ポールのミラクル大作戦

ぬいぐるみに宿った妖精・パックンに誘われたポール、そのガールフレンド・ニーナ、イヌのドッペは、不思議な世界へと遊びにいく。だがそこで、2千年の眠りから目を覚ました魔王ベルトサタンが襲いかかってきた。

ポールたちは、ベルトサタンにさらわれたニーナを探して、蟻人間の国へやってきた。ところが、蟻人間はポールを蜘蛛の巣城の仲間だと勘違いして襲ってくる。蜘蛛族はベルトサタンに協力。蟻人間の子供をさらい…。

蜂蜜の城と花の都の人々が暮らす蜂蜜の国。そこへベルトサタンの配下・ウツボカズラが現れ、花の都を脅かす。しかし、ビート王子ら蜂蜜人は非力なために、黙って見ていることしかできなかった。

親友のトムにまで嘘つき呼ばわりされてしまい、2人で協力して作った石膏像を壊そうとするポール。その瞬間、時間が止まった。ポールらは宝石の国へ向かうが、溶岩小僧に襲われてドッペと離れ離れになる。

父親のウラジーノはポールが嘘をついていると憤り、ぬいぐるみのパックンを引き裂こうとする。しかし、その瞬間時が止まる。扉をくぐってポールらが着いた世界は、動物たちが骨となって生きている骨の国だった。

雷電魔人はベルトサタンの配下になれと誘われたが断った。ピッカリという娘を持つ雷電魔人は、ニーナに同情をしたのだ。ベルトサタンは怒り、ピッカリを拉致して、雷電魔人に無理やりポールを襲わせる。

生きたスクラップたちのスクラップの国で、壊れた楽器の一団と出会うポール。楽器たちはスクラップになる前に音楽会を開いていたのだ。しかし、音楽嫌いなベルトサタンににらまれて、潰されてしまったのだ。

サボテン国に着いたポール。そこの桑毛サボテンの村人にベルトサタンらしき者が村が大切にしている水場近くにいると聞いて、ニーナを助けにいこうとする。だが村人らは水場には恐ろしい鬼トゲ兄弟がいると忠告する。

ベルトサタンに捕らわれたニーナが病気になり、元の世界で飼っていたカナリヤの声を聞きたがる。鷲族はベルトサタンからニーナの看病を任されると、九官鳥の子供を捕まえてカナリヤの鳴き真似をさせようとする。

ポールたちは忘れられた者たちの国で、破れたぬいぐるみたちの修繕をする。その優しさに触れて、人形たちは次第に明るさを取り戻していく。だがニーナの消息を知っているという青銅の騎士が突然姿を消した。

木の根のジャングル国にもベルトサタンが迫る。ベルトサタンの手先であるネッコダーに襲われたポールたちだったが、ポックリ少年に救われる。ポックリはニーナの居所を案内する代わりにある依頼をする。

ポールはカギ少年キースケを助けると、ニーナがいるという地下牢へ案内してもらった。だが、一行にドア魔人が襲いかかる。続々とドアに阻まれた世界を逃げ回るポールたち。行くところは全てが危険な場所だった。

サンテール国は昼間しかない。この国は虹や陽炎の精の住む平和な国であり、ポールたちも親しみを感じ始めていた。しかし、隣国ではベルトサタンの命令により、闇の帝王・アクナイターが太陽光線を遮断していた。

ポールたちは炎の国を訪れるが、そこは氷の世界となっていた。ベルトサタンの命を受けた氷魔王が侵略していたためだ。ポールは火の鳥を助け、飼い主である少女・メラーリを紹介される。彼女は炎の神殿を探していた。

巨人の国で乱暴な巨人に食べられかけるポールたち。ところが、突如として巨人が苦しみ始める。不思議に思いつつ、その場を去ったポール。すると彼は、水浴びをしている優しい巨人の老婆に出会った。

街や人まで全てがおりがみでできている紙の国は、オリガミ様の手によって平穏な場所であった。しかし、紙の国に恨みを抱いているパルプ長老が、ハサミを持ったチョッキンダーを引き連れて襲いかかってきた。

