「UQモバイルの新プランについて詳しく知りたい!」
2023年6月、UQモバイルが新プラン(コミコミプラン・トクトクプラン・ミニミニプラン)をスタートさせました。従来プランの良いところはそのままに、次世代通信5Gに対応しています。
対象の電気や光回線とのセット割も利用可能です。そのままでもお得な新プランですが、セット割を利用できればよりスマホ代を節約できます。
本記事ではUQモバイルの新プランの内容や選び方について詳しく解説します。
UQモバイルの新プランは3種類から選べる
UQモバイルが2023年6月にスタートした新プランは、容量や月額料金、割引が異なる3種類のプランが用意されています。
- コミコミプラン:20GBと10分かけ放題で3,278円、割引なし
- トクトクプラン:15GBで3,465円、各種割引あり
- ミニミニプラン:4GBで2,365円、各種割引あり
各プランの内容や特徴を見ていきましょう。
コミコミプラン
コミコミプランのプラン内容は以下の通りです。
コミコミプラン | |
---|---|
月額料金 | 3,278円 |
データ容量 | 20GB |
契約事務手数料 | 3,850円 |
利用できる割引 | なし |
データ繰り越し | 〇 |
節約モード | × |
超過後の速度 | 最大1Mbps |
テザリング | 無料 |
5G通信 | 無料 |
かけ放題 | 10分かけ放題:無料 無制限かけ放題:1,100円 |
月額3,278円で、20GBのデータ通信と10分かけ放題を利用できます。複雑な割引等がないシンプルな内容です。
+1,100円で無制限かけ放題も追加できます。データ通信も電話もある程度利用する人におすすめのプランです。
データ繰り越しにも対応しているので、余ったデータ容量を翌月に繰り越して使えます。ただし、低速通信に切り替える「節約モード」は利用不可です。
トクトクプラン
トクトクプランのプラン内容は以下の通りです。
トクトクプラン | |
---|---|
月額料金 | 1GB未満:2,277円 1GB超え:3,465円 |
データ容量 | 15GB |
契約事務手数料 | 3,850円 |
利用できる割引 | au PAY カードお支払い割 自宅セット割 家族セット割 |
データ繰り越し | 〇 |
節約モード | × |
超過後の速度 | 最大1Mbps |
テザリング | 無料 |
5G通信 | 無料 |
かけ放題 | 10分かけ放題:880円 無制限かけ放題:1,980円 通話パック(60/月):550円 |
月額3,465円で15GBのデータ通信が使えるプランです。月1GB未満の場合は月額料金が1,188円割引され、2,277円で利用できます。
au PAY カードお支払い割、自宅セット割、家族セット割の3つの割引を適用可能です。ただし、自宅セット割と家族セット割は併用できません。
利用パターン | ~1GB | 1~15GB |
---|---|---|
割引なし | 2,277円 | 3,465円 |
au PAY カード お支払い割 | 2,090円 | 3,278円 |
au PAY カード お支払い割+自宅セット割 | 990円 | 2,178円 |
au PAY カード お支払い割+家族セット割 | 1,540円 | 2,728円 |
もっとも安くなるのは「au PAY カード お支払い割+自宅セット割」のパターンで、1GB未満なら990円、1GB超えの場合は2,178円です。
ミニミニプラン
ミニミニプランのプラン内容は以下の通りです。
ミニミニプラン | |
---|---|
月額料金 | 2,365円 |
データ容量 | 4GB |
契約事務手数料 | 3,850円 |
利用できる割引 | au PAY カードお支払い割 自宅セット割 家族セット割 |
データ繰り越し | 〇 |
節約モード | 〇 |
超過後の速度 | 最大300kbps |
テザリング | 無料 |
5G通信 | 無料 |
かけ放題 | 10分かけ放題:880円 無制限かけ放題:1,980円 通話パック(60/月):550円 |
月額2,365円で4GBのデータ通信が使えます。新プランで唯一節約モードに対応しており、高速通信と低速通信を好きなタイミングで切り替え可能です。
トクトクプランと同じく、au PAY カードお支払い割、自宅セット割、家族セット割の3つの割引が利用できます。
利用パターン | 月額料金 |
---|---|
割引なし | 2,365円 |
au PAY カード お支払い割 | 2,178円 |
au PAY カード お支払い割+自宅セット割 | 1,078円 |
au PAY カード お支払い割+家族セット割 | 1,628円 |
ミニミニプランも、「au PAY カード お支払い割+自宅セット割」がもっとも安くなります。
UQモバイルの新プランはいつから申し込める?
