FAIRY TAIL ファイナルシリーズ（3期）

妖精の尻尾（フェアリーテイル）が解散してから1年後の大魔闘演武。ナツとハッピーはルーシィと再会を果たし、フェアリーテイル再建を掲げて仲間探しの旅に出る。そして、3人はマーガレットの街を訪れるが…。

マーガレットの街に、夜襲を仕掛けてきた魔導士ギルド・蛇鬼の鰭（オロチノフィン）。リオンやルーシィが街に侵入した魔物を退治する一方、天空シスターズのウェンディとシェリアは敵の本隊を叩くために空を駆ける。

アメフラシの村でジュビアと再会を果たしたナツたちは、消息を絶ったグレイの話を聞かされる。失踪する直前のグレイの様子は、1年前に未来から来たローグがナツに語った、恐るべき内容を彷彿とさせるものだった。

「浄化作戦」を計画している黒魔術教団（アヴァタール）。グレイの消息を追うなかで、その本部を見つけたナツ、ルーシィ、ハッピーは、バルゴの力を借りて敵地への潜入を試みるが、教団幹部と一戦を交えることに…。

死の集まるところにゼレフが現れると信じて、ひとつの街をまるまる生贄に捧げようと企てている黒魔術教団（アヴァタール）。グレイを通じ、エルザから真相を知らされたナツたちは、浄化作戦の決行地へ急行する。

集結した妖精の尻尾（フェアリーテイル）の主力メンバーが、黒魔術教団（アヴァタール）を追い詰める。しかし、神官・アーロックは人智を超える存在・ヤクマ十八闘神の1人“イクサツナギ”を召喚する。

孤独な黒魔導士は夢を見た。それは今から約400年も前の過去。最愛の家族を失った少年が、それを認められずに踏み出してはいけない領域に足をつけてしまう話。少年は周囲が止めるのも聞かず、禁断の研究を続け…。

ルーシィの手紙を受け取り、マグノリアに集結した妖精の尻尾（フェアリーテイル）の元メンバーたち。ギルド復活を掲げる彼らだったが、正式なギルドとして認めてもらうにはギルドマスターの存在が不可欠で…。

ナツたちは1年前に「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」のギルドが解散となった真相を知る。エルザの指揮のもと、六代目マスターのマカロフを助けるため、少数精鋭で西の大陸・アラキタシアへと向かう。

ナツたちはアルバレス帝国軍の精鋭、ブランディッシュ・μの洗礼を受ける。強大な力を持つ彼女を前に、一行は戦慄する。マカロフ救出への道は閉ざされたかのように思えたが、ナツらに思いも寄らぬ者が手を貸し…。

マカロフと再会を果たしたナツたちは、アルバレス帝国からの脱出を試みる。それを逃すまいと、スプリガン・トゥエルブの砂漠王・アジィールは追いすがる。グレイとルーシィが規格外の攻撃を放つ砂漠王に応戦する。

最終戦争（ラグナロク）開戦を前に、メイビスが妖精の尻尾（フェアリーテイル）の面々に語るのは、ギルドの最高機密・ルーメンイストワールに係ること。それは今から100年以上も昔、悲しき運命の物語だった。

約100年前にメイビスとゼレフが起こした「奇跡」は、秘匿されるべき強大な魔法「妖精の心臓」（フェアリーハート）へと進化する。メイビスは過去の自身の罪により、ギルドを戦いに巻き込んでしまうと悔いる。

ギルドの存亡を懸けた戦いを控え、それぞれの一夜を過ごす妖精の尻尾（フェアリーテイル）の仲間たち。そんな彼らをあざ笑うかのように、アルバレス帝国軍が急襲を仕掛けてきて、マグノリアの街は浮き足立つ。

妖精の尻尾（フェアリーテイル）はアルバレス帝国の大軍に囲まれ、マグノリアの街に12（トゥエルブ）の侵入を許してしまう。審判者・ワールの兵隊が街を侵害するなか、ブランディッシュがルーシィの前に現れる。

エルザとビスカが強敵を撃破した。しかし、その喜びもつかの間、街の中は新たなトゥエルブ・審判者、ワールの脅威にさらされる。応戦するグレイたちを退けて、ワールはカルディア大聖堂に向かう。

妖精の尻尾（フェアリーテイル）はアルバレス帝国の第一陣をしのいだ。危機的状況は変わらないが、メイビスは次の戦いに向けて作戦を打ち出していく。そんななか、ナツはハッピーと共に西の空を駆けていく。

