魔法騎士レイアース

光、海、風が社会見学で東京タワーを訪れると、そこに現れた金色の光が辺りを包んだ。光の中から少女が「どうか、この世界を助けて。伝説の魔法騎士たちよ」と訴えると、3人の眼前に異世界・セフィーロが広がる。

魔法の武器を受け取るため、創師・プレセアの元へと向かった光たちは、沈黙の森を抜け、プレセアの館にたどり着く。プレセアは、その来訪を喜ぶが、直後に魔物が襲ってきた。武器を持たない光たちだったが…。

鉱物・エスクードを求めて旅を続ける光たち。魔物に襲われた時、フェリオと名乗る剣士に助けられた。フェリオを交えて進む一行の前に、魔物の岩が出現する。そしてフェリオが岩に吸い寄せられてしまい…。

伝説の泉・エテルナまで残りわずかとなったが、光たちはアルシオーネに待ち伏せされる。海は負傷し、光も追い詰められていく。風にかばわれてばかりの海は、「魔法さえ使えれば」と無力な自分に悔しさを滲ませる。

エテルナに到着した光たちは、エスクードを求めて不思議な泉に飛び込んだが、3人ははぐれてしまう。しかも光には愛犬の閃光、海には両親、風には自分自身が襲い掛かってきた。この攻撃に光たちは傷付いていき…。

エスクードを得た光たちは、プレセアの元に持ち帰って武器の完成を待っていた。そこにアスコットの放った魔獣が現れ、光たちは立ち向かうが全く歯が立たない。しかし、3人はプレセアのために必死に踏ん張り…。

エメロード姫を救出するためにアスコットに近づいたフェリオだが、とらわれてしまう。風はフェリオを心配するが、救出は危険だと1人反対する。だが翌朝、風は罠を覚悟で単身、フェリオの元へ向かうのだった。

光は魔物に襲われている子犬を救助。その子犬に愛犬の姿を重ねた光は、閃光と名付けて飼おうとする。だが子犬はアスコットによる刺客だった。魔物となった子犬を攻撃しようとする海と風に、光は戸惑いつつも…。

海は望郷の思いが募り、弱音を吐いてしまう。そんな海を勇気付けようとする光と風。その時、アルシオーネが強力な魔法を放ってきた。それによって光と風は雪と氷の世界に飛ばされ、強烈な冷気で倒れてしまう。

海は海中の神殿で、魔神・セレスと出会う。セレスは、魔神をまとうにふさわしい心の強さを示すよう、海に告げる。その時、外で待つ光と風を魔獣が襲った。光たちは海と魔神の邂逅を邪魔させまいと死闘を繰り広げる。

次なる魔神を探して空に浮く山を目指す光たち。ザガートの攻撃に遭い、エメロード姫に救われるが、移動手段を失ってしまう。光たちは、近くの村で態勢を立て直そうとするが、村に入った途端、村民に襲撃される。

カルディナによって幻覚に翻弄された光たちが洞窟に逃げ込むと、中には石化されたはずのクレフがいた。クレフは一行を洞窟の奥へと誘う。そこにはエメロード姫の姿があった。一行に冷たい目線を放った姫は…。

カルディナにより、風が孤立させられた。その隙に、光と海がカルディナの幻術に掛けられる。その後、風は光たちと合流するが、操られた彼女たちに襲われてしまう。光たちを気遣う風は手を出せないでいたが…。

戦闘に慣れ、連携も板についてきた光たち。魔物を倒して2体目の魔神を目指そうとした時、背後から謎の魔物が海と風を連れ去ってしまう。モコナを介してクレフに尋ねてみたが、彼もその正体は判らず…。

嵐を越え、空の神殿にたどり着いた風たち。一方、フェリオがイノーバの策略でとらわれてしまった。魔神ウィンダムを前に、イノーバは「魔法剣士となることを諦めれば、この者を帰してやろう」と、風に決断を迫る。

最後の神殿へ向かおうとする光たちの前に影が立ちはだかる。それはラファーガだった。姫の親衛隊長だったが、ザガートに精神を支配されたのだ。剣技のみで攻撃を繰り出すラファーガに、光も剣技で応じるが…。

