CUE!

実績も経験もない新規声優事務所・AiRBLUE(エールブルー)に所属が決まった六石陽菜。初顔合わせの日、事務所に集まった15人の声優の卵たちは社長・鳳真咲の発案により「ハムレット」を演じることになる。

声優事務所・AiRBLUEで同期の仲間たちとの顔合わせを済ませた陽菜たちは、そのままメンバー全員でアニメ『花爛漫! ブルームボール』のオーディションを受けることに。陽菜は主人公の役に挑戦するが…。

『花爛漫! ブルームボール』のオーディション結果が発表され、事務所内は悲喜こもごも。社長の鳳真咲は声優業界の厳しさを口にする。一方、AiRBLUEにクラウドファンディング企画の話が舞い込む。

役が決まった舞花、志穂、ほのかに加えて、脇役の声を担当する番組レギュラーとして『花爛漫! ブルームボール』への参加が決まった陽菜。一方、Vogel組の悠希、千紗、あいり、柚葉はダンスレッスンを始め…。

性格も考えも異なるVogel組の気持ちが一つになった頃、陽菜たち『ブルームボール』組はアニメ第1話のアフレコを目前に控えていた。翌日に備えて眠りにつく志穂とほのかとは対照的に、舞花と陽菜は不安で眠れず…。

風船に導かれるようにレッスン室へと集まった神室絢、宮路まほろ、日名倉莉子、そして夜峰美晴。そして、絢が弱っていた子猫を保護。まほろは手術痕から野良猫ではなく、迷子だと気づき飼い主探しが始まるのだが…。

ほかのメンバーが声優としての第一歩を踏み出すなか、丸山利恵、宇津木聡里、遠見鳴はひたすらレッスンを積むだけの日々だった。不満を漏らす利恵に対して、聡里が自虐で返す。そんな3人の前に明神凜音が現れる。

アフレコも折り返し地点を迎え、陽菜たちブルームボール組は充実した日々を送っている。現場の雰囲気にも慣れてきた舞花やほのかがせりふの数で一喜一憂するなか、なぜか志穂は意味深な態度を取っていた。

「プロジェクトVogel」のクラウドファンディングが目標額の300万円を突破し、悠希たちは宇宙から来た超時空アイドル・chun×4(フォーチュン)として本格的に活動を始めることに。しかし、柚葉に謎の影が迫り…。

AiRBLUEに所属するメンバーは、それぞれのやり方で声優活動を続けていた。Vogel組は、厳しいレッスンにも関わらず明るい表情を絶やさないでいる。美晴たちは、手作りのウェブラジオでチームの実績を積み上げていた。

クラウドファンディングに出資してくれた人たちへ声を届けるために、千紗の出身地・新潟を皮切りに地方ツアーをすることになったchun×4(フォーチュン)。現地に到着した4人は精力的にマスコミ対応をするが…。

『花爛漫! ブルームボール』の放送が目前に迫り、アフレコも最終話を残すのみ。新たにスピンオフ漫画が連載され、盛り上がりを見せる。最終話の台本を手にした陽菜は、新キャラクターの下に自分の名前を見つけ…。

陽菜たちは『花爛漫! ブルームボール』のアフレコを経て成長し、悠希たちはchun×4(フォーチュン)として本格的にユニット活動をスタートさせ、美晴たちはラジオを通じてファンを増やしているが…。

自らが発信しているウェブラジオ「向かい風を捕まえて」内で、アニメのオーディションに落ちてしまったことをリスナーたちに報告した美晴たち4人。美晴は、まだ見ぬこれからの仕事や役に思いを馳せる。

社長・鳳真咲から重大発表があると事務所に集められた16人は、Project Vogelの終了と新たなメンバーを加えたProject Himmel(プロジェクトヒンメル)のスタートを聞かされる。凛音は真っ先に立候補を表明するが…。

まさぴーという人物からオファーを受けた美晴、絢、まほろ、莉子。4人は再び彼のスタジオへ赴き、モーションキャプチャーを使った新たなアニメーション撮影に挑む。1通のメールから4人の運命の環は動きだし…。

『花爛漫! ブルームボール』2期のアフレコが始まった。ギャラクシーウォーズ編では新たなストーリーと共に、ほのかが1期から演じてきた菖蒲アヤメにも主役回があるのだが、台本に書かれているせりふが多くて…。

Project Himmelの新ユニット・LUNA ω rabbits(ルナ・ラビッツ)のお披露目ライブが目前に迫ったある日、鳴は微熱を出して寝込んでしまう。そんな彼女を心配した聡里や凜音がお見舞いにやってくるのだが…。

雑誌の取材でリーダーを問われたことがきっかけで、利恵は半ば押しつけられ気味にチームのリーダー扱いとなる。それ以来、3人を引っ張っていく存在でなくてはならないと気負い悩んでしまうのだが…。

ウェブラジオがきっかけで始まった配信アニメ『冒険サバイバーズ』も好評により継続が決まり、さらにProject Himmelへの参加も正式に決まるなど、美晴・絢・まほろ・莉子の4人は順風満帆に見えたのだが…。

元気印がトレードマークの悠希だが、最近はレッスンに遅刻をしたりミスをしたり。そんな姿を見て何かを抱えているのだと察した千紗、あいり、柚葉は悠希を問いただすと、どうやら実家の店の手伝いで忙しいらしい。

さまざまな壁を乗り越えたメンバーたちの気持ちが一つになる頃、いよいよProject Himmelのライブが1カ月後に迫ってきた。それぞれの思いを抱えながらも、初となる16人のステージに向けて気持ちはまとまる。

Project Himmelのライブも終わり、心ここにあらずの利恵たち。ほかのメンバーが忙しく働く姿を見て再び取り残された気持ちに。また、『花爛漫! ブルームボール プラネットウォーズ編』のアフレコも最終回を迎える。

新人声優がオーディションを受ければ合格するよりも落ちる確率の方がはるかに高い。デビュー間もなく華やかな活躍をしてきたように見えるAiRBLUEのメンバーも、不合格が続いて何をすべきかわらなくなる日もあった。