MÄR－メルヘヴン－

中学2年生の虎水ギンタ。空想が大好きで、いつかメルヘンの国に行けたらと思っていた。そんなある日、彼の前に最近夢でよく見る世界に通じる門が出現する。ここから壮大なアドベンチャーがスタートする。

ギンタは異世界に突入した。そこで魔女・ドロシーに出会う。彼女に連れられて入った洞窟の中で見つけたアーム・バッボは意思を持っており、しゃべることもできるアームだった。このアームはある力を持っていた。

旅の途中に知り合ったジャック親子は、人狼の盗賊兄弟であるルーガルーブラザーズが畑の作物を荒らしに来ることに常に脅えていた。そのことを聞いたギンタは、退治するために立ち上がろうとする。

ギンタは元の世界に戻ろうとアームを探す旅に出て、ジャックと一緒にパヅタウンを訪れる。何でも揃っているというこの町で、彼らはギンタが利用したディメンション型のアームを入手しようとする。

突如としてギンタたちの目の前に謎の美少年・アルヴィスが現れた。彼こそがギンタをこの世界・メルヘヴンに呼び寄せた張本人のようだ。また、彼の口から「チェスのコマ」について語られるのだが…。

氷づけの城に踏み込んだギンタたちはチェスの兵隊と初めて対峙することに。ルーククラスというイアン相手にギンタは精いっぱい立ち回る。また、氷に閉じ込められた少女・スノウの正体も気になる。

チェスのコマの実力は想像以上に強大だった。ギンタはイアンの繰り出す技を見極められない。ギンタの快進撃がストップする可能性も出てきた。絶望の気配が漂いだしたその時、予想外の助っ人が現れて…。

ギンタはアランが語るメルヘヴンの全貌、そして過去に起きたクロスガードとチェスのコマの戦いの歴史に興奮を隠し切れない。時を同じくしてその頃、チェスのコマの司令塔であるファントムに大きな動きがあった。

アランのディメンションアームである修練の門で異空間に飛ばされてしまったギンタたち。ここから「強くなるため」の武者修行が始まる。ギンタたちにはある課題が課せられた。また、マジックストーンが渡され…。

ギンタたちが異空間で修行をするなか、チェスの兵隊がメルヘヴン制圧に乗り出す。あまりの強大な勢いに、メルヘヴンはチェックメイトをかけられてしまう。アラン、アルヴィスはこの事態に気がつく。

イアンの攻撃に、ディメンションアームを発動しているアランは反撃することができずピンチに陥る。万事休すと思われたその時、異空間での修行を終えたギンタが出現。再び、ギンタとイアンが勝負する。

メルヘヴンを救う8戦士の意味として自分たちを「メル」と名づけたギンタたちは、ヒルド大陸を目指して海を越える。その先にはある運命が待ち受けていた。チェスの兵隊やクロスガードに属さない勢力・ルベリアは…。

ナナシのアームによって飛んだ村・ヴェストリはチェスの兵隊によって破壊されてしまった。怒りに震えるギンタたちはチェスの兵隊を追おうと地底湖の洞穴へ向かう。たった2人で村を制圧した彼らに、メルは対峙し…。

ギンタとギロムが戦う。ビショップクラスのギロムは初めギンタの力をみくびっていたが、強大な魔力に息をのむ。怒るギンタは全力でギロムに立ち向かう。そして最後の最後に大技を放ち、新生ギンタが大躍進する。

ヴェストリの村に希望が蘇る。ジョンピーチらはギンタたちをチェスと勘違いし、村の一大事を救おうと祝杯の席に乗り込んでくる。ジョンピーチにスノウは、ギンタに勝ったらメルの仲間に入るよう誘う。

ペタのシルエットが満月に浮かぶ。戦士たちはウォーゲーム開始の知らせに月を見上げ、決意を秘めてレギンレイヴ城に集った。ゲームの参加資格を問うため戦士たちはマジックストーンで異空間へ飛ばされる。

ウォーゲームが開戦。ギンタはキャプテンとなった。ダイスにより、3対3で、場所はレギンレイヴフィールドと決まる。チェスの第1チームであるロドキンファミリーに対する3人はギンタ、ジャック、アルヴィスとなる。

