ごはんに願いを～人生逆転レストラン～

田舎の小さな駅・新炭里駅。20代のギョンスは亡き祖母の後を継ぎ、駅の近くで食堂を営んでいる。そこにふらりとギョンスの父が現れ、身寄りのない8歳の女の子・ヨンシンをギョンスに預けて去っていく。

ギョンスの父が突然他界し、ヨンシンは施設に入れられることを覚悟して、荷解きすらしようとしない。ギョンスはヨンシンの法定後見人を訪ねるも子供を養える状況ではなく、しばらくヨンシンの面倒を見ることに。

ダジョンの家で家族写真を見たヨンシンは、ギョンスに写真立てを買ってもらい、1枚きりの亡き母の写真を飾る。校外学習の日、父が作った粗末な弁当を恥ずかしがって1人でいるジョンフンに、オボクが声をかけた。

ジョンフンに運動会の弁当作りを頼まれたギョンスは、豪華な弁当を用意して町の人に振る舞った。ヨンシンは施設でも眺められるようにと写真をたくさん撮ってもらう。一方、高級韓国料理店「宮殿」では…。

ギョンスはヨンシンの食が細くなったことをダジョンの母・セジンに相談。彼女は子供が喜ぶメニューを作るべきだとアドバイスした。ヨンシンはセジンの家でトンカツをごちそうになったお礼にダジョンを家に招待し…。

冬休みに大雪が降り、ヨンシンとダジョン、ジョンフンは、オボクに誘われてソリ遊びに出かける。4人は山の斜面でソリ遊びを楽しむが、気がつけば暗くなり、山道で迷ってしまう。オボクは1人で山を下り…。

ヨンシンを正式に引き取って育てることを決意したギョンス。そんなある日、ギョンスの昔の恋人が食堂を訪ねてくる。これを知ったダジョンは、ギョンスが彼女と結婚したらヨンシンが大変なことになると心配する。

スクチョンが妊娠したので、ジョングォンは大喜び。追い出される危機に直面したミンギョンは、過去を隠していた友人の話をしてスクチョンをさりげなく攻撃。一方、ギョンスは夕食の席で、彼女を町の人々に紹介する。

高校3年生になったヨンシンは、ギョンスの食堂を手伝いながら料理の腕を磨いていた。ギョンスは成績優秀なヨンシンを大学に進学させようとするが、ヨンシンは調理師免許を活かして就職すると譲らなかった。

父に医大進学を反対されたジョンフンは、家に帰らず自習室にこもる。ダジョンはジョンフンには気遣い、学校をサボって喧嘩三昧のオボクを侮辱にする。しかし、正義感の強いオボクは、セジンの危機を救った。

ジョンフンは医大生となったとなり、ダジョンも同じ大学に入学して2人はカップルに。ヨンシンは食堂で働きながら就職活動を続けていた。そんななか、ヨンシンは韓国料理店「宮殿」の実技試験に合格する。

オボクは大学の校門でダジョンを待ち伏せして、大きな花束を差し出す。激怒したダジョンはオボクを食堂へ引っ張っていき、町の人々と再会させた。一方、「宮殿」に採用されたヨンシンは初出勤することになり…。

ヨンシンは、その日限りで破棄される高級食材を使って閉店後の厨房でダシを取る練習を始める。スクチョンは、甥で料理長のソンチャンに気にかけるようと告げる。ダジョンは勉強ばかりしているジョンフンが不満で…。

ミンギョンに誤解されて怒りを買い、顔にコップの水をかけられたヨンシン。その場を通りがかったスクチョンはヨンシンを庇護する。そんななか、大学祭が近づき、ダジョンはジョンフンにある提案をするが…。

ヨンシンは毎晩ダシの研究を続けるがうまくいかず、スクチョンから冷たい言葉を浴びせられ意気消沈。翌日、ヨンシンは食事も取らずに自室にこもってしまう。スクチョンはソンチャンに、ヨンシンの解雇を促す。

ヨンシンが解雇されたことを知ったギョンスは、宮殿を訪れてスクチョンに抗議。不審に思ったミンギョンは、スクチョンの弱点を探るためにごはん屋を訪れるが、追い返される。ジョンフンはヨンシンと喧嘩をして…。

ヨンシンに告白したジョンフン。ヨンシンは腹を立ててその場を離れるが、その夜ダジョンからジョンフンを映画に誘ってほしいと頼まれる。翌日、ヨンシンから映画に誘われたジョンフンは2人きりだと勘違いし…。

