金持ちの息子

ヨンハのアルバイト先に、2年前に喧嘩別れした元彼のグァンジェが彼女を連れて現れる。ヨンハは動揺してミスを犯し、さらに高価なブランドバッグを弁償する羽目に。一方、姉・ギョンハはヨンとのデート中に…。

ゲドンは、ひとり息子のグァンジェが帰ってきたと聞いて大喜びし、同窓会を途中で抜け出しで急いで帰宅。ゲドンと同窓会に参加していたウォニョンは帰り道、娘のギョンハがヨンと一緒にいるところを見てしまう。

ギョンハは、両親にしつこく勧められて仕方なくお見合いをすることに。その当日、ヨンがギョンハの家に偶然、仕事の用で訪ねてくる。ヒョンスクは、ギョンハはこれからお見合いをすると話してしまった。

ギョンハは、母親が代理見合いをした相手から全く連絡がないので、ふられたのではないかとヒョンスクを問い詰める。さらに、直接結婚相談所に問い合わせをした。一方ヨンハは、カミでアルバイトを始め…。

グァンジェは、ヨンハに近づくためにカミで働きたいと父親のゲドンに相談。代表の息子ということを隠してカミで働き始めたグァンジェは、指導係に就いたヨンハに厳しく命じられるが一生懸命に働いた。

グァンジェは、ヨリを戻そうとヨンハに話しかけるがすれ違いから喧嘩に発展。一方、出張から戻ったテイルはヨンハに連絡し、ヨンハとの約束の前に店に立ち寄ると、そこにはホールで働くグァンジェの姿があった。

テイルの父親・スファンは、カミで大規模なビジネスを展開しようとしていた。テイルはその計画は代表も叔母も望んでいないはずだと忠告するが、スファンは聞く耳を持たない。一方、ヨンハと喧嘩中のグァンジェは…。

グァンジェはヨンハのことを諦め切れずにアルバイトに復帰。その日、閉店時間を過ぎても店内に残っていた客にグァンジェが声をかけると逆切れされてしまう。父親のことを悪く言われたグァンジェは…。

グァンジェが代表の息子だとは知らず、トイレ掃除をするよう指示したヨンハは、グァンジェが倒れたことに責任を取り辞職することに。ヨンハが辞めたことを知ったテイルは、グァンジェに怒りをぶつける。

ヨンハを呼び出したウォニョンは、グァンジェが金持ちの息子だから好きなのか、と問いかける。ヨンハはそんな父親に落胆し、口論となる。一方、ギョンハは金持ち目当てのお見合いはやめると言いだした。

スヒのもとにスファンが深刻な様子で現れ、理由も明かさず、ゲドンとの離婚の手続きをするように言われる。一方、ヒョンスクはグァンジェがカミの代表の息子だと知り、ウォニョンを連れてカミへ食事に出かけた。

ヨンハとの交際をウォニョンに認めてもらおうと、大量の手土産を持ったゲドンとグァンジェがやってきた。ゲドンから結婚を前提に2人を交際させてはどうかと提案されるが、ウォニョンもグァンジェも反対する。

ヨンハとヒョンスクは、デパートで父母の日のスノクへのプレゼントを選んでいた。その時、ちょうどスヒと一緒に同じデパートに買い物に来ているとグァンジェから連絡が入り、みんなでランチをすることに。

スファンが起こしてしまったミスをテイルから全て聞いたゲドン。一方ミョンハは、中国人留学生のモンモンから屋根部屋に行ってみたいと頼まれる。その頃、ウォニョンはジョンヨンが現場に来ていないことを知り…。

ミョンソンは、金銭的援助をしてほしいとスノクたち家族に依頼。それを聞いたヒョンスクは、ヨンたちに店と部屋を立ち退いてもらいジョンヨンに譲るのはどうかと提案した。一方、ゲドンはあることを考えていた。

テイルから突然告白されたヨンハは、気が気でなく、自分の気持ちをすぐに伝えなければと思い、テイルを呼び出す。その頃、ソヒはギョンハが兄の店の前でヒョンビンの車から降りるところを見て不思議に思う。

ヨンハは、カミで働くことになったソヒに対して、トラブルを起こすのではないかと心配になり、くぎを刺す。一方、先輩からの電話でカミが訴えられたと聞いたスヒは、スファンを問いただすと衝撃の事実を聞かされる。

ギョンハは、ボクスンの開業資金をヨンが出したと聞いて複雑な気持ちになる。一方、ヒョンビンの母親に気に入られたギョンハは、親同士で結婚の話が進められるが、持参金の話を持ち出されたヒョンスクは…。

