医者へと成長していく女性の、笑いあり、涙ありの物語。

各回のあらすじ

第14週「巣立ちのとき」

突然倒れた建造(高橋克実)だったが、幸いにも命に別状はないもよう。梅子(堀北真希)は、そのことを自分が「開業したい」と言ったからだと思い、“開業の話を白紙に戻す”と松岡(高橋光臣)に話す。しかし松岡は「道理に合わない」と言い、二人の間はギクシャクしてしまう。そんな中、建造が入院したことにより、第一内科と第二内科の間で患者の担当替えが起こり、梅子は涼子(田崎アヤカ)という女の子を担当することになる。(第79回)

第15週「ちいさな嘘(うそ)の、おおきな本当」

梅子(堀北真希)は、ついに開院の日を迎える。正枝(倍賞美津子)と芳子(南果歩)が梅子を手助けしようとするも、患者は来ない。そんな時、医院の扉が開くが、顔を出したのは康子(岩崎ひろみ)たちご近所さん。梅子の様子を見に来たというのだ。そんな患者の来ない院内は、井戸端会議のようになってしまう。そこへ康子の娘・千恵子(宮武美桜)が「具合が悪い」と訪ねて来て、梅子の医院の患者第一号となるのだが…。(第85回)

第16週「ふたつの道」

ある日、梅子(堀北真希)の医院に相沢八重子(銀粉蝶)と名乗る女性が現れる。梅子に医院の施設や管理を矢継ぎ早に質問する八重子。困惑する梅子に八重子は、建造(高橋克実)から「娘を頼む」と言われてきた看護婦だと言う。一方、帝都大学病院では、松岡(高橋光臣)が担当する末期がんの早野(津嘉山正種)が、退院して家でゆっくり過ごしたいと言いだし、松岡は困惑する。結局、早野は退院してしまうのだが…。(第91回)

第17週「ここにいること」

梅子(堀北真希)は、近所の工場に働く人々の健康診断を引き受けることになり、てんてこまい。ほっと一息ついた梅子に、信郎(松坂桃李)がクラシックのコンサートチケットを持ってくる。そこに信郎の恋人・咲江(佐津川愛美)がやってきて、信郎はその場を取り繕う。梅子は坂田(世良公則)に会うため、坂田の行きつけのスナックへ向かう。すると、叔父・陽造(鶴見辰吾)が現れ、坂田の誕生日が近いことを梅子は知る。(第97回)

第18週「大切な人」

梅子(堀北真希)は、信郎(松坂桃李)のけがの手当てをしていた。そんな中、となりの幸吉(片岡鶴太郎)と妻・和子(大島蓉子)は近所の若い者が結婚した話に花を咲かせていた。ある日、入院中の建造(高橋克実)のもとに、医院の看護婦・八重子(銀粉蝶)が訪れる。「しっかり指導してほしい」と言う建造に、八重子は「それには生活環境を変えるのが一番、任せてほしい」と建造に言うのだが…。(第103回)

第19週「新しい家族」

梅子(堀北真希)は、信郎(松坂桃李)との結婚を控え、医師としての仕事のかたわら、花嫁修業に励んでいた。苦手な料理にも挑戦し、母・芳子(南果歩)らの手助けもあり、少しづつ腕を上げていった。父・建造(高橋克実)は「やっと食べられるようになった程度」とそっけない言い方をするが、それは梅子を嫁に出す寂しさからのものだった。そんな時、建造は、幸吉(片岡鶴太郎)と新居のことで口論になってしまうのだが…。(第109回)

第20週「親ごころ」

建造(高橋克実)とやりあった信郎(松坂桃李)は、梅子(堀北真希)と話し、素直に謝ろうと決意する。一方、芳子(南果歩)や正枝(倍賞美津子)は「大人げない」と、建造に笑顔で話しかけるよう諭すが、建造は聞き入れない。翌朝、建造が出かける折をみて、信郎は意を決して話しかける。素直に謝る信郎を見て、建造もうちとけようとするも、信郎が「建造にも謝ってほしい」と言いだし、そばにいた梅子は慌てて駆け寄るが…。(第115回)

第21週「魔法のことば」

昭和32年。松子(ミムラ)の子ども・孝介を世話することに夢中の芳子(南果歩)と正枝(倍賞美津子)。特に、芳子は孝介が加藤家に帰ってしまうのを寂しく思っていた。一方、梅子(堀北真希)の医院は年度末に向けて、ある難題にぶつかっていた。それは確定申告のため、治療費のツケを回収しなければいけないということ。八重子(銀粉蝶)と共に、手分けして回収しようとするも、なかなかうまくいかない。そこで芳子が…。(第121回)

第22週「意地の上塗り」

久しぶりに松子(ミムラ)らも集まって、食事をすることになった下村家。そこに竹夫(小出恵介)も静子(木村文乃)を連れてやってくる。にぎやかなうたげの中、話題は仕事の話になる。建造(高橋克実)は、「物つくり」に携わる加藤(大沢健)や信郎(松坂桃李)は立派だが、竹夫の仕事は「物を右から左へ流すだけだ」と言い、ふたりの仲は険悪になる。梅子(堀北真希)は何とかとりなそうとするが…。(第127回)

第23週「みんなの宝物」

昭和33年3月、臨月を迎えた梅子(堀北真希)。医師としての仕事をしながら、大きくなるおなかを楽しみに過ごしていた。ある晩、竹夫(小出恵介)と静子(木村文乃)が下村家を訪ねてきて、建造(高橋克実)らに「式は挙げないが、入籍する」と報告する。そんな折、信郎(松坂桃李)が女性と一緒に話すところを梅子は目撃。「浮気か」と勘ぐる竹夫らに、信郎は「違う」と否定するが、梅子はおなかを抱えて倒れ込んでしまう。(第133回)

第24週「明日へのバトン」

安岡製作所に、新幹線の部品を作ってほしいと依頼が来る。やる気まんまんの信郎(松坂桃李)は「この仕事がうまくいったら何か買おう」と言い、梅子(堀北真希)は「じゃあ、テレビを買おう」と言う。ただテレビは高額なため、建造(高橋克実)と折半して買おうということになり、建造は承諾する。しかし、そのことを幸吉(片岡鶴太郎)が知るところとなり、幸吉は「だったら俺が半分出す」と言いだして…。(第139回)

第25週「再会」

昭和34年。新幹線の部品作りに励む信郎(松坂桃李)だったが、幸吉(片岡鶴太郎)が建造を見ならい、引退すると言いだす。梅子(堀北真希)と信郎は、考え直すように説得するが、幸吉は耳を貸さない。一方、帝都大学病院では弥生(徳永えり)が、父親から大学病院を辞めて実家の医院を継ぐよう言われており、研究を続けたい弥生は悩んでいた。心配する山倉(満島真之介)をよそに、梅子に相談すると弥生は言うのだが…。(第145回)

第26週「上を向いて歩こう」

近所に新しい病院ができ、閑古鳥が鳴く状態の安岡医院。そんな様子を信郎(松坂桃李)は心配するが、梅子(堀北真希)は医師として懸命に励む。そんな折、広志(池松壮亮)が梅子のもとを訪れ「後悔しているのでは」と尋ねるが、梅子は首を振る。しかし、そんな広志も、大学病院ではライバル社に先を越されてあがいていた。再び、梅子のもとを訪れる広志。梅子は広志を招き入れ、一緒に食事をすることになるが…。(第151回)