ザガートの配下はイノーバだけとなった。ザガートの真意を知っているイノーバは、人間の姿に戻れなくなることもいとわず、本来の姿へと変身。イノーバは聖獣と化し、圧倒的な力で光たちを追い詰めていく。

光たちは最後の魔神を蘇らせようと、火山の神殿へと向かう。神殿の奥に導かれた光の前には、炎のたてがみを揺らす巨大な獅子が鎮座していた。「心の強さを我が前に示せ」と語ると、光は神殿の入り口へ連れ出された。

光たちは3体の魔神を蘇らせ、姫が幽閉された城に向かうが、魔法騎士たちを阻止しようとするザガートが黒き魔神に乗り込んで立ちはだかる。一歩も退かないザガートに対し、絶望感だけが広がってゆくのだが…。

ついにザガートを倒した光たちはエメロードの元へと急ぐ。しかし、魔神は「最強の敵との戦いに備えよ」と語り掛けてきた。ザガートは倒したはずだと首を傾げる3人の前に、不気味な黒い鎧を纏った女性が姿を現す。

東京へ帰還した光、海、風。その胸に去来するのはエメロードやセフィーロのことばかりだ。ある日、3人はスタートの場所となった東京タワーに集まり、後悔の思いをお互いに語り合う。すると周囲が光に包まれ…。

オートザム、チゼータ、ファーレンという3国がセフィーロへ軍を進めていた。セフィーロの役に立ちたいという3人の熱意に負けたクレフは、彼女たちに武器を授けるため、ある人物を呼ぶ。するとプレセアが現れ…。

イーグルの駆るFTOを退けた光たちが城に戻ると、懐かしい顔触れが迎えてくれた。再会を喜ぶ中、1人の剣士が逃げ遅れた者を抱えて入ってきた。見たことがないはずなのだが、どこか聞き覚えのある声で…。

海はクレフに、風はフェリオに、光はランティスに悩みを打ち明ける。そうすることによって、癒やされた3人だったが、事態は確実に動いていた。オートザム最強の戦艦NSXがセフィーロ上空に近づいていたのだ。

NSXに向かう3人に、魔物に乗ったアルシオーネが襲い掛かる。光はアルシオーネにもセフィーロを救ってほしいと説得するが、彼女の背後に現れた不気味な影が全滅を予告し、その影と共に消えてしまう。

NSX上でセフィーロ侵攻の目的を問う光たちに対し、イーグルは戦う以外の道はないと断言。一触即発の空気の中、大音響で迫ってくるものがあった。それは巨大な龍の姿をしたファーレンの移動要塞・童夢だ。

ファーレン皇女・アスカの幻術を打ち破り、ほっとした光たち。だが柱を失ったセフィーロは急速に崩壊への道をたどる。セフィーロの消滅を防ごうと、新しい柱を見つけようと焦る光たちは、クレフに柱の資格を問う。

光は新しい柱の候補を探すため、ランティスと一緒に城を出る。光たちは、荒れ果てたセフィーロの大地や強力になっていく魔物に危機感を募らせていた。そこに突如、白いロボット・FTOに搭乗したイーグルが現れ…。

連れ去られた光を追おうとするランティスにアルシオーネが立ちはだかる。そして、ランティスはデボネアという存在を知らされる。一方、イーグルとの戦いで気を失った光は、オートザムの戦艦NSXの中で目を覚ます。

謎の少女・ノヴァが、戸惑う光に「私は光を殺しに来た」と告げて戦いを仕掛けてきた。光は魔法で応戦するが、ノヴァは光と全く同じ魔法を打ち返してくる。さらにノヴァは漆黒の魔神・レガリアを召喚し…。

剣を折られた光は、魔神を召喚できなくなった。そんな中、セフィーロを狙うチゼータの移動要塞・プラヴァーダが出現。海と風は、光を城に残して魔神で応戦に向かう。チゼータの姫・タータとタトラは柱の座を狙い…。

チゼータの精霊・ジンに翻弄される海と風。だが剣を失った光は、城で見守っているだけだった。戦況を有利とみたタータがジンで魔法騎士たちの捕獲を試みるが、アスカが幻術で作り出した巨大サンユンが立ちはだかる。

