ゲゲゲの鬼太郎（第1作）1968

ある夜、墓場でバットを拾ったドン平。それは思った打球を打てる不思議なバットで、ドン平の野球チームはそのバットを使って勝ち続ける。しかし、そのバットは妖怪チームのもので、鬼太郎は奪還のため説得に向かう。

子供たちが大勢倒れてしまう事件が発生。調査に乗り出した鬼太郎は怪しいギター弾きの男・野呂に目をつけるが、彼は夜叉に脅されて操られているだけだという。鬼太郎は神出鬼没の夜叉を捕らえようとするが…。

100年前に封印された妖怪たんたん坊、かまいたち、大口女が復活し、山中村を襲撃。偶然村にやってきた鬼太郎は、出会ったねずみ男が封印を解いて妖怪たちを目覚めさせたことを知る。鬼太郎は妖怪たちと対峙し…。

パリで13人の美女を襲った吸血鬼ラ・セーヌが、鬼太郎を殺害するために来日。ラ・セーヌはねずみ男を利用して鬼太郎を誘い出し、用心棒マンモスを使って鬼太郎を殺害。だが、ラ・セーヌに鬼太郎のげたがつきまとう。

ニューギニアで3億年前の大海獣が発見された。日本から派遣された探検隊の中には鬼太郎の姿もあった。隊長の上島博士は大海獣の血液採取に成功するが、暴れ出した大海獣によって探検隊は壊滅する。

秀一は大海獣の血液を手土産に帰国し、探検隊唯一の生き残りとしてもてはやされる。一方、大海獣・鬼太郎も日本へたどりつくが、目玉おやじでさえ鬼太郎だとはわからない。秀一は保身のために鬼太郎抹殺を画策する。

ねずみ男のアイデアで、本物の妖怪たちが集まってスリラーショーをすることに。妖怪たちは本物と気づかれぬようにお客の人間たちを驚かせるが、2人の客・黒川と白山はやりたい放題。鬼太郎が抗議するが…。

鬼太郎は街角の骨董品店で強い妖気を放つ古い鏡に気づくが、鏡は大山に買われていった。その夜、大山の家で娘・カオリが消失。鏡に潜む妖怪・鏡爺の仕業だ。調査に乗り出した鬼太郎は、姿を失ったカオリと遭遇する。

忠助少年は、入れば帰れないという「入らずの山」に入ったものの無事生還。しかし、翌日突風に飛ばされて、「入らずの山」に住む見上げ入道にさらわれる。見上げ入道は人間や動物を妖怪に変える学校を開いていた。

人間にパーティ会場の寺院を壊されたために、西洋の妖怪たちが憤慨。彼らは人間との共生をやめて妖怪の国を作ろうと、その地を日本に定める。西洋妖怪軍団は、まず日本近海の鬼界ヶ島を占領しようとする。

鬼太郎たちと西洋妖怪軍団の乱戦では、日本側は鬼太郎と目玉おやじ、西洋側はバックベアードと吸血鬼が残った。しかし鬼太郎はベアードの催眠術によって操られてしまう。ベアードは日本征服作戦を練り直すが…。

ぬらりひょんは人間の姿で社会に入り込み、悪事を繰り返していた。鬼太郎が動きだしたことを知った彼は、先手を取ってわなを仕掛けることに。だが鬼太郎は、ぬらりひょんの右手に取りついて操ることで懲らしめる。

2人組の凶悪犯が銀行から1億円の大金を強奪し、逃走の果てに鬼太郎のいる森に迷い込む。ねずみ男を利用した上、カラスたちを縄で縛り上げて射殺。激怒した鬼太郎は2人を「地獄流し」にすることに決める。

山村に住む少女・百合子は、壺に封じられていた何者かを不憫に思って解放。しかし、それは大昔に封印された強力な妖怪・水虎だった。水虎は村人たちを襲い水分を吸い尽くし、百合子の説得にも耳を貸さない。

美女の生き血を求めて世界中を旅していた吸血鬼・エリートが日本へ戻ってきた。鬼太郎は、彼に狙われた花菱コンツェルンの会長に頼まれ、ボディガードを受託。エリートは、ねずみ男を雇って鬼太郎を倒そうとする。

エリートによって溶かされた鬼太郎の体は、恐山に送られて復元されることに。一方、エリートは再び花菱を狙うが、鬼太郎のげたに妨害される。怒ったエリートはねずみ男に責任転換して、彼を砂地獄へ放り込む。

