恋せよ、ヨニ～アモール・ファティ～

ララグループの長男であるチャン・ジュンホと結婚して以来、ト・ヨニはチャン家の家事を一手に担ってきた。一方、ゴルフコーチ、ハン・ジェギョンの生活は息子が中心だ。ある日、ヨニが買い物に出かける。

ジュンホはベルの新人デザイナーであるカン・ユナに妻の服を見立ててもらうのだが、彼の挙動はおかしかった。実は10年前、ユナとジュンホは不倫関係にあった。最後はジュンホがユナを捨てたのだ。

ジュンホは思い出のネクタイをしてユナに会いにいく。だが、店にベルの社長であるチン・ヘジンが現れ、ジュンホは妻の靴を買いにきたとごまかす。一方、ヨニの娘、チャン・ソウは恋人との関係に悩んでおり…。

ヨニは夫の優しさには裏があるとは全く思っていない。一方、カドゥクビルではオーナー、チョ・ミンジョンがユナの歓迎会を企画する。だが、ユナは態度が悪く、息子のハン・ハヌルにも優しくはなかった。

夫婦で記念写真を撮り終えると、ジュンホは急用があると言ってヨニを家に帰した。その頃、ユナはジェギョンに、喧嘩していた母、シン・ヒョンジャの所に泊まると電話で伝える。翌朝、ジュンホはホテルで目覚めた。

ミンジョンに会うためカドゥクビルに来たヨニは、ある部屋から男女の喧嘩をする声が聞こえてきて驚く。翌朝、彼女が朝食を準備していると、早起きした夫が運動をすると言い出し、元気良く家を出ていった。

ユナは何食わぬ顔でヨニたちとテーブルを囲む。反対に、ジュンホはまともに食事がのどを通らず、すぐに自室へと逃げ込んでしまった。その頃、ジェギョンは元気のない息子に食べさせようとカレーを作っていた。

ユナとの旅行でサプライズを用意するジュンホ。その頃、チャン家にはヨニの母、ソ・スンブンが来ており、ジュンホの母、コ・サンヘは不満そうに対応していた。一方、ハン家ではユナが息子に料理を作るのだが…。

ミンジョンの店で酔っ払ったヨニは、ジェギョンに絡んでいく。彼女はそのままチャン家に帰宅するが、姑と義妹にも毒づき2人を驚かせる。一方、ハン家ではハヌルが離婚書類を見て、落ち込んでしまった。

ヨニはジュンホに浮気を疑っていたことを正直に伝えた。焦りながらもうまく切り抜けたジュンホはユナにメールを送る。一方のユナはジェギョンから離婚の同意を得られず、最後の手段としてあることを告白する。

ジェギョンはユナから呼び出されると、マンションの一室で彼女が男と抱き合っているところを目撃してしまう。一方、ジュンホの後を追ってマンションに来たヨニは、彼が不機嫌そうに外出するのを陰から見ていた。

ユナが何が何でもジュンホを守ろうとする姿を見て、ジェギョンはぼう然とする。ジュンホは顔の傷を隠すように帰宅するが、心配するヨニのことが煩わしく、大声を上げて書斎から追い出してしまった。

ヨニは夫の浮気相手がユナだと感づくと、娘の結婚話を口実にベルに行く。一方、ミンジョンは店に来たジェギョンの親友であるパク・ユンチョルからハン家の離婚話を聞く。そこへ息子のファン・ウジュが帰ってくる。

ジュンホはヨニの疑いを払拭しようとするが、ユナから電話がかかってくるとこそこそと書斎に隠れてしまう。そこにソウが、恋人の態度が不満だと相談にやってくる。ジュンホは真っ当な父親を演じ、助言をする。

ヨニは意を決してジュンホを問いただそうとするが、彼は正面から向きあわず、腹を立てて彼女を書斎から閉め出す。翌朝、ハン家ではジェギョンがハヌルを見送ってから出勤しようとすると、ヒョンジャの姿を見かける。

ユナとジュンホの部屋で暴れるヨニ。ジュンホが止めても聞かずにその場を立ち去る。翌朝、ヨニは朝食を作るが、体調が悪く寝室で休む。そんな彼女にジュンホは浮気を家族に黙っていてほしいとお願いをする。