ゲドンは、カミが海外事業から撤退することをスヒに話す。すでにカミが危機的状況にあると聞いていたスヒは、ゲドンに内緒で離婚届を提出してしまっていた。一方、カミのレシピは盗用したものだという記事が出回る。

病院に運び込まれたゲドンは目を覚ますと、グァンジェとスヒの心配する言葉も聞かずに家に帰ると言いだす。一方、ギョンハはヒョンビンを家に招待すると、ウォニョンはヒョンビンの態度に違和感を抱く。

ギョンハとヒョンビンがお互いに愛しあっていないと気づいたウォニョンは、それでいいのかとギョンハに問う。一方、ゲドンは自分で考案したレシピを記したノートを探している時、突然胸が痛み出す。

ゲドンが心臓発作を起こして急死。グァンジェは急いで病院に駆けつけ、ゲドンが最後に電話をかけた相手が自分だったと聞いて号泣する。勝手に離婚した罪悪感にさいなまれていたスヒは、ゲドンの急死を知り…。

会社が危機に陥り、テイルから対処を要請されたグァンジェだが、テイルに任せると言って全てを放棄。あきれたテイルは、ゲドンとスヒの離婚の話を切り出す。一方、ヨンはギョンハに自分も見合いをすると言い…。

テイルは、スファンが見知らぬ男性と話をしているところを目撃する。一方、電話に出ないグァンジェを心配して家を訪ねたヨンハは、ゲドンが後悔の念にさいなまれており、ひとりにしてほしいと突き放されてしまう。

ヨンが描いたギョンハの絵を見つけたジョンヨンから、2人が特別な関係なのではと聞いたヒョンスク。思い当たる節があるヒョンスクは、ギョンハを叱責する。グァンジェは、テイルの債権者たちへの対応を非難し…。

ギョンハの結婚話が進むなか、ヨンとギョンハはコンビニで遭遇。ヨンは、見合い相手を探るギョンハに根負けして2人でお酒を飲むことに。ヒョンスクは、ギョンハとヨンの仲について噂が広まることを恐れ…。

カミに退職届を出したヨンハ。その頃、グァンジェは空港に向かっていたが、カミのせいで心中を図った夫婦のニュースを聞いて踵を返す。グァンジェはゲドンのためにも相続を放棄せず、借金を返済することを決意した。

テイルはグァンジェのことを心配するスヒに怒りを覚え、また孤独を感じていた。一方、テイルからカミに残って助けてほしいと頼まれたヨンハは悩んでいた。ボクスンは、ヨンとギョンハのことを知り…。

久々にカミに顔を出したスヒは、彼女に会うため毎日のように来店するボムジュンと会う。一方、車に寝泊まりしているグァンジェは、私物を売るために大学へ行くと、そこで別れたヨンハの弟・ミョンハに遭遇する。

引っ越しの準備をするボクスンの姿を見たスノクは、やり切れない気持ちでいっぱい。スノクからボクスンを失いたくない思いを聞いたジョンヨン夫婦は、ヒョンスクのもとを訪ねて追い出さないでほしいと懇願した。

最近、知らない番号から携帯電話にかかってくるギョンハは、とうとう電話の相手に会うことに。一方、テイルから本当の母親の話を聞いたスヒは反論するが、次々と覚えのない話を聞かされて気を失ってしまう。

結婚式を控えたギョンハは、ヒョンビンがほかの女性と2人でいるところを目撃。そんななか、ヒョンビンに呼び出されて事務所に行くと婚前契約書を渡される。一方スヒは、家に戻ってこないグァンジェを心配して…。

お金を稼ぐためにホストクラブで働き始めたグァンジェだが、接客がうまくいかず、酔ったまま店外に出されて、気を失う。それを見たヨンハはテイルに連絡。目覚めたグァンジェは、スヒのことでテイルと口論になる。

ヒョンスクは、ギョンハの部屋で婚前契約書を見つけてウォニョンへ伝えた。そこに仕事を紹介してほしいとグァンジェがヨンと一緒に現れる。一方、ボムジュンが気になるテイルは、スヒに色々と尋ねるのだが…。

建設現場で働くことになったグァンジェだが、初日に脚を骨折してしまい、しばらくスノクの家で過ごすことに。その知らせを聞いたヨンハはすぐに駆けつけるが、グァンジェの態度は冷たい。ギョンハの結婚式では…。

式場でヒョンビンの彼女が騒動を起こし、結婚は中止に。ヒョンスクはショックで泣き崩れる。式場でのことを知ったボクスンは、ヨンがソウルを離れていて良かったと安堵する。ヒョンスクはやがて怒りが込み上げ…。

