おジャ魔女どれみ（1期）

春風どれみは魔女に憧れる小学校3年生の元気な女の子。一方で、好きな人に告白できない自称「世界一不幸な美少女」でもある彼女が、マジョリカを魔女と見破ったことがきっかけで、魔女見習いとしての修行を始める。

魔女見習いとしてMAHO堂で働くことになったどれみは、魔法が使えることがうれしくて大はしゃぎ。親友・はづきの悩みを解決しようと、魔法でお互いの姿を交換。普段とは違う生活の中で色々と感じていくのだった。

大阪から転校してきたあいこは思ったことをそのまま口にする子だが、人柄は良く、どれみたちは仲良くなる。ある日、あいこの父親が授業参観に来られないことを聞き、どれみは魔法で何とかしようとするが…。

魔法を見られてしまったどれみは、マジョリカの勧めもあり、はづきとあいこと3人で魔女見習いになる。魔法の訓練には魔法玉が必要になるので、それを買うお金を貯めるために3人は店を手伝うことになった。

新装開店したMAHO堂は、最初はお客が集まらなかったが、3人の努力でお客の呼び込みに成功。そんななか、クラスメイトの小竹が店へやってきて、グッズを買っていくのだが、何か訳ありの様子だった。

クラスメイトの信子は挨拶代わりに嘘をつくような女の子だが、人を傷つけるような嘘はつかない。しかし、あいこの前で自分の父親が亡くなったという嘘は、母親のいないあいこを怒らせてしまった。

9級の魔女試験を受けることになったどれみたち。練習用の魔法玉もたくさんもらって意気込むどれみだが、途中でぽっぷのお使いの見張りを頼まれてしまったので、魔法の練習がてらぽっぷについていく。

9級試験に1人だけ落第し、落ち込むどれみとマジョリカ。ところが、デラから追試があることを聞き、再び魔女界へ向かう。しかし、試験官のモタモタが風邪をひいてしまい、追試が中止になってしまうのだった。

何とか9級試験に合格したどれみがもらったのは、おだんご頭で全身ピンク色の妖精・ドド。どれみに似ておっちょこちょいで、何かとトラブルを起こすのでどれみは激怒。ドドも怒って家を飛び出してしまった。

学級新聞記者の島倉かおりの撮った写真で、どれみたちがMAHO堂で働いていることが先生たちにばれてしまった。知りあいの店を手伝っているだけで、アルバイトをしているのではないことを説明し、納得してもらうが…。

同じクラスのまりなは園芸部の女の子で、学校の花壇を大切にしていた。しかし、木村の心ないひと言が原因で、花壇の手入れをやめてしまう。そんな時、大雨が降り、大切な花壇の花が嵐で飛ばされそうになってしまう。

ある小さな男の子が、大切なお気に入りのシャツと魔法グッズを交換していった。魔法問屋のデラにそのシャツを見積もってもらうと、何やら強い想いが込められていた。どれみたちは、男の子の想いが何なのか気になる。

8級試験の問題は、アシジュポーンの頭に旗を立てること。「でもそれって何。おまけにアシハポーンと間違えないようになんて注意されたけど、それも何」と不思議がるどれみたちだが、とりあえず出発する。

同じクラスの奥山さんは、背の高い男勝りの女の子だが、本人はそれが少しコンプレックスだった。ある日、ワンピースを着た奥山さんに会ったSOSトリオがそれをからかうと、彼女はショックで泣きだしてしまう。

どれみの妹・ぽっぷがMAHO堂にやってきた。マジョリカを見つけたぽっぷは、そのぶにゅぶにゅした手触りが大のお気に入り。どれみたちが縫いぐるみだとごまかすと、お小遣いで買っていってしまう。

どれみは、父親が家に連れてきた釣り仲間の長谷川伸吾にまたも一目惚れをし、MAHO堂の仕事も上の空。愛しの長谷川くんに会うため、父と釣りをするキャンプに行くことになるが、どれみは告白する自信を持てずにいた。

無口でぶっきらぼうな矢田まさるは、クラスの仲間たちから怖いやつと思われがち。でも、幼馴染みのはづきだけは彼が優しい少年だと信じていた。しかし、矢田が港の倉庫に忍び込み、警察に捕まるという事件を起こす。

