世界で一番可愛い私の娘

ソルロンタン店を営むパク・ソンジャには3人の娘がいる。長女・ミソンはワーキングマザーで、次女・ミリは大企業のマーケティング部長、末娘・ミヘは元人気作家。ある日、ミリは新入社員のテジュンとぶつかり…。

ミリが勤めるハンソンアパレルの代表にチョン・インスクが就任し、マーケティング部にテジュが配属された。一方、ミソンの姑のハン・ミオクは仕事中のミソンに、友達を招いたので食事の用意をするように言いつけた。

マーケティング部に入ったテジュは、気難しい部長のミリに対してもずけずけと物を言い、ミリを切れさせる。一方、姑のミオクから料理を作るように言われたミソンは、再びソンジャに依頼。ミヘは原稿を持って…。

ミソンの家に行かずに泣いているソンジャ。ミソンの夫、チョン・ジンスから、ミソンがソンジャに怒鳴ったと聞いたミリは怒りを爆発させる。ミソンはソンジャの店に行って謝るが、再び喧嘩になってしまう。

編集長のキム・ウジンに原稿を預けたミヘは、連絡を待つが音沙汰なし。家を訪ねてきたジェボムに出版社と契約したと嘘をついてしまう。一方、ミソンはミオクに、いつまでダビンを預けるのかと文句を言われる。

ミソンの家へ家事を手伝いにいったソンジャだが、ミオクに嫌味を言われ帰ってしまう。一方、ジェボムはミヘの叔父・ヨンダルの助言を受け、ミヘに対する求愛作戦を変更。ミリはテジュに雑用を押しつけていた。

インスクの決定に不満を抱えるミリは、会社を休んでダビンと遊園地に行くが、ダビンを見失ってしまう。一方ミオクはジンスに説得され、ソンジャと和解するために店を訪れる。ミヘはウジンの事務室で目覚め…。

ミリは家に落ちていたテジュの社員証を見つけて返しにいくと、彼はミリに娘がいると勘違いしていた。トルダムキル出版社を訪ねたミヘは、ウジンが提案したのが出版契約ではなくバイト契約だとを知って激怒する。

テジュは帰宅途中に、ひとりで酒を飲んでいるミリを見かけて相談相手になる。一方、ミヘはトルダムキル出版社へ行きウジンに契約を断ろうとするが、ジェボムが突然現れたせいで契約を結んでしまう。

インスクは自分の娘との過去を思い出しながらソンジャのソルロンタン店を訪ねる。インスクを見て驚いたソンジャは店から追い出してしまう。ミソンはソンジャの話を聞いてミリに会いにいくと、そこへテジュが現れる。

急に呼び出されて会長宅に向かったミリは、そこへ報告書を届けにきたインスクと遭遇。インスクは、いまだに会長が自分を監視していることを知って憤慨する。若い新人作家に会ったミヘは、自分を惨めに思ってしまう。

ミヘが作家として再起できずに苦しんでいることを知ったミリは彼女を慰める。インスクの夫の法事が行われるので、会長とテジュが訪れる。会長はインスクに嫌味口を叩き、テジュは会長の態度に物申すのだった。

ソンジャに叩かれるというジンスの話に腹が立ったミオクは、ミソンの職場まで押しかける。ミソンはソンジャに、ジンスと仲良くしてほしいと言うが、また喧嘩になる。ウジンは作家を諦めようとしているミヘを思い…。

ミリはゴルフ場でインスクに皮肉を言われて悔しがり、テジュはそんなミリの姿を見て心を痛める。一方、ウジンはミヘを説得するためにソルロンタン店を訪ね、ミヘが作家だったことを知っていたと告白した。

ミリは、インスクに仕事を奪われ、さらに罵声を浴びせられる。ミヘはジェボムとウジンの説得で再び作家の道を目指すことに。インスクは、ミリを心配するテジュにへそを曲げる。そんななか、社内である噂が立つ。

ミオクはダビンから、ソンジャが自分の悪口を言ってることを聞き、ソンジャに電話をして言い争いになる。ウジンはミへを食事に誘うが断られてしまう。一方ミリは、創立40周年の記念行事を成功裏に終わらせるが…。

ミリは会社に辞表を出し、そのことをテジュにも話す。ミソンは仕事が終わると急いでミオクの家に行くが、ダビンが罰を受けている姿を見かける。一方ウジンは、仕事に集中できないミヘの生活環境を危惧する。

旅行から帰ったソンジャはダビンに会いにいき、ミソンとも仲直りをする。チャンピオンシップを無事に終わらせたミリはインスクに食事に招かれるが、ミリは途中で取り乱してしまう。インスクは何かを直感し…。