新婚旅行に行っているはずのギョンハが、1人でベンチに座っているのを見かけたヨン。ギョンハを呼び出して理由を尋ねるが、ギョンハは突き放す。テイルは、カミを辞めたヨンハにもう一度気持ちを伝えると…。

テイルとスヒが実の親子だと知ったグァンジェは、ヨンに手紙を残してスヒのもとへ向かう。テイルに懺悔の念を抱くグァンジェは、本店はテイルに譲りたいとスヒに言う。一方、中国に旅行しているはずのミョンハは…。

グァンジェは、ヨンハと起業するため、そして借金を返済するために建設現場での仕事を再開。一方、ミョンハに恋人がいることを知ったヒョンスクは寝込んでしまう。ヨンエはヒョンスクの代わりにある行動を起こす。

ウォニョンは、ミョンハとモンモンに別れるように申しつけ、ミョンハを連れて帰る。しかし、ミョンハがモンモンの部屋代を工面したことが判明し、ヒョンスクは激怒。一方、ヒョドンはグァンジェの境遇を案じ…。

ヒョドンは、ジョンヨンたちに協力してもらい、借金取りからゲドンのノートを取り返そうとする。一方、ウォニョンは中国から来たモンモンの父親と何とか話し、妊娠したモンモンを帰国させようとしていることを知る。

モンモンが中国に発つ日の朝、ミョンハはショックで寝込んでいた。モンモンの妊娠を知ったヨンハとギョンハは、驚がくしながらも、帰国を阻止させるためにミョンハを空港へ送り届けようとするのだった。

子供たちに失望したヒョンスクが家を出ていこうとすると、そんな姿にウォニョンは逆切れ。一方、テイルのもとに再び借金取りがゲドンのノートを取り戻そうとやってくる。その後スファンが現れて、ある指示を出す。

ヨンハと商売を始めたグァンジェだが、なかなか思うようにはいかず、自信をなくしていた。そんななか、カミの店名が変わったことを知ったグァンジェは、テイルに抗議しに行くが、追い返されてしまう。

ヨンハとの仕事のほかに複数の仕事を掛け持ちしているグァンジェは、お金を稼ぐことの大変さを改めてかみ締める。一方ミョンハとモンモンは、ウォニョンから結婚の許しを勝ち取り、ついに結婚式当日を迎える。

テイルがスヒの子供であることをボムジュンに告げるスファン。一方ヨンは、ミョンハの結婚式の帰りにギョンハと一緒に店に戻ると、そこにはボクスンと彼女のソニョンがいた。ボクスンはヨンの真意を測りかねて…。

代行運転中のグァンジェは、客の男性が女性の部下にセクハラをしているのを見かねて、女性を逃がすと男性客を怒らせ殴られてしまう。一方ウォニョンは、ギョンハをヒョンビンと結婚させたことを謝罪する。

ボムジュンは、テイルが自分の子供だと知り、それをテイルに告白しようと会社を訪ねるが、テイルに拒絶される。一方、グァンジェとヨンハはトラックをレンタルして、フードトラックを試してみることにした。

道路に飛び出したヒョンウを助けたグァンジェ。ヒョンウのおじいさんは、後々グァンジェが多額の治療費を請求してくることを心配し、グァンジェを病院に連れていく。新婚旅行から帰ってきたミョンハとモンモンは…。

ヒョンスクはヨンとソニョンに早く結婚をした方がいいと言う。偶然、ヨンがグァンジェに結婚の話をしているのを聞いたスノクは、ギョンハとヨンを結婚させてはどうかとウォニョンに問いかけた。

ヒョンスクは、出血したモンモンを病院へ連れていった。モンモンが体調を崩したと聞いて、急いで帰宅したミョンハは、モンモンから事情を聞いてヒョンスクを責め立てた。そして、ミョンハはある要望を切り出す。

スヒはグァンジェに、家に帰ってきてほしいと言うが拒否されてしまう。ミョンハを怒るウォニョンを見たモンモンは、ウォニョンが怖いから実家に帰りたいと吐露。一方グァンジェとヨンハは、ある構想を練っていた。

ヒョンウのおじいさんのおかげで出店場所が決まったグァンジェとヨンハ。ギョンハとソヒも集まって食事会を開かれるが、会計時に意外なことが起こる。翌日、ソヒはテイルがなかなか出社してこないことを心配して…。

意識が戻らないテイルのことを心配したソヒは、ヨンハを呼び出す。理由もわからず病院にやってきたヨンハは、テイルの変わり果てた姿に涙する。ソヒから、テイルが目覚めるまで毎日お見舞いに来てほしいと頼まれた。

