マジンガーZ

世界征服を企てるドクターヘルは、あしゅら男爵に機械獣を操るバードスの杖と海底要塞サルードを与え、邪魔者の天才科学者・兜博士の抹殺を指令。あしゅら男爵は、博士が別荘に滞在していることを知って行動に出る。

ドクターヘルは兜博士が設立した光子力研究所を奪取するため、機械獣・ダブラスM2とガラダK7にマジンガーZの破壊を命令。迎え撃つマジンガーZは、甲児が操縦に慣れていないにもかかわらず想像以上の強さを見せる。

甲児とシローの兄弟は光子力研究所の近くに引っ越してきた。さやかに憧れるボスたちとも知りあい、富士市の生活にも慣れてきた。一方、バードス島ではドクターヘルが雪辱を期し、機械獣・グロマゼンR9を出撃させる。

海底要塞サルードにより研究所の近くに運ばれてきた機械獣・ガイアQは、立ちはだかるアフロダイAを簡単に倒してしまう。ウルトラマグネチックパワーという、敵の動きを全て封じてしまう力を備えた機械獣だったのだ。

あしゅら男爵の甲児暗殺作戦が失敗に終わって間もなく、富士山麓に偽マジンガーZが出現。甲児がマジンガーZの機密を売ったというデマを流すあしゅら男爵に、身に覚えのない甲児は激怒して偽マジンガーZを追い回す。

街で暴れる機械獣・ザイラを倒すため、マジンガーZが出撃する。その頃、富士山麓にかかった霧に隠れていた機械獣・ダンチェルが、守備の手薄になった光子力研究所を襲い、さやかがアフロダイAで出撃するが…。

機械獣・オゾネスB3は街を破壊し尽くして姿を消した。あしゅら男爵は変装して荒れ果てた街に現れ、弓教授を襲わせるべく「災難の元凶は光子力研究所だ」と市民を扇動。人々は理性を失って甲児の家に押し寄せた。

光子力研究所では、アフロダイAを強化改造するべきかどうかを話しあう会議が行われていた。その結果、改造計画は多数決によって却下されてしまう。一方その頃、街では謎の放火事件が続発していた。

弓教授が科学会議に出席して留守にしている間、のっそり、もりもり、せわしの3博士が共同で所長代理を務めることになった。ドクターヘルは3博士に催眠術をかけ、研究所の近くにミサイルを撃ち込む。

あしゅら男爵はシローを誘拐し、命を助けてほしければマジンガーZを放棄せよと要求。独自に捜査網を敷いた甲児たちは海底要塞サルードの位置を突き止めるが、シローを人質に取られている限り手出しはできない。

あしゅら男爵は旧日本陸軍が開発した決戦兵器を復活させ、建設中の前線基地に設置しようとしていた。実現せずに終わった本土決戦用の巨砲ガレンと、強力なマグダム火薬だ。これを察知した甲児は行動に出る。

ドクターヘルがあしゅら男爵に使用を許した巨人製造銃は未完成で、あと一度しか使用できなかった。あしゅら男爵は甲児の友人・純一に目を付け、彼の作った小型ロボット・バイコングを奪って巨大化させる。

海岸に異様な物体が上陸したとの連絡が入った。その後、ボスたちがひとりでに転がる雪玉を発見。その雪玉の中に隠れていたゴロンゴS2こそ、異様な物体に偽装して上陸した地下帝国の機械獣なのだった。

ずば抜けた強さを誇る機械獣・スパルタンK5だが、怒りを忘れてしまったため自ら戦おうとしなかった。怒ったドクターヘルはスパルタンK5を破壊しようとするが、あしゅら男爵は試しに戦いの場に出してみる。

あしゅら男爵は人工的に津波を起こし、機械獣・チグルE7を上陸させた。一方、マジンガーZが迎撃に向かった隙に、別の機械獣・ゴリアスW3が光子力研究所を襲撃する。マジンガーZはチグルE7を倒し、研究所へと急ぐ。