ジュンホは浮気が家族にバレていないか気が気でない。そんななか、家政婦を雇うことになったチャン家に、ヒョンジャが面接にやってくる。一方、ベルではヘジンがユナの不倫を知り、彼女と言い争って解雇してしまう。

チャン・チョリョンは息子・ジュンホの浮気相手を運転手のファン・チョロに調べさせる。一方、ジェギョンはハヌルからユナが突然現れたことを聞き、彼女に警告しにいく。しかし逆にユナが言いかけた言葉に…。

ジュンホの浮気に激怒するソウ。そんな彼女に納得できないジュンホはヨニに娘をなだめてくれと言い出す。また、彼は父親から呼び出され、株式や不動産の権利放棄に関する念書を差し出されてしまう。

息子の存在を知ったジュンホは、ユナが部屋に置いていった母子手帳を見て、目に涙を浮かべる。その頃、ジェギョンはハヌルたちと公園で楽しい時間を過ごしていた。子供たちの姿を見てジェギョンは幸せそうに笑う。

チョロはハヌルの血が付いたハンカチを持って遺伝子研究所に向かうが、そこへユナが現れて、DNA検査に出す検体を別の物に替えろと言い出す。そこでチョロはハヌルが誰の子であるかを知って驚がくする。

ヨニは夫に息子がいると知ると、ミンジョンのもとへ行き、途方に暮れる。その頃、チョロはユナに対して取引に応じることを伝えていた。そんなある日、ジェギョンは家の近くで怪しげな車を見つける。

勝手にユナを家に招いたサンヘは、ヨニに話し合いをすることを促す。ヨニがそれを拒むと、ちょうどジュンホがやってくる。彼は離婚が成立すれば相当な慰謝料を渡すと、無神経な発言に終始し、ヨニを不快にさせる。

ジュンホはチョリョンに追い出されたユナの機嫌を取る。また、出勤すると、彼の不倫写真が職場の電子掲示板にアップされていた。犯人をヨニだと決めつけたジュンホは早速、帰宅してヨニを責めたてる。

チョリョンの薬をすり替えていたと疑われたため、ヨニは夫と姑から家を追い出される。一方、ジュンホはユナに対して、ヨニを家から追い出した経緯を語り、ユナに甘える。ユナは何も知らないふうを装って彼を慰めた。

スンブンはヨニと連絡が取れないことを心配してチャン家を訪ねた。その時初めてヨニが家から追い出されたことを知る。ちょうど仕事を辞めたジュンホがユナを連れて帰宅すると、スンブンは激怒する。

ソウは母を陥れた犯人を捕まえるために実家に戻ることにする。その報告のためにヒョンジンの勤める病院を訪ねるが、そこにはヨニが胃ガンの手術のために入院していた。娘の姿を見たヨニは身を隠してしまう。

離婚を決意したヨニはチャン家を訪ねる。ジュンホやサンヘは慰謝料を請求されると思っていたが、ヨニは労働の対価を払ってほしいと主張し、金額を提示する。しかしサンヘはヨニの計算方法に文句をつける。

ユナにハヌルを奪われるのではないかとジェギョンは危機感を募らせる。一方、チャン家ではユナが自由に家を出入りするようになっており、ジュンホと結婚したら家族と同居をすると言うのだが…。

ユナはジェギョンに断りもなくハヌルを連れ出すが、ハヌルは父親のもとへ行きたいと言って泣きだしてしまう。諦めたユナがハヌルをジェギョンの大会に連れていこうとした時、ジェギョンから電話がかかってくる。

ユナはチョリョンにジュンホとの結婚を許され、チャン家に嫁ぐ。するとソウは自室にこもるのだが、そこへヨニから電話がかかってくる。彼女の家を訪ねると、ごちそうが用意されており、総菜店を開く予定だと聞く。

ジェギョンはハヌルの親権をめぐってユナと争うことになってしまった。一方、ユナはチャン家の嫁として夫や姑を手なずけていく。その頃、ヨニは開業するための物件を買うかどうかで悩んでおり…。

