カードファイト!! ヴァンガードG NEXT（4期）

別々の進路を選択し、離れ離れになったトライスリー。新導クロノは晴見高校に進学したが、打ち込む目標も見つからず、張りあいの ない日々を過ごしていた。そんなある日、カードキャピタル2号店にある男が現れる。

U20チャンピオンシップ出場のため、クロノはチームメイトを探し始める。その折、彼の前にヴァンガードを始めようという東海林カズマが現れる。クロノはそんなカズマにティーチングファイトを行うことになる。

明日川タイヨウは先日のクロノとカズマのファイトのことを聞かされる。クロノとのファイトを中断したというカズマのことが気になったタイヨウは、その力を見極めるため、彼にファイトを挑みにいく。

学業、スポーツ、ヴァンガードの全てを極めるため、綺場シオンは福原高校に進学した。しかし、かつて強豪ともてはやされていた福原高校のヴァンガード部は、部員が部長のみのたった1人で廃部の危機にあった。

福原高校ヴァンガード部は3人目のチームメイト探しにいそしんでいた。シオンはそのメンバーに、3年生の羽島リンに狙いを定めていた。そんなある日、安城マモルがヴァンガード部の部室にやってくる。

無事にチームを結成できたクロノとシオンは、ドラゴンエンパイア支部で交流試合を行うことになった。かつては仲間同士だった2人が、新たな仲間をそれぞれ率いて、3対3の熱いファイトを繰り広げる。

トコハは留学先のパリで自分自身の進むべき道を探していた。ハイメはそんな彼女に、プロファイターを目指す青年・ミゲルを紹介する。その実力を聞かされたトコハは、ミゲルとファイトすることになる。

トコハは残酷な現実を受け止めきれず、深い悲しみから立ち直れずにいた。そんななか、彼女はパリのボランティアからエッフェル塔の成り立ちを聞く。そして、未来へ意志をつなぐため、ハイメにファイトを申し込む。

U20を共に戦うチームメイトを探し、トコハは謎のマスクマンと共に日本に帰国する。そして、2人はドラゴンエンパイア支部を訪れる。3人目のメンバーを探していた彼女たちは、そこで意外な人物と遭遇する。

U20への出場権を手にするため、クロノたちはドラゴンエンパイア支部の特別予選に挑戦する。その3回戦、カズマの対戦相手として現れたのは、トコハの兄・安城マモルだった。マモル優勢でファイトが進んでいくが…。

マモルとのファイトの後、カズマがチームから脱退してしまう。クロノはカズマが出した答えに納得できずに彼を追いかける。そんななか、カズマと間違えられたクロノは不良たちのボスに連れ去られてしまう。

U20ショップ予選最終日。カードキャピタル1号店でクロノたちストライダーズはカズマのチーム復帰を信じて戦っていた。トーナメントを勝ち上がっていく彼らの前に、トリニティドラゴンが立ちはだかる。

ストライダーズとトリニティドラゴンの激闘も終盤戦へ突入する。カズマからのバトンを受け取ったクロノと、カードキャピタル1号店を本拠地とする多度ツネト。仲間の想いを背負った2人がファイトに臨む。

ストライダーズ、福原高校ヴァンガード部、ハイメフラワーズが、それぞれチームの士気を高めるために壮行会を行う。U20本戦開催の直前、各チームのメンバーは思い思いの方法で親交を深めていく。

U20チャンピオンシップのファーストステージが始動。惑星・クレイを戦いの舞台に、若きファイターたちの生き残りを懸けたサバイバルが幕を開ける。順調に勝利を重ねるクロノの前に、あるチームが現れる。

カズマはチーム新ニッポンの浅田マコトの思いも寄らない実力に苦戦する。チーム新日本をクールに支えるマコトの強さの源は、胸に秘めた友への想いだった。その想いの強さにカズマは押されてしまう。

トコハはタイヨウとファイトすることになった。たとえ友人であっても倒さなければ先には進めない状況で、彼女は覚悟を決めてファイトに臨む。だがタイヨウもまた、U20に向けてとある特訓を行っていた。

江西はカムイと遭遇してしまう。いまだ自分のファイトを見つけられずにいる江西に、カムイの容赦ない連続攻撃が襲いかかる。だが、チームのために戦おうと誓った彼は、その窮地を乗り越えようと打開策を模索する。

