カードキャプターさくら クロウカード編

木之本桜は元気な小学4年生。さくらはある日、家の地下で光り輝く本を見つける。その本には“クロウカード”が封印されていた。ふとした拍子に封印を解いてしまったさくら。すると“封印の獣”ケルベロスが現れた。

ある日、さくらが学校に行くと、校庭の真ん中に机やイスが山積みにされていた。犯人は一体、誰なのか？ もしかしたら、クロウカードの仕業なのか？ 確かめるべく、さくらはケロちゃんや知世と一緒に夜の学校へ…。

水族館でさくらは不思議な水の事故を目撃する。これもまたクロウカードの仕業らしい。ケロちゃんが「“水”をつかまえるのは難しい」というのが気になりつつも、雪兎さんからデートに誘われ、喜ぶさくらだったが…。

日曜日、留守番をしていたさくらは家を掃除中、2枚のクロウカードを見つける。カードを地下室に置いたまま、お父さんの忘れ物を届けに外に出掛け、帰って来たさくらが見たのは、部屋いっぱいに伸びた木の枝だった。

友枝小学校の通学路にぬいぐるみのお店ができて、さくらたちは大喜び。だが、このお店のぬいぐるみたち、どこかがおかしい!?店長の話では、売ったぬいぐるみがみんなお店に戻ってきてしまうのだという。

学校の裏の森に幽霊が出るらしい。友達と見に行ったさくらは、幽霊のような女を見てしまう。クロウカードの仕業かどうかを確かめるため、夜の森にもう一度見にいったさくらだったが、死んだはずのお母さんが現れ…。

美術館で、さくらは絵を傷つけようとしている男の子に出会う。彼は「お父さんの描いた絵が勝手に描き変えられた。だから直そうとした」と言う。クロウカード仕業なのか確かめるため、さくらは夜の美術館に忍び込む。

さくらのクラスに、香港から李小狼という男子が転校してきた。こちらをずっとにらみ付ける小狼に、さくらはタジタジ。さらに彼はさくらがクロウカードを持っているのを知っていて、カードを奪おうとするのだ。

小狼に「カード集めは無理だ」と言われ、落ち込むさくら。心配した知世と利佳は、さくらを買い物に誘う。すてきな小物が並ぶお店で3人は気に入ったブローチを買うが、早速着けてみた利佳の様子が何だかおかしい。

運動会の日。雪兎が応援に来て、張り切るさくら。お昼になり、さくらは初めて知世のお母さんに会うが、知世のお母さんとさくらのお父さんは知り合いらしい。しかし知世のお母さんは、怖い顔でお父さんを見ていて…。

「困ったことがあるので家に来てほしい」と、知世に頼まれたさくら。さくらがケロちゃんと彼女の家に行くと、大切な物を入れた箱が突然開かなくなったと言う。ケロちゃんは、箱の中からクロウカードの気配を感じ…。

音楽の時間、笛のテストでさくらは失敗してしまう。ところが次の日学校に行ってみると、また同じ笛のテストがあるという。同じ1日を繰り返しているようだが、そのことに気づいているのはさくらと小狼だけらしく…。

公園のペンギン大王の滑り台が、ある朝逆さまになっていた。一体誰がどうやってと、テレビでニュースになるほどの大騒ぎになる。その日、さくらは動物園に遠足に行くが、目の前で次々と不思議な出来事が起こり…。

雪兎から学園祭のチケットをもらったさくらは、知世と一緒に桃矢と雪兎が通う高校にやって来る。雪兎に案内してもらい、大喜びのさくら。そして、桃矢と雪兎が出る劇「シンデレラ」を見に行くが、事件が起こり…。

ケロちゃんとケンカをしたさくら。翌朝、仲直りをしようと話しかけるが、ケロちゃんはさくらの引き出しから中身を出して自分の部屋を作っていた。怒ってまたもやケンカになり、ケロちゃんは家を出て行ってしまう。