第2試合はジャック対パノ。その頃ジャックの家に、以前父のことを伝えにきた戦士が再び訪れていた。戦士の知らせでジャックがバトルフィールドに立っていることを知った母は、正気ではいられなくなる。

ファーストバトルの最終戦。ギンタの相手は両手に10ものアームを持つ巨体の男・ガロンだ。その強靱な精神力と腕力にギンタは苦戦を強いられる。動くことができなくなり、これまでかと思われた時に魔力が波動する。

ファーストバトルに勝利したギンタと仲間たち。みんなで浮かれている夜、ギンタはジャックに、伝説の勇者・ダンナは自分の父ではないかと告白をする。互いの父親の敵討ちを誓う2人にガイラはあることを説く。

ギンタとジャックは再び修練の門へと消えた。その代わりに第2ステージの戦いへと歩み出たのはスノウ。つむじ風を自在に操るアーム使いのフーギを前に苦戦する。そんな彼女はギンタとある特別な約束を交わしていた。

第2ステージの第2試合はナナシと謎の少女・ロコだ。その容姿からは全く想像ができないがロコのダークネスアームには悲しい過去と運命が秘められていた。そのダークネスアームによってナナシは窮地に追いやられる。

メル初の死者を、と不気味な予告をする男・マイラ。向かい討つのはドロシーだ。彼女の初陣を仲間たちが見守るなか、ドロシーはマイラをけん制。だが、全てを包み込んで破壊するガーディアンがドロシーに襲いかかる。

成長したギンタとジャックが修行から戻った夜、祝宴が開かれた。村人たちは、ギンタがダンナの息子であることを知り希望を託す。その頃ファントムは、あるたくらみをしていた。ギンタはひとりで宴の席を離れる。

次のバトルは5対5となり、場所は火山群フィールドに決まった。メル側5人目の出場メンバーを決めかねていたところ、眠りから目覚めたアランが参戦することに。そして、第3ステージがスタートする。

パノの相手に名乗り出たジャックは、リベンジに燃える。開始するとすぐに、バトルスコップを地面に突き立てたまま、ジャックはパノへ向かって直進。するとパノの操るボールハンマークワトロがボディにさく裂した。

Mr.フックはスノウに対して勝負は明らかだと豪語。アランの口からも同様な言葉が発せられる。氷の剣を抜き、自ら駆け込んでいくスノウの戦いぶりからは、想像もつかないある理由が潜んでいたのだ。

第3バトルの最終戦を前に、ギンタが再度ステージに上がった。一方、カノッチは頭上のロウソクに火を灯し、それが燃え尽きた時、ギンタも消えるという。呪いの効力を解こうとアームを壊そうとする。

アルヴィス対ロラン。これまで戦ったチェスたちとの実力差を見せつけるかのように、ロランの強さは圧倒的だ。アルヴィスはロランの操るストーンキューブに苦戦。さらにゾンビタトゥに動揺し…。

ぎりぎりで、マグマスネークから身を守ったアルヴィス。しかし、精神力の限界に達したためにギブアップ。レギンレイヴに戻った一同のもとにファントムが現れた。その正体を知ったギンタは、怒りを爆発させる。

次のバトルのためにギンタ、ジャック、ナナシ、ドロシー、アルヴィスはガイラに連れられ修行を行うことに。今度は自分との戦い、シャドーバトルだ。己の分身を相手にして戦い、魔力を高めるという狙いがある。

第4バトルは6対6で行われる氷原ステージ。初戦はアルヴィス対ミスターフックの戦い。魔力の上がったアルヴィスにフックはあっさり負けてしまう。ラプンツェルは命からがら戻ったフックに、恐ろしい制裁を加える。

ラプンツェルの仲間に対する制裁に憤るなか、第2試合、ジャック対コレッキオが始まる。コレッキオは1枚のカードを投げつけ、それがジャックの運命・死だという。また、ジャックにコレッキオの凶器が襲いかかり…。

ナナシ対アクア。見た目からは想像もつかない大胆な戦いをみせるアクア。出現させた巨大な貝は地響きを立て辺りの氷を砕いていく。ナナシは善戦はするものの、バランスを崩して怪魚の巨大な口の中へ吸い込まれる。