チーム脱退を懸けて、リンはシオンに決闘を挑む。シオンはリンを納得させてチームを存続させるため、挑戦を受けることになる。早尾が不安気に見守るなか、“綺”公子・シオンと女王・リンのファイトが幕を開ける。

U20を盛り上げるラミーラビリンスwithサーヤ。過去の行いに対する償いのために奮闘していた蝶野アムは、早尾と遭遇する。両親の恩人であるシオンのチームメイトを相手に、アムは自分のファイトを見せつける。

カズマが出会った相手はラミーラビリンスの弓月ルーナだった。そのイメージ力でペイルムーンのユニットたちを可憐に操るルーナのファイト。カズマはそんな彼女の姿に魅了され、心を奪われてしまう。

機器のトラブルによって停電が起き、ファーストステージが中断されてしまう。その混乱に乗じて暗躍する鬼丸カズミを、伊吹コウジが追う。暗闇の中、それぞれの思惑がヴァンガードでぶつかりあう。

ファーストステージ3日目も終盤戦へ。トコハとリン、宿命のライバル対決もいよいよ3度目を迎え、それぞれの想いを胸に真剣勝負を展開。互いの道を探す2人の全力の闘志が、未来のためにぶつかりあう。

シオンの前に立ちはだかったのは、2日目でトコハを下したタイヨウだった。その1戦は、どちらかのセカンドステージ進出が決まる運命戦となった。さまざまな想いを懸けた2人の騎士による決闘が始まる。

クロノの前に現れたのは、チーム新ニッポンの星崎ノアだった。全参加者が注目するラストファイトの最中、クロノはノアの様子がおかしいことに気づく。そして彼はおぞましいイメージを見せつけられる。

多くの謎を残しながらファーストステージが幕を閉じた。クロノはカムイに誘われてカードキャピタル1号店を訪れる。そこにはかつてそこで活躍していたファイターたちが勢揃いしていたが、落ち着きがない様子だった。

クロノは帰国してきたアイチからファイトの誘いを受ける。今までの2人をよく知るカムイとシンが見守るなか、アイチの強烈なイメージとユニットの絆がクロノに襲いかかる。それにクロノも負けじと立ち向かう。

クロノは合流した伊吹から、唐突に試練のファイトを突きつけられる。勝てなければ全てを忘れてそこから去るように言われたクロノは、相変わらず容赦のない伊吹に対してこれまでに培った己の力と覚悟を示す。

クロノたちは立凪財閥総帥・立凪ノームのもとを訪れる。クレイと地球の運命を見守るノームは、今ふたつの世界の間で起きている驚がくの真相を語る。そして、ディフライダーの正体まで知ることとなる。

U20チャンピオンシップのセカンドステージは、城の頂上を目指して駆け上がるバトルロイヤルだった。1度でも敗北すれば復帰できない厳しいルールのなか、タイヨウはチーム・ディフライダーのベルノに遭遇する。

トコハはミゲルに代わってU20に参加するチーム・ディフライダーのサオリと相対する。ミゲルに並ぶため、決意を新たにサオリとのファイトを始めるトコハだったが、彼はその決意を否定し、ミゲルの死をあざ笑う。

ラミーラビリンスとクミを容赦なくねじ伏せ、彼女たちが目指す楽しいファイトをカズミは愚弄する。彼女たちのファイトを守るために騎士として戦う江西に、鬼丸が操るぬばたまの禁忌の能力が襲いかかる。

トコハとのファイトで抱いた違和感に、サオリはいら立ちを隠せずにいた。自身がユニットであることを隠そうともせず、人間のファイトを遊びと見下すサオリに、クロノはU20に懸ける想いを全力でぶつけていく。

クロノがサオリとのファイトを繰り広げているなか、カズマもまたカズミとのファイトに臨んでいた。因縁の兄への挑戦に全力を尽くすカズマだったが、目の前にいるカズミの心はすでにあの日の兄のものではなかった。

カズマとカズミの関係を知り、クロノは衝撃を受ける。彼はカズミ本人を装ってカズマの心をもてあそんだシラヌイにファイトを挑む。そして、カズミの体を乗っ取ってU20を蹂躙するシラヌイの目的が明かされる。