ニーナの母親であるエミール夫人が倒れてしまった。命を助けるにはニーナを連れてくるしかないと聞いたポールは、今度こそ彼女を救い出すために、ナマケモンとハタラキモンの国へと向かうのだが…。

ニーナを救い出したが、ベルトサタンを蘇らせてしまったことに責任を感じるポールとニーナは、再度不思議の世界へと旅立つ。彼らは、赤トランプと黒トランプの死闘が繰り広げられる戦場に到着する。

ポールたちはカーニバルに浮かれた時計の国に到着。そこで正確な時報を打つ時計人にばかにされている八角じいさんと知り合う。すると突然、磁鉄皇帝率いる磁石兵士が攻撃を仕掛けてきた。時計人たちは次々と倒れる。

花火の王国の街はほとんどが破壊された。そこへ到着すると、ポールたちは花火の姫の命令で花火城の牢獄に閉じ込められてしまった。ベルトサタン一味に街を壊され、王様を捕まえられ、姫は人間に憎しみを抱いていた。

不思議な鏡とレンズの国では、キノッピーが住民を追い出そうとしていた。ベルトサタンはこの国の地下資源を欲しがっていたのだ。街を壊すスプレー魔人に向かっていくレンズ兄弟に、ポールたちは加勢した。

未来を信じるコパー少年とポールが、超未来都市・メカタウンにやってきた。巨大で精巧なメカの数々に驚くポールたち。そこではスパナやペンチの形をした工具人間が、ベルトサタンに対抗するメカを製造していた。

ポールの通知表の成績は悪かった。だがアベコベ国では、満点を取るよりも0点を取った方が褒められるという。ポールはすっかりこの国が好きになったが、もともとここは優れた能力を持つ国だった。

異世界を冒険するポールたちは、影人間の国にやってきた。そこに暮らす影人間は、ベルトサタンの部下である真空魔人によって影狩りに遭っていた。ポールたちは捕まった影人間たちを助けようとする。

ポールの街に突如として赤い雨が降ってきた。現実の世界で起こった異常現象の原因を突き止めようと、ポールらは早速不思議な世界の絵本の国に向かう。すると、そこでは絵本人間が生きた絵を描いていて…。

ポールたちは、夜の街の上空に走った妖しい玉をUFOと信じたトッカメール刑事を連れて、ゲンジボタルマンの国に行く。しかし、光に満ちたはずの国は暗黒の世界になっていた。キノッピーが大光輪を壊したからだ。

ポールたちが訪れた綿の国はパニックに陥っていた。綿人間にその理由を聞いてみると、巨大な怪獣が平和な国に襲いかかり、少女・ポタンをさらったのだという。ポールたちはすぐに救出に向かった。

町中の鐘が鳴らなくなっていた。ポールとニーナは、原因を探ろうと音楽の国へ向かう。音楽の国はベルトサタンに滅ぼされ、象徴であった平和の鐘を盗まれてからというもの、音符人間たちは意気地をくじかれていた。

ポールたちは、太陽が沈みかかったままの不思議なたそがれの国で、つる草集めをしているローソク人間のテルと知り合った。テルの母・ララが女神様にささげるベールを織るというので、つる草集めを手伝うことにした。

ポールたちは原始林に覆われた世界にやってきた。すると、奇妙なツタに襲われてニーナとはぐれてしまう。ひとりぼっちの彼女は、類人猿の少年・ピーターに出会う。ニーナは脅えていたが、彼は敵ではないと気がつく。

悪天候が原因でカボチャじいさんの育てたカボチャが全滅した。ポールは彼を励まそうと、不思議な野菜国へ連れていく。そこはサン・コントローラー装置で、いつも野菜に最適の環境が保たれていたのだが…。

イヌが次々と病気にかかり凶暴になり、人にかみつくという事件が発生。ポールたちはイヌの体内世界へ向かう。そこではベルトサタンの魔手により生命を守るバクテリア人間が悪いばい菌たちに攻撃され、苦しんでいた。

ポールたちは美しい光と色を創造しているはずのプリズム世界に到着。もともとはホワイト夫婦と七色の子供のカラー一家が住んでいた場所だ。だが、ポールたちが来る直前に、プリズム世界の色と光は失われていた。

