OCNモバイルONEのデメリットが気になる!」
「契約したあとに後悔するのは絶対に嫌」
OCNモバイルONEが気になるけど、デメリットを事前に把握したいですよね。後から後悔するのは絶対に避けたいところです。
OCNモバイルONEには、大容量プランが無い点やau回線以外を選べないことなどいくつか知っておきたい欠点があります。
しかしながら、端末を激安で買えるなど魅力的なメリットがあるのも事実です。
この記事では、OCNモバイルONEの全デメリットを詳しく解説。また、メリットにも焦点を当てて最終的におすすめしない人・おすすめできる人にまとめています。
少しでもOCNモバイルONEが気になっているなら、ぜひご参考に。
OCNモバイルONEの代わりはmineo(マイネオ)がおすすめ
mineoはサービスが終了したOCNモバイルONEと料金体系が似ており、お得に利用できる格安SIMとして有名です。
mineoがおすすめな理由
- OCNモバイルONEと同じドコモ回線に対応
- 月額料金は880円から
- 最大1.5Mbpsの使い放題プランも選べる
mineoの詳しい料金体系は、公式サイトにてご確認ください。
当サイト経由でmineoに申し込むと通常3,300円(税込)の事務手数料が無料
※事務手数料無料の注意点
- キャンペーン適用は専用サイトからの申し込みに限る
- キャンペーンの適用はお申し込み後の契約内容通知書をもってお知らせ
- 法人名義は対象外
- 200MBコースは対象外
- マイそくスーパーライトの申し込みは対象外
後悔する前に!OCNモバイルONEのデメリットとは?
2023年9月時点の、OCNモバイルONEの全デメリットを以下にまとめました。- 大容量プランを選べない
- 店舗サポートがない
- 口座振替払いが原則不可
- LINEの年齢認証(ID検索)に非対応
- 家族割サービスがない
- キャリアメールの提供がない
- 選べる回線はドコモのみ
- eSIM申し込みができない
- 5G通信に非対応
- 完全新品の最新iPhoneを購入できない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
大容量プランを選べない
OCNモバイルONEの料金プランは、最大10GBまでとなっています。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
|
---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | |
500MB | – | 550円 |
1GB | – | 770円 |
3GB | 858円 | 990円 |
6GB | 1,188円 | 1,320円 |
10GB | 1,628円 | 1,760円 |
スマホユーザーの約8割は月10GB以下に収まるため、ほとんどの人は事足りるはずです。しかし、10GB以上使いたいヘビーユーザーの人にとっては物足りないでしょう。
スマホで大容量プランを利用したいなら、20GB格安のahamoやLINEMOまたはデータ無制限の楽天モバイルがおすすめです。
店舗サポートがない
OCNモバイルONEは店舗サポートがありません。専門店の展開がなく、サポートはチャットまたは電話に限られます。
OCNモバイルONEのサポートは丁寧なので困ることは基本ありませんが、どうしても対面で質問したい方には向きません。
500MBプランのみドコモショップで契約可(エコノミーMVNO)
2021年10月より、ドコモが展開するエコノミーMVNOにOCNモバイルONEの500MBプランが加入しました。エコノミーMVNOはドコモショップで契約することが可能です。
なお、500MB以外のプランはオンライン限定でショップ契約不可。現状、利用できる人は限られているサービスと言えるでしょう。
口座振替払いが原則不可
OCNモバイルONEの支払い方法は、原則クレジットカードしか使えません。公式Q&Aでもクレジットカードしか使えないと明記されています。