家族で別荘にやって来たさくらは、雪兎も一緒でご機嫌。近所には大きな別荘があり、散歩をしていたさくらは、その別荘のおじいさんと仲良くなる。次の日も遊びに来たさくらは、おじいさんから孫の話を聞かされ…。

臨海学校にやって来たさくらたちは、ビーチバレーや地引き網など楽しいイベントに大はしゃぎ。ところが2日目の夜、さくらの大嫌いな“きもだめし”が始まった。知世とペアになり洞窟の中を歩いていると…。

知世、桃矢、雪兎と月峰神社の夏祭りに出掛けたさくら。雪兎に赤い水風船を取ってもらい、さくらはご機嫌。2人は歩き回るうちに思いもかけず神社の裏に出ていた。そこにはたくさんの蛍のような光があり…。

夏休み最終日、読書感想文を仕上げるために知世と図書館へ出掛けたさくら。しかし課題図書の「子豚物語」が見当たらない。本は小狼が持っていたが、目を離した隙に本が消えてしまう。すぐに見つかったが…。

新学期、さくらたちのクラスに李苺鈴が転校して来た。苺鈴は「小狼は私の婚約者よ！」と言い、注目を集める。その夜、格闘家が襲われる事件が起きる。さくらはクロウカードではないかと思い、封印に出掛けるが…。

マラソン大会当日、雪兎も応援してくれて張り切るさくら。ハイペースで飛ばし、さくら、小狼、苺鈴はデッドヒートを繰り広げる。しかし、ねんざで見学していた知世がマラソンコースの異変に気づき…。

学会を控えた藤隆は考古学の原稿作りに忙しい。お父さんのため、さくらは大学の研究室へ差し入れを持って行く。喜んでくれたお父さんだが、さくらと話をしながら眠ってしまう。なぜか助手の人たちも眠ってしまい…。

夜の音楽室から謎の歌声が聞こえるといううわさが広まる。さくらはクロウカードの仕業ではと疑いつつも、怖さから夜の学校へ出向くのを渋る。だが、雪兎の「聴いてみたい」の一言でさくらはカード探しを決断する。

カードの気配に気づいたさくらは、家の中を探し回る。小さな点のようなものを見つけ捕まえようとすると、その点がさくらの体にくっついてきた。さくらは悲鳴を上げて倒れ、目が覚めると身体が小さくなっていた。

さくらにそっくりな子供が街でいたずらを繰り返していた。それを目撃した苺鈴と千春は、さくらに尋ねるが身に覚えのない彼女は戸惑うばかり。さくらは、奈緒子から「もう一人の自分を見ると死んでしまう」と聞き…。

家に帰る途中、転びそうになったさくらは奇麗な女の人に助けられる。その女の人は「また明日会いましょう」と言って去って行く。次の日、新しく来た先生は昨日の女の人だったが、小狼が「用心しろ」と言い…。

「クロウカードの気配がする」と、さくらとケロが向かったのは観月先生の家でもある、つきみね神社だった。羅針盤に導かれてやって来た小狼は観月先生を警戒していた。そんな中、さくらが神社の木にのみ込まれ…。

願いが叶うおまじないカードが大人気。料理がうまくなりたいさくらはカードを買いに行く。すると、さくらは店内でクロウカードの気配を感じるが、クロウカードはおまじないカードと間違って誰かに買われた後だった。

家庭科の時間にチョコケーキを作ることにしたさくらと知世。実習当日、昼休みを挟んでケーキの仕上げをするが、試食をしてみるとすごく甘い。他のクラスでも同じだが、ケロはあるカードが原因で害はないと言い…。

“駆（ダッシュ）”のカードがケガをして、民家に入ってしまった。駆は、その家に住む立花玲にケガの手当てをしてもらい、かわいがられる。玲はさくらの学校の陸上選手で、駆が家に来てから記録が上がっていたが…。

夜の街にクロウカードの封印に出掛けたさくらと小狼は、人間よりも大きな猫を見掛けて驚く。物を巨大化するカードの仕業で、封印すると猫は元のサイズに。その帰り道、再びさくらたちの前に奇妙な動物が現れ…。