運よく無試験で7級に進級できたおジャ魔女たち。7級になれば植物と話す魔法が使えるので、3人は同じクラスの岡田ななこがウサギの飼育当番を嫌がる理由を知るため、彼女の家の桜の木に事情を尋ねてみる。

禁断の魔法を使ってしまったはづきは、罰として10日間魔法が使えなくなった。そんなはづきに怪しい2人組が道を尋ねてくるが、はづきは道案内を引き受ける。2人の正体は売れない芸人・パパイヤ兄弟だった。

魔法玉の代金をチャラにしてくれるという約束でデラにトランプ勝負を挑んだマジョリカは、賭けに負けた上にMAHO堂の権利書を奪われてしまい、MAHO堂はデラからマジョリカのライバル・マジョルカに買い取られる。

廃バスを改装してMAHO堂の営業を再開させたおジャ魔女たち。一方、元祖MAHO堂は魔法グッズの効き目も抜群で大繁盛。マジョリカにずっと家にいられるわけにもいかないので、どれみはMAHO堂を取り戻すと奮起するが…。

デラから特別進級試験の情報を聞きつけたおジャ魔女たちだったが、MAHO堂の裏口を通らなければ魔女界には行けない。そこで、あの手この手でマジョルカをMAHO堂から誘い出そうとするが、全て失敗に終わる。

魔法玉を全部使い果たしてしまったおジャ魔女たち。その上、家出をしたあいこが突然はづきの家に転がり込んできた。あいこの思い出が詰まったハーモニカを父親が捨てようとし、喧嘩になったのが原因だった。

ララから｢マジョルカの水晶玉がごみに紛れて捨てられた｣と聞いたどれみたちは、ごみ捨て場に駆けつけてマジョルカより先に水晶玉をゲット。3人とララは、グッズの効果を消すことを交換条件にマジョルカに迫るが…。

やっとMAHO堂を取り戻したおジャ魔女たちだが、今度は魔法を使っている姿をぽっぷに目撃されてしまう。仕方なくぽっぷを魔女見習いにしたところ、魔法にホウキの操縦、商売にとぽっぷの優秀さが明らかとなる。

飯田かなえの家はステーキハウスだが、家族の入院、やけどに泥棒と災難続き。どれみはステーキ目当てでかなえの家を手伝い始め、店にある招き猫を調べてみる。すると、持ち主を不幸にする呪いの招き猫だと判明する。

どれみたちがピュアレーヌパソコンを動かしてみると、画面に腹巻き姿のオヤジが出現。このオヤジこそバッドカードを人間界にまき散らした魔法使いのオヤジーデで、罪を犯した罰としてパソコンに封印されているのだ。

はづきの別荘へ遊びにきたどれみは、テニスコートで出会ったブルーベリー農園の少年・柏木に一目惚れ。いつもの振られパターンと思いきや、肩を並べて星空を眺めながらいいムードになってしまう。

みんなと夏祭りに来たどれみは、ゆき先生が見知らぬ男性と仲良く歩いている姿を目撃。関先生と一緒に尾行していると、男に後ろから突き飛ばされ、関先生の財布とどれみの見習いタップが無くなってしまう。

山内信秋はお寺の息子。夏休み恒例の肝試し大会で、クラスメイトたちが彼の所に集まった。怪談話の後、先陣を切って出ていった太田と杉山は、おじいさんの幽霊を目撃。それは、2年前に死んだ信秋の祖父だという。

花田志乃はモンゴル帰りの帰国子女。夏休みにモンゴルの少年・タミラから縫いぐるみをお別れにもらい、お返しに何を贈ろうか悩んでいた。タミラの望みを知ろうとマジカルステージを試みるが、何も起こらない…。

2学期に入り、新たに学級委員を決めることになった。再選を目指す玉木に対抗して立候補したのは、クラスでも地味な存在の宮本まさはる。勉強も運動もいつも2番手の自分を変えたいと言う彼を、どれみたちは応援する。

今度の日曜は美空小の運動会。今回、最初で最後の6人兄弟が全員揃う運動会となる浜田いとこは、特に気合が入っていた。一方、リレーの選手に選ばれたどれみは、小竹にどやされながらバトンタッチの特訓を始める。