チョリョンがなかなか気を許さないので、ユナは少々疲れる。唯一の味方であるはずのヒョンジャからも家政婦を辞めたいと言われたため、彼女は説得を試みた。そこへ自室から出てきたソウが姿を見せる。

ジュンホはハヌルの親権について話し、ジェギョンを怒らせてしまった。さらにユナから余計なことをするなと怒られ、ジュンホはすっかりいじける。一方、ジェギョンはゴルフ練習場で新たなレッスン生を教え…。

働き口を探すヨニ。その頃、ジェギョンはレッスン生からセクハラだと騒がれ、ゴルフ練習場を辞めることになっていた。ヨニはジェギョンから事情を聞くと、自分の体験を語り、ジェギョンを励ます。

セクハラで騒いだレッスン生と話し合おうと考えたジェギョンは、ゴルフ練習場の社長に電話をかけてみる。だが、そのレッスン生はセクハラ騒動以来、連絡が取れない。ジェギョンはユナのことを疑う。

実力を認められたユナは、ララファッションのデザイン室長になる。その頃、仕事が見つからないヨニはハヌルとウジュのために子供服を作り始めた。ハヌルが完成した服を試着しているとジェギョンから電話があり…。

暴力事件でジェギョンが拘留されたため、ヨニはハヌルを家で預かることに。だが、その日の夜、ユナはジェギョンがいないうちにハヌルに実の父親が誰なのかを明かそうとジェギョンの家にやってきた。

ヨニはやっと勤め先が決まるが、ユンチョルからハヌルがジェギョンの実子ではないことを聞き驚く。ヨニはジェギョンに、暴力事件が無実の罪である証拠を一緒に探そうと言い、事件が起きた駐車場へと向かう。

ユナもジュンホも、ヨニがララファッションの社員食堂で働いていても気がつかない。一方、親権を争う訴訟の後任弁護士が見つからず落ち込むジェギョン。ユンチョルからはハヌルを諦めろと言われてしまう。

ハヌルに父親の話ができないまま帰宅したユナは、物事が思うように進まずいら立つ。ユナは策を練るためにジュンホの書斎にこもってチョロに電話をするが、そこに何も知らないジュンホが入ってくる。

ヘジンに呼ばれてレストランに来たヨニは、ジュンホたちと鉢合わせる。それでも平静を装って堂々とヘジンと食事を楽しむ。その夜、裁判前日のジェギョンは気持ちが落ち着かず、ヨニに電話をかける。

チョリョンはヨニが社食で働いていることを知り、昔の献身的な彼女を思い出して胸を痛める。一方、帰宅したヨニはジェギョンから暴力事件の証拠が見つかったことを伝えられ、みんなで喜ぶのだが…。

実父の話を聞いたハヌルはショックを受けるが、ジェギョンと話し合うことでどうにか落ち着く。ジェギョンがユナに電話をすると、彼女からチャン家の邸宅前に呼び出される。ユナは悪びれることもなく開き直る。

ハヌルはジェギョンのためにユナと暮らすことにした。ユナがそのことをジュンホたちに報告すると、チャン家の雰囲気は明るくなる。しかし、帰宅したソウはいたたまれなくなり、ヨニの離婚後の苦労をぶちまける。

カドゥクビルの仲間たちは、ハヌルを笑顔で送り出すために食事会を開く。その日の夜、ハヌルはジェギョンの子守歌で眠りについた。翌日、ハヌルはチャン家に迎えられるが、表情は硬いままだった。

ハヌルを送り出した後、ジェギョンは家から出てこなくなる。一方、ユナは仕事でも成果を上げ始める。しかし、夫のジュンホは全く仕事を覚えられない。チョリョンがソ・ミングを頼りにするのでひがみだす始末で…。

昔の携帯電話のデータを消されたハヌルは、部屋から出てこなくなる。ユナはなかなかチャン家に馴染まないハヌルにいら立つ。一方、洋服を作って販売することにしたヨニはジェギョンにモデルになってもらおうとする。

結婚生活が思い描いていたようにいかず、ジュンホは泥酔して帰宅。そんな夫にユナはあきれ、苦々しい思いをする。一方、ヨニは試しに販売した服が1日で完売し、周囲の応援を受けてネットショップ運営に乗り出す。