ギンタ対ギロムの再戦が行われる。前回はガーゴイルの一撃に敗れたギロム。今回は周到な準備をしてきたという。何とギロムの巨大ガーディアン・エゴラに、ギンタのガーゴイルが力負けしたのだ。

溺愛する弟・ギロムを倒されたことで復讐に燃えるラプンツェル。一方のドロシーは対等に技を切り返す。しかし、ドロシーの脇腹にラプンツェルの一撃が決まる。苦戦するドロシーは切り札・クレイジーキルトを出す。

第4バトルが終了し、レギンレイヴへ帰るギンタたち。真剣な面持ちのドロシーはアランにあることを耳打ちする。ウォーゲームが延期になった日、みんなはドロシーに連れられ、魔法の国といわれるカルデアへ向かう。

ドロシーの故郷・カルデアにまでチェスの兵隊の魔の手が及ぶ。村はもうもうと黒煙を上げながら、燃え広がってゆく。ドロシーと二手に分かれたギンタとバッボはチェスの兵隊を追い、西の塔でファントムに会う。

レギンレイヴに戻ったギンタに、怪しい人影が迫っていた。次々にわなが仕掛けられるが、その人影は子供たちだった。チェスの兵隊・アッシュに助けられた子供たちは敵対するメルのギンタに勝ってもらいたくないのだ。

第5バトルは砂漠フィールド。初戦はスノウ対エモキス。エモキスは巨大な花びらを一枚一枚ちぎる。一方、スノウはユキちゃんで攻撃。しかし、エモキスには効かないどころか、お菓子の家を出現させて食べ始める。

第2試合はアルヴィス対ハメルン。開始すると早々に、ハメルンのソウルフルートの音色が響き、不気味な空気が辺りを包んでいく。また、ハメルンはアルヴィスに対して、魔力をいただくと宣言した。

キャンディス対ジャック。相手の巨大な石斧に対し、ジャックはバトルスコップ一本で立ち向かう。その力の差は歴然としている。キャンディスが右目の眼帯を外すと、そこにはあるものが埋め込まれていた。

いよいよギンタが登場する。体を分離させたり、三次元の影で攻撃を吸収するアッシュに向かっていくギンタ。疲労し、肩で息をしているとアッシュが語りかけてくる。両者はドーム状のシールドに囲まれて…。

第5バトルの最終戦はナナシ対ガリアン。ガリアンはナナシの記憶を消したという。再会すれば、その記憶は戻るらしい。バトルが進展すると、ナナシの記憶が蘇った。ガリアンはルベリアの元ボスで、命の恩人だった。

ナナシ対ガリアン。その戦いを見守るメル陣営。やっと開いたガリアンの口から驚くべき過去が語られる。仲間の結束が強さだと思っていたが、想像を超えた強さを誇るチェスの出現で、その力に導かれたのだという。

やっと休暇が訪れた。メルたちはエドの提案で、これまでの勝利を祝い、仮装パーティを開くことに。それぞれ衣装を身にまとい、楽しい宴となる。同じ頃、レスターヴァ城では、ファントムの前に一同が集まっていた。

ベルがいないことに気がついたアルヴィスが森へ向かう。すると大岩小岩がベルの行方を教えてくれた。ベルは怪しい連中によって連れ去られたのだという。ある村にたどりつくと、巨大なガーディアンが待ち構えていた。

ドロシー、ギンタ、ジャックはアーム蚤の市へ向かう。そこで出会ったチョロに、貴重なアームを扱うという裏路地にある店を紹介される。その店主に勧められ、伝説のアーム探しを行うことになった。

ゾンネンズは自らを「悪の太陽のまわりを回るならず者惑星たち」と名乗る集団だ。修練の門で修行をするギンタたちに悪の手が迫ってくる。ギンタとジャックは、ゾンネンズのマルスとメルクーアに苦戦を強いられる。

アランはメルのメンバーを2人1組にして修練の門に入れたが、ゾンネンズのボス・ザトゥルンの持つダークネスアームの呪いに苦しめられる。アルヴィスとナナシのもとにはゾンネンズのヴェーヌスとユーピターが現れた。

ドロシーとスノウが修行していると、背後にゾンネンズの男装の麗人・ウーラヌス、ネプトゥーン、プルートの三姉妹が迫る。プルートはメリロに変身してスノウをだまし、スノウはメリロと一緒に捕らわれてしまう。

