ワッチャプリマジ！

陽比野まつりは中学1年生の普通の女の子。ある日、自分をマナマナ(魔法使い)だと言い張る不思議な格好の女の子・みゃむと出会う。みゃむは「一緒にプリマジやるぞ!」と強引に誘い、まつりは迷った揚げ句に…。

初めてのプリマジを成功させたまつりとみゃむ。これからもプリマジを続ける決心をしたまつりとみゃむは、近所のお祭り会場で行われるプリマジを見に出かける。その日、ステージに立つはずの子がドタキャンし…。

おしゃれ番長・弥生ひなに学校へ招待されたまつり。校内を見て回るまつりは、いつの間にか、ひなと一緒にトレーニングをすることに。ひなの驚異的な身体能力に驚くまつりだが、ひなはある目標を持っていた。

みゃむが、まつりではなくひなのパートナーになると宣言し、まつりはショックを受ける。みゃむの夢のためにはひなと組むのが一番なのではないか、と悩むまつり。一方、みゃむもまつりから離れて悩んでいた。

プリマジスタとしてだけでなく、モデルとしても活躍するひなとみるき。2人の撮影現場へ見学にきたまつりは、カメラマンの目に留まり、欠席したモデルの代役を務めることに。みるきはそれを腹立たしく思い…。

極度の人見知りであるれもんは、プリマジスタとして登録しているものの、緊張のあまりまだ一度もステージに立てていないという。そんなパートナーを心配したきゃろんは、新人のまつりに手助けをお願いしにきた。

れもんの歓迎会で調子に乗ったみゃむは、魔力を暴走させてしまう。にゃんじいの助けで間一髪事なきを得るが、まつり、れもんと一緒に魔法界に飛ばされてしまう。みゃむは、にゃんじいと喧嘩をして走り去り…。

ひながフレフェス前最後の猛特訓をするというので、まつりは、ひなのすごさの秘訣を少しでも知ろうと参加を申し出る。当日、ついていくのがやっとのまつりに対して、ひなは軽々とトレーニングをこなすのだった。

プリマジに真剣に向きあったことでひなのすごさをより痛感したまつり。ひなとフレフェスで競わなければならず、自信をなくしてしまう。そんなまつりを、れもんが励まし、生プリマジを見ることを提案する。

れもんのプリマジデビューを祝って、まつりたちは女子会を開催。初めてのキラキラなカフェに緊張を隠せないれもんたちだが、プリマジトークが始まると大いに盛り上がる。まつりは、プリマジの尊さに改めて気づき…。

万全の状態でフレッシュフェス当日を迎えたひな。エキシビション出場を目標にトレーニングを続けてきたまつりと励ましあう。開会直後、ジェニファーが今年のグランドフェスへの出場を辞退すると宣言する。

ひなの本気のプリマジを見せつけられたまつり。ひなはジェニファーに「なぜ出場しないのか」と問いただすと、ジェニファーは意味深な回答をする。いよいよまつりのステージが始まり、会場は盛り上がる。

みゃむがしゃべれなくなってしまい、動揺したまつりはマツリダに助けを求める。みゃむを元に戻す解方法がないなか、まつりは、自分がふがいないからみゃむに愛想をつかされたのではと悩む。橙真はまつりを励まし…。

合宿を目前に控えたまつりたちのもとへ、あまねのパートナー魔法使い・ぱたのが慌ててやってくる。一同があまねの学校に行くと、あまねは普段と何も変わらない。一行が安心するなか、あまねは突然ある宣言をする。

強化合宿が始まるが、待っていたのはひなびた旅館と、コーチを名乗るイヌのひゅーいだった。しかも、合宿風景は四六時中中継されている。そんななか、ひなやあまねは別行動を取り始め、みるきは憤慨する。

飴作りの修行に励む橙真のもとに突然ひゅーいが現れ、「まつりに会いたい」という橙真の無意識の願いに応えるべく、魔法界へと向かう。その様子をうかがっていた怪しい魔女が、ひゅーいが橙真から目を離した隙に…。

新たなコーチ、エレメンツコーデ・ウンディーネを迎えての合宿。そこでウンディーネは、「エキシビションで一番輝いたプリマジスタに、私のコーデ・アクアエレメンツをあげる」と言い放つ。一同は色めきたち…。