打ち解けようとするジュンホに対し、ハヌルは心を開かない。帰宅したユナにその焦りをぶつけるが、彼女は書斎に閉じこもってしまう。一方、カドゥクビルではジェギョンが姿を消したため、ヨニたちは心配を募らせる。

自分の企画を反対され、ますますミングを目の敵にするユナ。一方、ヨニは旅から戻ったジェギョンと本格的にネットショップの運営を開始する。そんななか、ソウはヒョンジンから正式にプロポーズされる。

ユナがジェギョンの元妻だと知ったヨニは、ジェギョンによそよそしくしてしまう。ジュンホも、ヨニがジェギョンと一緒にいたことでユナに不安を漏らす。その夜、ソウがヨニに結婚が決まったことを報告しに訪れる。

テレビ局を追われたのがユナのせいだったと知ったジュンホは、ヨニを一方的に責めたことを後悔する。ジュンホに問い詰められたユナは、情に訴えて許しを請おうとするが、思惑が外れ冷たく突き放されてしまう。

今もヨニを妻のように扱おうとするジュンホに、ユナは嫉妬を覚える。家ではチョリョンとチョロが話す姿を目撃し、ユナは危機感を募らせる。一方、ヨニたちは商品がヒットし、仕事が軌道に乗って忙しくなる。

ソウが別れたことを知り、自分を責めるヨニ。連絡が取れなくなっていたソウだが、カドゥクビルの前でうずくまっているのをジェギョンに発見され、ヨニの家に運び込まれる。ソウは何を聞かれても固く口を閉ざす。

ユナはD&Hのホームショッピング進出を妨害することに成功し、部下たちに会食を提案。だが、ジュンホとランチに行く直前にジェギョンから呼び出され、事業を妨害したことで法的措置を取ると告げられる。

他社への事業妨害の噂をミングから聞いたチョリョンは、真っ先にユナを疑うが、その問題にヨニも関わっていることを知る。その頃、D&Hではヨニたちが業者からの督促の電話で慌てふためいていた。

自分が書いた義父への手紙がすり替えられていたことを知ったヨニ。ユナは帰宅したチョリョンを見て、様子がおかしいことに気づく。焦ったユナは、自分を気にかけてくれるヒョンジャに罪を着せようと考える。

D&Hがララに合併された。ララに出社したヨニたちを見たユナとジュンホは、慌ててチョリョンに抗議するが一蹴されてしまう。一方、帰宅したヨニはスンブンにジェギョンとの関係を知られ、気まずい思いをする。

チョリョンに呼ばれたジェギョンは、思い切って月に1度のハヌルとの面会を懇願する。その頃、チャン家ではヒョンジャがサンヘに退職届を提出し、驚いたサンヘは何とか思いとどまらせようとするのだが…。

ジェギョンと会えることが嬉しいハヌルは、チョリョンにお礼を言いにいく。ジュンホも礼を言われるが、いまだ父親と認めてもらえないことにいら立ちを隠せず、つい大人げない言葉をハヌルに投げかけてしまう。

薬をすり替えたのは自分だと明かし、ヒョンジャは膝をつく。そんな母を見たユナはヒョンジャを責め立て、自分は無実だと涙ながらに訴える。その頃、カドゥクビルにハヌルが訪れ、ヨニたちは笑顔で迎える。

ハヌルがジュンホの息子だと知ったスンブンは衝撃を受け、ヨニにジェギョンと交際するなと告げる。一方、チャン家ではチョリョンがユナを追い出すかどうかを思案しており、ジュンホも書斎にこもって思い悩んでいた。

何も知らないサンヘは、ジュンヒを家に連れ戻そうとヨニの家の前に来てしまう。ヨニに謝罪せねばならない状況に追い込まれたサンヘは、ヨニの前で正座する。ジュンヒは、チャン家に戻るやユナに掴みかかる。

ララファッション創立35周年記念の公募展で、ユナに続いてヨニが発表する。ヨニは無事に公募展を乗り切るが、業務補助としてデザイン2チームに派遣されていたイ・ミソは、ユナが送り込んだスパイだったと判明する。