スクチョンは、今後一切両親の話を持ち出さないという条件で、ギョンスにヨンシンの学費として大金を渡す。思い悩んだ末にギョンスはヨンシンに支援者が現れたと話すも、母の命の代金を受け取った罪悪感に苦しむ。

ギョンスの話を聞いたヨンシンはスクチョンに小切手を突き返し、ギョンスの恨みを晴らすと宣言。そんななか、ヨンシンとダジョン、ジョンフン、オボクの4人はキャンプへやってくるが、ジョンフンの表情は暗かった。

ジョンフンから愛している人がいると言われたダジョンは、テントの中で落涙。ヨンシンは、ジョンフンが8歳の頃からダジョンを利用してきたことを責め、2人の会話を偶然耳にしたオボクはジョンフンの想いを知る。

スクチョンは1億ウォンを渡した理由をごまかすため、ギョンスを養子にしたいと夫・ジョングォンに持ちかける。それを知ったミンギョンは息子・ジュニョンの後継者の座が奪われそうだと焦り始める。

ジョンフンの言葉を聞いたダジョンは、彼がヨンシンを想っていることを知ってがく然。ヨンシンは様子が変なダジョンに、何があっても悲しませないと約束。一方、オボクはダジョンを頼むというジョンフンに怒り…。

スクチョンは、栄華堂で働いていた頃に何があったのかと夫に聞かれ、金銭的な問題に関する誤解だとごまかす。ミンギョンはスクチョンの過去を暴くために、栄華堂について情報を集めようと動きだす。

ヨンシンはスクチョンに、だしの研究資料を渡せと言われたが拒否。怒ったスクチョンはヨンシンにだしを取らせるなとソンチャンに命じるが、客にはヨンシンのチゲが好評だった。セジンはジョンフンの思いを知り…。

ジョンフンはダジョンと別れることを表明するため、医学部を辞めて就職することに。ダジョンは、ジョンフンがそれほどヨンシンを愛していると知って傷つく。さらにジョンフンはヨンシンにある提案をした。

ダジョンはヨンシンに、ジョンフンが医学部を辞めても諦めないと宣言。ダジョンから事情を聞いたワンスは、ジョンフンに大学を辞める必要はないと伝える一方、ヨンシンにもうごはん屋には来られないと告げた。

ごはん屋にはもう来られないとギョンスに告げたギョンチョルは、ジョンフンの好きな人がヨンシンだと知って驚がく。帰宅したギョンチョルはジョンフンを叱りつけるが、オボクからヨンシンの様子を聞き…。

ギョンスはヨンシンに、ジョンフンと一緒に町を去るようアドバイス。ヨンシンはギョンスを置いて出ていく決心がつかない。ギョンスはジョンフンにも会い、後は自分に任せてヨンシンと一緒に2人の道を行けと伝える。

ヨンシンは、ギョンスを養子に迎えて店を継がせるというスクチョンの条件をのみ、試食会を辞退。これを知ったギョンスはスクチョンに怒りをぶつける。ジョンフンはダジョンにも別れの挨拶をするが…。

ランチ限定メニューの試食会で、ヨンシンの養生鍋がスクチョンの保養スープより高い得点を獲得。ショックを受けるスクチョンに、ミンギョンは結果を入れ替えて発表することを提案し、養子の件を撤回しろと迫る。

3年後。町に残ったヨンシンに励まされ、ダジョンはすっかり元気に。オボクはまだ高卒認定試験のための勉強中だ。そんななか、ダジョンが宮殿の就職面接を受けることになり、ヨンシンはあるアドバイスをする。

ミンギョンはヨンシンに高価なネックレスを贈ったジュニョンを叱りつけ、ヨンシンには息子に近づくなと警告。しかし、ヨンシンはまるで興味がない。ミンギョンはスクチョンにからかわれて不機嫌になり…。

ジョンフンから同じ医学部に通う恋人ができたと聞いたヨンシン。ダジョンはヨンシンからそれを聞いて複雑な心境になる。そんななか、ジョングォンはごはん屋でヨンシンが作った養生鍋を食べ、そのおいしさに驚く。

試食会の不正を知ったジョングォンは激怒し、スクチョンに社長の座を退けと迫る。ミンギョンはヨンシンに店を辞めろと言うが断られ、ヨンシンを解雇してくれたら何でもするとスクチョンに助けを求めるのだった。