甲児を暗殺するため、あしゅら男爵は鉄仮面軍団を送り込んできた。一方、プライドの高いドクターヘルは暗殺という手段を潔しとせず、機械獣・バルカンP5で正面から攻撃を仕掛け、甲児は窮地に立たされる。

原因不明の地盤沈下が多発し、街やコンビナートが次々に破壊されていた。事態を憂慮する弓博士のもとに、研究所長の地位を譲らなければ地盤沈下は全国に広がるという、ドクターヘルからの警告が届く。

海底機械獣・グロッサムX2が、巨大なハサミを使って航行する船舶を次々と沈め始めた。被害に遭った乗客の中には、光子力研究所の招待で日本に向かっていた科学者・ゴードン博士とその妻子もいた。

さすがのドクターヘルも、海中を自由に移動できるようになったマジンガーZが脅威であることを認めざるを得なかった。海が駄目なら空だと、彼はあしゅら男爵に空飛ぶ機械獣・デビラーX1をあてがう。

いじめられっ子の転校生・ミツオは、機械獣・ストロンガーT4の実験を目撃したため、あしゅら男爵に捕まってしまう。世界一強い男の子にしてあげると言われ、ミツオは機械獣の操縦を請け負っていじめっ子に復讐する。

あしゅら男爵は機械獣でゴーストタウンを占拠。機械獣の修理工場を建設し、ゴーストタウンを前線基地に造り替え始める。しかも子供たちを人質に取り、助けてほしければマジンガーZを放棄せよと要求してきた。

あしゅら男爵は、マジンガーZが海中で威力を発揮する武器を持っていないことに気づき、マジンガーZを海中におびき出す。海中用光子力ビームの実験は3博士によって行われていたが、失敗に終わっていたのだ。

機械獣・ダムダムL2で地質調査を行っていたあしゅら男爵は、鬼ヶ原でジャパニウムの鉱脈を発見。現れたマジンガーZによってダムダムL2は追い払われるが、せっかくの鉱石層を諦めるわけにはいかない。

機械獣・ジンライS1が街を空爆。ジンライS1は、マッハ5のスピードで飛行し、200万ボルトの稲妻で敵を攻撃する恐るべき力を備えている。出撃したマジンガーZだが、街の被害を食い止めるのが精一杯だった。

ドクターヘルは、機械獣・エアロスB1、B2、B3を使って富士山を爆発させようと画策。B1が火口に穴を開け、B2が溶岩を吸い上げ、最後にB3に積んだ核弾頭を起爆剤にして大噴火を引き起こす計画を立てたのだ。

ドクターヘルはダイマーU5を完成させた。マジンガーZと同じく、操縦者と機械が一心同体になった機械獣だ。マジンガーZはこのダイマーU5の挑戦を退けるが、ある犬が戦いに巻き込まれて死んでしまう。

光子力エネルギーの秘密を奪うため、あしゅら男爵は分離機械獣・ベルガスV5でアフロダイAを誘い出し、無人の海王島に建設した前線基地に拘束。機体の隅々まで調べる時間を稼ぐため、マジンガーZの足止めを図る。

いまだにジャパニウムを奪えないあしゅら男爵は、ドクターヘルに叱責される。あしゅら男爵はマジンガーZに復讐を誓うが作戦を見いだせない。そこでドクターヘルは、偽者の弓教授と機械獣・ホーガスD5を用意する。

1万度の発熱板と2本のハンマーを持つ機械獣グレン・ゴーストC31が、研究所のレーダーを破壊したため、マイクもバリヤーも使用不能となる。その上、迎撃に出たアフロダイAもハンマー攻撃を食らって操縦不能に陥る。

ブルタスM3は胸のダイヤモンドから放つ光線で全てを溶かし、それを吸収してエネルギーや武器に変える機械獣だ。そのブルタスM3から、金もうけのためダイヤモンドを盗み出そうと画策する男たちがいた。

光子力研究所の整備員・粕谷と加賀と横井を捕らえたあしゅら男爵は、彼らに催眠術をかけて機械獣・メガロンP1、P2、P3の操縦席にそれぞれを乗せた。マジンガーZは手出しができない上、攻撃されてダメージを受ける。