ただ、カスタマーズフロントに連絡すれば口座振替払いに対応してくれることもあるようです。しかしその場合でも、端末代金の分割払いは非対応の可能性が高いため注意して下さい。
LINEの年齢認証(ID検索)に非対応
OCNモバイルONEは、LINEの年齢認証に対応していません。そのため、ID検索による友達登録は利用不可です。
現状、LINEの年齢認証ができるのはahamo・povo・LINEMO・楽天モバイル・ワイモバイルなど一部の格安SIMのみとなっています。
家族割サービスがない
OCNモバイルONEには家族割サービスがありません。現在、家族割を利用中の方は、OCNモバイルONEに移行すると解除されるため気を付けて下さい。
ちなみに、家族割を適用できる格安SIMは、実質ワイモバイルしかありません。
キャリアメールの提供がない
格安SIM全体のデメリットですが、OCNモバイルONEはキャリアメールの付与がありません。
これまでキャリアメールを使っていたドコモ・au・ソフトバンクユーザーの方は注意しましょう。キャリアメールの代わりは、Gmailなどフリーメールサービスで代用できます。
選べる回線はドコモのみ
OCNモバイルONEはNTT運営ということもあり、auとソフトバンク回線のプランがありません。選べるのはドコモ回線だけです。
au・ソフトバンク端末はSIMロック解除が必要な場合あり
OCNモバイルONEはドコモ回線しか提供していないため、2021年9月以前のau・ソフトバンク端末を利用する場合は、SIMロック解除が必要です。
SIMロック解除は、auならMy au、ソフトバンクならMy SoftBankから手続きできます。なお、ドコモ端末かSIMフリー端末を使用する場合は、SIMロック解除不要で乗り換えられます。
また、端末セット契約も可能です。
eSIM申し込みができない
eSIMとは、物理的なSIMではなくバーチャルなSIMカードを使用できるサービスのことです。eSIM対応なら郵送の手間が省けるため即日開通が可能です。
残念ながら、OCNモバイルONEはeSIM非対応なので物理SIMの受け取りが必須となっています(SIMカードの郵送を待つ間も、ネット・通話は可能)。
今後、eSIMに対応するかどうかですが、間違いなくどこかのタイミングで対応するでしょう。日程はまだ決まっていませんので、気長に待つほかありません。
どうしてもeSIMで契約したいなら別の格安SIMを使おう
eSIMでの契約を希望する人は、OCNモバイルONEはいったん諦めて別の格安SIMを選ぶべきです。
いずれOCNモバイルONEでもeSIM対応となるので、そのときにまた乗り換えればいいでしょう。以下、eSIM対応でおすすめの格安SIMです。
楽天モバイルとUQモバイルは端末セールが充実しています。特に楽天モバイルはOCNモバイルONEと同様の大幅割引または楽天ポイント還元を受けられます。
SIMのみ契約なら、大手キャリアの格安プランであるahamoとLINEMOがおすすめ。端末販売はありませんが、OCNモバイルONEより高品質な回線で通話・ネットを楽しめますよ。
5G通信に非対応
OCNモバイルONEは5G通信に対応していません。今後対応すると予想されますが、現状は5G対応端末を購入しても4G接続になる点に注意して下さい。
完全新品の最新iPhoneを購入できない
OCNモバイルONEはiPhoneセットで契約可能です。ただし、購入できるのは一世代前のiPhoneがメインです。
また、購入できるiPhoneは、メーカー認定整備済iPhone(新品同様で付属品もあり)または中古となります。
ちなみに、格安SIMではアップルとの契約上、最新iPhoneを販売していません。そのため、OCNモバイルONE特有のデメリットではありません。
逆にお買い得との意見もある
OCNモバイルONEで販売されているiPhoneですが、状態が非常に良いと評判です。特に、メーカー認定整備済iPhoneは新品と言い切っていいほどの状態です。
OCNモバイルONEのiPhoneは、セール対象になることも多く完全新品よりも安いです。お買い得なので、見方によってはメリットであると捉えられます。
抑えておきたいOCNモバイルONEのメリットとは?