カードの封印中、“チェンジ”に同時に触れたケロと小狼は心と身体が入れ替わる。元に戻るためには1日たってチェンジの力が弱まったときに抱き合えばいいという。こんな体でいたくないと2人は火花を散らすが…。

スケート教室の日、雪兎にお弁当を作ってもらい大喜びのさくら。ホンコンで育った苺鈴と小狼は寒さがこたえるようでバスの中でもコートを着たまま。スケートを観月先生に教えてもらい、苺鈴はリンクに上がるが…。

友枝町でクイズラリーが開催される。さくらは知世を誘うが、知世がビデオの撮影に専念したいと言い、雪兎とペアを組むことに。クイズラリー当日、小狼の嫉妬のまなざしを感じつつ、さくらたちは問題を解いていく。

クリスマスは雪兎の誕生日。さくらは、雪兎を遊園地に誘う。2人は遊園地で小狼と苺鈴に出会い、電灯を見ると炎が上がっていた。小狼とさくらはカードのせいだと分かるが、大勢の前では魔法を使うことができず…。

新学期が始まり、さくらは5年生に進級し、担任も観月先生に代わった。雪兎からもらった時計を見て喜ぶさくらに、観月先生は「奇麗なものが降る」とささやく。ふっと窓の外を見ると4月だというのに雪が降り…。

知世は合唱コンクールを控え、練習に打ち込んでいたが、あるカードに狙われ声が出なくなる。さくらは、知世の症状はカードのせいだと小狼に打ち明ける。自分のせいだと悔やむさくらに、小狼はある提案をする。

いちご狩りに来たさくらはアルバイト中の雪兎と桃矢に出会う。お菓子ができたら、雪兎に食べてもらおうと決めるさくら。しかし、建物の扉が開かなくなり、さくらと知世、小狼と苺鈴の4人は建物に閉じ込められる。

ある雨の朝、さくらは熱で元気が出ない。学校へ行ったが熱は下がらず、帰宅することに。しかしカードの気配を感じたさくらは、桃矢に気づかれないよう“鏡（ミラー）”のカードで自分の分身を作り、封印に向かう。

さくらたちは街へ遊びに出掛ける。楽しいことばかりだったが、知世の前に大勢のさくらが現れたり、小狼は映画館でさくらとの映画を見たり、不思議な出来事が続く。そして、苺鈴の希望で東京タワーへと向かうが…。

学芸会でさくらたちは「眠れる森の美女」を上演することに。苺鈴は自分がお姫様で小狼が王子様の役を夢見るが、お姫様は小狼で王子様役はさくらに決まる。最初は照れていた2人だが、雪兎が見に来ることになり…。

学芸会の当日。「眠れる森の美女」は順調に進んでいたが、クライマックスに差し掛かったその時、突然舞台が真っ暗に。さくらはみんなを探すが、誰も見当たらない。周りは真っ暗で、さくらは不安で泣き出してしまう。

苺鈴がホンコンへ帰ることになるが、悲しむ様子を見せない小狼に、苺鈴はむくれる。その頃、街では物を2つにしてしまう“双（ツイン）”のカードが小狼を手こずらせていた。さくらは、苺鈴と小狼にある提案をする。

雪兎が出場する弓道大会に、さくらたちは応援に行く。ケロが「そろそろ最後だから、さくらと一緒にいたい」と言い、さくらはクロウカード集めが終わりに近づいていることを知る。試合後、突然地面に異変が起き…。

さくらは最後のクロウカードの封印に成功した。するとケロの体に変化が起こり、本来の姿に戻った。はしゃぐ知世たちと対照的にさくらの表情は沈んでいた。さくらは気になっていた月（ユエ）のことを小狼に尋ねる。

さくらが月（ユエ）の最後の審判を受けることになった。月を攻撃することができないさくらは“樹（ウッド）”のカードに捕らえられてしまう。負けるとカードは再び封印を解かれ、この世の災いが起こるといい…。