ハイウェイ公団が工事する地には壊せば祟りがあるというネコのために建てられた塚があった。公団のために調査に向かった鬼太郎は、1200年間も生きている猫仙人と遭遇。猫仙人は仙術を駆使して鬼太郎に立ち向かう。

祭りで賑わう温泉地を訪れた鬼太郎一行。彼らが泊まる旅館の娘・尚子は、河原で出会った魔女に弟子入りをする。魔女は魔王の命令で、日本の少女10人を魔女にしようとしていた。鬼太郎はそんな魔女と対決する。

鬼太郎を訪ねてきた老人が、村を救ってほしいと言い残して木に変わってしまった。老人の住む奥山村では、妖怪のびあがりが人の血を吸って木に変えてしまう芽を植えつけていたのだ。鬼太郎も木に変えられてしまう。

人間の体内に住み、その悪行をえんま大王に知らせる三虫。えんま大王は三虫の報告を聞いて、ねずみ男を殺せという指令を鬼太郎に下す。鬼太郎は猫娘の協力を得てねずみ男を懲らしめるが、えんま大王は納得しない。

東京の空に第2の月が出現。それは狸山で蘇った八百八狸の仕業だった。狸たちは事件の真相を知る鬼太郎を捕らえ、指導者である刑部狸のもとへ連行。鬼太郎は狸たちを欺き、住み家である地下洞窟に封じ込めるが…。

狸たちが送り込んだ第2の月の中から、妖怪獣・蛟龍が現れた。町を破壊する蛟龍に日本政府もなすすべなく、降伏することを決定。一方、鬼太郎は一反もめんと共に妖怪獣に挑むが、返り討ちに遭ってしまう。

山の峠にある九谷村で交通事故が続発。妖怪の仕業と考えた村長は、鬼太郎に調査を依頼。目玉おやじが犯人だと見抜いた妖怪ぶるぶると鬼太郎は対決し、髪の毛針で木に縫い付ける。だが、鬼太郎がその場を離れると…。

16年前、事業に失敗して自殺しようとした男が、妖怪・白山坊によって救われた。白山坊は命を助ける代わりに、娘が16歳になったら差し出せと要求。成功者となった彼は約束を守ることができず、不埒な所業にでる。

三角山の村人たちは、この1年間、全く雨が降らないために困惑。そこで鬼太郎に助けを求めにいくが、鬼太郎より早くねずみ男が来ており、金儲けのために高名な雨山博士をだまして人工雨を降らせようとたくらむ。

ねずみ男は船上で妹が消えたという少年・賢一の話を聞き、お礼目当てに鬼太郎を担ぎ出した。いかだで海へ乗り出した鬼太郎たちは沖合で船幽霊に遭遇。彼らは、海座頭の私利私欲のために魂を奪われ、操られていた。

プラモデルの飛行機が少年たちのもとに届き、その飛行機が少年を連れ去る事件が続発。実は、妖怪おどろおどろが少年たちの生き血を吸い、霊界に献上。おどろおどろは、ある科学者の変わり果てた姿のようで…。

少年・夢吉が昼間にうたた寝を繰り返し、やがて悪夢に襲われるようになって姿を消した。彼は妖怪まくら返しのとりことなっていたのだ。鬼太郎は夢吉を救うべく夢の世界へ向かう。そこでは鬼太郎が圧倒的に不利で…。

ねずみ男が鬼太郎のもとに持ち込んだ鏡の中に、1人の少女が捕らわれていた。鬼太郎はその少女を解放。雲外鏡という妖怪に狙われているらしい。鬼太郎は雲外鏡を退治しようとするが、実は少女こそが雲外鏡だった。

100年前にカラス天狗に封印された悪魔・ベリアルが復活。ベリアルはからす天狗を封印し、日本征服に乗り出した。鬼太郎は、子泣き爺たちの協力も得てベリアルに立ち向かうが、ベリアルは驚異的な魔力を持っていた。

ある山村に、伝説の妖怪もうりょうが出現。ねずみ男がもうけ話とみて事件に飛びつき、大金と引き替えに解決すると約束した。その夜、もうりょうに取りつかれたミイラが出現し、ミイラは病院の研究室に運び込まれる。

少女・花子の家の周囲に不思議な花が生えた。相談された鬼太郎が調査するが、花の正体は判然としない。鬼太郎は花子を連れ、花の種が飛んできた南の島へ向かう。障害を乗り越えながらジャングルの奥にたどりつく。