福原高校はシオンが立てた戦略に従って行動し、1人も脱落することなく2日目に進出していた。だが、チームのために己を殺しているシオンの苦しみに気づいていた早尾は、その戦略を無視して走り出す。

再び自由を手にしたシオンは、全身全霊をもってクロノにファイトを申し込む。まるで出会った当時のように全力で2人がぶつかりあう。そのファイトは熱を帯びていき、会場のファイターたちは惹きつけられていく。

セカンドステージが終了したものの、勝ち抜いたのは3チームのみとなった。そこで敗者復活戦が開催されることが決定した。その直前、いつか訪れた南の孤島でクロノと伊吹がみんなにディフライダーについて語る。

ラミーラビリンスwithサーヤとハイメフラワーズの敗者復活戦が始まった。全ての真実を知って迷いを振り切ったトコハは、ファイナルステージの切符をつかみ取るため、サーヤとのファイトに全力で挑む。

クロノとタイヨウはこれから始まるファイナルステージに向けて、U20での戦いの軌跡を振り返っていた。そこにカズマも加わって、ストライダーズは最終決戦を前にしておのおのの決意を改めて固めていく。

相手がディフライダーであろうとも、リンと早尾は変わらない意思で優勝を目指して立ち向かっていく。リンの闘志に胸を打たれるベルノだったが、早尾とファイトするサオリは己の力を誇示し続けようとする。

早尾は福原高校ヴァンガード部の存続のため、サオリに食らいついていく。そして、どんな逆境も乗り越えてきたシオンと、宿命への反逆を願うカズミという、運命に立ち向かう2人による最終戦が始まる。

準決勝2戦目はストライダーズとハイメフラワーの対戦となった。クミの仲間たちに大雨する感謝とヴァンガードへの想いを込めたファイトが、タイヨウを追い詰める。だが、タイヨウも自分の目標のため必死に足掻く。

決意を新たに戦うクロノとトコハによるトライスリー対決が再び開幕する。決勝戦への切符を懸けて戦う2人は、チームの運命と自分たちのプライドを背負って、一歩も引かない真っ向からの殴りあいを繰り広げる。

クロノとタイヨウは、決意を固めて特訓を提案したカズマをとある山奥へと連れていく。そこにいたのは最強のシャドウパラディン使い・神崎ユウイチロウだった。強くなりたいというカズマに神崎は胸を貸すことになる。

U20チャンピオンシップ決勝戦の前日、トコハはベルノにファイトを申し込まれる。お互いの想いをぶつけあうファイトの最中、ベルノはカズミの正体と目的を知らされる。そしてトコハもベルノが置かれた状況を知る。

U20チャンピオンシップ決勝戦が始まり、第1試合は先鋒・タイヨウとベルノのカードとなった。地球最後のファイトに全力で臨むベルノに対し、タイヨウは彼女の輝きを超えようという全身全霊で立ち向かう。

第2試合の相手となったサオリは、準決勝の時とは一転して殺意にも似た憎悪をみなぎらせて冷徹な試合運びを見せる。ストライダーズの中堅・カズマは、タイヨウが残したサオリ攻略の鍵を頼りに立ち向かう。

幼い頃のカズミとカズマが忘れていた記憶が、ファイトの中でひも解かれていく。そんななか、シラヌイに体を乗っ取られている兄を救って過去の全てを超えるため、カズマは己の全てを懸けた一撃を叩き込む。

U20チャンピオンシップもついに最終決戦を迎える。全てを託されて戦うクロノは、カズミの体を乗っ取っているシラヌイの記憶を幻視する。そして、強い意志を持って戦うカズミに、クロノは絶体絶命のピンチに陥る。

クロノは未来を掴むため、そして自らの信じるヴァンガードをカズミに示すため、全身全霊を込めたファイトを繰り広げる。そのファイトの果て、カズミの体を操るシラヌイは、ある答えへと導かれる

U20チャンピオンシップは閉幕し、クロノたちはそれぞれの日常へ戻っていく。だが、シラヌイはカズミの中に自らの“主”についての記憶を残していた。カズミの口からこれから起こりうる事態のことが語られる。