イグニールから託された執念の炎を右手にまとわせて黒魔導士・ゼレフと対峙するナツ。そんななか、ナツは死を予感したゼレフから彼の出生の秘密に関する衝撃の事実を突きつけられるが、トドメの一撃を振りかぶる。

フィオーレの各地で激闘が続くなか、「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」ギルド内でも事件が起こっていた。ひとまずの危機が去り、ルーシィは自身の母の情報を聞き出そうと、ブランディッシュの声に耳を傾ける。

東の脅威へと向かったイシュガルの四天王は、ゴッドセレナによって窮地に追い込まれていた。同じ頃、妖精の尻尾（フェアリーテイル）の援軍部隊は、疲労が癒えないまま、各地へとそれぞれの歩みを進めていた。

フリードたちの敵を取るため、スプリガン12のワールに挑むラクサス。ところが、雷属性の魔法が効かず、体をむしばむ魔障粒子汚染が限界を超えて動けなくなる。一方、ウェンディたちはディマリアと対じし…。

秘術「第三魔法源（サードオリジン）」の解放は、一時的に大きな力を得る代わりに代償を背負うものだった。親友を守るために、禁断の力を手にした魔法少女が今、「時の神」と一体になったディマリアに立ち向かう。

暗殺者・ジェイコブを退けるべく、ナツとルーシィは見事なコンビネーションで応戦する。しかし、敵の戦力は侮れず、ジェイコブの暗殺魔法によってナツたちは窮地に追い込まれ、仲間たちの命をも脅かされてしまう。

ナインハルトによって呼び起こされた屍の強敵が、妖精たちの前に立ちはだかる。蘇った斑鳩、アズマ、キョウカが忘れていた苦しみと痛みをエルザに思い出させる。エルザは連戦による傷が残る体で奮闘するが…。

オーガストとの交渉に向かうナツたち。同じ頃、フィオーレ北方に援軍として駆けつけたガジルらは、反撃ののろしを上げた。しかし彼らの前に、“死神”と恐れられる12（トゥエルブ）のブラッドマンが立ちはだかる。

ブラッドマンが操る“魔障粒子”に毒されて、レビィが倒れてしまう。ガジルが取るべき道は、一刻も早く敵を倒し、魔障粒子汚染からレビィを開放すること。ところが、ブラッドマンに思うような攻撃が通じず…。

アイリーンの放った“ユニバースワン”によってフィオーレ全土は再構成され、ナツたちは各地に散り散りに飛ばされてしまう。戦況が混沌と化すなか、それでも魔導士たちは互いに手を取りあい、敵に立ち向かう。

ハイネとジュリエットを倒したミラジェーンの背後に、緋色の絶望が忍び寄る。魔力を消耗しきった彼女の今の状態では、12（トゥエルブ）最強の一角であるアイリーンとまともに戦えるはずもなく…。

ギルダーツの勇姿を見て元気づけられたナツたちは、ギルドへの道を突き進んでいく。しかし、彼らが見るのは、12（トゥエルブ）の真の恐ろしさだった。しかも、その中の冬将軍が戦場を一瞬で凍土へと変えてしまう。

インベルの魔法「アイスロック」によって心を支配され、互いが殺しあうように仕向けられてしまったグレイとジュビア。グレイを傷つける行為に耐えられないジュビアは、自身の命を絶つことを決意するが…。

ENDの正体をグレイが知ってしまった頃、ナツはブランディッシュの魔法で再び倒れ込んでしまい、ルーシィは彼女への説得を試みていた。だが、ブランディッシュとの友情を大切にしたいルーシィの心は届かず…。

ゼレフを倒すため突き進むナツの前に立ちはだかったのは、グレイだった。止まれない理由を背負い、憎しみに心を支配された2人は、互いの拳をぶつけあう。同じ頃、エルザたちは戦場の最前線で奮闘していたが…。

エルザの涙によって正気に戻ったナツとグレイ。互いを思う気持ちは、憎しみの仮面を剥ぎ落とすようにそれぞれの心にしみ込んでゆく。一方、アルバレス軍は残存12（トゥエルブ）がイシュガルへの猛攻撃を始め…。

グレイとの激闘後に意識を失ったナツは、謎の力によって体をむしばまれ、自身の心の中をさまよっていた。一方、ユキノとカグラたちは、残存12（トゥエルブ）のラーケイドによって、窮地に追い込まれていた。