ねずみ男が海で人魚の子を釣り上げた。だが、鬼太郎に力ずくで奪い取られてしまう。それは本物の鬼太郎ではなく、さざえ鬼という妖怪が鬼太郎に化けていた。鬼太郎とねずみ男は人魚の子を救出するが…。

売れないバンド・ビンボーズは、川辺で聞こえてきた歌をそのまま引用して大ヒットを達成。それはカッパのさら小僧の歌で、本人がそれを知って怒り、ビンボーズをさらってしまう。鬼太郎が救出に向かうが…。

鬼太郎は、足の皮を食われたという子供たちに出会った。きのこ山で眠っていた妖怪・アマメハギが目を覚ましたのだ。鬼太郎はアマメハギとコマで試合をし、これに勝利。だが後日、復讐を誓うアマメハギの逆襲に遭う。

地獄山で採石していた鉱物学者が失踪した。その娘・純子から頼まれて鬼太郎は調査に乗り出す。純子の父は地獄に通じる洞穴でダイヤを拾ったため、何者かに消されたらしい。鬼太郎たちが洞穴に向かうと…。

信吉少年は右手が勝手に動きだして悪さをするためにひどく苦しんでいた。やがて左手も勝手に動きだし、とうとう強盗を働いてしまう。鬼太郎は妖怪・手の目が犯人だと知り、手の目を発見して立ち向かうが…。

ねずみ男の偽者が出現。やがて本物と偽者が鉢合わせ、偽者は自分こそねずみ男の弟であると名乗る。感激したねずみ男は「弟」にそそのかされ、鬼太郎を倒す手助けをすることに。「弟」の正体は妖怪・ムジナだった。

全ての人間を支配し、この世を妖怪天国にするため、南方から妖怪解放軍が襲来。アカマタとヤシオトシは、人間と妖怪の共存を望む鬼太郎を敵視。鬼太郎は、彼らにそそのかされたねずみ男によっておびき出され…。

少年の姿をした妖怪と出会ったねずみ男。悪さばかりするその妖怪と、ねずみ男は意気投合。手を組んで金もうけのために悪行を重ねていく。これを制止しようと鬼太郎が動きだす。妖怪は鬼太郎のかつての友人だった。

甲州街道沿いで、人間がネコのようになってしまう「猫うち症」なる奇病が発生。被害者の家族から頼まれた鬼太郎は、調査のために霊柩車で街道を走行。いずれの事件にも怪トラックとの遭遇があったためだ。

人食い島と呼ばれる島に悩まされている漁村があった。毎月2人のいけにえを出さないと、島の怒りを買って災厄が降りかかるという。ねずみ男が金もうけの好機とばかりに首を突っ込み、人形のいけにえを差し出す。

妖怪が漫画を描けばもうかると考えたねずみ男は、妖怪・ひでりがみと結託。「妖怪パンチ」という売れない雑誌に提案する。「妖怪パンチ」の編集者は、ねずみ男の送った妖怪タクシーに乗って原稿を取りにいくが…。

子供たちの間で妖怪貯金箱の話題が広がる。鬼太郎のもとに、妖怪貯金箱をくれてありがとうというお礼の手紙が続々と届き始めた。全く覚えがない鬼太郎だったが、今度は貯金箱が消えたとの知らせが入る。

人間の顔を盗む妖怪・のっぺらぼうが、田舎の人間の顔に飽きたと、都会にやってきた。のっぺらぼうの作った人魂入りの食べ物を口にすると、顔が人魂状になって抜け落ちてしまう。のっぺらぼうは鬼太郎の顔を奪い…。

ねずみ男が「うぶめ石」に封印されていた妖怪・うぶめを復活させてしまう。うぶめは赤ん坊を次々に襲い、巣へと連れ去ってゆく。鬼太郎は子泣き爺をおとりにしてうぶめを誘い出すが、取り逃してしまう。

戦争で家族を失い、世をすねてひねくれてしまった為助爺さんは、他人の迷惑になることばかりをしていた。そんなある日、爺さんは山の中に封印されていた天邪鬼を復活させ、手を組んで人間たちに嫌がらせを始める。

北海道に住むゲン少年から、鬼太郎のもとに手紙が届いた。姉が妖怪に魂を抜かれてしまい救援を要請してきたのだ。北海道へ出向いた鬼太郎は、洞窟に捕らわれていた少女を助けるのだが、それは妖怪・雪ん子だった。
25分

