ASTROBOY 鉄腕アトム

「目覚めるのじゃ！ 世界最高のロボットよ！」お茶の水博士の声が科学省の一室でこだました。メトロシティ中のエネルギーを取り込み、まばゆい光の中でついにアトムが誕生する。

ロボット同士の競技、ロボットボールの選手ハーレーはフェアプレーで知られる人気選手だった。ところがそのハーレーとハーレー率いるオメガ・ナイツのメンバーが凶暴な選手に変貌する。

火星の衛星ダイモスの採掘ロボットたちが突然人間の命令に逆らった行動を始めた。知らせを聞いてお茶の水博士はダイモスに向かう。留守を命じられたアトムだったが…!?

学校に行き始めたアトムに友達が出来る。ケンイチ、タマオ、シブガキ、そしてひょんな事から親しくなった、姿を消せる不思議なロボット電光だ。5人は帆船遊びを通じて友情を深めていくのだった。

虹の谷という場所に農園があった。天候の不安定なその地はトリネコ博士の作った環境制御タワーに守られ、ベジタというロボット達がせっせと巨大野菜を作っていた。そこに加田里と言う青年が現れる。

徳川財閥の総師徳川は、天馬博士に死んだ息子ダイチを再現したロボットを造るように依頼する。徳川はそのロボットに自分の地位を継がせるつもりだったのだ。

アトムの記憶が蘇ったことを知ったお茶の水博士は全ての秘密をアトムに打ち明ける。それはアトムの生みの親が天馬博士で、アトムは天馬博士の息子トビオの代わりに作られ、捨てられたのだった。

史上初の完全ロボット型列車「ネオンライツ」に、ドクターカトウが爆弾を仕掛ける。大勢の乗客が乗る中、時速700Kを割った時爆発するというのだ。

海から謎の物体が引き上げられる。お茶の水博士が調べてみると、それは20年前に、使われることなく海底に廃棄された金星ロボットだった。

海から謎の物体が引き上げられる。お茶の水博士が調べてみると、それは20年前に、使われることなく海底に廃棄された金星ロボットだった。

ベラノッテの町を訪れたアトムとお茶の水博士はロボットサーカスを見る。その時アトムはロボットの中に、人間の少年がいる事に気付く。その少年、リノはロボット達に育てられた捨て子だったのだ。

マリンパークの片隅に、ボロボロになり人々から忘れ去られているようなロボット、ジャンボがいる。そんなジャンボを幼い頃からずっとみつめて過ごしてきた少女がいた。アトムの担任、ミドリだ。

お茶の水博士はアトムに続く「心」を持ったロボットとして、アトムの妹「ウラン」を造った。動物の心を読める力を持ったウランは、鳥に教えられ、夜空を飛ぶ不気味な翼竜の存在に気付くが…!?

ウランの体に小型ロボット「マイクロバグ」が侵入する。アトムはマイクロバグを退治するために、ミニミニ博士の作ったエクスプロータンクで、体の小さな分身を作りウランの内部に入っていく。

人工知能を持つロボットに反対するグループ、オーガニックス。リーダーであるケインはスカンクから受け取った知能を奪うロボット、サカボットを使って、ロボット達の人工知能を奪い始める。

ロボットがロボットによって拉致される事件が続発する。ロボット犯罪に対応すべく結成されたロボットスクワット隊とアトムは、事件を追って人工島へ…。

ロボット、プルートウは戦う為だけに作られたロボットだった。目的は世界最強のロボットになること。そのために強いロボットに戦いを挑んでは倒していく。

アトムとプルートウの戦いを止めようとしたウランは、攻撃を受けて傷ついてしまう。ウランを抱きかかえるアトムはまったくの無防備の状態だ。しかしプルートウはアトムに攻撃せず立ち去っていった。

アトムの新しい友達、達夫はロボットが大好きな少年だった。ロボットの姿に化けて自分がロボットだと空想したり、ガラクタからロボットを作ったり…!?

アトムは人形劇を観て以来、大人にならない自分をピーターパンと重ね合わせていた。そんなある日、子供達が行方不明になる事件が起こる。その中にはアトムの友達、タマオたちも含まれていた。

夕子とアトムは環境破壊調査のため、恐竜が住むという伝説の湖、ドラゴンレイクを訪れる。森林管理員のサラとともに調査にでかけ、不法投棄の証拠を掴んだ夕子だったが…!?

突然飛び込んできたマユーラ王国の姫、カーヤ。マユーラ王国を乗っ取るため、姫の持つトゥーロンの徴（しるし）を奪おうとするゼドたちに追われていたところを、リノが助けて連れてきたのだ。

地球に向け落下しはじめた旧式の人工衛星アシューラ。大惨事は免れたが、アシューラ救出の際に傷を負ったアトムは記憶を失い、メイプルタウンの外れにある世捨て人のコミューンに落下していった。

サッカーの試合でケンイチのチームはケンイチのゴールで優勝を勝ち取った。湧き上がる大歓声の中でアトムだけが浮かない顔。アトムはそれが反則ゴールだとわかっていたのだった。

ディープシティの落成式に訪れたお茶の水博士とアトム。ディープシティは、地上の環境維持のため、地下に作られた理想都市だった。

ロボットを撲滅しようとする加田理たちの罠にはまったアトムは飛行船「ミネルヴァ」にワームホールプロジェクターを仕掛けた犯人にされてしまう。

子猫を探していた探偵ヒゲオヤジは、町で出会った少年、写楽に「行方不明のお母さんを探して」と依頼を受ける。手がかりは母から預かったという謎の球体のみ。

ロボット達だけで運営されている宇宙プラント「ハイドラ」では、優れた技術と能力で次々と良質のエネルギーを製造していた。プラントの見学に来ていた「ガゼット技術開発」の社長ガゼットたちは…!?