UQモバイルの新プランは2023年6月1日から申し込めます。新プランスタートにともない、旧プランの受付は終了済みです。
ただし、すでに旧プランを利用しているユーザーは今後も継続できます。
旧プラン(くりこしプラン+5G)との違いは?
UQモバイルの新プランは、旧プランである「くりこしプラン+5G」と何が違うのでしょうか。比較してみました。
新プラン | くりこしプラン | |
---|---|---|
月額料金/データ容量 | 1GB:2,277円※ 4GB:2,365円 15GB:3,465円 20GB:3,278円 |
3GB:1,628円 15GB:2,728円 25GB:3,828円 |
利用できる割引 | au PAY カードお支払い割 自宅セット割 家族セット割 ※コミコミプラン除く |
自宅セット割 |
割引フル適用後の月額料金 | 1GB:990円※ 4GB:1,078円 15GB:2,178円 20GB:3,278円 |
3GB:990円 15GB:2,090円 25GB:2,970円 |
データ繰り越し | 〇 | 〇 |
節約モード | コミコミプランのみ〇 | 〇 |
※トクトクプランで月1GB未満の場合
新プランはくりこしプラン+5Gより月額料金が高くなりました。割引の種類が増えたものの、割引をフル適用しても基本的にくりこしプランより安くなりません。
しかもコミコミプランとトクトクプランは節約モードも利用不可です。くりこしプランを利用しているユーザーは、プラン変更せず継続するのが良いでしょう。
ただし、データ容量が月20GBで収まり、かつ10分かけ放題を利用するならコミコミプランにすると安くなります。
UQモバイルの料金プランにデメリットはある?
UQモバイルの新プランのデメリットは以下の通りです。
- コミコミプランとトクトクプランは節約モードが使えない
- 内容が複雑になった
新プランのうち、コミコミプランとトクトクプランは節約モードが使えません。低速通信を利用してデータ容量を節約したい人は要注意です。
また、新プランは旧プランのくりこしプラン+5Gに比べると複雑になりました。プランによって割引や節約モードの有無が異なり、割引も1種類から3種類へ増えています。
サービス内容をしっかり吟味したうえでプランを選びましょう。
UQモバイルの料金プランの選び方
UQモバイルの料金プランは「割引を利用できるかどうか」と「データ通信と電話をどれくらい使うか」で選びましょう。
毎月データ通信をある程度利用する人で、家族セット割や自宅セット割を使えない人はコミコミプランがおすすめです。
トクトクプランより安い月額料金で20GBのデータ通信が使え、10分かけ放題も含まれています。
電話はほとんど使わず、家族セット割か自宅セット割を利用できるならトクトクプランがおすすめです。セット割込みなら最安2,178円で使えるので、コミコミプランより安くなります。
毎月のデータ容量が4GBで収まるライトユーザーは、もっとも安いミニミニプランでOKです。割引が使えなくても、コミコミプランより安くなります。
UQモバイルの新プランは5Gに無料で対応
UQモバイルの新プラン(コミコミプラン・トクトクプラン・ミニミニプラン)は5G通信に対応しています。5Gの利用料は無料です。
もともと通信速度に定評のあるUQモバイルですが、5G対応によりこれまで以上に快適なインターネットを楽しめます。
対応端末・エリアで5Gが使える
UQモバイルはauの回線を利用します。そのため、UQモバイルの5Gを利用するためにはauの5Gに対応した端末が必要です。
また、エリアもauの5G対応エリアでないといけません。
5G対応端末についてはUQモバイル公式サイトの動作確認端末(スマートフォン対応機種)一覧からチェック可能です。
検索結果で「5G」のマークがついている機種なら、UQモバイルの5Gが利用できます。5Gを使用できるエリアは対応サービスエリアのページから検索が可能です。
5G通信の速度はどれくらい?
5G通信は4Gよりも速いと言われていますが、本当に速いのか気になりますよね。UQモバイルの5G通信の速度に関する口コミを見てみると、非常に速いとの意見がたくさんありました。
UQモバイル 5Gの出勤時間帯の通信速度。
5Gの本気とまではいかないけど、充分速いと思う。 pic.twitter.com/BcDsP4fAuL— 琥珀 (@kohaku052425) October 13, 2021
秋葉原駅の構内でUQモバイル5G速度がヤバい!