アランの異変に気がついたエドワードとベルが、レギンレイヴへ助けを求める。知らせを聞いたガイラはアランのもとへ急行。だが、目の前にはゾンネンズの兵たちがいて身動きできないまま、攻撃されてしまう。

暗雲立ち込めるなか、塔がそびえ立っている。頂上にある円形のコロシアムで、ギンタとファントムが対峙する。ギンタが劣勢となるが、ジャックの応援を契機にメルのメンバーは協力し、次々とファントムに立ち向かう。

シックスバトルが開幕。石の広場に集ったメルの面々は街の人々から声援を送られる。人数は5対5だ。ステージはキノコフィールドで、初戦はアラン対シャトン。ヴェールを脱ぎ捨てたシャトンはかわいい女の子で…。

次戦に名乗り出たのは、チェスの兵隊・ナイトクラスのコウガに、メルのアルヴィス。気味の悪いひとつ目の仮面でアルヴィスを見据えるコウガ。力の差は歴然でアルヴィスが優勢と思われたが、異変が起きる。

第3試合は、メルのドロシー対チェスの兵隊・ピノキオン。ドロシーは、ピノキオンがディアナがかつて幼い自分に作ってくれた人形によく似ていることから、自ら始末すると宣言しステージに立つのだが…。

第4試合はスノウ対マジカル・ロウ。マントを脱いだマジカル・ロウにスノウは驚く。マジカル・ロウは、母を亡くし泣いてばかりの幼いスノウに、笑顔をくれた優しいお守役だったからだ。幼い日々の記憶が蘇る。

シックスバトル第4戦で、スノウはマジカル・ロウに連れ去られた。ギンタは救出しようとするが、イアンはそれを許さない。イアンの復讐戦、シックスバトル最終戦がスタート。ギンタは苦戦を強いられる。

ギンタがスノウの救出に向かおうとしたところ、チェスの兵隊最強のナイト・ファントムが現れて、最終決戦の決着を迫る。6人の恐ろしいほどの魔力を持ったナイトたちが、メルメンバーと対峙する。

修練の門に入ったはずのギンタたちは、なぜか東京にいた。ギンタと戦ったジャックは記憶を取り戻す。だが、暴走族のような男によって、小雪を連れ去られてしまう。その男の正体は悪者のリーダー・ナナシだった。

ギンタたちは東京でジャック、ナナシと合流した。残されたメンバーを探すなか、大きな屋敷から出てきたドロシーを見つけて駆け寄るギンタたち。しかし、ドロシーの記憶は失われており、格好はメイド姿だった。

ドロシーの記憶が戻った。残るメンバーはアランとアルヴィスだけになったが、探す手掛かりが全くないのだ。ギンタたちは、ふと見たテレビドラマからヒントを得て、探偵に捜索を頼もうと考える。

ギンタたちは最後の仲間・アルヴィスを探す。アルヴィスの姿を見つけて後を追うと病院にたどりついた。アルヴィスは入院中で、重病の少女の看病をしていた。その少女はギンタが幼い頃、病気で死んだはずの知人で…。

修練の門に入ったはずが、どういうわけか東京に来てしまったギンタたち。小学生時代から変わっていない街並み、死んだはずの少女の生存など、この東京には、つじつまが合わないことが多過ぎると感じるのだった。

チェスの兵隊を倒したギンタの前に、修練の門で行方不明になったクロスガードのリリスが現れた。リリスは修練の門に、平和だった頃のメルヘヴンの記憶の世界を自ら創り上げて、そこに暮らすのだった。

リリスの世界が消えて修練の門は元どおりになった。しかし、ギンタたちは突如外の世界に戻ってしまう。修練の門が不安定になったのが原因で、戻ったのもギンタとジャックだけ。2人はレギンレイヴ城に向かう。

死んだはずのアリババがレギンレイヴ姫をさらい、伝説のアームが眠っている地下迷宮に下りていく。ギンタたちはそれを追う。地下にはさまざまなわなや仕掛けがあった。ギンタたちは大苦戦を強いられる。

修練の門で修行を積んだメンバーが、最終決戦を前に戻ってきた。次のバトルで、いよいよチェスとの決着がつく。修行の成果を見るため、ジャックと手合わせしたガイラは、彼の父についての後悔を語りだす。