デメリットばかりではなく、OCNモバイルONEには以下のメリットがあります。
- 端末価格が衝撃的に安い
- 月額料金が安い
- 通信速度が速い
- MUSICカウントフリーで音楽アプリのデータ消費なし
- 解約金がかからない
- dアカウント連携でdポイントが貯まる
- 名義変更に対応している
- 通話料を半額にできる(アプリ経由なし)
- 完全かけ放題を利用できる
- 容量シェアを利用できる
端末価格が衝撃的に安い
OCNモバイルONEの一番のメリットは、スマホ端末の価格が衝撃的に安いこと。OCNモバイルONEユーザーの多くは、端末セール目当てでの契約でしょう。
格安SIMの中では圧倒的な最安となっており、セール期間中は1円端末まで登場します。1円端末について回線契約は必須となりますが、端末代金は事実上のタダ。
端末価格が激安
また、1円までいかなくとも最新端末が5千円~8千円程度で購入できることも。セール期間外でも定価と比べて半額以下は日常茶飯事で、人気端末は一瞬で売り切れます。
月額料金が安い
OCNモバイルONEは、新プランに移行してから月額料金が非常に安くなりました。最も高い10GBプランでも毎月のスマホ代は1760円に収まります。
月額990円の3GBプランは、主要な格安SIMの中では最安となっています。
通信速度が速い
安さに加えて、OCNモバイルONEは通信速度の安定度も高いです。2019年以前の旧プランのときは逆に最も遅い部類でしたが、新プラン移行に伴い大幅改善されました。
回線混雑で速度低下しやすいのが格安SIMですが、OCNモバイルONEはほぼ速度が落ちません。
お昼と夕方にやや遅くなっていますが、20Mbps以上をキープできています(他社は1Mbps程度まで落ちる場合あり)。
OCNモバイルONEの平均速度(みんそくより参照)
現状、ドコモ系の格安SIMの中では最速クラスです。
MUSICカウントフリーで音楽アプリのデータ消費なし
スマホで音楽を聴くのが楽しみな人にとって、ストレスとなるのがデータ消費です。ストリーミング系の音楽アプリは流しっぱなしにすると、すぐにデータが無くなります。
しかし、OCNモバイルONEならMUSICカウントフリーの特典で、対象の音楽アプリのデータ消費が0に。
有名サービスが対象
こちらのサービスですが、オプション料金はなんと無料。面倒な設定も不要です。
さらに今なら、Amazon Music Unlimitedを3か月無料で楽しめる特典も付いています。
7500万曲以上の楽曲や昨今流行りのポッドキャストなどを広告なしで楽しめますよ。
デメリットではないけど別途申し込みが必要
便利なMUSICカウントフリーですが、別途申し込みが必要です。無料サービスなので申し込み不要にしてほしかったところですが、仕方ありません。
申し込み方法は、OCNモバイルONEに契約した後にMUSICカウントフリーの専用ページから登録を行います。
OCNメールのアドレスとパスワードでログインすれば、MUSICカウントフリーの利用を開始できますよ。
解約金がかからない
OCNモバイルONEは解約金がかかりません。いつ解約しても、違約金無しで辞められます。
MNP転出手数料も0円なので、他社に乗り換えるときでも費用はかかりませんよ。最低利用期間など契約縛りもありません。
dアカウント連携でdポイントが貯まる
OCNモバイルONEでは、契約後にdアカウントとOCN IDの連携設定を行うことにより、100円につき1ポイントのdポイント付与があります。
dポイントを貯められる
貯めたdポイントはコンビニをはじめ、dポイント加盟店ならどこでも利用できます。一応48カ月の有効期限が付いていますが、約4年もあるため失効する心配は不要です。
名義変更に対応している
実は、ほとんどの格安SIMでは姓名の変更を除いて契約後の名義変更ができません。
そのため、お子さんが成人したタイミングで自分名義にする、または夫から妻に名義を変えるといった手続きができない不便さがあります。
しかし、OCNモバイルONEなら名義変更の手続きに対応。およそ1週間で、名義を移すことが可能です。
通話料を半額にできる(アプリ経由なし)
OCNモバイルONEユーザーなら、無料で通話料が半額となるOCNでんわサービスを利用できます。30円あたり22円の通話料が11円になるのは大きいです。
通話料が半額
以前は、通話料を半額にするためにOCNでんわアプリから発信する必要がありましたが、現在は自動でプレフィックス番号が付与される仕様に変わりアプリ経由での発信が不要となりました。
いつも通りの通常発信で、どこにかけても通話料が半額となります。ナビダイヤル(0570)など一部対象外ですが、それ以外なら固定通話宛でも半額の対象です。
完全かけ放題を利用できる
OCNモバイルONEでは、月額1430円で完全かけ放題オプションに加入できます。OCNでんわ経由となりますが、先述した通り通話アプリ経由の発信は不要。
完全かけ放題の相場としてはかなり安いので、通話メインの方でも大幅なスマホ代節約が可能ですよ。
なお、通話相手がいつも同じなら、月額935円のトップ3かけ放題(通話時間の長かったトップ3人にかけ放題適用)の利用もおすすめです。
容量シェアを利用できる
OCNモバイルONEでは、一つの契約で複数のSIMカードを発行できる容量シェアの利用が可能です。
10GBプランを3GB+7GBに分けるといった使い方が可能で、サブ回線として使用したり小さなお子さん向けにデータを分け与えたりといった活用方法があります。
容量シェアの利用料は、通常の月額基本料金に加えて一枚当たり音声通話SIMとSMS付きデータSIMが572円、データSIMが440円です。
ドコモのエコノミーMVNOとして契約するとデメリットがある?