1.3Gとかミリ波いらんやろってレベルやん
そして速度以上に一発の計測で2GBの容量消費してるのもヤバすぎる! pic.twitter.com/r3kt28OkSZ— YouS@旅は人生 (@you_abkm) September 24, 2021
UQモバイルの5Gで結構な転送速度出た。 pic.twitter.com/x17m0sCoZU
— ホウライケン (@horaiken) October 24, 2021
ちょっと測ってみたけど、5Gってこんなに速度出るの?!😳
4Gとは次元が違うな……
UQモバイル自体も優秀なんかな? pic.twitter.com/UDLzyGhg64— びぎ🐣🧻 (@bigi415) September 26, 2021
実際の速度はエリアにもよりますが、1Gbps以上の速度が出たという口コミもありました。もはや光回線並みですね。
通信速度を重視する人でも、十分満足できるでしょう。
そもそも5Gと4Gの違いとは?
「5Gってよく聞くけど、今使っている4Gと何が違うの?」と疑問に思っている人もいるかもしれません。5Gと4Gの違いをざっくり説明すると以下の通りです。
5Gと4Gの違い
- 通信速度が速い(4Gの20倍)
- 通信の遅延が小さい(4Gの10分の1)
- よりたくさんの端末を同時に接続できる(4Gの10倍)
最大のメリットは通信速度の速さです。5Gは4Gの20倍という速度を実現しています。
大容量ファイルのダウンロードや4K画質の動画視聴などをこれまで以上に快適に利用可能です。
参考までに、UQモバイルの5G通信は、
- n77/n78(Sub-6)
- n257(ミリ波)
の周波数帯が割り当てられています。海外で輸入したSIMフリー端末などを使用する際は、上記の周波数帯に対応しているかチェックしておきましょう。
UQモバイルは高い?他社の料金プランと比較
UQモバイルの料金プランは手ごろな価格で高品質な5G通信が使えますが、他社と比較しても安いのでしょうか。
ここではUQモバイルの料金をau、ワイモバイル、povoと比較してみます。
auと比較
まずは親ブランドであるauとの比較です。
UQモバイル | au | |
---|---|---|
1GB | 2,277円※ | 3,465円 |
2GB | 2,365円 | 4,565円 |
3GB | 5,665円 | |
4GB | 6,215円 | |
15GB | 3,465円 | 7,238円 |
20GB | 3,278円 | 7,238円 |
無制限 | – | 7,238円 |
※トクトクプランで月1GB未満の場合
auに比べると、UQモバイルの料金プランはかなり割安であることが分かります。auも割引を適用すると月額料金が安くなりますが、それでもUQモバイルのほうが割安です。
UQモバイル (割引込み) |
au (割引込み) |
|
---|---|---|
1GB | 990円※ | 2,178円 |
2GB | 1,078円 | 3,278円 |
3GB | 4,378円 | |
4GB | 4,928円 | |
15GB | 2,178円 | 4,928円 |
20GB | 3,278円 | 4,928円 |
無制限 | – | 4,928円 |
※トクトクプランで月1GB未満の場合
UQモバイルは月20GBまでのプランしかないため、月20GB以上使う場合はauの使い放題MAXを選びましょう。反対に、月20GBで収まる場合はUQモバイルがおすすめです。

UQモバイルの旧プラン(くりこしプラン +5G)とauのプランを比較してみました。
データ容量 | UQモバイル | au (割引なし) |
au (割引あり) |
---|---|---|---|
~1GB | 1,628円 | 3,465円 | 2,178円 |
1~3GB | 5,115円 | 3,278円 | |
4GB | 2,728円 | 5,115円 | 3,278円 |
4~7GB | 2,728円 | 6,765円 | 4,928円 |
15GB | 2,728円 | 7,238円 | 4,928円 |
25GB | 3,828円 | 7,238円 | 4,928円 |
25GB以上 | – | 7,238円 | 4,928円 |
auと比較すると、UQモバイルが圧倒的に安いことが分かります。割引なしはもちろん、auで各種割引を適用させてもUQモバイルには敵いません。
UQモバイルの通信速度はauにも負けませんし、対応エリアは全く同じです。無制限かけ放題やキャリア決済も使えるなど、サービス面も負けていません。