ウォーゲーム最終決戦、初戦はジャック対ヴィーザル。父の敵討ちを狙うジャックは次々と攻撃を繰り出すが、ヴィーザルに軽々と破られ、逆に追い詰められる。ジャックは奥の手を使う覚悟を決めた。

ウォーゲーム最終戦の第2戦の組み合わせはロラン対アルヴィス。戦いの前日、精神統一をするアルヴィスの前にロランが現れ、ゾンビタトゥで永遠の命を手に入れようと諭す。だが、アルヴィスはそれを否定した。

ゾンビタトゥを持つ者同士の戦いがスタート。ロランのエルダンジュに対して、アルヴィスはガーデスの盾で対抗。一進一退の攻防が続くなか、2人は互いを諭そうとする。ロランはアルヴィスの考えに動揺してしまう。

ウォーゲーム最終第3戦のナイトは第3の男・ガイラを下したキメラだ。対するは魔女・ドロシーだ。キメラの禁断のアームであるゴーストアーム。その前にドロシーは苦戦するが、起死回生を狙った一撃を放つ。

アランとハロウィンが再度戦うことに。6年前はドローだった。アランは、ハロウィンのアームによって、エドワードと融合させられたのだ。試合前、アルヴィスはアランのいつもとは違う様子を見抜く。

アランの幼馴染みであるパンプが、ハロウィンの正体だった。パンプがハロウィンになったことに責任を感じるアランは、改めて打倒ハロウィンを決意。しかし、ハロウィンはアランに対して余裕で攻撃を仕掛けてくる。

ナナシ対ペタ。ルベリアのボスとルベリアを壊滅させた男の宿命の戦いだ。試合の前日、ルベリアの砦を訪れたナナシはチェスの兵士に砦が攻められた時に、命を落とした少女・ピルンの墓の前にやってくる。

ナナシとペタの戦いが始まる。ナナシは己の命を懸けて戦う覚悟を決めていたが、攻撃が全く効かない。ペタはそんなナナシを見下ろす。この戦いは絶対に負けられないとばかりにペタは凄みを見せる。

ギンタ対ファントムによるウォーゲームの最終戦が始まる。戦いの前日、ギンタはドロシーからマジックストーンをもらっていた。一方ファントムは、ナナシに倒されたペタのことを思って涙をこぼした。

ファントムが驚がくの事実を語る。少年時代、ファントムは封印された部屋でオーブに魅入られるが、それは死に値する罪だった。掟どおり、ファントムの両親が息子に裁きを下すが、両親は身代わりとなり命を絶った。

自己中心的なファントムに対してギンタは激怒。弾を数から質に変えた巨大バブルランチャーをファントムに命中させ、左腕を吹き飛ばした。しかし、ファントムは、最強のアームを使って2体同時召喚で応戦する。

ギンタたちは、スノウが連れ去られた場所を目指すために、アンダータを持っているチェスの兵隊を探すことにした。ところが、バッボの傷を心配したドロシーは、カルディアに行くことを提案する。

ウォーゲームが終わるとチェスの兵隊たちはレスターヴァ城に戻った。今後については迷っていた。中には直接メルのところに向かい、倒してやると意気込む者も現れる。ギンタたちはバッボを修理しようとするが…。

バッボが割れて動かなくなってしまった。ギンタたちは修理のためカルディアに向かい、長老に修理を依頼するが、修復できる可能性は五分五分だと言われる。バッボに対して多くの魔力を注ぎ、修復が行われる。

ウォーゲームの最終戦でドロシーに敗れて、姿を消したキメラを追うイアン。「究極のゴーストアーム」を手に入れることがキメラの目的だった。また、亡霊たちが姿を現す火山には魔法陣があり…。

スノウを助けたいギンタたちは、レスターヴァ城に向かう。ナナシとジャックが入り口の敵を引きつけている間に、別の入り口から城内に侵入するギンタ。スノウは液体のカプセルの中に入れられ、眠り続けていた。

先行するギンタたちを追う、アルヴィスとドロシー。アルヴィスにはファントムとの決着をつけること、ドロシーにはディアナを倒すという目的があった。ギンタを元の世界に戻すためにも成し遂げる必要があった。