スクチョンは、ヨンシンの養生鍋を再現しようとするができない。そこでダジョンを呼び、ヨンシンのレシピを手に入れれば正社員にすると持ちかけるが、断られる。そんななか、ダジョンは偶然ジョンフンと再会して…。

スクチョンはギョンスの祖母が編み出した秘伝の味を手にするべく、ヨンシンを養女にしたいと計画。ヨンシンをくれたら全財産を相続するとスクチョンから提案されるが、ギョンスは大切な人を親の敵に渡せないと言う。

ヨンシンとジョンフンがよりを戻したと誤解したダジョン。ヨンシンは相談に乗っただけだと説明するが、ダジョンは憤慨したまま。ダジョンはミンギョンにヨンシンと決別したいと話し、あることを暴露する。

スクチョンはヨンシンを養女にする代わりに、開発した料理を自分名義で出すと言う。ヨンシンはこれに不満を覚え、ギョンスもスクチョンに養女の話は撤回すると宣言。ダジョンが養生鍋の件をミンギョンに暴露し…。

ヨンシンからレシピを奪ったことを知られ、ジョングォンに離婚を突きつけられたスクチョン。ギョンスとヨンシンに助けを求めるが、相手にされない。ミンギョンは、スクチョンが去ったら社長になると野心を燃やし…。

ジョングォンが栄華堂時代のことを調べていると知ったスクチョン。ヨンシンに、ギョンスが過去について話さないよう口止めするよう頼むが、断られる。そんななか、ジョンフンはダジョンに想定問答を待ちかける。

憎み続けていたスクチョンが実の母親だったと知り、大ショックを受けたギョンスは姿を消した。一方、ジョンフンはヨンシンに正直な気持ちを打ち明ける。ダジョンはオボクに、4人の関係を維持するように言われ…。

ヨンシンはジョンフンのことでダジョンに責められ、たまたま厨房にやってきたジュニョンに「付き合おう」と告げてダジョンを黙らせる。一方、ギョンスは放浪の旅から戻り、常連客のために張り切って夕食を作るが…。

離婚を考え直したジョングォンは、スクチョンが嘘をつかずに済むよう社長を退かせる。代わりにジョンウが副社長に抜擢され、ミンギョンは大喜び。一方ジョンフンは、ヨンシンとジュニョンの交際を反対する。

ジョンフンはジュニョンに、ヨンシンに手を出すなと言い放つ。翌朝ジュニョンは、ジョンフンが医大生でヨンシンの幼馴染みだとダジョンから聞いて不安に。ミンギョンはヨンシンを解雇しようとするが…。

ギョンスがスクチョンの息子だと知り、胸を痛めたヨンシンは彼を慰める。そんななか、ヨンシンの料理の才能に改めて驚いたジョングォンは、ヨンシンを料理長に昇進させるよう話し、家族を驚かせる。

ヨンシンを追い払おうとしたスクチョンに腹を立て抗議するギョンス。そんななか、ジョンフンのことについて父親にまで諭されたダジョンは、久しぶりにごはん屋に顔を出し、全員の前でオボクに付き合おうと告げる。

副社長になったジョンウが店の金を賭博に使ったことを知り、激怒したジョングォンはジュニョンを後継者にすることはないと宣言。そんななか、ヨンシンはダジョンに対し、オボクを利用するなと責めるのだった。

ジョングォンがギョンスを養子にするという話を再び持ち出すと、ミンギョンはスクチョンとギョンスのDNA鑑定をすべきだと提案。そんななか、スクチョンはギョンスが財産を受け取れるようヨンシンにある指示をする。

ヨンシンはスクチョンの指示どおりジョングォンに話を持ちかける。さらに、スクチョンに指導を仰ぎながら料理長を務めたいと言う。そんななか、ヨンシンはジョンフンの母親の病人食を作ることを頼まれ…。

ジョンフンの母親が息を引き取った。ヨンシンは落ち込んだジョンフンをそばで支えることに。一方、ミンギョンはジョンウと離婚すると言い、ジョングォンを悩ませる。スクチョンはミンギョンのたくらみに気づき…。

ジョングォンの前でミンギョンの魂胆を暴いたスクチョン。ジョングォンは社長の座を空けたままにはしておけず、スクチョンは戻ることに成功する。ミンギョンはヨンシンを味方に引き入れようとするが失敗した。