それでいてこの料金差ですから、いかにUQモバイルが安いか分かります。ただし、UQモバイルのデータ容量は最大で25GBです。
それ以上の容量を使う場合はauの使い放題MAXプランを考慮しましょう。
ワイモバイルと比較
続いては同じく大手キャリアのサブブランドであるワイモバイルとの比較です。
UQモバイル | ワイモバイル | |
---|---|---|
1GB | 2,277円※ | 2,178円 |
3GB | 2,365円 | 2,178円 |
4GB | 3,278円 | |
15GB | 3,465円 | 3,278円 |
20GB | 3,278円 | 4,158円 |
25GB | — | 4,158円 |
※トクトクプランで月1GB未満の場合
月20GB未満なら、どちらを選んでも月額料金はさほど変わりません。ワイモバイルは15GBで月額3,278円なのに対し、UQモバイルは20GB+10分かけ放題で月額3,278円です。
15~20GBのデータ通信を利用するなら、UQモバイルがお得になります。ただし、割引を利用できる場合はワイモバイルのほうが割安です。
UQモバイル (割引込み) |
ワイモバイル (割引込み) |
|
---|---|---|
1GB | 990円※ | 990円 |
3GB | 1,078円 | 990円 |
4GB | 2,090円 | |
15GB | 2,178円 | 2,090円 |
20GB | 3,278円 | 2,970円 |
25GB | – | 2,970円 |
※トクトクプランで月1GB未満の場合
自宅の光回線がソフトバンク光の場合は、セット割を利用できるワイモバイルを検討しましょう。

UQモバイルの旧プラン(くりこしプラン +5G)とワイモバイルのプランを比較してみました。
データ容量 | UQモバイル | ワイモバイル |
---|---|---|
3GB | 1,628円 | 2,178円 |
15GB | 2,728円 | 3,278円 |
25GB | 3,828円 | 4,158円 |
データ容量は全く同じです。それでいて月額料金はUQモバイルのほうが安く設定されています。
UQモバイルには自宅セット割がありますが、同様にワイモバイルでも「家族割引」や「おうち割 光セット(A)」といった割引が利用可能です。
割引に合わせてUQモバイルとワイモバイルのどちらにするかを選びましょう。割引が利用できない場合はUQモバイルがお得です。
- auのでんきや光回線を利用している:UQモバイル
- ソフトバンクの光回線を使う、家族で利用する:ワイモバイル
- どの割引も利用できない:UQモバイル
povo2.0と比較
auの格安プラン、povo2.0とも比較してみましょう。povo2.0は基本料金が0円で、好きなデータ容量を「トッピング」という形で追加するサービスです。
一概に比較するのは難しいですが、30日当たりの料金で比較すると、povo2.0のほうがUQモバイルより安くなります。
UQモバイル | povo2.0 | |
---|---|---|
1GB | 2,277円※1 | 390円 (7日間のみ) |
3GB | 2,365円 | 990円 |
4GB | 2,700円※2 | |
15GB | 3,465円 | 2,700円 |
20GB | 3,278円 | 2,700円 |
25GB | – | 2,163円 (150GBを30日間25GBずつ使う場合) |
※1 トクトクプランで月1GB未満の場合
※2 60GBを30日間20GBずつ使う場合は2,163円
いずれのパターンでも、povo2.0が安上がりです。とくに月3GB未満で済むなら、UQモバイルの3分の1の料金しかかかりません。
UQモバイルは自宅セット割や家族セット割などの割引を利用できますが、割引を含めてようやく同じくらいの安さになります。
UQモバイル (割引込み) |
povo | |
---|---|---|
1GB | 990円※ | 390円 (7日間のみ) |
3GB | 1,078円 | 990円 |
4GB | 2,700円※2 | |
15GB | 2,178円 | 2,700円 |
20GB | 3,278円 | 2,700円 |
25GB | – | 2,163円 (150GBを30日間25GBずつ使う場合) |
※1 トクトクプランで月1GB未満の場合
※2 60GBを30日間20GBずつ使う場合は2,163円
とにかく安さ重視ならpovo2.0を検討してください。ただし、povoは毎回トッピングが必要で店舗サポートもありません。