かつて魔法界に咲いていた不思議な花・トゥルーローズ。その花びらに触れた者は、24時間、本音しか話せなくなるという。ウンディーネからの課題で、まつりたちはそれを探し出し、あまねがその花びらに触れると…。

エキシビションのセンター発表日前日。たまの休日を楽しむため、まつりたちは魔法界を観光することに。魔法界の住人は、まつりたちを大歓迎。そんななか、いつの間にかまつりがいなくなってしまう。

エキシビションのセンターは、仲間内での投票で決めることになった。みるきは、みんなの票が自分に入るよう、圧倒的にあざとかわいい姿をアピール。しかし、みゃむだけはだまされず、みるきを逮捕してしまう。

ジェニファーのライブが開催されることになった。まつりとれもんは大喜びするが、ひなはやや複雑な心境で、あまねはそんなひなを心配する。みるきは、自分がセンターに決まったニュースがかき消されて憤慨した。

ジェニファーのプリマジの迫力に自信を喪失したみるきは、やっとゲットしたエキシビションのセンターの座を降りると言い始める。この合宿は無駄だったんだと、みるきが弱気な発言をすると、ひなが食ってかかる。

エキシビションのセンターは、5人全員で、と決めたまつりたちは、打倒ジェニファーを掲げ、最後の猛練習に励む。そんななか、ウンディーネがまつりたちのもとに現れ、最終審査として裏山の頂上まで来るよう告げる。

エキシビション前夜。合宿最後の練習が終わり、ひなは、最後にみんなが一つになれたことを喜ぶ。エキシビション当日。本番を直前に控えたロビーには、何とまつりたちの姿があった。それを見た阿智彦はいら立ち…。

突然現れた御芽河あうるは、私は最も素晴らしいプリマジができるプリマジスタだと宣言した。新設されたコスモ地区の代表としてグランドフェスに出場するという彼女は、父・阿智彦からある指示を受けていた。

まつりを観察することにしたあうるは、まつりの家に居候すると言い出す。まつりたちは驚きながらも、受け入れることに。ある日、まつりが学校に行っている間、あうるは英吉の店を手伝うことになったのだが…。

あうるとジェニファーのプリマジを目の当たりにしたみゃむたちは、近い将来、オメガの技術でプリマジのあり方が変わってしまうのでないかと不安になる。ひゅーいは、そんな彼女らを心配そうに見つめる。

オメガコーポレーションがみゃむを狙っていることが明らかとなり、にゃんじいの制止も振り切り、ひゅーいは思い切った行動を起こす。それは“本来のプリマジ”を守るためでもあった。ひゅーいは橙真の前に現れ…。

橙真とひゅーいのデュオプリマジを見て、テンションを上げるまつり。自分もデュオがやりたいと、ほかのプリマジスタたちに持ちかけ、一同はプリズムストーンショップに集合。そして、ひゅーいはある発案をする。

まつりとのデュオを拒むあうる。全てを1人でやってきたあうるにとって、自分1人でコントロールできない状況を嫌う。まつりは、あうるとの距離を縮めようと焦るが、あうるのことを知り尽くしためが姉ぇには及ばない。

魔法がメインのプリマジか、テクノロジーがメインのプリマジかで対立するみゃむとあうる。そんななか、あうるは阿智彦に、プリマジ中のみゃむの魔力をスパイとして計るよう命じられる。あうるは心の痛みを感じ…。

まつりあうるのデュオを見たあまねは、自分は翠子先輩に作られた存在で独自性がないと落ち込む。ひとり思い悩むあまねに、水の精霊ウンディーネがある試練を与える。それはあまねが自分と向きあうことだった。

プリティーサンバカーニバルで、太陽のサンバ女神に選出されたひな。去年のサンバ女神・ジェニファーと対談することになる。すると、ジェニファーにライバルとして認めてもらえておらず、ショックを受ける。

ひなが体調を崩して倒れてしまった。そんなひなのもとにあまねとまつりがやってくる。あまねはひなに自分の好意を伝え、まつりはひなのために涙を流す。ひなはトレーニングを休み、のんびりと過ごしたことで…。

