ハクション大魔王

小学生のカンちゃんが自宅の屋根裏に忍び込んだ。そこでカンちゃんがくしゃみをすると、魔法のツボから魔王が出現。その魔王に、近所で飼われているイヌのブル公への仕返しを依頼する。（「出ました大魔王の話」）

いつものように魔王をこき使うカンちゃん。魔王に算数の宿題をやらせ、居眠りをしているカンちゃんがあくびをすると、壺の中から今度は魔王の娘・アクビが現れた。（「算数はかなわんよの話」）

実は与田山家にはトラジマのドラという飼い猫がいた。家を追い出されそうになったドラは、偶然呼び出した魔王に自分に化けてごまをするよう命令し、カンちゃんたちの機嫌を取ろうとする。（「ニャンともヒゲエ話」）

魔王の魔法を使い、工作の時間にロケットを造ったカンちゃんは、天才児として世間の注目を浴びる。学校には記者たちが殺到し、カンちゃんは博士に囲まれて天才のテストを受ける。（「天才は泣けてくるの話」）

壺をクラスへ持ってきたカンちゃん。そこでくしゃみをしたことで、みんなの前に魔王が出てきてしまった。カンちゃんは苦し紛れに「授業参観に来たおじさん」だと紹介する。（「ズッコケ手品師の話」）

女の子にもてないと悩むカンちゃん。魔王は雰囲気を変えようと散髪をしてあげるが、仕上がるのは変な髪型ばかり。アクビがカンちゃんのガールフレンドになってあげると言うが…。（「カンちゃんモテモテない話」）

パパの軍隊時代の隊長が、久しぶりに遊びにきた。ところがパパは自分のくしゃみで現れた大魔王を隊長と勘違いする。そんな時、本物の隊長が現れて大騒ぎになってしまう。（「大魔王は二人でごじゃるの話」）

ゲジゴンより少し年上の番長が現れ、アジトをめぐってカンちゃんと番長の陣取り合戦に発展。だが、2人は互いにくしゃみを繰り返し、出てくるたびにご主人が変わるので魔王は困ってしまう。（「番長大戦争の話」）

カンちゃんに借金取りの役目を頼まれた魔王は、カンちゃんの友達の家に取り立てにいくが、そこは不幸な境遇の家だった。同情した魔王は、亡くなった母親に変身する。（「ハ・ハ・ハンと泣けてくる話」）

カンちゃんから壺を奪ったブル公は、さっそく魔王を呼び出して命令する。ひた走る魔王を四方から責め立てるブル公だが、魔法で作られた日本庭園の池に落ちて熱を出してしまった。（「ブル公は大病の話」）

ゲジゴンのインチキ釣り掘にだまされてしまい散々な目に遭ったカンちゃんは、魔王に頼んで自分専用の釣り掘を造ってもらう。だが、そこへゲジゴンたちがやってきた。（「魚つりはかなわんよの話」）

剣道の道場に通うカンちゃんが稽古をしていると、ゆり子がゲジゴンにいじめられているとの情報が入る。カンちゃんと仲間は竹刀を手に助けにいくが、強いゲジゴンたちに一蹴されてしまう。（「ハクション剣士の話」）

オンボロのバスに乗り、田舎に住んでいるおばあちゃんの家に向かうカンちゃん。そこでトラックが牛と衝突しそうになり、トラックの荷台に積まれていたコショウの箱が落下してしまう。（「ご主人さまは30人の話」）

魔法の国の「オババの日」。ゲジゴンがくしゃみをすると、現れたのは魔王と、なんと魔王のお母さん。わがまま放題のお母さんに、さすがのゲジゴンも手を焼いてしまう。（「モーレツババアの話」）

カンちゃんの学校に大阪から転校生がやってくる。その名も「ドけちのケチオ」。彼は靴は減るから履かない、服はやがて大きくなるからブカブカという、筋金入りのけちだった。（「プレゼント大合戦の話」）

パパに教えてもらっても、ママに教えてもらっても、テストで0点を取ってしまったカンちゃん。テスト用紙を見せて両親を責めるが、パパとママは夫婦喧嘩を始めてしまった。（「テストはケンカの始まりの話」）

金田君がキザなせりふでアクビを屋敷に誘った。大豪邸にまんざらでもないアクビだが、もっとお金持ちに変身したカンちゃんと魔王にあっさりと寝返ってしまうのだった。（「アクビアツアツの話」）