トッピングが面倒な人や、サポート重視の人はUQモバイルがおすすめです。

UQモバイルの旧プラン(くりこしプラン +5G)とpovo2.0のプランを比較してみました。
データ容量 | UQモバイル | povo2.0 |
---|---|---|
1GB | 1,628円 | 390円 (有効期限は7日間) |
3GB | 990円 | |
15GB | 2,728円 | 2,163円 ※1 |
20GB | 2,728円 | 2,163円 ※1 |
25GB | 3,828円 | 2,163円 ※2 |
※1 データ追加60GBを3ヶ月利用した場合
※2 データ追加150GBを半年利用した場合
povo2.0は基本料が無料で、好きなタイミングでデータ容量などのトッピングを追加できます。定期的に自分でトッピング追加の手続きが必要ですが、料金面ではUQモバイルよりお得です。
例えばデータ追加150GBなら25GBのデータ容量を実質月額2,163円で利用できます。ただし、人によってはいちいちトッピングを追加するのは面倒かもしれません。
また、povo2.0はオンライン専用プランです。UQモバイルと違い、店舗でのサポートは受けられません。
とにかく安く使いたい人や自由にカスタマイズしたい人はpovo2.0、それ以外の人はUQモバイルを選びましょう。
UQモバイルの旧プラン「くりこしプラン +5G」とは?
「くりこしプラン +5G」はUQモバイルが2023年5月31日までに提供していた旧料金プランです。前プランである「くりこしプラン」がベースになっています。
ここでは、くりこしプラン +5Gのプラン内容について解説します。
3種類から選べるシンプルなプラン内容
くりこしプラン +5Gのプラン内容は以下の通りです。
プラン内容
プラン名 | データ容量 | 月額料金 | 低速通信の速度 |
---|---|---|---|
くりこしプランS +5G | 3GB | 1,628円 | 300kbps |
くりこしプランM +5G | 15GB | 2,728円 | 1Mbps |
くりこしプランL +5G | 25GB | 3,828円 | 1Mbps |
月額料金や低速時の最大通信速度など、基本的な内容は2021年9月まで提供されていたくりこしプランと変わりません。
データ容量によってS/M/Lの3つに分かれます。複雑な割引や契約縛りがないため、合わなければいつでも好きなタイミングで解約が可能です。
シンプルで分かりやすいのがくりこしプラン +5Gのメリットでもあります。容量以外では低速通信時の最大通信速度が異なります。
プランSは最大300kbps、プランM/Lは最大1Mbpsです。いずれも他社より速く、とくにプランM/Lなら低速でも動画視聴(標準画質)やSNSを快適に利用できます。
事務手数料は3,300円で初月料金は日割り
くりこしプラン +5Gの事務手数料は3,300円です。初月の料金は日割りです。
実際に利用した日数分だけ請求されるため、いつ契約しても損をしません。
なお、日割りされるのは料金だけです。データ容量は日割りされずすべて付与されます。
家族割が無くなり自宅セット割が登場
UQモバイルでは家族で契約すると月額料金が割引される「家族割」が提供されてきました。くりこしプラン +5Gでは家族割がなくなり、代わりに自宅セット割が利用可能です。
対象の電気またはインターネットとUQモバイルをセットで契約すると、UQモバイルの月額料金が最大858円割引されます。
自宅セット割
プラン名 | 月額料金 (通常) |
月額料金 (割引適用後) |
割引額 |
---|---|---|---|
くりこしプランS +5G | 1,628円 | 990円 | 638円 |
くりこしプランM +5G | 2,728円 | 2,090円 | 638円 |
くりこしプランL +5G | 3,828円 | 2,970円 | 858円 |
自宅セット割の対象となるサービスは以下の通りです。
- でんきコース:auでんき、UQでんき
- インターネットコース:auひかり、電力系光回線、ケーブルテレビ、WiMAXなど
インターネットコースの対象となるインターネット回線は非常にたくさんあります。詳細はUQモバイル公式サイトからチェックしてください。
自宅セット割は対象サービスの契約者だけでなく、契約者の家族も加入できます。すでにauでんきやauひかりなどを利用している場合は、スマホもUQモバイルに統一するとお得です。
くりこしプラン +5Gの選び方