開かれた鉄扉の中へ踏み込んだギンタたちは何者かから急襲され、どこかへ飛ばされてしまった。気がつくとそこは砂漠で、アルヴィスの様子がおかしい。ゾンビタトゥの影響により、凶暴化してしまったのだ。

パルトガイン島の中央にそびえる石造りの城、それがファントム城だ。そこにファントムが、ゴーストチェスたちがいる。ギンタたちはいかだに乗って海からパルトガインに上陸しようとしたのだが…。

ドロシーがポコを連れてギンタたちの前に再度姿を現した。どうやら、パルトガイン島の水中にある物資搬入用ドックから中に入ることはできるというのだ。ギンタたちは、気持ちを新たにして島へ向かう。

アルヴィスを探すために、ギンタたちはゴーストアーム研究所へ入る。中にはアーム用に作り出され、葬り去られた物体の成れの果てが気味悪く並んでいた。ギンタらは、ゴーストアームを作っていたカペルに出くわした。

ギンタらは、巨大なコロッセウムに行けば、ミスティ・キャッスル・クラヴィーアへ行くことができると知る。アルヴィスを救える「願いが叶うアーム」を求めてコロッセウムに急行。だが、気がつけば濃霧の中にいた。

ギンタたちの危機を救ったはアルマだった。その正体は、ファントムの昔の恋人。ファントムは、そんなアルマの乗る船に撃墜命令を出す。また、幽霊船が城塞を砲撃したことで、ギンタたちの突入口が開く。

ミスティ・アイドゥがいなくなると闘技場を包んでいた霧が晴れた。ギンタたちは、胸の「時間のロンド」を凍らせたことで混沌に落ちたアルヴィスを一時的に開放。だが、凍らせた魔力が消えると、再び混沌とする。

クラヴィーアへ行ける光の階段を上るアルヴィス。その阻止を目論んでいるカペルの前に立ちふさがるのはギンタとドロシーだった。カペルも天空への光の階段の先にあるアームを手にしたいと思っていた。

ギンタとドロシーはアルヴィスを背負って、ファントムの城へ向かう。同じ頃、ジャック、アランたちもファントムのもとへ向かっていた。ギンタたちは城内へ進んでいく。そこで待ち受けていたのはロランだった。

謎の眠りに落ちたスノウを目覚めさせようと、ギンタは彼女の精神世界を彷徨っていた。一方、ジャックたちは凍り漬けとなったバッボを救出する。バッボは自分が何をされていたのか覚えていなかった。

レスターヴァ王とスノウが再会を果たす。王が救出された時、すでにクイーンとキングの姿は見えず、ファントムの死後に城を離れたようだった。王はスノウと一緒に民衆の前でメルヘヴンの平和を宣言するのだが…。

メルヘヴンで起こる異常事態を把握しようとギンタたちは二手に分かれ情報収集をする。ギンタとドロシーは、カルディアへ向かう。残ったジャックたちは、ナナシのアンダータで、世界中の情報を集める。

アッシュに依頼されて、ギンタたちの前に現れたイアン。レスターヴァ国境近くのエデルマイン村で異常が発生し、ギンタたちの協力が必要だと言うのだ。ギンタたちは、村で別次元につながる空間のゆがみを目にする。

イアンとギドの前にジャックが現れたが、ギンタたちはその前に、メルヘヴンの平和を取り戻すべく、北の果てへと出発していた。ディアナはアッシュのアームが自分たちの居場所を突き止めるかもしれないと思った。

ギンタらはディアナたちがいるカルディア宮殿に到着。ドロシーは城内でふたつの巨石を発見。そこは以前、姉のディアナと一緒に魔法修行をした思い出の地だ。ディアナの夢はメルヘヴンの人々の笑顔を守ることだった。

自分の父親や仲間を倒した張本人がキングと呼ばれるダンナだった。ギンタはダンナから、自分と共に世界を浄化しようと誘われる。しかしギンタは、外見が父親であっても、心が違うとして、ダンナを倒そうとする。

上空に出現した邪悪な意思の本体を追い、ギンタは東京へ戻ってきた。邪悪な気から放たれた攻撃が、多くの建物をなぎ倒し地上は壊滅状態に。ギンタもガーゴイルで応戦するが、攻撃は容赦なく、手の打ちようがない。