ドコモのエコノミーMVNOとは、ドコモショップで格安SIMを契約できるサービスです。現在、OCNモバイルONEとTONEモバイルが契約可能。
どちらもdアカウントの連携が可能となっています。
注意点として、OCNモバイルONEをドコモショップで申し込む(ドコモのエコノミーMVNOとして契約)場合は、選択できる料金プランが500MBのみに限られます。
500MBは、通話専用と言えるほどデータ容量が少ないです。また、OCNモバイルONE公式で開催されている端末セールなどを利用できません。
お試しでOCNモバイルONEを使ってみたい場合は利用価値があるかもしれませんが、ドコモのエコノミーMVNOは現状ほとんどメリットの無い制度と言えるでしょう。
ドコモショップでの契約となるため初期設定を多少手伝ってくれますが、OCNモバイルONE公式を上回る契約窓口ではありません。
OCNモバイルONEでバッテリーが減少しやすいでデメリットは解消済み
以前のOCNモバイルONEは、バッテリーが他社より消耗しやすいデメリットがありました。
少し専門的に解説するとグローバルIPアドレスによる通信方式を採用することで、限られたネットワークを構築するプライベートIPアドレスと比べて外部接続の頻度が多くなりバッテリー消費が大きくなっていました。
やっかいな問題でしたが、2022年6月よりプライベートIPアドレスへ変更したため問題は解消されています。
2022年5月以前にOCNモバイルONEを申し込んだ人も、新しいAPN設定を行うことでバッテリー消費が大きくなる問題を回避できます。
これからOCNモバイルONEに申し込む人はまったく気にしなくてOKです。
メリット・デメリットで分かる!OCNモバイルONEがおすすめな人とは?
OCNモバイルONEはいくつかのデメリットがあるため万人にはおすすめできません。ですが、大きなメリットがあるのも事実。
デメリットを許容できるのなら、サービスレベルが総合的に高いため大変おすすめです。
契約後に後悔する可能性がある人
これまで解説した通り、OCNモバイルONEにはデメリットがあります。そのため、万人におすすめすることはできません。
特に、以下に当てはまる方は契約後に後悔する可能性があるので気を付けて下さい。
後悔するかも
- 大容量プランを利用したい
- 店舗サポートを重視する
- クレジットカードを持っていない
- auかソフトバンク回線の格安SIMを探している
最も気を付けたいのが大容量プランを利用したい人です。こちら、後悔というよりそもそも契約できません。
OCNモバイルONEは最大10GBまでなので、小容量または中容量を使いたい人向けのサービスです。また、対面による店舗サポートを重視する人も合わないでしょう。
OCNモバイルONEに契約すべき人
今度は反対に、OCNモバイルONEが向いている人をまとめてみました。
おすすめできる
- 端末を一番安く購入したい
- 安さと通信品質の両方を手に入れたい
- 一番人気のドコモ回線を使いたい
- 月額基本料だけでなく通話料も節約したい
OCNモバイルONEの強みは、何といっても端末代金の安さ。正直、端末を安く買えるメリットだけでに決めてしまってもいいくらいです。
月額料金は、小容量で問題ないなら月額990円の3GBプランがおすすめです。安かろう悪かろうではなく通信品質が良いのも大きな魅力。
ドコモ系の格安SIMでは、最強とも言えるでしょう。OCNモバイルONEは、デメリットに対して明らかにメリットの方が大きいので、総合的に見て非常におすすめです。
まとめ
OCNモバイルONEにはいくつかのデメリットがありますが、大容量プランを使わないなら致命的な項目はありません。
メリットとして、強力な端末セールは絶対に抑えたいポイント。SIMカード(回線)だけでなく端末を安く買いたい人にはピッタリです。