世界旅行に行きたいと言うゆり子の願いを聞いたカンちゃんだが、魔王はテレビに夢中で相談を受け付けない。一方、アクビはカンちゃんと自分が2人で世界旅行に行くのだと勘違いをする。（「大もてクイズ旅行の話」）

壺の中の魔法の国で一番偉い大大魔王に呼び出された魔王は、「そろそろ魔王の位を上げてやるから、ご主人となった人間を魔法の国に連れてこい」と命令される。（「魔法の国よこんにちわの話」）

魔法のじゅうたんを金田君に見せる約束をしてしまったカンちゃん。何とか魔王を説得するのだが、洗濯をして干しているうちに、パパとママを乗せて空へ飛び立ってしまう。（「ジュータンヒコーキの話」）

ひとみという女の子に呼ばれて出てきたアクビだが、いじわるなおばさんの家に同居するひとみは、多忙でなかなかアクビの相手をできない。かわいそうに思ったアクビは一計を案じる。（「アクビシンデレラの話」）

ボケ田は病気のお父さんに代わって食堂を1人で切り盛りしている。同情したカンちゃんは魔王を頼るが、お客さんが押し寄せて困った魔王はハンバーグ料理ばかり作り始める。（「ハンバーグ大安売りの話」）

カンちゃんが訪れたおばあちゃんの田舎は村祭りの真っ最中だったが、芝居小屋では座長のタメゴロウがトラブルに巻き込まれていた。そこで、魔王やカンちゃんが芝居に挑戦する。（「ハクション一座の話」）

遠足のお金をどこかに落としてしまったさくら。そんな彼女のため、カンちゃん、ゆり子、ゲジゴン、アクビは、それぞれワンワンコンテストの賞金を手に入れようとする。（「ワンワンコンテストの話」）

カンちゃんの家に来たサングラスの男は、ハラポン太郎と名乗るテレビ局のディレクターだった。浮かれまくってテレビ局に行った魔王は、そこでターザンの格好をさせられる。（「テレビスターでごじゃるよの話」）

カンちゃんから魔王のもとに録音されたテープが届く。内容は「町からブル公を追い出すように」との指令。そして、自動的に消滅したはずのこのテープをブル公が拾ってしまう。（「ブル公追い出し作戦の話」）

一人前の魔法使いの証である「マジックハンド」を100年遅れでようやく手にした魔王。だが、大大魔王様の言いつけを破っていたずらに使ってしまったため、大騒動に発展する。（「マジックハンドの話」）

パパやママと仲良くなった魔王。そんな魔王をうらやましく思っているアクビは、いつまでも自分のことを紹介してくれない魔王に腹を立て、いたずらをし始めるのだが…。（「アクビはカガミに弱いの話」）

遊園地にいた風邪ひきのヤセ馬は、「今は落ちぶれた姿をさらしているが、昔は無敵の競争馬だった」ことが判明。カンちゃんたちは、ヤセ馬をもう一度競馬で勝たせてやろうと計画する。（「ヤセ馬がんばれの話」）

カンちゃんはブル公に一泡吹かせてやろうと思い、おじさんの家から大きなイヌを借りてくる。一度は逃げ出したブル公だったが、町じゅうのイヌを集めてカンちゃんの家を総攻撃する。（「ブル公コテンパンの話」）

雪男のニュースをテレビが報じる。雪男の姿を求め、ヒマラヤのマナスルの奥深くに入っていく物好き探検隊の姿に感動したカンちゃんは、魔王を説得してヒマラヤへ飛ぶ。（「雪男は文明人の話」）

海で地図の描かれた貝殻を釣ったカンちゃんは魔王と海底へ行き、人魚姫の城で大歓迎される。だが浮かれていたのも束の間、気がつくと体が魚に変わりつつあった。（「カンちゃんサンマとフグ魔王の話」）

ブル公やゲジゴン一家にいじめられてばかりのカンちゃんは、そんな自分に悩んでいた。心配したアクビは、魔王の本で知った魔法使い・スーパーセールスマンを連れて出てきた。（「弱虫仮面売りますの話」）

動物園のペンギン・ペン太が原因不明の病気になり、困り切った園長は魔王にペン太を診察してほしいと頼む。結果、ペン太には南極のウソコケの花が必要だと判明する。（「アラビン号南極へ行くの話」）

西部劇の漫画に熱中するカンちゃんは、魔法の力で西部の町を出してくれと魔王に頼む。渋々引き受けた魔王がマジックハンドを一振りすると、そこは西部劇の世界へと一変する。（「西部のガンマンでごじゃるの話」）