海はチゼータ、風はファーレンにそれぞれ連れ去られてしまう。光は救出に向かうべく、レイアース召喚に必要な剣をプレセアと共に蘇らせようとする。だが、そうするには、所有者と創師双方の心の強さが試されるのだ。

心の中に現れたノヴァのまやかしの言葉と、海と風に責められたことで激しく気持ちが揺さぶられる光。仲間を信じて持ちこたえようとする光をさらに追い詰めるため、ノヴァはランティスの姿を呼び出す。

海はチゼータの要塞にとらわれ、2人の姫の前に引き出された。そして海とタータは口論となり、剣で勝負することになる。どうにか勝利した海は、タータとタトラからチゼータがセフィーロに進軍する理由を聞かされる。

風がファーレンの戦艦・童夢で目覚めた。そこで対面した皇女・アスカは、風の魔神・ウィンダムが欲しいと駄々をこねる。風は、魔神を渡すことと自身の自由を懸けて、アスカと弓の勝負をすることに。

剣を復活させようと、自らの心と戦い続けていた光だったが、ノヴァの言葉と攻撃に傷付き、動揺してしまう。一度は諦めかけた光だったが、プレセアの言葉によって戦う理由を思い出し、剣はついに蘇る。

光は再び剣を手にし、海と風は城へ戻り、セフィーロは一時の休息を得た。だがそれも束の間、オートザムの戦艦NSXが城に総攻撃を仕掛けてきた。イーグルとジェオは、それぞれの専用機で城に向かってきて…。

クレフの支えるバリアを突破した戦艦NSXが、城内へ侵入しようとしていた。光たちは魔神で迎撃に向かうが、イーグルとジェオが駆るFTOとGTOの猛攻でり風と海が負傷。光は仲間をかばいつつ、立ち向かうが…。

エメロード姫の思いで、セフィーロは魔物とデボネアを退けた。そして、オートザムの司令官・イーグルを城内に捕らえたことで戦いは停戦となる。光たちは、魔物に襲撃された居住区の子供たちに会いに行き…。

ノヴァが再び城に姿を現し、ランティスを殺すと宣言。光はそんなノヴァを止めようとして、ランティスの部屋へ走る。ところが、そこで光は驚愕の場面を見てしまう。一方、居住区に残った海と風の前に魔物が現れ…。

セフィーロ城に乗り込んだイーグルと連絡がつかなくなってしまったことに焦ったオートザム陣営は、城に強襲を掛けようとする。しかし、ファーレン皇女・アスカの放った幻術が戦艦NSXの進攻を阻むのだった。

イーグルは、王冠の部屋の鍵を得るため、ランティスに戦いを挑む。光はやっと、ランティスとイーグルが戦っている中庭にたどり着く。その時、ランティスの剣が輝きだし、3人は王冠の部屋の前へ飛ばされてしまう。

光とイーグルは、柱になれる者しか生きて出ることができないといわれる王冠の部屋から生還。どちらが柱になれるのか、セフィーロ城内は揺れる。そんな中、チゼータの姫・タータとタトラが、海に決闘を挑み…。

チゼータ・ファーレンからの侵攻を防いだ矢先、城内にノヴァが現れた。ノヴァはデボネアから与えられた魔物を使い、光やランティスを追い詰めるのだが、ノヴァが光の心の一部だと知ったランティスは…。

ノヴァは、深手を負わせたランティスを自らの城へと連れ去る。動揺する光は、ノヴァが自分が生み出した心の影だと知り、苦悩する。自らの心がランティスを傷付けたと思い詰めた光は、1人でイーグルの部屋を訪れ…。

イーグルは「もし自分が柱になれるのならば、セフィーロに留まる」という決意を表明。光も海と風に、自らが柱候補であることを打ち明けた。セフィーロは3つの国と停戦を結ぶが、ノヴァが現れ…。

魔法騎士たちとイーグルを、異空間へと連れ去ったノヴァ。光の愛するもの全てを殺そうとするノヴァに、4人が立ち向かう。だが、ランティスがレガリアの内部に捕らわれているので、思うような攻撃ができない。

魔法騎士たちは、異空間から戻ることができた。光は自らの心と決着をつけるため、1人でノヴァと対峙し、ノヴァを心へ戻す。そして魔法騎士たちは、明らかになったデボネアの居城に乗り込むのだが…。