ジョンス会長は、インスクが後任に確定したという新聞記事を見て激怒。インスクはミリが自分の娘であることを知り、ミリの家を訪れる。ミヘは、ジェボムの車で出勤したことをウジンに見つかり、憤慨させてしまう。

インスクから急な電話を受け、一緒に食事をするミリ。帰りに店に寄り倒れたソンジャを発見して病院へ連れていく。ミリはミソンに、ソンジャに頼みごとをしないよう宣告。そんなミソンはミオクにさらに苦しめられる。

テジュとミリの親密な姿を見たインスクは、驚いてその場を去る。一方、ミヘとウジンは洪城で企画書を作り、徐々に距離が縮まっていく。デチョルは、ミオクとジンスのせいで苦しんでいるミソンを食事に誘った。

ミリは留学させてやると言うインスクの態度に悲しくなってしまう。ソンジャはミリのことが心配で、ミソンにインスクの電話番号を聞く。一方、企画書を完成させたミヘは、ウジンに外に連れ出すようにお願いした。

テジュは、ミリがインスクに会うたびに不機嫌になることを心配して、パク取締役に2人の関係を尋ねる。ミヘが心配でたまらないジェボムは、ミヘとウジンが作業している家に押しかけ、ウジンに殴りかかる。

ミオクの態度に傷ついたミソンはミオクを職場に連れていくが、支店長に叱られてしまう。テジュは、ジョンスからミリと別れるように言われ、インスクはソンジャを呼び出してミリを留学させるように頼み込む。

ソンジャはミリを待ち切れずに帰ろうとしたところでテジュと会い、最近のミリの様子を尋ねる。一方、ミヘはトルダムキル出版社と契約しにきたジェボムに腹を立て、ウジンはジェボムの提案を聞いて悩む。

ミリを嫁に迎えてはどうかと言うジョンスにあきれ返ったインスクは、混乱したまま家で待っていたテジュの頬を叩いてしまう。テジュの告白を思い出すミリは、申し訳ない気持ちになるが、テジュは平然としていた。

ミリとテジュの仲は深まるが、インスクとジョンスは2人を引き離すための計画を練る。一方、ミヘはウジンにときめいている自分に気づく。テジュはミリとの関係を認めてもらうために、ジョンスにある約束をする。

ミオクは、浮気をするような女だと家族に思われてることに傷つき、ミソンはそんな姿を見て気の毒に思う。インスクに会ったミリは、テジュが後継者であることを秘密にしていたことを責め、感情を爆発させる。

テジュは、今までのことをミリに謝るが、ミリはテジュを受け入れようとしない。一方、ミヘは家まで送ってやると言うウジンに再びときめく。ミソンは大変そうなミオクを見て、ジンスに家政婦を雇おうと提案した。

ミリの父親の法事にインスクが現れ、ミリとインスクは激しい言い争いになってしまう。一方、ミへは夜食をウジンに届け、距離を縮めていった。そんな2人の様子を見てしまったジェボムはショックを受け…。

ミヘは、ジェボムへの気持ちが冷めたことで気がとがめ、ソンジャにジェボムの話はするなと言う。インスクはミリの家に行き、なぜ会社に戻ったのかと怒りを爆発させ、ジョンスと取引するのは危険だと警告する。

インスクはミリに、テジュへの未練も捨てて自力で出世することだけに集中しろと言い放つ。一方、家政婦のいる家に帰りたくないジンスは妙案を思いつく。ウジンはミヘの気持ちを悟り、ミヘへの態度を変えるのだった。

ミリはテジュの本心を聞いて気持ちが揺らぐが、意固地になる。しかし、テジュは会社で露骨にミリにアプローチし、社員たちは2人の関係に関心を示す。ミヘがウジン編集長に傾倒していることを知ったジェボムは…。

テジュは自分の気持ちを話し、結婚を諦めないと伝える。困ったミリはインスクに、自分たちが親子だという事実をテジュに話そうと言うが、インスクは断固拒否。一方、ジンスはモーテルであることをしようとしていた。

ウジンを想うミヘは苦しさのあまり出勤できず、ウジンもミヘを心配する。ジェボムはそんなミヘを慰める。ジョンスはソンジャを呼んで、ミリとテジュを結婚させたいと言うが、ソンジャはジョンスの態度に嫌悪する。

テジュとミリの結婚話が進んでいることを知ったインスクは、ソンジャに会ってテジュの素性を話し、結婚を諦めるようにミリを説得してくれと依頼した。一方、ミソンはジンスの不可解な行動から浮気を疑うのだった。