ミングはミソを呼び出し、公募展でのファイル消失の原因を探ろうとする。ミングが邪魔で仕方ないユナは、ジュンホに家族の時間を大事にするとうそぶいてミングへの警戒心をあおり、ジュンホはまんまと乗せられる。

ミンジョンから結婚を断られ、納得がいかないユンチョル。一方、ジェギョンとヨニは新規ラインを任され、ユナたちの嫌みも跳ね返して公私共に順調だ。しかし、ソウはヨニとは逆に1人で悩みを抱えていた。

スンブンにジェギョンとの再婚を勧められるヨニだが、結婚にはまだ早いと答える。チャン家ではソウがユナに手痛い仕返しをされ、打ちひしがれていた。ジュンホは、すっかりユナの思いのままになっていた。

ヨニは、子供を1人で産んで育てる決心をしたソウが心配でたまらない。一方、ミンジョンはユンチョルを訪ね、2回の結婚生活について正直に話す。そんなミンジョンにユンチョルは理解を示し、チャンスをくれと言う。

ソウが「結婚せずに子供を産む」とチャン家で話すと、サンヘやジュンホは猛反対。その頃、ヒョンジンは自分の秘密を両親に打ち明けていた。翌日、会社でジュンホは、ソウのことでヨニを一方的に責めるのだが…。

ミングの収賄容疑が浮上しても、チョリョンはミングの潔白を強く信じていた。ヨニやジェギョンもミングを信じて、明日のイベントの準備に専念する。そんななか、チャン家ではジュンヒが懸命に何かを準備していた。

ミングは、ジェギョンから収賄容疑が謀略であることを証明する映像を受け取り、現状を覆せると言って明るい表情になる。一方のヘジンは、ヒョンジンの話を受け入れられず嘆いていたが、ソウの話を聞いて慰められる。

ジュンホは代表に就任し、ユナは総括本部長となり、ミングは中国法人に行くことになった。この事態に裏があると考えたジェギョンは、ミングに事情を聞きにいくが、彼は口を閉ざして何も話そうとしない。

ジュンヒが晴れてララにインターンとして入社が決まり、デザイン2チームに配属される。一方、代表になったジュンホはいまだに業務をユナに頼っており、ユナが勝手に決裁した案件でチョリョンを激怒させる。

結婚を決めたヨニとジェギョンが周囲から祝福される。ジュンヒはジュンホとユナに伝え、2人が戸惑う顔を見て大喜び。思った以上にジュンホが再婚に反対するので、ユナは前妻への未練を断ち切れない夫にいら立つ。

ヨニの再婚話に加え、ソウからもヨニの幸せを邪魔するなと強く言われたジュンホ。泥酔して遅くに帰宅したジュンホは、ユナを邪険に扱い号泣する。そんな夫の姿を前に、ユナはさらに意志を固めた。

幸せそうに結婚の準備を進めるヨニとジェギョン。その一方で、ユナとジュンホはすれ違いで口論ばかりしていた。そんななか、チョリョンはユナが裏で行っていた不正について会社で調べるのだが…。

結婚式の直前に、スンブンが重傷を負うも一命を取り留めた。術後、うっすらと目を開けたスンブンは、ヨニとジェギョンの手を取って重ねあわせる。だが、直後に容体が急変してしまい、ヨニは取り乱して泣きわめく。

ヨニは出社して仕事に専念するが、そんな彼女を見てジェギョンは心配になる。一方、スンブンの事故後に改心したジュンホは、代表として仕事に精を出すようになるが、それをユナは快く思わず顔をしかめる。

ジュンホに呼ばれてヨニ、ジェギョン、ユナが代表室に集合。ジュンホは代表としてデザインチームが力を合わせるよう頼むが、両者の表情は硬いままだ。そこで突然ヨニが、ユナに結婚式場に来ていたかと問うのだが…。

スンブンが階段から突き落とされる瞬間をチョロが目撃していたとわかり、ヨニはチョロを捜し始める。その頃、チャン家ではユナとジュンヒが大喧嘩をしていて、止めに入ったジュンホはジュンヒを部屋から追い出す。