いつもアトムと比較されて面白くないウラン。そんな時、夜な夜なトンネルに現われる鳥に似た亡霊の噂を聞く。「私がその亡霊を退治してみせる！」そう言いきったウランは、亡霊探しに出かける。

地底探検マシーン、コア・レーダーで地下の巨大空洞を探検に行く事が決まった。しかしメインコンピューターにバグが発見され、そのバックアップのために急遽アトムが同乗することに…。

大昔からたくさんの船が消えている謎の海域、キャメロン海峡。そこには「白い怪物」が住んでいると言い伝えられていた。リノが初めて開発した深海捜査ロボット、グーノンが深海へと向かって行く。

宇宙ではロボット同士を戦わせるロボットクラッシュが行われていた。それに使うロボットの闇取引現場にやってきた青騎士は、ロボットクラッシュの主催者ハムエッグと出会い、自分の前身を思い出す。

その日はニーナの誕生日。山ほどのプレゼントに囲まれたニーナは、そのプレゼントを壁に投げつけた。ニーナは、プレゼントよりもパパにそばにいて欲しかったのだ。

遠い宇宙から飛来してきた神秘な力を持つ石、ルナライトが盗まれる事件が続発。現場で目撃されたのは蛇や狼などの動物の姿。事件を解決しようとしたアトムは犯人を追ううちに狙撃され怪我を負う。

時空迷路をさまよっていたロックは、火の鳥に救われ、地球に舞い戻る。火の鳥はロックが自分の力をどう使うか見届けようとしていたのだ。

宇宙ロケット、ホルス2の設計をするために、宇宙開発を目指す学生たちのキャンパス「スペースキャンプ」にやってきたアトム。そこでアトムはロクサーヌという学生と出会う。

宇宙空間をさまよっていたアトラスの残骸が悪徳業者に回収され、科学省の元副長官であったパブロス博士の手に渡っていった。

宇宙環境で人間が暮らすために試験的に作られたロボットの家族エミリーと両親は、本物の家族と同じように互いに愛情を持ち、幸福に暮らしていた。

未来の世界からやってきたハンターは、遺伝子操作でより強い生物を作るために、優れた動物を収集していた。絶滅しかけているチーターを収集したハンターは…!?

年間を通して一番活躍したロボットに送られる「ベスト・ロボット・オブ・イヤー」を決めるイベントが、豪華客船「クイーンコスモス号」で開催される。

モン・エルベ山の「天空の雪原」で、巨大な怪物が目撃された！　怪物の捜索隊に加わることになったアトム。そんなアトムにお茶の水博士は言う。「あれは怪物なのではない」と。

人間から不当な扱いを受けるロボットを助けるために、人間に攻撃を続ける青騎士。そんな青騎士の存在が、人間とロボットの関わりを壊すのではとアトムは心配していた。

潜入捜査のために人間そっくりに造られたロボット、クラウスが、自分に付けられた発信機を外して逃げ出してしまう。しかし発信機を外したロボットには、自動的に機能不能になる仕掛けがしてあった。

カーヤ姫の招待で、マユーラ王国を訪れるアトムたち。そこは自然に溢れた素晴らしい国だった。カーヤ姫との再会を喜び、マユーラ王国で楽しい時を過ごすアトムたち。しかしカーヤ姫は元気がない。

少女エナは優しい心を持ったGP IV型ロボットのキップが大好きだった。しかしロボットと娘が仲良くするのが面白くない父親のレッドは、キップを家から追い出すことに…。

人間と訣別した青騎士と、それに賛同し付いてきたロボット達は、南極大陸に集結する。そこで青騎士は「ここをロボタニアと名づける！」と建国宣言する。

レッド将軍を隊長としたユリシーズ隊員達がロボタニアに向かった。それを追うエナとリノ、エナは父親のレッド将軍に、キップが自分を傷つけたのではないと伝え、攻撃をやめさせようとしていたのだ。

アトムと青騎士の活躍で、サテライトビーム砲によるロボタニア消滅は避けられたものの、ロボットと人間の間に生まれた憎しみは激しさを増していくばかり。

アトムの必死の思いが、人間とロボットの関係を修復させた。しかし、ロボットを救うために、ミサイルに向かって行ったアトムの意識が戻ることはなかった。このままアトムは目覚めないのか？

記憶が蘇り、お茶の水博士のもとに戻ったアトムだったが、天馬博士はそんなアトムを執拗に追い求める。そしてついに強行手段に出る。ロボット犬を使って、科学省を乗っ取ったのだ。