ジソンという名前を出して、ジョングォンの反応を探るミンギョン。スクチョンは昔の恋人を思い出させるなとミンギョンを責める。そんななか、セジンとメンスンはギョンスに見合い話を持ちかけるが…。

ミンギョンがギョンスに会いにいったと知ったジョングォンは、弟一家を追い出そうとする。そんななか、スクチョンはジョングォンに指示されてヨンシンに灰貝ビビンパを作らせ、自分が考案者だと主張するが…。

ヨンシンに協力を拒まれ、件のレシピを期限までに提出できなくなったスクチョン。ジョングォンは、この件をしくじれば今度こそ離婚だとスクチョンに宣言。ダジョンはヨンシンのレシピを入手し…。

ごはん屋を訪れたジョングォンは思いがけずスクチョンと鉢合わせ、これまで正体を隠していたことをギョンスに謝罪。一方、ダジョンは灰貝ビビンパの味見をヨンシンに頼んでレシピを聞き出そうとするが失敗した。

ダジョンにけおされ、件のレシピを渡したヨンシン。ギョンスはスクチョンの指示だと気づくが、ヨンシンはダジョンの処遇を気にし、社長を責めないようギョンスにすがる。スクチョンはダジョンに新たな指示を出し…。

ごはん屋での席でテレビ出演を自慢したダジョン。実情を知る両親は帰宅後、実力が伴わないことを叱るが、ダジョンは悪びれもせずに今後もヨンシンを利用すると宣言。スクチョンはその後もダジョンをそそのかし…。

ギョンスとの団らんを楽しむヨンシンだが、ギョンスはスクチョンのせいでヨンシンが苦しんでいることに罪悪感を抱いていた。一方、ダジョンは相変わらずヨンシンにレシピの開発を迫るが、はねつけられてしまう。

ダジョンをかばって店を去ったヨンシンは、ギョンスと和やかな時間を過ごす。その頃、宮殿ではジョングォンが酔い覚ましスープのレシピ開発を急げとソンチャンに命じるが、ヨンシンを失ったスクチョンは苦慮する。

スクチョンはヨンシンが宮殿に戻るつもりがないことを知り、ギョンスとのあらぬ噂を流すと脅してでも連れ戻せとダジョンに命令。これを知ったヨンシンは悩んだ末、ダジョンの状況をワンスに相談した。

宮殿にダジョンの荷物を取りにいったセジンとメンスン。スクチョンは警察を呼ぼうとするが、怒り狂ったメンスンに気おされる。一方、ギョンスは同居を解消しようとするが、ヨンシンは非難されても耐えられると言う。

ヨンシンに手を出せば、自分が息子であることをバラすとスクチョンに宣言したギョンス。スクチョンはダジョンを呼び出し、電話で噂を流してヨンシンを脅せと命じる。オボクはダジョンが消えたことに気づき…。

ジョンフンはヨンシンを恋人同伴の集まりに誘うが、彼女は友達として付き合おうと告げる。これを知ったギョンスが驚くと、ヨンシンはジョンフンと一緒にいると息苦しさを感じるようになったと正直に打ち明ける。

ダジョンが流した噂の影響で、町はヨンシンとギョンスが男女の仲だという話題であふれる。セジンは生き残るためだと開き直るダジョンの態度に驚き、ミンギョンの縁談を受け入れてジュニョンと結婚させようとする。

ジョングォンの家族は、住み込みの家政婦がヨンシンだと知って仰天。ミンギョンやジュニョンはヨンシンを歓迎するが、スクチョンは自分の秘密をいつ暴露されるかとハラハラ。ジョングォンはヨンシンをかわいがり…。

ヨンシンの部屋で母親の遺影を見たスクチョンは、ある事実に気づいて衝撃を受ける。スクチョンはヨンシンを追い出すために、1週間以内に家を探せとソンチャンに命じる。そんななか、ごはん屋の夕食会が開かれ…。

ヨンシン部屋から1枚きりの母の遺影が消えた。スクチョンはしらを切るが、ミンギョンもスクチョンの仕業ではないかと疑う。ジョングォンは家族を全員リビングに集めて、深夜まで写真を捜し続けるが…。

ギョンスに養子縁組を断られたジョングォンは、ヨンシンが自分の娘であるとも知らず、養女に迎えて後継者にしたいと考える。これを知ったスクチョンは、わが子のギョンスをどうにか養子にしようとする。