ミリはテジュに結婚はできないと言い、そして会社も辞めた。インスクがそのことをテジュに伝えると、テジュは2人の間に何があったのかと問いただす。一方、ジョンスの妻のナ・ヘミが息子を連れて帰国してきた。

ヘミに家政婦扱いされているインスクを見たテジュは、インスクを外に連れ出した。ジョンスはヘミにテジュとミリの結婚を進めるよう指示。一方、ミソンは銀行の同僚たちからジンスの浮気を目撃したと聞いて…。

辞職したミリだったが、問題が発生したと連絡を受けて会社へ行くと、不穏な会話を耳にする。一方、ミソンはジンスの行動にあきれて、ダビンが小学校を卒業したら離婚すると宣言。ミリはインスクにある忠告をする。

ミリはテジュと結婚することを決心した。テジュはミリを連れて本家に正式に挨拶に行く。一方、ミソンはジンスがモーテルに持ち込んだプラモデルを売ろうとしていた。ウジンは何日も欠勤しているミヘを心配して…。

ミリの結婚式が終わると、ソンジャはミソンに支えられて力なく家に帰ってきた。インスクはジョンスに去ると宣言するが、ジョンスは引き留める。ウジンの元妻ソ・ヒジンが出版社を訪れてミヘの小説の悪口を吹聴する。

新婚旅行から戻ったミリはテジュと実家へ挨拶に行くが、ミソンは義父の誕生日を口実に顔を出さない。ヘミはインスクを訪ねて二度と戻ってくるなと釘を刺し、兄・ドジンにインスクの娘を捜すように指示した。

ミへのことが気になるウジンはミへの家を訪れ、出版社でのことを謝る。一方、ミソンはダビンを見てくれていた家政婦が急に辞めることになり困っていた。ミリはジョンスの前で謝るインスクを見て動揺する。

家政婦が辞めて落ち着かないミソンは、ジンスが10日間の有休を取ってダビンを見ると言うが不安は残る。一方、ソンジャはミヘの好きな人が誰なのかジェボムから聞き出そうとする。ミリはテジュと一緒に過ごし…。

ミリが母方の叔父についてソンジャに尋ねると、ソンジャはこわばってしまう。テジュはイノから、インスクに娘がいることを聞き、その娘が気になって捜し始める。一方、ミヘとウジンは、気持ちが通じあわないでいた。

ヘミは、ジョンスに詐欺師の逃亡にドジンが関わっていたことを伝えたミリに腹を立て、ミリを呼んで警告。ミリはイノに会いにいって苦しい暮らしぶりを見て戸惑い、一方テジュは、インスクに実の娘について尋ねる。

ソンジャはミヘにジェボムと結婚しろと言い、ミヘはウジンが好きだと拒む。ジョンスもヘミもインスクの娘を探るのに躍起になる。一方テジュは、パク取締役にインスクが嫁いできた時の状況について聞くのだった。

ウジンがアメリカに戻ることを知ったミヘは出版社へ行き、ウジンと互いの正直な気持ちについて話しあう。一方、ジョンスに呼び出されたインスクは酒に酔ったまま会いにいき、自分の娘を捜すジョンスを責め立てた。

インスクの実の娘の行方を追うテジュは、ソルロンタン店でソンジャからミリの幼い頃の話を聞く。ミリはドジンのせいで苦労している社員の話を聞き、ドジンを解雇することに。ウジンはソルロンタン店を訪ね…。

新しい家政婦はジンスにもダビンにも不審感を与え、ミソンも家政婦の行動を疑い始める。一方、テジュはインスクにミリが実の娘なのかと問いただし、インスクはこの事実を知ったことをミリには黙っていてくれと頼む。

ヘミはミリを追い出すため、ドジンにミリと実家の家族を調べるように指示を出す。一方、ジンスはダビンが泣きながら家政婦に引きずられていたという話を警備員から聞く。ソンジャはウジンとミヘの話を聞いて…。

インスクは老人ホームにいる母親を訪ねて一緒に死のうと騒ぎ、インスクを捜しに来たミリが止めに入る。その後、インスクとミリが2人で話しているところをヘミに見られてしまう。ミソンは家政婦への不信感が募り…。

ミリがインスクの娘だと知ったテジュは、ソンジャに会いにいく。ウジンはソンジャに、自分は去ると言うが、ソンジャは過去は忘れて幸せに暮らせとウジンを励ます。ミリとインスクはジョンスに呼び出されるが…。

ミリはインスクの母のもとを訪ね、インスクにも自身の人生があると怒りをぶつける。ミソンはダビンのために会社を辞める決心をするが、ソンジャはそんなミソンに立腹。ウジンとミヘは互いの気持ちを確めあい…。

