パズドラ（1期）

大人気ゲーム「パズドラ」の大会が開かれている会場の屋台に、鮮やかな手つきでたこ焼きを作る少年・明石タイガがいた。彼の前にモンスターの「トラゴン」が現れ、いきなりパズドラのパートナーに指名してくる。

カリスマプロゲーマー・マツハラとのバトルでパズドラの熱さを知ったタイガは、自分もプロゲーマーとして世界一を目指し、たこ焼き屋を繁盛させると意気込んでいた。だが、隣の家に住む幼馴染みの卯月さくらは…。

タイガの通う花草学園。クラスメイトとの会話で初めて「モンスターを捕まえることができる」ということを知ったタイガは、放課後さくらと一緒にモンスターを探して回る。しかし、気づくと花草町から外れてしまい…。

タイガのクラスメイト・徳沢諭吉が海外留学から帰国し、花草学園に戻ってきた。総合商社の御曹司である諭吉は超金持ちで、学校でも好き放題。さらにはタイガたちの住む商店街を取り壊す計画を立てていて…。

放課後、タイガと諭吉は源さんの店でパズドラをしていた。少しずつ強くなってきているタイガに、諭吉は「花草町で強いモンスターを捕まえた奴がいる」という噂を教える。2人が早速外に出てモンスターを探すと…。

タイガが出かけている間、ひとり明石屋で留守番をしているトラゴン。しかしその日はあまり人が来ず、暇を持て余していた。そんな時、タイガのスマホにどこからか電話がかかってくる。トラゴンが電話に出てみると…。

いつも集まっている源さんの店を部室に「パズドラ部」を結成したタイガと諭吉。みんなでプロゲーマーを目指そうという部だが、一向に部員は集まらない。実家のケーキ屋の手伝いで忙しいさくらも入部を断るが…。

「チャンピオンズカップ」の観戦に来たタイガたち。マツハラプロをはじめとするトッププロゲーマーたちの戦いを目にし、改めてその熱さを感じ取るタイガ。その会場には同じ学校に通う松原龍二も来ており…。

龍二にパズドラで敗北したタイガは、部屋にこもりきりになってしまった。さくらや諭吉、源さんらは心配して様子をうかがうが、一向に姿を見せない。一方の龍二は、タイガとの対戦から心が落ち着かず…。

パズドラ部に新メンバーが加わりご機嫌のタイガは、放課後に源さんの店に集まってバトルしようとする。しかし、メンバーはタイガに目もくれず、パズドラの「ランキングバトル」と呼ばれるオンライン対戦に夢中で…。

タイガの担任・マエケンは、タイガのテスト成績が悪いことに驚いて放課後の様子を見に行くことに。放課後、毎日源さんの店に集まっているタイガたちを見たマエケンは、成績が悪いのは源さんのせいだと勘違いして…。

藪竹町にあるゲームショップ「トレジャーズ」でパズドラ大会が行われることに。そこにローカルテレビ局の取材が入ることを知ったタイガは、大会に出てたこ焼き「明石屋」の宣伝もしてやろうと大張り切りだが…。

「トレジャーズカップ」でのタイガの雄姿がローカルテレビ局に配信され、明石屋にはお客さんが集まっていた。大喜びのタイガは、諭吉のアイデアでさらに店を宣伝することに。しかし、龍二は冷めた目で…。

マツハラプロとのバトルを終えたタイガは、龍二に散々落ち度を指摘されてカッとなり、2人は喧嘩状態になってしまう。龍二はそれからパズドラ部に顔を出さず、兄のマツハラのことを考えていた。

「全国B級グルメフェスティバル」に出店する源さんを応援するため、屋台で賑わう公園にやって来たパズドラ部の面々。広い会場で迷子になったタイガは、真面目そうな青年・ハチローに助けられるが…。

ショッピングモールで開催されるパズドラ大会に出場することにしたパズドラ部のメンバー。ユキコ先生が手作りのお弁当を持って応援に来てくれて、タイガたちは大喜び。しかし、大会が始まると波瀾の展開が…。

家のお風呂が壊れ、近所の銭湯に行くことになったタイガとトラゴン。そこは古くからある銭湯だが、お客さんはアツアツ風呂とフルーツ牛乳が大好きな常連のおじいさん1人しかいない。事情を聞いてみると…。