ブル公の召し使いになっている魔王がカンちゃんの部屋に帰ってきて、ブル公が南の島に宝探しに出かけようとしているが、内緒でついていかないかと相談を持ちかける。（「ブルも歩けば宝にあたるの話」）

ランプの大魔人・アーラーとダラジン魔法団の新聞記事を読んだカンちゃん。興味本位で魔法団のテストに出向き、実はインチキだが本物の魔法使いのようなアーラーに驚いてしまう。（「ランプ大魔人アーラーの話」）

カンちゃんは、偶然に忍者の大先生を見かけて大感激。「魔法よりすごい」と興奮して先生の忍者塾に通い始めるが、それが原因で魔王と先生が一騎討ちをすることになってしまう。（「魔法対忍法の話」）

水泳のコーチを伴い海水浴に出かけるブル公。アクビが持ってきたこのニュースにカンちゃんと魔王は大喜びし、ブル公のぶざまな姿を写真に収めようと海へ向かう。（「ブクブクカナヅチ作戦の話」）

ボンちゃんは一流好きな教育ママによって勉強を強いられる毎日。カンちゃんはそんなボンちゃんに気休めをさせてやろうと思い、超一流の家庭教師だと偽り魔王を連れていく。（「大魔王は大先生の話」）

魔王の魔法でリスに変身したカンちゃんだが、なぜか尻尾だけ残して魔法が解けてしまった。仕方なく尻尾を隠して学校に行くが、そのせいで大騒動になってしまう。（「尻尾の生えたカンちゃんの話」）

カンちゃんたちが大人に対する不満を言いあっていると、そこにアクビが現れた。そして、アクビは子供たちを扇動して子供の王国を作り、自分が女王になって大人たちに宣戦布告する。（「アクビ女王陛下の話」）

体を壊したデザイナーのゆき子に代わり、ファッション発表会に向けて洋服を作ることになったカンちゃんたちは大張り切り。だが、仕上がったデザインは不評の嵐を呼ぶ。（「魔法ファッションショーの話」）

5万円の子供用スポーツカーを買うため、あの手この手でお金を貯め始めるカンちゃん。ママに遠くのデパートまで買い物を頼まれ、お札を見た瞬間からずるずると深みにはまっていく。（「ためろや貯めろの話」）

会社の展示場で魔法の壺を展示することになり、パパはママとカンちゃんと共に大阪へ行く。だが女の子とぶつかり、壺の入ったケースと彼女の持っていたケースが入れ替わってしまう。（「世界の皆さん今日わの話」）

遠い空を眺めて寂しそうにしているアクビ。ママがいないから寂しい思いをしているのだと察したカンちゃんやパパは、魔王のお嫁さんを世話してあげることにする。（「魔王の花よめさんやーいの話」）

夏休みにキャンプ場にやってきたカンちゃん一家。魔王はそこで出会ったすすむという男の子に、「季節を冬に変えてほしい」と頼まれる。そんなすすむの真意を確かめるが…。（「ま夏の空に雪が降るの話」）

ゆり子の誕生パーティに招待され、浮かれっぱなしのカンちゃんと魔王。面白くないアクビは、パーティを得意のいたずらでめちゃくちゃにしてしまう。（「ハッピー・バースディーアクビちゃんの話」）

自分が魔法使いになれたら好きなことができると思いついたカンちゃんだが、魔王にまんまとだまされる。いつもの仕返しをするいい機会だと、魔王はカンちゃんに「ゲップ小魔王」と名付ける。（「ゲップ小魔王の話」）

ブル公にいじめられた腹いせに、カンちゃんたちはアクビのコオロギとカブトムシを捨ててしまう。怒ったアクビは2人を虫に変え、魔王とカンちゃんはパパの虫捕り網に捕まってしまう。（「コオロギかんちゃんの話」）

子供を大人へと、大人を子供へと、季節を秋から夏へと、また小さい魔王と大きい魔王に分身。魔王はこんな高度な魔法を同時にこなし、子供に戻ったパパとママは山に昆虫採集にいく。（「アベコベ親子の話」）

次の月食から100年の間、壺の中で眠ることになった魔王とアクビ。だが名誉市民に選ばれた自分を祝ってくれる仲間たちを前に、魔王は別れの言葉を切り出せずにいた。（「魔王は町のナンバー1の話」）