ヨンハが看病するなか、テイルが目覚めた。病院を訪れたソヒはその様子を見て安心し、そのままその場を立ち去る。その頃、ヒョドンはテイルの事務所でゲドンのノートを捜していた。グァンジェはヨンハが気になり…。

テイルに頼まれ、テイルの自宅に仕事の書類を取りにいったソヒ。テイルの部屋で見つけたノートの中身を見ると、多くのレシピが載っていた。ヨンハがテイルを看病していることを知ったグァンジェは気分を害し…。

自宅にあるゲドンのレシピが載っているノートをソヒが見たのではと疑うテイルは、ソヒにさりげなく探りを入れる。ヨンの試験が終わり、ギョンハたちはキャンプへ行くことになったが、それを知ったヒョンスクは…。

ソニョンは、ヨンが誰とキャンプに行ったのかが気になり、それが原因でソヒと口論に。一方、グァンジェとヨンハは試食で好評だった弁当の正式な発注数に驚く。2人はジョンヨン夫婦からあることを提案される。

得意料理であるタッカルビのお店を開くことにしたグァンジェとヨンハ。初日は予想以上に売り上げ、2人は大喜びする。その頃、公園で偶然ギョンハと会ったソヒは、ギョンハの曖昧な行動に疑問を呈す。

テイルにとって自分の存在はヨンハの代わりだと考えたソヒは、テイルには何も告げずに辞職。しかし、テイルはソヒを呼び出してソヒが必要だと言う。一方、試験に合格したヨンは、グァンジェたちと祝い酒を飲み…。

ギョンハの出発日当日、ヒョンスクが反対してもウォニョンはギョンハを空港へ送る。その途中、ソヒからヨンがけがをしたと連絡が入り、急いで病院に駆けつける。血だらけのヨンを見たギョンハは卒倒してしまう。

テイルに言われた言葉が気がかりなヨンハは、テイルがグァンジェに危害を加えるのではと不安で、どうして良いのかわからない。一方ヨンとの結婚を阻止したいヒョンスクは、ギョンハに旅行に出るよう強要した。

弁当を差し入れるために会社にやってきたボムジュンを突き放し、怒りに任せて車に乗り込むテイル。心配してついてきたソヒに、ボムジュンへの複雑な心境を打ち明けた。ボムジュンが韓国を発とうとした時…。

帰宅したソヒの洋服が血で汚れているのを見たグァンジェは、事情を聞いて病院に向かう。そこで、ボムジュンがテイルの実の父親であること知ったグァンジェは、スヒに愛されなかった父がかわいそうだと涙を流した。

テイルの部屋からゲドンのレシピノートを盗んだソヒは、それをグァンジェに渡そうと店の前まで行くと、グァンジェに用事があるというボムジュンと遭遇。一方ギョンハはヒョンスクに、ヨンとは結婚しないと宣言した。

ゲドンのノートが差出人不明で送られてきた。グァンジェたちは、ゲドンの名誉を取り戻そうと動きだす。そして、グァンジェはテイルに会うことを決心。しかし、家にも会社にもテイルの姿はなかった。

UKグループとの弁当事業の譲渡契約を締結したグァンジェとヨンハ。ボムジュンからソンウォンを畳むことを聞いたグァンジェは、テイルの同意があるのであれば受け入れると告げる。ボクスンはソニョンを呼び出し…。

スヒに呼ばれ、例のノート以来初めてテイルの家を訪れたソヒ。しかし、スヒがいないとわかるとソヒはすぐに帰ろうとする。そんなソヒをテイルは呼び止めた。ウォニョンは、ギョンハとヨンに結婚を勧めるが…。

カミに来ていたウォニョンが急病になり、グァンジェの前で昏倒。グァンジェはゲドンのことを思い出し、ウォニョンを「父さん」と呼び続け、病院まで付き添う。ヨンハたち家族にもウォニョンが倒れたことが伝わり…。

ヒョンスクは、ウォニョンを助けてくれたグァンジェを夕飯に招待しようとする。その頃、グァンジェはゲドンのレシピノートの最初のページの料理から作り始めていた。一方、ウォニョンの会社でトラブルが発生する。

ゲドンのレシピノートにテイル宛のメッセージがあるのを見つけたグァンジェ。ゲドンがノートを受け継がせたかったのはテイルだと悟り、彼のもとを訪れる。一方、スノクにウォニョンが倒れたことが知られてしまい…。

建築会社で働くことになったヨンだったが、ウォニョンから自分の会社で働かないかと誘われる。一方、ゲドンのレシピノートを受け継ぐのは自分ではなかったと知ったグァンジェは、カミをどうしたらいいかわからない。