夏休み、タイガたちパズドラ部は諭吉の別荘がある海へ合宿にきた。海に行きたがらないトラゴンを別荘に置いて、ビーチで遊ぼうとするタイガと諭吉だが、そこでは「イソオ軍団」と名乗る4人組が縄張りを作っていた。

イソオとのパズドラバトルで普段の力が発揮できなかったタイガは、リベンジするために再び海へ赴く。しかし、イソオは取り合わないばかりか「マツハラプロの弟である龍二となら対戦してもいい」と主張し…。

夏合宿3日目、いよいよパズドラ部VSイソオ軍団の団体戦が始まる。3本勝負の1回戦、パズドラ部が選んだのはさくらのホイップチーム。団体戦ではチームワークが鍵だが、タイガは龍二のアドバイスを無視して…。

団体戦2回戦、龍二のウンマチームで挑むパズドラ部。タイガは1回戦でうまくいかなかったことを受けて、少しずつ周りを見るように。そして3回戦、満を持してタイガは自分のトラゴンチームでイソオと直接対決する。

プロゲーマーになるための大会「チャレンジカップ」が近づき、気合充分のパズドラ部メンバー。1次予選で行われるのは「パズドラチャレンジ」というスコアアタックだという。初めてトライしてみるタイガだが…。

チャレンジカップ当日の朝、タイガたちパズドラ部のメンバーは商店街の面々に温かく送り出されて1次予選会場へ向かう。歴戦のパズドラプレイヤーたちが全国から集まるなか、驚きの1次予選のルールが発表される。

チャレンジカップ1次予選の通過者に配られたのは「たまドラコイン」。2次予選はそのコインをバトルで奪いあい、3枚集めた者から予選を突破できるルールだった。まずは最初の相手選びが重要になるが…。

諭吉のバトルを皮切りに、パズドラ部は分かれてそれぞれの戦いに臨む。負ければ敗退が決定する状況下で、焦らずに会場の様子を観察する龍二。一方、さくらは優しそうなお姉さんに挑戦するが…。

プレイヤーの数も減ってきた2次予選会場。対戦相手を探して焦るタイガは、神崎シンという少年を見つける。彼に挑んだ別のプレイヤーは、なぜかバトルも終わらないまま棄権してしまう。奇妙に思うタイガだが…。

花草商店街に突然テレビ番組の取材がやってきた。コメンテーターは超人気アイドル・姫野ほのかで、浮き立つ商店街の面々。タイガも明石屋を宣伝してもらおうとするが、何とほのかはパズドラプロゲーマーだった。

みんなで食べようと楽しみに取っておいたメロンをタイガに食べられてしまったトラゴン。その怒りは頂点に達しタイガと口論になるが、タイガが放った致命的な一言にショックを受けて、トラゴンは家出してしまう。

タイガのクラスにアメリカから転校生・クララがやってきた。タイガを見るなり感激して飛びつくクララ。彼女はインターネットに公開されているタイガのパズドラ動画を見て、タイガの大ファンになったと言い…。

野山に遊びにきたパズドラ部と源さん一行。タイガがパズドラレーダーでサーチをしてみると、宝箱の反応が。しかし、その方向が示す先には大きな池があった。どうしてもモンスターを手に入れたいタイガは…。

花草商店街の福引きを楽しむタイガたちの前に突如現れた金髪の少年・王城つかさ。彼は「王城コーポレーション」の御曹司で、諭吉とは昔からのライバルだった。次の日、王城が花草学園に体験留学にやってきて…。

いつも明るく優しいユキコ先生が、元気がなくため息をついてばかり。先生を心配するタイガたちが原因を調べた結果、ユキコ先生にお見合いの予定があると判明。タイガは先生が無理やり結婚させられると思い込み…。

大企業「サンダー・エレクトロニクス」社の営業マンが花草商店街にやってきた。マイケル真田と名乗る男はタイガたちのもとを訪れ、パズドラ部の腕を見込んで「スポンサー」にならせてほしいと言う。

ある時、地上からタコが消えた。原因不明の緊急事態に、営業中止に追い込まれてしまうたこ焼き明石屋。この危機を救うべく海へ向かったタイガは、タコゴンという喋るモンスターに出会い、海底の竜宮城へ導かれる。