機械獣・ケルベロスJ3が街を襲い始めた。マジンガーZが出動するが、マッハのスピードで移動するケルベロスＪ3に追いつくことができない。血気にはやる甲児はマジンガーZをオーバーヒートさせてしまう。

ドクターヘルの空飛ぶ機械獣に対応するため、マジンガーZを空飛ぶスーパーロボットに改造する必要に迫られる。弓教授は設計図を携え、ロケット工学の権威・スミス博士に会うためニューヨークに飛ぶ。

ドクターヘルは光子力研究所に送り込んだスパイのリコの報告から、マジンガーZが空を飛ぶための翼がテスト段階に入ったことを知る。そこで機械獣・ジェノサイダーＦ9を出撃させ、研究所を襲わせる。

ジェノサイダーＦ9の攻撃によって破壊され、再建中の光子力研究所。周辺の監視に当たっていたアフロダイAを襲う新たな機械獣・デスマA1は、背中の人面から発射する光線で、敵を幻覚世界に閉じ込める力を備えていた。

山中湖に現れた怪獣の正体は、ドクターヘルの作り出した機械獣・グラナダE3だった。そんなことを知らないシローたちは、怪獣を生け捕りにしようとボートで湖にこぎ出し、グラナダE3に飲み込まれてしまう。

ジェットスクランダーの生みの親の1人・スミス博士が光子力研究所を訪れる。だが実は偽者で、ジェットスクランダーに爆弾を仕掛けるつもりだった。一方、さやかとボスは機械獣・ロクロンQ9によって拘束されていた。

ドクターヘルは兜博士の設計図から、美しい女性型ロボット、ミネルバＸを完成させた。ミネルバＸは機械獣として光子力研究所へ向かうが、マジンガーZに出会った途端、なぜか戦意を失って涙を流すのだった。

あしゅら男爵は機械獣・ザリガンG8を使い、関東南部にマグニチュード7.5の大地震を発生させた。マジンガーZはザリガンG8にロケットパンチを封じられ、海底要塞サルードの処刑室に運び込まれてしまう。

飛行要塞グールを指揮するブロッケン伯爵は、人工雲の中に潜んで航空事故を起こさせる。さらに遊園地で遊んでいたさやかたちを機械獣に襲わせ、地下室に逃げ込んだところをマジンガーZに踏み潰させようと企てる。

マジンガーZはジェットスクランダーによって飛行可能となるが、操縦者は生身なので高空での戦闘に耐えるための訓練が必要だ。そして甲児が連日の厳しいトレーニングに励んでいると、機械獣・カーマK5が現れる。

街を襲った水陸両用の機械獣・デルタンV8は、煙幕で姿をくらまして水中に潜んだかと思うと、マジンガーZの足に食らいついて動きを封じる。そこに鉄十字軍団の戦闘機の編隊が現れ、一斉に攻撃を仕掛けてきた。

ブロッケン伯爵が、機械獣とマジンガーZの相互破棄を条件に和平を求めてきたが、甲児は最後まで戦い抜くと拒否。マジンガーZで機械獣・ジャイローンＪ1と戦うが、想像以上の強さに苦戦を強いられる。

海底要塞ブードから飛来した機械獣・ロケットR2が街で暴れ回っていた。ロケットR2はヘルメットで太陽エネルギーを吸収し、それをレーザービームに変換して腰のバックルから発射する力を備えていた。

開設10周年記念パーティが光子力研究所で開かれ、明るく和やかな雰囲気に包まれていた。一方、ドクターヘルは弓博士たちが油断している隙に一気に攻め落とそうと、機械獣・バジルＦ7を研究所に向かわせる。

ドクターヘルは忍術を使える小型機械獣・ブラザスS1とS2に密命を与え、研究所に送り込む。マジンガーZは出撃する際、わずかだか無防備になる時間があるため、小型コバルト爆弾を仕掛けて爆破しようという狙いだ。