ヨンシンはジョングォンの養女になるよりも、ギョンスと今までどおり生活を続けたいと望む。ワンスはそれは愛ではないと諭すが、ヨンシンはかたくなだ。そんななか、オボクはダジョンを美容院に連れていき…。

ギョンスとヨンシンは、ヨングと一緒に初めてごはん屋にやってくるピルソンのために張り切って調理。ジョンフンは恋人同士のように仲が良い2人を見て傷心。スクチョンは悪行をジョングォンに知られるのを恐れ…。

兄に呼び出されたスクチョンは「興信所の人間からキム・ジソンの交通事故について聞かれた」と脅され、ソンチャンを養子にしろと要求されて困惑。その頃、ジョンウはジソンに娘がいたことを知る。

母親の写真がいつの間にか部屋に戻されていることに気づいたヨンシン。スクチョンは兄に10億ウォンを要求され、ソンチャンを店からも家からも追い出そうと画策。ジョングォンはヨンシンの気持ちを諦めさせるため…。

スクチョンの兄はヨンシンに、母親が死んだ理由を知りたくないかと言う。さらに宮殿を訪れ、ヨンシンに会ったと話してスクチョンに大金を要求。一方、ミンギョンはヨンシンの部屋をあさっていたスクチョンを見て…。

夜遅くジョングォンの家にスクチョンの兄が押しかけた。スクチョンは必死で追い返そうとするが、ジョングォンは泊まっていくように勧める。そんななか、ヨンシンはギョンスと一緒にソウルまでスーツを買いにいき…。

養女になるとジョングォン一家に伝えたヨンシン。スクチョンはギョンスを養子にしたいのだが、ジョングォンは反対するなら会長の座を諦めろと言う。ヨンシンはスクチョンが兄を使って母を殺したのではないかと疑う。

ジソンに娘がいたことを知ったジョングォンは大ショック。そんななか、ヨンシンはジョングォンの養女になることをごはん屋の常連客の前で発表。だが、ジョングォンは自分に実の娘がいるかもしれないと考え…。

スクチョンは、ヨンシンを家から追い出してほしいとジョングォンに頼むが拒まれる。ミンギョンは、家政婦が捨てたはずのヨンシンの母親の写真が階段に落ちていたことを食事中に家族の前で話題にした。

ギョンスは、ヨンシンの母を殺したのかとスクチョンに詰問。会長就任を目前に控えたスクチョンは、「家を出ろ」と言うギョンスの警告を断固拒否。しかし、ギョンスがジョングォンと会う約束をしていると知り…。

スクチョンは退院するが、ジョングォンはスクチョンの体調を心配するどころか、レトルト食品のレシピはヨンシンが考案したものだったのかと問い詰める。憤慨したスクチョンは離婚するとジョングォンに言い…。

ギョンスはスクチョンと兄の会話を聞き、ヨンシンの母が故意の交通事故で殺されたと知る。しかし、スクチョンはギョンスに、無関係だと言い、実母を裏切るなと脅迫。さらにスクチョンはあることをたくらんでいた。

ギョンスはスクチョンの会長就任式に乗り込み、自分は彼女の隠し子だと告げる。ジョングォンは衝撃のあまり倒れて集中治療室に運ばれ、就任式は中断される。一方、ギョンスは自分の皮肉な運命を嘆くが…。

ジョングォンが一般病棟に移ったという知らせをヨンシンから聞いたギョンスは、胸をなで下ろす。一方、スクチョンは夫が退院すれば慰謝料ももらえずに追い出されるのではないかと心配し、病院を訪れて様子を探る。

ミンギョンたちの忠告に耳を貸さず、自宅に居座ってジョングォンの退院を待つスクチョン。ジョングォンは帰宅するやいなや、スクチョンを家から追い出してしまう。そこでスクチョンはギョンスの家に押しかけ…。

ジョングォンの療養中、ミンギョンはジュニョンを後継者の座に就けようとたくらみ、ジョングォンの娘捜しを妨害しようとする。そんななか、スクチョンはギョンチョルがジョングォンの見舞いに行ったと知り…。

スクチョンはミンギョンに、ジョングォンを看病したいと話すが、猛反対される。ジョンウはスクチョンが離婚に応じると聞き、離婚後に看病させればいいと考えた。一方、オボクはダジョンの家で受験勉強を始める。