明石屋に突然やってきたサラリーマンの正体は、出張から帰ってきたタイガの父親・寅次だった。久しぶりに家族団らんの時を過ごす明石屋一家だったが、タイガがパズドラプロゲーマーを目指していると知った寅次は…。

ついにパズドラチャレンジカップ本戦ラウンドの日がやってきた。予選を勝ち抜いて本戦のステージに立つことができたのは、タイガたちを含めて31人。さらに特別シードとして王城つかさが電撃参戦することに。

本戦ラウンド1回戦の第2試合、ステージに立ったのは龍二。対戦相手のドクターPは龍二のプレイデータを徹底的に調べ上げていた。しかし龍二は普段通りの戦いを見せる。続く諭吉も、アツシにリベンジを誓う。

白熱するタイガVS大予言のバトル。大予言のリーダーモンスター「魔槍の秘術神・オーディン」は高いHPと攻撃力を持つ強敵で、トラゴンと互角の勝負を展開。続くさくらは四神の1人・巳之口マムシと対決する。

本戦ラウンド1回戦が終了し、花草町に戻ってきたパズドラ部。しかしタイガは、公園にいるさくらを迎えにいった帰りに左腕をけがしてしまう。二刀流パズドラができなくなったタイガは大ピンチに陥る。

片腕が使えないまま本戦ラウンド2回戦に臨むタイガ。再び行われた抽選で、タイガは強敵ぞろいのAブロックに配置されてしまう。そんなタイガの前に、アイドルプロゲーマーのほのかが激励にやってくる。

Bブロックの龍二は、大阪出身の梅田ヨシエと対決する。言葉巧みに翻弄するヨシエに、さすがの龍二もペースを乱してしまう。試合後、タイガたちの頭の中に、突然神崎シンの「地獄を見せてやる」という言葉が届く。

大会会場外の屋台では、王城つかさのグッズが大人気に。ライバルである王城に対抗心を燃やす諭吉は、タイガと自分の屋台を作って盛り上げようとする。そして大会でも、王城と諭吉の因縁のバトルが始まり…。

タイガの次の相手は四神の1人・李子超。カンフーの達人である李は、試合前でも修行をかかさない真面目な青年。性格も温厚で、タイガと早くも打ち解ける。しかし、試合が始まると素早いコンボでタイガを圧倒し…。

ブロック代表決定戦、続いてのバトルは王城つかさと五稜郭ミサキ。どちらも派手なプレイスタイルの選手で、会場を大いに沸かせる。一方、ミステリアスな少女・奥村みずきとの試合を控える龍二は…。

パズドラ部と花草商店街の面々は、源さんの店でまたも大会の打ち上げパーティ中。準決勝を控えながらも呑気なタイガと、彼に呆れ気味の龍二の前に、マツハラプロが激励にやってきて、ひと勝負しようと言いだす。

いよいよ始まるチャレンジカップ準決勝。残った選手はタイガ、龍二、王城、そして神崎シンの4人。準決勝の組み合わせ決めはこれまでと違い、選手自身に相手を選ばせるというものだった。タイガの相手は…。

もうひとつの準決勝戦、龍二は謎の少年・神崎シンと直接対決する。これまでのシンの戦いを分析する龍二だが、いざシンの不思議なオーラに直面すると、序盤から手が止まる。パズドラ部の声援でなんとか持ち直すが…。

準決勝、龍二は神崎シンに敗北してしまう。励まそうとするタイガたちだが、当の龍二は自分の実力不足を素直に認め、次の三位決定戦を意識していた。そして、三位の座を懸けた龍二と王城つかさのバトルが始まる。

ついにタイガと因縁の相手・神崎シンとの決勝戦が始まった。いきなりタイガの心に入りこみ、絶望させようとするシン。トラゴンやパズドラ部の声によってなんとかタイガはいつもの自分を取り戻し、反撃するが…。

パズドラチャレンジカップの激闘が終わり、タイガたちは日常へと帰ってきた。タイガは諭吉と龍二を誘い、明石家での初めてのお泊まり会を計画する。3人が楽しく過ごす一方、隣の家のさくらは心ここにあらずで…。