パックンはポールらと共に、生まれ故郷の妖精の国へ帰ってきた。懐かしい両親にもうすぐ会えると喜ぶすパックン。だが、虫や木の妖精たちはどういうわけかパックンに他人行儀で、我が家に両親の姿はなかった。

サムは一人前の陶器作りを目指していたが、陶器店の主人に怒られて、自信を失っていた。ポールたちはそんな彼を元気づけようと陶器人間の国に連れていく。しかし、その国をキノッピーと銀魔人が襲おうとしていた。

ミニミニ国へ向かう途中、ポールたちはミラクル・ハリケーンに遭い気絶。気がつけば全員がミニミニ国の海岸に縛られ、処刑されようとしていた。だが、今日がこの国のシェーラ王女の誕生日だったため、命拾いをする。

東と西に分かれて戦争をしているミニミニ国に来ていたポールたちは、戦争を止めようとするシェーラ王女と一緒に、西ミニミニ国のカール王子に会いにいく。だが、その途中彼らはキノッピーに見つかってしまう。

病気のドッペをオモチャの国に連れていったポールらが出会ったのは、ゼンマイオモチャたち。ドッペに優しくしてくれたガチョの話では、この国には年に一度大洪水が起きるという。そのため、あることができない。

現実の世界から数字が消えるという事件が発生し、ポールらは数字国へ向かった。そこは多くの物が数字でできあがっているのだが、国の支配を狙うベルトサタンに贈られた打算機の指令により、数字警察が治めていた。

サンゴの国へやってきたポールらは、冒険が好きなサンディと出会う。そこへ波を操ってキノッピーがサンゴ国に襲いかかってきた。ニーナは身代わりを申し出るが、長老はベルトサタンには屈服しないと彼女を制止した。

病気で元気のないマリソルを励まそうと、ポールたちは希望と勇気を作る国へ向かう。そこでは王様のガブリエル率いる天使たちが、人々に希望と勇気を与える実を作っていたが、反乱が発生してしまう。

アニマル・スパルタの国では強さが全てだった。その国のアニマルナイトと呼ばれる人々は、ポールがベルトサタンの片方の角を折ったことを信じようとせず、ポールはアニマルナイトの1人と戦うことになった。

シャボン玉の国へやってきたポールたちは、誤って神聖な湖へ落ちてしまった。住民は怒るが、シャボスキー老人がかばってくれた。この国の人々はこの湖の水でシャボンの作品を作り、祭りに備えていた。

祈りの国で暴れ回るベルトサタンの一角獣。次々と住み慣れた街が破壊されていくのだが、長老を中心に住民は自国を守るために一角獣と戦うのではなく、ただひたすらトーテムポールに祈りをささげる。

妹を欲しがるニーナと花園の国へやってきたポール。花の精が飛び交う国で、ニーナは目をけがした花の少女・リッピーに姉と間違われる。この国にポールに切り落とされた自分の角があることを知ったベルトサタンは…。

占い師に死神が取りついているから、と注意された7月生まれでカニ座のポールはカニ座の世界へ急ぐ。ここにはカニ座生まれの人間の運命を支配する命の花があり、キノッピーはポールの命の花を狙っていた。

ポールたちがやってきたお菓子の国では毎年、チョコレート国とケーキ国によって、味作りのカーニバル合戦が行われていた。ところが、行方不明者が出たため、ケーキ国ではカーニバルが中止になってしまう。

魔の蜃気楼地帯でピンチに陥ったポールたちは、チョコレートじいさんに助けられる。だが、ベルトサタンに憎しみを募らせるポールは、ニーナたちを残して不死身の洞窟を探しにいく。その間にキノッピーが現れる。

ベルトサタンの力は現実の世界にまで及ぶ。打倒ベルトサタンを掲げるポールらは、黄金の世界に到着。そこはベルトサタンも一目置く、ゴールドデビルによって支配された国だ。ポールはストーン少年と出会い…。

ついにポールたちはベルトサタンの根城に接近。その途中、ベルトサタンに見限られ殺されかけたキノッピーを救い、改心した彼にポールは案内された。ベルトサタンを倒して、不思議な世界と現実の世界を救いたいが…。