ジョングォンに慰謝料の希望額を聞かれたスクチョンは、要らないと回答。償いをしたいと言うスクチョンに、ジョングォンは再び心を開き始める。一方ピルソンは、ヨングにプロポーズをしたいとメンスンに相談した。

ジョンウとミンギョンが裏切っている音声データを聞いたジョングォンは、寝室にこもりきりに。やがてジョングォンはスクチョンに、家に戻ってきてほしいと伝える。ヨンシンはごはん屋に戻って暮らそうとするが…。

ヨンシンは自分の母親を死亡させたスクチョンに復讐心を抱く一方、ギョンスを失いたくないという気持ちから彼女を許そうとする。しかし、申し訳なさに耐えられないギョンスは、許す必要はないとヨンシンに告げた。

ジョングォンがヨンシンの父親が見つかりそうだと喜ぶなか、ソンチャンは、スクチョンが偽の父親をヨンシンに会わせようとしていることを責める。一方、ヨングとピルソンは新婚生活を始めることになった。

父親との再会を望んでいたヨンシンは、数年前に父が病死していたという調査結果を知って落胆。一方、スクチョンはヨンシンを家から追い出そうとするが、ヨンシンを娘のように慕うジョングォンの意思は変わらない。

スクチョンから引っ越せと言われたヨンシンは、自分の母を殺した理由を知るまでは出て行けないと宣言。するとスクチョンは、兄に金を払ってまでジョングォンの前で嘘をつかせる。ヨンシンは家を追い出され…。

ヨングとピルソンの結婚式後、2次会がごはん屋で開催された。ヨンシンはギョンスの皿洗いを手伝うが、ジョンフンに見られる前に帰るよう告げられる。ジョンフンはヨンシンに、自分のもとに戻ってこいと伝えるが…。

ギョンスは盗まれた秘伝の書を取り返すために宮殿へ向かうが、スクチョンは「母親である自分に伝統の味を受け継ぐ資格がある」と主張。そんななか、宮廷料理をテーマに、ヨンシンとスクチョンの料理対決が始まる。

新婚旅行から戻った幸せいっぱいのヨングとピルソン。また、オボクの支えによってダジョンも元気を取り戻し、ごはん屋に明るさが戻ってきた。一方、ヨンシンはスクチョンと2度目の料理対決をすることに。

ヨンシンは3度目の料理対決でスクチョンを打ち負かし、逆転勝利を収めた。ジョングォンはヨンシンに厨房を任せると約束し、スクチョンは宮殿を出て行くことに。そんななか、ミンギョンはある会話を聞き…。

スクチョンが自分の母親の写真を処分しようとした理由は、ジョングォンに見られたくなかったからではないかと察したヨンシン。スクチョンはジョングォンに真実を知られることを恐れ、ヨンシンを拉致することに。

スクチョンに監禁されたヨンシンは、自分がジョングォンの娘であると確信。その頃、ギョンスもヨンシンが拉致された理由に気づき、ジョングォンにヨンシンの母親の写真を見せようとするが、スクチョンに脅される。

ギョンスはヨンシンを救い出すが、頭を負傷し救急車で病院に運ばれる。その連絡を受けたスクチョンは病院に駆けつけ、ヨンシンや町の人々を叱責。一方、ミンギョンはヨンシンを拉致した犯人を突き止めようとする。

ギョンスは意識を取り戻すも記憶を失っていた。スクチョンはこれまでの悪い記憶がなくなったことは幸いだと考え、もう息子に関わるなとヨンシンに宣言。ギョンスは自分の身分証の住所を頼りにごはん屋を訪れ…。

再びごはん屋を訪れたギョンスはヨンシンに、自分たちは恋人同士だったのではないかと尋ねる。ヨンシンは否定しながらもさりげなく近況を聞き出す。2人が会ったことを知ったスクチョンはヨンシンのもとを訪れ…。

ギョンスがヨンシンに正式に付き合ってほしいと告白すると、ヨンシンは本心に反して断ってしまう。スクチョンは、ギョンスが度々ヨンシンに会いにいくことに不安を感じ、早く宮殿に出勤させようとする。

ヨンシンの愛する人が自分だと気づいたギョンスは、自分もヨンシンを何よりも愛していたと知る。ギョンスは、ヨンシンを看病人だと嘘をついたスクチョンへの不信感を募らせ、宮殿に出勤するつもりはないと宣言した。

自分がごはん屋で働いていたと知ったギョンス。ヨンシンから、ジョングォンの会社で働くことを勧められ、本社に出勤しようと決意。スクチョンは喜ぶが、ギョンスはヨンシンとの交際を認めてほしいと言う。