白影竜の力を手にしたスティングがラーケイドを圧倒する。しかし、死へ誘うラーケイドの強力な魔法“R・I・P（レストインピース）”が放たれ、あらがえぬ欲求の波に、スティングは苦戦を強いられてしまう。

12（トゥエルブ）最強のひとりと言われるアイリーンがエルザとウェンディに語り始める。今から約400年前、悪しきドラゴンに人々が戦慄するなか、とある王国の女王が人とドラゴンの共存を望み立ち上がり…。

自身の出生に関する衝撃的な秘密を聞かされたエルザだが、その心に迷いはなかった。ギルドへの道をふさぐ敵を討つため、ウェンディと目前の敵に立ち向かう。その2人によってアイリーンは追い詰められていくが…。

ドラゴンの姿に変化したアイリーンは、エルザもろとも周辺一帯を破壊すべく、人知を超えた力で隕石を落下させる。一方エルザは、愛する仲間や家族（ギルド）を守るため、その想いを自身の刀に乗せて空を駆ける。

ユニバースワンが解除され、マグノリアはあるべき姿を取り戻す。勝利への手応えを感じた妖精の面々は、軍師・メイビスによる指揮のもと、ギルドへの道を突き進む。しかし、そんな彼らを静かに見据える男がいた。

仲間を守るため、グレイは自身の命だけでなく存在そのものを消し去る消失（ロスト）属性を付加した禁忌の魔法を繰り出す。思い出の詰まったギルドの空間が悲しむようにいてつき、伝説の黒魔導士を追い込んでゆく。

オーガストの不穏な言葉によって怒りを爆発させたギルダーツは、娘・カナとの連携を乱し不利な状況を生み出してしまう。同じ頃、「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」のギルドには、ひとつの影が近づきつつあり…。

父と慕うゼレフに存在を否定されてしまったラーケイドは、その悲しみに顔を歪める。そして、親子の愛を知らずに育ったオーガストは、娘・カナを体を張って守ろうとするギルダーツから反撃を食らい…。

天馬・クリスティーナの船内に現れた謎の女性は、エルザやウェンディがよく知る人物に似ていた。その女性が語る“知られざる真実”と、打倒黒竜への“秘策”によって、一条の光が射し込んでゆく。

アンナが見つけた“時の狭間”にいちるの望みを託し、クリスティーナで空を駆ける一夜とエルザたち。しかし、マグノリアではルーシィたちが覚悟を決めるなか、ナツと対峙するゼレフが静かに微笑を浮かべていた。

メイビスの望んだ結末は訪れず、妖精の心臓（フェアリーハート）を奪ったゼレフは、時をも超える「神の力」を身につけて、ネオ・エクリプスの完成へと動く。倒れたメイビスを両手で抱えたナツは、怒りの炎を燃やす。

天馬と黒竜が攻防を繰り広げるなか、マグノリアではルーシィが「ENDの書」から消えた文字を補い、ナツを復活させることに成功する。だが、悪魔の文字を操った代償としてルーシィは闇の力に浸食され…。

「矛盾の呪い」によって、ゼレフとメイビスの運命の歯車が回り始めた。ナツとの激闘に敗れたゼレフと2人きりとなり、メイビスの口からさまざまな想いが語られる。最終的に2人がたどり着いた答えは…。

ゼレフとの戦いを終えてギルドへと戻る途中、ルーシィたちの目の前から音もなく姿を消したナツ。同じ頃、ハルジオンの海上では、空に不気味な亀裂が走っていくのをウェンディたちが見つめていて…。

黒竜・アクノロギアが精神と肉体に分裂。時の狭間では、ナツたち7人の滅竜魔導士（ドラゴンスレイヤー）による精神体の黒竜を相手にした“ドラゴン狩り”が始まる。一方、マグノリアでは、肉体の黒竜が…。

今から約400年前のもうひとつの物語。竜を尊敬する若き青年が、憎しみに身をやつしてくまでの悲しき秘話。時を経て訪れる竜王祭。ハルジオンでは、ルーシィや仲間たちが絆の魔法を発動させようと手を取り合う。

「妖精の球（フェアリー・スフィア）」は悪しき存在を縛りつけ、魔導士たちの想いは時の狭間で戦うナツたちにも伝わっていく。一方、400年前に人としての心を失った黒竜・アクノロギアは、今なお狂気にとらわれ…。