ジュンホとハヌルは、家族で外食に行くつもりでユナの帰りを待っている。しかしその頃、ユナは倉庫のような場所にチョロを拉致していた。一方、ジェギョンの家では、「結婚はなかったことにしたい」とヨニが話す。

ジェギョンはチョロからの連絡を受け、ヨニと会いにいくことにする。だが、その後チョロと連絡が取れず、ヨニは不安を覚える。一方、チャン家ではジュンホとユナが帰宅すると、サンヘが「指輪を返せ」とユナに迫る。

チョロが死んだため、ヨニはスンブンの転落事故の真相を暴けなくなった。さらに、チョロの最期の言葉、「ハヌル」が謎として残る。一方、チャン家ではジュンホがユナの言う「正当な扱い」について尋ねていた。

チョロがチョリョンに送ったDNA検査結果を手に入れたユナは、証拠隠滅のためこっそりシュレッダーにかける。一方、チョリョンはジュンホを呼び出してユナとの離婚を迫るが、怒ったジュンホが部屋を飛び出す。

家出したハヌルを見つけ出したジェギョンは、食事をさせ、事情を聞く前にひと眠りさせる。その間にバタバタとやってきたユナとジュンホだが、寝ているハヌルを無理やり起こして家に連れ帰ってしまう。

ユナが不正を犯したのは自分のためだったと信じるジュンホは、ユナとは離婚をしないと両親に宣言。そんななか、ユナは会社で、ジュンホに複合レジャー施設の鳥瞰図を見せ、彼のやる気をあおろうとする。

チョリョンはこれまでの不正の証拠をユナに突きつけ、会社を辞めるよう言いわたす。一方、家で配信をしていたソウは、結婚せずに子供を産むことで、視聴者から心ない言葉を浴びせられ落ち込んでしまう。

ジェギョンに興信所を突き止められて焦るユナ。さらに、帰宅すると待ち構えていたサンヘが、ユナを不正の件で責め始める。だが、そんなサンへにジュンホが食ってかかり、サンヘはショックを受ける。

ジュンホは、父親に秘密で進めている投資の案件が順調なのにもかかわらず、夜になるとヨニから忠告されたことが気にかかる。一方、書斎で誰かと電話をしていたユナが書斎を出ると、ジュンヒがそこに忍び込む。

ジュンホが出社すると同時に、自身の裏金疑惑が報道されて大騒ぎになる。詐欺に遭ったことに気づいて頭を抱えるジュンホ。そんななか、何も知らないソウが配信中に、視聴者からバッシングされて病院に運ばれる。

代表室でヨニがジュンホに投資詐欺の件について尋ねると、彼は全て自分のせいだと言い、事件についてまともに考えられなくなっていた。そんななか、空席になる代表の座に就きたいユナは、理事たちを呼び出す。

ハヌルの部屋で倒れたチョリョンだが、緊急手術を受けて一命を取り留めた。一方、ジュンヒが持ってきたメモ用紙を見直していたヨニは、メモに残った跡から「D-3」と「CR」を読み取り、ジュンホのもとへ急行する。

ジェギョンとヨニはチョロとユナの通話内容をユナに聞かせ、ハヌルとの関係を聞き出そうとする。ユナは、チョロがハヌルを誘拐しようとしていたと嘘をついてその場を切り抜けるが、内心は焦りを隠せない。

ついにスンブンが目を覚まし、ヨニとジェギョンは安堵する。ハヌルは、チョリョンが目の前で倒れてから何も話さなくなってしまう。心配したジュンホはハヌルを病院へ連れていき、ストレスによるうつ病と診断される。

ハヌルがジュンホの息子でないとスンブンから聞いたヨニは、ジュンホとハヌルのDNA鑑定を行う。一方、ジュンホはハヌルのことを思い、しばらくジェギョンの家で過ごすことを許し、ハヌルを家に送り届ける。

臨時株主総会でついに会長に選出されたユナは、この上ない喜びをかみ締める。同じ頃、ジェギョンはハヌルとジュンホのDNA鑑定結果を手に入れ、ハヌルがジュンホの子でないことが明らかとなった。

実は数日前に目覚めていたチョリョンとミング、ヨニとジェギョンが周到に用意した結果、会長就任式で過去の不正を暴かれたユナはその場から追い出される。それでもユナは、ジュンホの前でしらを切ろうとするが…。