地下に大駐車場を建設していると、妖怪狐一族の聖地への入り口らしい洞窟が発見された。勝手に踏み込んでこようとする人間たちに、狐一族は青白い怒りの炎を燃やす。鬼太郎が出向くが、狐軍団は多彩な術を駆使し…。

沼地へやってきた鬼太郎とねずみ男。そこにいた一匹の不思議なガマはねずみ男をだましてガマの姿にしてしまうと、自らは妖怪・邪魅に姿を変える。その昔、ガマ仙人に封印された凶悪な妖怪だった。

ヤクザたちが妖怪たちを見せ物にしてもうけようと、妖怪に詳しいねずみ男を味方につけた。目をつけたのは近くにいる穴ぐら入道。ヤクザの親分は穴ぐら入道を言葉巧みにだまして冷蔵庫に閉じ込めて運び去ろうとする。

小笠原の母島で数千年生きてきた吸血妖怪樹は、さすがに生命力の衰えを感じていた。大量の血液が必要であるため、世界の吸血妖怪を集めた吸血軍団を結成し、恐山にある妖怪血液銀行を襲撃することにした。

浦島小太郎博士は人間をミイラにしてしまう煙を発見した。煙が悪用される危険を感じた博士から頼まれ、鬼太郎は煙の入った玉手箱を処分することに。しかし、途中でこうもり猫と、葬頭河婆に箱を奪われてしまう。

ねずみ男は、世界妖怪ラリーを開催し、これを撮影して放送局に売りつけてもうけようとしていた。優勝賞品は何と佐渡ヶ島。そこに埋蔵されている大量の金塊を目当てに、妖怪たちは激しいデッドヒートを繰り広げる。

山奥の村で子供たちが次々と行方不明になった。鬼太郎が現地に赴くと、妖怪・毛羽毛現がいた。人間を嫌う彼は子供たちをさらい、その魂を化石に移して恐竜を復活させることで、地上を太古の時代に戻そうとしていた。

魔の岬に妖怪・磯女が出没し、近づいてくる人間を次々にさらっていた。現地に赴いた鬼太郎が調査を始めると、磯女が姿を現した。磯女は説得に応じず、鬼太郎に襲いかかって住み家にある壺に封じ込めてしまう。

沖縄から来たトラジ少年は、妖怪によって若さを奪われて老人のようになっていた。鬼太郎はトラジを救うために沖縄に渡るが、待ち受けていたのは姿を消す隠形魔法を使い、巨大な石像を手足のように操る強敵だった。

漫画家・水木しげる先生は、出かけた喫茶店で自分の描いたキャラクターである鬼太郎、ねずみ男と出会い、彼らを自宅に招待する。その直後、東京の調布市一帯が怪気象に包まれた。妖怪王国の仕業だ。

「4」という数字のつくあらゆる物からアングラ妖怪・だるまが次々と出現した。だるまは「4」を利用して自分の領域としていたが、人間があまり縁起を担がなくなったので、住み家をなくして出てきたのだ。

岩手の山奥に鬼太郎を呪う歌が流れ、鬼太郎は倒れてしまう。妖怪が妖怪を88体以上倒すと、その悪霊が取りついて命を奪われるのだ。鬼太郎の病の原因はそれで、治すには人間と仲の良い妖怪と友達になるしかない。

凡太少年がサボテンを買った夜、忽然と姿を消した。家族や村の衆が総出で捜しても見つからない。ねずみ男から話を聞いた鬼太郎は、凡太捜しを引き受けることに。凡太をさらったのは後神という妖怪だった。

海に出た与太郎少年に大きなクラゲが取りついた。クラゲの正体は妖怪・海じじい。海じじいは生物に寄生して養分を吸い取り、宿主が死ぬと次の生物に移る。鬼太郎が手を出せずにいたところ、ねずみ男が活躍する。

東京から帰省中の大学生・東大助は偉そうなことばかり言っていた。ふとしたことから神社のほこらにあったなまはげの面を被り、人を驚かせていたところ、老人がショックで死亡。事の重大さに慌てて面を脱ぐと…。

鬼太郎は哲夫という青年から、オタマジャクシのような化け物が家に出て困るから何とかしてほしいと相談を受ける。調査に赴くと、哲夫の婚約者・啓子の様子がおかしい。そこで霊筆と霊紙を使い106の質問をする。

ある村で大根が大量に盗まれる事件が発生。山奥に住む伝説の妖怪が犯人だろうと、村人たちは鬼太郎に相談する。承諾した鬼太郎だが、ねずみ男が自ら事件を解決して依頼金をせしめようと、鬼太郎の邪魔をする。