あしゅら男爵とブロッケン伯爵に共同作戦の命令が下る。だが、仲の悪い2人は互いを出し抜くことばかり考え、マンドラM3とバズラーQ5の2体の機械獣を使って研究所に損害を与えたものの、結局は失敗してしまう。

光子力研究所の3博士が誘拐された。犯人は何とボスと子分たちで、自分たち専用のスーパーロボットを造ってもらおうというのだ。おだてられて気をよくした3人は快諾し、さやかも甲児の鼻を明かすために手を貸す。

ブロッケン伯爵の操る機械獣・ガンビーナM5は、催眠光線で敵の意志を奪って自由に操る恐ろしい力を持っていた。ガンビーナM5はボスとボスボロットに光線を浴びせて狂暴化させ、光子力研究所内で大暴れさせる。

機械獣・ブリーバA3は、バラバラになった各パーツごとに攻撃を仕掛けてくる一筋縄ではいかない相手だった。光子力研究所を飛び出したジェットスクランダーも、ブリーバA3によって撃墜されてしまう。

甲児の人相描きが街に出回る。人相描きによると、甲児の首には100万円の賞金が賭けられているらしい。これは、マジンガーZでなくパイロットの兜甲児を追い詰めるため、あしゅら男爵の立てた作戦だった。

さやかと甲児がささいなことから喧嘩を始めたため、仲間割れした状態のまま機械獣・バズソンM1を迎え撃つことになった。さやかは救援要請を腹立ち紛れに無視。そのために甲児が重傷を負ってしまう。

夜回りをしているボスボロットは、小さな機械獣・ダブルフェイザーV1に遭遇。ダブルフェイザーV1は妨害電波で光子力研究所のレーダーを狂わせ、小回りの利く体を活かして不意に攻撃を仕掛けてくる。

機械獣・ジェイサーＪ1が攻撃してきた。マジンガーZが出撃するが、超合金Zのボディは耐用年数を越え、光子力エネルギーも目に見えて出力が落ちていた。そのため、マジンガーZは仕方なく立ち去る。

富士観測所が鉄十字団に襲撃される。スキー旅行に来ていたさやかとシローは、研究所に知らせるために下山するが、鉄十字団に襲われ崖下に転落してしまった。マジンガーZが救助に向かうも積雪のために立ち往生する。

鉄十字団と鉄仮面の抗争に遭遇したボスボロットが、1人ずつ捕まえて研究所に閉じ込めた。実はこの2人は、超合金Zの隠し場所を知るための特攻部員だった。2人は隙を突いて別々の方向へ逃走する。

ドクターヘルは奪い取った超合金Zを使い、機械獣・バルモスQ7を完成させた。彼は、電磁網でマジンガーZを捕らえると飛行要塞グールの内部に封じ込め、光子力研究所をバルモスQ7に襲わせて降伏するよう迫る。

先の失敗の責任を取って幽閉されていたあしゅら男爵に、ドクターヘルから挽回の機会が与えられた。日本侵略の最前線基地とするため、地獄城を建設せよと言うのだ。一方のブロッケン伯爵は、兜邸の爆破を企てる。

酷使のせいで故障したマジンガーZは、修理が終わるまで動かせない状態にあった。そこへ機械獣・タイターンG9が襲来。ボスボロットとアフロダイAが時間を稼いでいるうちに、マジンガーZは修理が終わり出動する。

地獄城から放たれた無数のミサイルが、光子力研究所に降り注ぐ。マジンガーZが出動するや、機械獣・デスクロスV9が研究所を攻撃。ドクターヘルは、ミサイル攻撃と機械獣を同時に用いる両面作戦に出たのだ。

シローは美少女・ローレライを鉄仮面の手から救った。彼女の父・ハインリッヒ博士は、ドクターヘルの依頼で製作した機械獣を連れて逃亡中だった。博士はすでに殺害され、最期にあることを告白していた。

機械獣・ナイターンO3が原子力発電所を襲い、出動したマジンガーZに思わぬトラブルが発生。空を飛べないことを甲児にばかにされたボスが、自分のロボットも飛行能力を得ようとスクランダーの誘導装置を盗んだのだ。