イノに会いにいったテジュはインスクから連絡がなかったかを聞き、もうスンヨンを捜さないように頼む。ソンジャがジェボムの父親の病院に入院するなか、ジェボムは病院の屋上に突然ミヘを呼び出してプロポーズした。

ウジンは、困った時に自分よりもジェボムを頼るミヘに、自分を頼るべきだと言う。ジェボムはミヘを諦め、ソンジャの家へ最後の挨拶に行く。一方、インスクとミリの関係を知ったジョンスは激怒し…。

漢江に飛び込んで死のうとするインスクを、ミリは必死で制止。ミリとテジュは、互いの苦悩を理解し、二度と離れないと誓う。一方、ソンジャは家族を集め、ミヘをウジンとジェボムのどちらと結婚させるべきか問う。

後継者にならず家と会社を出るというテジュにジョンスは怒り、2人の話を立ち聞きしていたヘミは計画どおりだとほくそ笑む。一方、ミヘはジェボムの見舞いに行って最後の別れを告げるが、ソンジャと再び言い争う。

ジンスは、ミソンがミオクに一日中付き合わされたとは知らず、ご飯の用意がないことに腹を立てる。ジョンスはテジュのことを諦められず、ミリが妊娠したと知ってさらに悩む。その頃、ソンジャは体調が優れず…。

インスクはジョンスに、自分はミリとテジュの意志を尊重するので別れさせることはできないと言い放つ。一方、ミヘはウジンにさまざまな番号から電話をかけるがつながらず、ウジンは後になってその事態に気づく。

精密検査の結果、ソンジャは肺がんの末期という診断を下される。ジョンスはテジュに、生まれてくる子のために家に戻ってきてくれと頼むが、ヘミは孫が生まれたら子供だけ奪ってミリは追い出せばいいとそそのかす。

ミヘの小説ができ上がり、ウジンはミヘに初版本を渡しながら愛してると告白する。一方、ソンジャは病気のことを誰にも明かさず、家の中の整理を始める。ミソンは、ミオクにもソンジャにも嫌気が差していた。

ソンジャはジェボムに、ミヘのことは忘れるように言い、ウジンに会ってミヘのことを頼む。ウジンは、反対していたはずの結婚を急に推し進めるソンジャに何となく不安を感じながらもミへにプロポーズすることに。

ミヘはウジンから正式にプロポーズされて大喜び。そして、ミヘからウジンと結婚することを伝えられたジェボムはショックで倒れてしまう。一方、ミソンはダビンの教育費のためにスーパーで働き始めた。

ミソンはソンジャが肺がんの末期だと知って涙を流し、ソンジャは妹2人には病気のことを話すなとミソンに頼む。一方、インスクはテジュにヘミが企てていることを伝え、ハンソングループの代表になれと進言する。

インスクは株主総会で会長解任案を出すために積極的に取締役たちに会い、ヘミの浮気の現場を押さえる。インスクからソンジャの病気のことを知らされたテジュは、それをミリに伝える。ミヘもソンジャのことを知り…。

辛い治療を受けるソンジャを見ていられないミリは、ミソンとミへに治療の中断を進言するが、ミヘは憤慨する。ヘミは、記者を呼んでインスクとミリの関係を暴露することで、インスクとミリを追い出そうとするが…。

ストレスで倒れたミリが目を覚まし、お腹の子も無事だったことを知る。ミソンはソンジャを外へ連れ出し、気分転換させた。テジュは記者会見を開いて全ての真実を明らかにする。ミへとウジンは病院を訪れ…。

テジュの記者会見を見たジョンスは倒れてしまい、意識不明の状態に陥る。一方、ソンジャは病院を出て家に戻り、娘たちを安心させる。ミへはソンジャと共に結婚準備のために出かけるが、ある事実を知って憤慨する。

ヘミはジョンスが目覚めて全ての事実を知ってしまうことを恐れて、病院に入院させようとしない。一方、ソンジャは秋夕に家族全員を連れて海水浴場へ行き、一家団欒を楽しむ。ミリはジョンスが入院したと聞き…。

ソンジャはミヘの結婚式の前日にインスクに、結婚式に出席するように言い、自分が逝った後の3人の娘のことを頼む。一方、ジョンスはヘミを追い出し、インスクに家を正常化するのを手助けしてほしいと言うが…。

ソンジャが亡くなった1年後、息子のスンジュを産んだミリはハンソンアパレルの代表として忙しい日々を送り、テジュはハンソングループの会長に就任した。ミソンは銀行に復職し、ミヘは小説の続編を上梓した。