大阪で暮らすあいこの母親が知らぬ間にあいこに会いにきていたが、あいこは再会できず、母の手紙を父が隠していたことを知り、怒って家出してしまう。春風家に転がり込んだあいこは、両親が離婚した原因を話す。

転校してきたおんぷは有名な芸能人。気立てが良く、おしとやかな彼女はクラスの人気者になる。そんなおんぷがある映画のオーディションを受けることになり、会場に行くと、そこには何と玉木の姿があった。

どれみたちの4級試験の課題は、勤勉なウサギと素早いカメとの障害物競走。走りの実力ではおジャ魔女たちはかなわないので、魔法の使い方が勝利の鍵となるが、禁止されている魔法も多いので注意が必要だ。

嵐に吹き飛ばされ人間界に迷い込んできた魔女ガエルたちは、どれみたちをお供に人間界の観光に出発。さまざまな場所を満喫する魔女ガエルたちだったが、最後に、ひとつだけ行きたい場所があるのだと言う。

同級生のりょうたは大の怪獣好きで、家には怪獣の人形がびっしり。それも全て同じ怪獣・ガザマドンだった。しかし、怪獣作りに没頭してサッカーの試合をすっぽかしてしまったのを機に、怪獣が嫌いになってしまう。

おんぷに魔法をかけられたクラスメイトの樋口まきの兄・秀三がどれみに告白してしまう。しかし魔法が解けた秀三は、なぜそんな事態になってしまったのか全くわからないまま、どれみとデートに出かける。

魔女見習い3級試験は超難関。デラ情報によると、試験に合格すれば、何と魔法玉がたわわに実る木の種がもらえるらしい。あいことはづきは色々な障害をうまく切り抜けていくが、一方でどれみは…。

クラスメイトの将太は、将棋がとても強いのになぜか嫌いだと言い張る。将太の父親がかつてプロ棋士を目指していたことと関係があるようだ。どれみたちは、何とか将太に将棋をさせてあげようと奮起する。

ヒーロー大好き少年・天野こうたは特撮番組「バトルレンジャー」の大ファン。番組で姫役を演じたおんぷは、天野を撮影現場に招待するが、それを知ったおんぷファンクラブ会長の橋本が怒りを露わにする。

体の弱いしおりは自分を一人前に扱ってくれない父親にいら立ちを覚え、祖母の家を目指して家出をする。一方、いつも高飛車な玉木も、おんぷの何気ないひと言で親への愛情に不安を感じ、家を飛び出してしまった。

クラスメイトのむつみは女子プロレス好きで、キャンディ伊藤の大ファン。しかし、せっかく観にいった試合は、アクシデントによりキャンディ伊藤が負けてしまった。しかも、次も負けたら引退すると宣言する。

年末も近いある日、どれみたちは街中で白いひげを生やしたおじいさんに出会う。実はそのおじいさんはサンタクロースだった。そのサンタさんは体調が悪く、大切な仕事に支障を来しているようだ。

今回の魔女試験は何とかくし芸。マジョリカたちも芸の特訓にいそしむ。家族に宴会芸を教わるも今ひとつ不安などれみたちは、マジックの得意なクラスメイトのみちあきのマジックショーを手伝い、芸を学ぼうとする。

あいこの父親が会社の上司に勧められてお見合いをすることになった。最初はお見合いを渋るあいこだったが、母親がすでに再婚していると思い込んでいることもあり、父のお見合いを了承する。実際にはあいこの母は…。

中田はファンクラブに毎日メールを送るほどのおんぷファン。ある日、おんぷから突然デートの誘いのメールが届いた。大喜びで待ち合わせ場所に向かうが、そこには同じメールを受け取ったファンが大勢いるのだった。

電車の運転手をしているおんぷの父親から、新型列車に招待してくれるとうれしい連絡が入る。久々のパパとの再会をおんぷは楽しみにしていたが、その日は何とオーディションの最終選考の日と重なっていた。

どれみたちの最後の魔女試験はいつもと違い、人間界の美空町で行われることになった。魔法を使って良いことをして「ありがとう」と言われれば合格なのだが、それを島倉に目撃されてしまい、噂が拡散するのだった。

おんぷは、魔法使いであることがばれてしまったどれみたちのため、みんなの記憶を消す魔法を使い、その代償に100年の眠りに落ちてしまった。おんぷの眠りを覚ますには、魔女を辞めなければならないのだが…。