あしゅら男爵はお手伝いのひとみに化け、光子力研究所に潜入。研究所内に装置を仕掛けて電波障害を起こし、レーダーが不能になったところを機械獣・ファンガスB7が出撃して襲いかかる手はずだった。

機械獣・デビルチーフA7が護送車を襲い、脱走した凶悪殺人犯が光子力研究所に逃げ込む。彼らに研究所を占拠させてから攻撃を加えるという作戦だった。デビルチーフA7は、出動できないマジンガーZを攻撃する。

街に飛来した風船爆弾の調査に赴いたマジンガーZは、ドクターヘルのわなに落ちる。磁気嵐で有名な魔の三角地帯に引きずり込まれたのだ。そして捜索に向かったアフロダイAの前に、機械獣・マリオンP3が立ちはだかる。

機械獣・ジェノバM9は超遠距離狙撃を得意とし、マジンガーZはたった1発の銃弾でレーダーを破壊され、航行不能に陥ってしまう。しかし、ジェノバM9は正々堂々の勝負を望み、とどめを刺そうとはしないのだった。

甲児は鉄仮面軍団に追われていた少女・エリカを助けた。彼女は記憶をなくしていたが、機械獣についての情報をおぼろげに覚えていた。エリカを伴ってマジンガーZで出動した甲児は、彼女の繊細さに惹かれるが…。

ドクターヘルは侵略計画の相次ぐ失敗に激高し、ゴーゴン大公に援軍を求めた。一方、ブロッケン伯爵は実力を認めさせるため、玉砕覚悟の戦いを決意。機械獣・スケルトン07を連れて、マジンガーZを攻撃するのだった。

ゴーゴン大公の参戦により、人類の存亡を懸けた戦いは新たな局面を迎えた。束の間の平和に包まれる光子力研究所に機械獣・グシオスβIIIが現れ、金属を溶解させる腐食光線を放って設備を破壊し始める。

ホバーパイルダーが壊されたため、マジンガーZ動けなくなっていた。弓教授は新パイルダーの開発に着手するが思うようにいかない。そこでドクターヘルは、ブロッケン伯爵に命じて機械獣・ミノスM7を出動させる。

光子力研究所の研究員たちは、新パイルダーの全面改造とマジンガーZのパワーアップ計画に徹夜で取り組んでいた。ゴーゴン大公はこれを阻止すべく、機械獣・ユニコーンΣ2に光子力研究所を襲わせる。

ゴーゴン大公はマジンガーZに対して強力な機械獣・アポロンA1をぶつける。その頃、光子力研究所では大車輪ロケットパンチの開発が急がれており、絶体絶命のなか、ついに大車輪ロケットパンチが完成した。

パイルダーオフした一瞬の隙を突かれ、マジンガーZの機体がゴーゴン大公に盗まれた。ゴーゴン大公は飛行要塞グールに格納したマジンガーを破壊しようとするも果たせず、上空から落として研究所にぶつけようと図る。

怪鳥型機械獣・バルビアπ7に襲われたアフロダイAが、マジンガーZに救援を求める。甲児はバイクの特訓中に負傷していたが、あしゅら男爵が研究所にも攻撃を仕掛けてきたため、けがを押してマジンガーZを出撃させる。

アフロダイAを失ったさやかの悲しみは深かったが、感傷に浸っている間もなく、ゴーゴン大公の機械獣・サーペンターＩ6が襲来。サーペンターＩ6には光子力ビームもルストハリケーンも通用しなかった。

アフロダイAに替わる新ロボット、ダイアナンAの完成が目前に迫っていた。沈みがちだったさやかも元気を取り戻し、ダイアナンAのコクピットとなるスーパーバイク、スカーレットモビルの練習に精を出す。

ドクターヘルの命令で、ブロッケン伯爵は飛行要塞グールと機械獣・ブラスターA7を同時に用いる作戦に着手。グールでマジンガーZを誘い出した後、研究所の地下にブラスターA7を潜入させて自爆させる手はずだった。