ギョンスは、家族の前でヨンシンへの愛を宣言。スクチョンは、ジョングォンが2人の交際を認めようとしていることを知り、ヨンシンの出自を明かすべきか思い悩む。一方、ジョンフンはギョンスの行動が気に入らず…。

ギョンスに無理やり見合いをさせようとするスクチョンだったが、結局ギョンスは見合いを無視。激怒したスクチョンはごはん屋を訪れてヨンシンを責める。その場を目撃したギョンスは、あることが気になる。

ジョンフンに会い、自分がヨンシンの育ての親だという事実を聞いたギョンスはごはん屋に戻ってきた。町の人々はギョンスが戻ってきたことを喜び、やがて記憶も戻るはずだと励ます。ジョンフンはこの状況にいら立つ。

ギョンスはジョングォンに、養子縁組の件は記憶が戻ってから返事をしたいと伝えた。そんななか、ギョンスが取り出したキム・ジソンの写真を見たジョンウは、ヨンシンがジョングォンの娘であることに気づく。

ジョングォンの家で暮らすことになったヨンシンは、会社を受け継ぐのではなく、財産は恵まれない子供のために社会に還元したいとジョングォンに話す。スクチョンはヨンシンに、考え直すよう持ちかけるが…。

会長職に復帰しようとするスクチョンを阻むため、ヨンシンはレトルト食品のレシピを開発したのは自分だったことを家族の前で暴露。ヨンシンはスクチョンに責められるが、逆に母を殺したことを白状しろと要求した。

ジョングォンに全ての悪行を知られ、家を追い出されたスクチョン。車道に飛び出したスクチョンをギョンスがかばった拍子に頭を打ち、過去の記憶を取り戻すが、記憶を失っていた間のことを忘れてしまう。

肺がんの疑いがあると診断されたギョンスは、スクチョンの家を訪れるが突き放される。一方ジョングォンは、一生結婚しないというヨンシンを心配する。ジョングォンは、ジョンフンがヨンシンを愛していると聞き…。

行方知れずだったオボクの母親・ミジャが突然メンスンのもとに現れる。これを知ったダジョンは喜んで両親に会わせようとするが、オボクは派手な母親を会わせるのが恥ずかしい。ミジャは町に居座ろうとして…。

妊娠中のダジョンに料理をさせ、セジンとワンスに保険の営業まで始めたミジャに腹を立てたオボクは無理やり家に連れ帰る。しかし、ミジャが家庭内暴力に苦しんでいたと知り、オボクは父親に会いにいく。

ギョンスが余命わずかだと知ったヨンシンは、荷物をまとめてごはん屋に向かおうとする。そして、ヨンシンは仕事を休んでギョンスのそばで過ごすことを決意。そんななか、ジョングォンはスクチョンのもとを訪れ…。

スクチョンは家にやってきたギョンスに今後のことを話し、心を込めて昼食を作る。ミンギョンは、スクチョンがジョングォンの金を受け取るよう説得を試みる。そんななか、ヨンシンはギョンスの言葉を聞いて…。

オボクとダジョンを離婚させるとセジンに言われ、メンスンはオボクの両親を町から追放。ギョンスはヨンシンが隠していたペアリングを見つけ、自分のリングをジョンフンに譲る。ジョンフンはその気持ちを受け止め…。

ジョンフンとの結婚を決めたヨンシン。2人から報告を受けたギョンスは、切ない気持ちを隠して感謝の気持ちを伝える。町の人々はギョンスが余命わずかなことを知って胸を痛めるが、ごはん屋に集まり…。

ヨンシンに説得されたスクチョンは、ジョングォンの家に戻ることに。ジョングォンやミンギョンはスクチョンを温かく迎え入れた。一方、セジンはオボクが父親を心配していると知って胸を痛めるが…。

病状が悪化し、入院したギョンスはスクチョンにこれまで言えなかった愛情を伝える。一方、ヨンシンはギョンスに会いたい気持ちを抑えながら辛い日々を過ごす。ジョンフンは、オボクにあることを頼むが…。

ウエディングドレスを試着したヨンシンを見たギョンスは、想像よりずっときれいだと感激。ヨンシンは久しぶりに会ったギョンスに感謝の気持ちと愛を伝え、ギョンスもヨンシンに愛を告げる。結婚式当日…。