ヨニを逆恨みしたユナは、復讐することを宣言した。ジェギョンにもハヌルをどうするのかと諭されるが耳を貸さず、ユナはララの会長の座だけに執着して暴走。自分は会長だと言い、会社にも出勤するのだった。

ついに、ジュンホの秘密資金隠匿事件の真犯人がユナだと明るみに出た。ジュンホはユナに譲渡した株式を仮差し押さえにし、離婚を迫る。しかしユナは、チャン家にあった現金と貴金属を持って行方をくらましてしまう。

ユナは海外出張だと嘘をつき、ハヌルに別れの挨拶をする。ハヌルはいつもと違う様子のユナに困惑し、しばらく会えないと言われて落ち込む。そしてユナは逃亡のため、偽造パスポートと密航の取引に行くが…。

ヒョンジャに続きジェギョンの説得もかいはなく、ユナは自首をしない。ジェギョンはハヌルの声を聞かせるが、それでもユナは逃げ続けようとする。だがそんな時、警察が現れ、結局ユナは逮捕されることとなった。

刑務所に送られたユナは、同室の受刑者たちから嫌がらせを受ける。そしてジュンホに有能な弁護士をつけるよう懇願するが、断られてしまう。一方、ミングが新しく会長に就任し、ララグループは再出発する。

ヨニはハヌルを養子に迎えたいとユナに伝えて同意を求めるが、ユナはこれを承諾せず、むしろヨニへの恨みを募らせる。ジェギョンとヨニは、ハヌルがユナを恋しがって心配する姿を見て心を痛める。

ユナが刑務所に入ったことを知り、衝撃を受けるハヌル。そんなハヌルの姿にジェギョンとヨニは胸を痛める。そんななか、ジュンホとユナの婚姻取り消しの訴訟は終了し、2人の婚姻はなかったこととなった。

ユナは妊娠していることを知るが、「ジュンホが去った今となっては何の意味もないから子供を産まない」と言う。ヒョンジャは子供を育てると言って産むよう説得するのだが、ユナの決心は変わらない。

ハヌルが養子になりたいと言い、喜ぶジェギョンとヨニ。一方、失意に暮れるユナは同室の受刑囚から、お腹の子がいればジュンホが再び受け入れてくれるはずだと言われ、ジュンホに電話をかけて妊娠の事実を伝える。

ユナに会うため刑務所に行きたいと言い出したハヌル。切実な気持ちを受け、ヨニは会わせてあげたいと思うが、ジェギョンはハヌルがユナの姿を見てトラウマができることを恐れ、ためらっていた。

ハヌルはユナに会うため刑務所を訪れたが、ユナに面会を拒絶されてしまう。ショックを受けたハヌルは、ひとり部屋で号泣する。そして、これからはもうユナに会わないとジェギョンとヨニに告げた。

ユナが自分を責めて罪を償う姿を見たヨニは、スンブンの事件の告訴を取り下げることを決め、ハヌルにもユナを憎まないようにと話す。そしてヨニは、チョリョンと「ララ子供財団」を設立することになった。

5年の月日が流れてユナは出所し、生後18カ月の時に別れた息子のサンと母親と、漁村で小さな服の修理店を営みながら暮らし始める。ジェギョンとヨニはララを離れ、以前運営していたD&Hを再開させようとしていた。

ハヌルは、実の父親がチョロだと知ってショックを受ける。そんなハヌルを、ジェギョンとヨニは見守るしかない。その頃、旅から帰ってきたジュンホがエッセー本を出版することになり、今後も作家を続けると宣言する。

ハヌルに母親の資格がないから二度と現れるなと言われ傷つくユナだが、仕方ないと受け止める。そんなユナにヨニは、諦めずにハヌルが受け入れるまで待つよう話す。ユナはヨニに、今までのことを心から謝罪する。

ユナとサンの姿を見たジュンホは、自分の子ではないかと疑ってユナを問い詰めるが、彼女は最後までジュンホの子だとは認めなかった。ジェギョンとヨニはララの仕事を引き継ぎし、D&Hを再開させる準備を進めていた。