くりこしプラン +5Gはデータ容量で決まります。そのため、プランを選ぶ際は自分が利用するデータ容量に合わせましょう。
料金プランの選び方
- LINEやネットサーフィンがメインのライトユーザー:プランS
- SNSやゲームなどをたくさん利用する:プランM
- 動画を長時間視聴するヘビーユーザー、自宅にWi-Fi環境がない人:プランL
LINEやメール、ネットサーフィンがメインのライトユーザーなら、月3GBのプランSでOKです。月額料金が最安なので、スマホ代を大幅に節約できます。
SNSやゲームなどをたくさん利用する場合は15GBのプランM、動画視聴も利用するなら25GBのプランLを選んでください。
迷ったときは中間のプランMがおすすめです。UQモバイルは後からプラン変更できるので、多すぎるならプランSに、少なすぎるならプランLに変更しましょう。
くりこしプランとスマホプランの違い
くりこしプラン +5Gと、旧料金プランであるくりこしプランの違いは5Gへの対応くらいしかありません。
そこで、くりこしプランよりさらに1つ前のプランである「スマホプラン」と比較してみました。
旧プランとの違い
くりこしプラン +5G | スマホプラン | ||
---|---|---|---|
月額料金 | プランS | 3GB/1,628円 | 3GB/2,178円 |
プランM/R | 15GB/2,728円 | 10GB/3,278円 | |
プランL | 25GB/3,828円 | – | |
5G通信 | 対応 | 非対応 | |
家族割 | – | 550円割引 | |
自宅セット割 | S/M:638円割引 L:858円割引 |
– |
スマホプランより月額料金が安くなり、データ容量も増えています。さらに5G通信にも対応しました。
くりこしプラン +5Gではスマホプランにあった家族割がありません。
しかし、割引なしの月額料金がスマホプランで家族割が適用されたときと同じになっているため、トータルではくりこしプラン +5Gのほうがお得です。
UQモバイルのプラン・料金に関するQ&A
最後に、UQモバイルの料金プランに関するQ&Aをまとめました。
旧プランの人はSIM交換なしでプラン変更できる?
UQモバイルの旧プランを利用している人は新プランへ移行できます。対象となるのは以下のプランです。
新プランへ移行できる人
- くりこしプラン
- くりこしプラン+5G
- データ高速+音声通話プラン
- データ無制限+音声通話プラン
- おしゃべりプラン
- ぴったりプラン
新プランへ移行する際の契約解除料などはかかりません。
また、プラン変更の際はSIMカードの交換が不要です。現在利用しているSIMカードのまま、新プランを利用できます。
シニア向け(60歳以上)の割引はある?
UQモバイルではシニア向けに「60歳以上通話割」という割引サービスが用意されています。60歳以上の人がかけ放題を契約すると、以下の特典を受けられます。
特典内容
- かけ放題のオプション料が1,870円から770円に割引
- メールオプション(月額220円)の月額料金が無料
割引は条件を満たしている限りずっと適用されます。電話やメールを使うことが多いシニア層にはうれしい割引ですね。
通話料はいくら?
UQモバイルの国内通話料は22円/30秒です。大手キャリアや他の格安SIMと同じです。
海外における通話料は国や宛先によって異なります。
かけ放題オプションは使える?
UQモバイルでは3つのかけ放題オプションを利用できます。
かけ放題オプション
オプション名 | 内容 | 月額料金 |
---|---|---|
通話パック(60分/月) | 毎月60分まで通話が無料 | 550円 |
通話放題ライト | 1回10分までの通話が何度でも無料 | 880円 |
通話放題 | 時間・回数制限なしで通話料が無料 | 1,980円 |
格安SIMでは珍しい無制限のかけ放題オプションも用意されていますよ。発信の際は、通話アプリを経由する必要はありません。
まとめ
UQモバイルの新プランは各種割引を適用できるのが魅力です。5G通信にも対応しているため、エリア内ならこれまで以上の高速通信を利用できます。
従来プランで利用できた家族割はなくなりましたが、代わりに自宅セット割がスタートしました。対象の電気・インターネット回線を利用しているなら月額料金がさらに割引されます。
旧プランを利用している場合は契約解除料不要、SIMカードもそのままで新プランへ乗り換えることが可能です。
ただし、旧プランユーザーは状況により割高となる可能性があるため、無理にプラン変更しなくてもいいでしょう。