デュオにふさわしく、2人でないと魅せられないリフト技を習得するも、なかなか納得がいかないひなとあまね。かつて誰もやったことのない新しい技を取り入れようと、2人はあうるも巻き込んで研究を始め…。

ひなあまねのデュオの完成度にすっかり怖じ気づいたれもんは、デュオはできないと言い始める。きゃろんは嫌気が差し、れもんに突然の別れを告げた。マスコットたちは何とか丸く収めようと、きゃろんを飲みに誘う。

デュオ期待値ランキングで最下位になってしまったみるきとれもんデュオ。みるきは、2人の間に絆がないからではないかと考える。れもんちゃんと仲良くなると燃えるみるきのもとに、れもんからデートの誘いがかかる。

デュオ本番が翌日に迫り、れもんは練習をせねばと焦ってみるきの家に押しかける。珍行動に出るれもんをよそに、みるきは店の余り物でスープを作った。れもんは、自分たちの関係をスープの味に重ねあわせて…。

プリマジを主催するオメガコーポレーション、そしてそのCEO・御芽河阿智彦。阿智彦にスポットライトを当てたドキュメント番組が企画製作される。プリマジとプリマジスタたちへ熱い思いを語るが…。

「リューメを取り返すため」と言う阿智彦の言葉に促され、ジェニファーはグランドフェスへの出場を決意し、過去に思いを馳せる。しかし、そんな思いとは裏腹に、阿智彦はある野望を実現させようとしていた。

新システムの稼働は阿智彦の目論見とは違い、ジェニファーと太陽のエレメンツ・アポローンとの融合を引き起こしてしまう。強い悲しみからプリマジ自体を憂うジェニファー=アポローンにより全てのコーデが失われ…。

魔法だけに頼らないまつりのプリマジを見て勢いづくひな、あまね、れもん、みるき。しかし、エレメンツコーデを復活させるには、自分たちも改めてプリマジと向きあうことが必要だと思い知るのだった。

れもんのヘブンズ化を見ても、フェスリダはいまだ考えを変えず、ユーフォリアレビュー再現など夢想だと言い放つ。一方、ひなは自分のプリマジはジェニファーに勝ちたいと言う思いからまだ抜け出せずにいた。

れもん、ひなとヘブンズ化を成功させたのを見て、みるきは自分が失敗するのではと焦る。ブライトネスエレメンツのルークスはみるきに、ヘブンズ化したければ、自分の好みに合わせて黒髪に戻してほしいと言う。

あうるは道人から、ユーフォリアレビューを行うために天空にプリマジスタを届けられるシステム開発を依頼される。一方、やる気を取り戻した祈瑠もプリマジ再開のためにオメガコーポレーション取りまとめを始める。

翠子がヴォルテール学園に現れる。だが、あまねの話から想像していた翠子の人柄と実際とのギャップに、まつりたちは驚がく。翠子の意外な子供っぽさ、まつりと似た衝動的な振る舞いを見て、みるきはある分析をする。

街中やSNSの話題はユーフォリアレビュー一色となった。阿智彦は、自分の野望が間違っていたと受け入れ、若い世代のために奔走。プリマジスタたちをユーフォリアステージに運ぶシステムの開発も順調に進み…。

ついにユーフォリアレビューが開幕。プリマジスタたちによるデュオプリマジ、ソロプリマジが街中を巻き込んで次々と披露されていく中、6人に集まるワッチャの力はみんなの乗るフロートを上昇させていくが…。

6人のプリマジスタがジェニファーと対面するが、融合したアポローンに意識を乗っ取られたジェニファーにみんなの言葉は届かない。おもむろにプリマジを始めたアポローン=ジェニファーは観客を凍りつかせる。

ジェニファーをアポローンから取り戻すため、まつりを助けるために使った魔法により、みゃむのマジは尽きて人間界にその体をとどめておくことができなくなっていた。それをわかっているまつりとみゃむは…。

ユーフォリアレビューで頑張ったので全員優勝となったまつりたち6人。その褒賞として、まつり以外の5人は次のステップに進むための援助を願いでるが、まつりだけは悩んでいた。一方、祈瑠は一人旅に出ることに。