地獄城の地下牢に幽閉されているあしゅら男爵に対し、もはや鉄十字団も従おうとはしなかった。プライドを傷つけられた彼は脱獄し、ゴーゴン大公の機械獣・エレファンスγ3に搭乗して光子力研究所を攻撃する。

ゴーゴン大公の機械獣・グリークスΨIIが、あしゅら男爵の弔い合戦とばかりに光子力研究所に襲来。ハイキングに出かけていた甲児にさやかが連絡するが、甲児はいつものヒステリーだと誤解して耳を貸そうとしない。

光子力研究所の研究員が、ドクターヘルがバードス島の要塞化に着手したという内容の通信をキャッチした。研究員の大半がわなだと見抜くなか、甲児はマジンガーZを起動させてバードス島へ向かってしまう。

甲児が鉄十字軍団に誘拐され、代わりにドクターヘルの作った甲児とうり二つのサイボーグが光子力研究所に送り込まれた。彼を怪しむみさとは研究所のキャッチした電波の発信源を探し当て、本物の甲児を救出する。

ゴーゴン大公が鳥形機械獣・ボルグγ2でボスボロットを人質に取り、引き換えにマジンガーZを渡すよう迫ってきた。弓教授が仕方なく要求をのんだため、光子力研究所はかつてない窮地に立たされてしまう。

ドクターヘルの新しい配下・ビグマン子爵は、怪しげな術を使って敵を幻惑する怪人だった。光子力研究所に忍び込んだピグマン子爵は、催眠光線でダイアナンAとボスボロットを操ってマジンガーZを襲撃させる。

航海中の船舶が、巨大な尻尾に襲われる事件が発生。調査するダイアナンAも、尻尾による高圧電流攻撃を受ける。その怪物は機械獣・OIIだった。海底に引きずり込まれたマジンガーZは水の外へ逃れようともがくが…。

光子力研究所に潜入したピグマン子爵だが、発見されて逃走。甲児が追うが、彼とマジンガーZを研究所から引き離すことがピグマン子爵の狙いだった。ピグマン子爵は再び研究所に現れ、次々に所員を襲う。

マジンガーZの新兵器開発に協力するため、電子工学の世界的権威であるワトソン博士が来日する。だが、ドクターヘルが機械獣・ボーネストS9を出撃させ、博士が乗るヘリコプターを洞窟に閉じ込めてしまった。

ピグマン子爵がキャンプに来ていたボスとさやかたちを誘拐し、今すぐ光子力研究所を明け渡さねば全員を殺害すると脅迫してきた。甲児たちは仕方なく要求をのみ、ピグマン子爵はついに研究所を手中に収める。

ドクターヘルが大がかりな作戦を立てた。マジンガーZを本拠地の地獄島に誘い出し、徹底的に叩き潰そうというのだ。飛行要塞グールを追って島に降り立ったマジンガーZは、溶岩攻めに遭って動けなくなってしまう。

光子力研究所と地獄島の双方が、戦闘によって大きな損傷を受けていた。そんななか、ゴーゴン大公は妖機械獣・ギラニアβ5と鉄十字軍団を率いて研究所を攻撃し始め、ダイアナンAとボスボロットを退ける。

大人たちが研究所の修復作業に追われるなか、誰にも構ってもらえないシローは疎外感を覚えていた。そんな彼の前に死んだはずの母親が現れ、「誰もが平和に暮らすためにジェットパイルダーを壊してほしい」と請う。

甲児たちは先制攻撃のため地獄島へ向かった。待ち受ける強力な機械獣・ハリビューンV6は、マジンガーを海底に引きずり込んで猛攻に出る。一方、ボスボロットとダイアナンAの前には別の機械獣・サイガO3が現れた。

飛行要塞グールの大爆発と共にドクターヘルの野望は砕け散り、地下帝国も滅び去った。そして、光子力研究所では勝利と平和を祝うパーティが開かれる。一方、ゴーゴン大公が生き延びて戦場から逃れていた。