光回線のおすすめ・比較

光回線のプロバイダについて解説 | 選び方や注意点も紹介

光回線のプロバイダ
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光回線の契約時には、必ずと言っても良いほど見かけるプロバイダの文字。
とはいえ、プロバイダの役割について尋ねられると、明確に答えられない人も多いのではないでしょうか。

しかし、プロバイダの役割は快適なネット環境を手に入れる上で重要です。

例えば、プロバイダと通信速度の速さは密接な関係にしています。
そのため、プロバイダによっては、光回線でも通信速度が1Mbps以下まで落ち込むことも。

また、光回線はプロバイダを経由することで、公式よりもお得に契約できる場合があります。

そこで、この記事では光回線の契約において役立つプロバイダ情報について解説します。
最後まで読んで頂くことで、あなたにとって最適なプロバイダ選びにつながることでしょう。

【2022年9月最新】おすすめ光回線一覧

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光回線 nuro光NURO光 ドコモ光ドコモ光 auひかりauひかり ソフトバンク光ソフトバンク光 ビッグローブ光ビッグローブ光
月額料金 戸建て:5,200円〜
マンション:2,090円〜
戸建て:5,270円
マンション:4,400円
戸建て:5,610円〜
マンション:4,180円〜
戸建て:5,720円
マンション:4,180円
戸建て:5,610円
マンション:4,180円
スマホ
セット割引
ソフトバンク
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au
通信速度
キャンペーン ・回線工事費実質無料
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光回線におけるプロバイダの役割とは?

光回線業者とプロバイダの違いと聞かれると「同じものでは?」と考える人もいるのではないでしょうか。
また、光回線業者とプロバイダの名前が混在し区別がつかない人も。

実例を挙げてみると、フレッツ光は光回線業者でありプロバイダではありません。
反対に、OCNやぷららはプロバイダであって光回線業者ではありません。

とはいえ、光回線業者とプロバイダは、ユーザーにインターネット環境を提供する点については同じです。
ところが、それぞれが持つ役割は大きく異なっています。

少々混乱するかもしれませんが、中身は至ってシンプルです。
そこで、まずは光回線のインターネット利用における「光回線業者」と「プロバイダ」の違いについて解説します。

(1)光回線業者とプロバイダの違いとは?

光回線業者とは、物理的な光回線を管理するものを指します。
そのため、自宅への光回線工事は原則的に光回線業者の管轄です。
対してプロバイダは、インターネットに繋げるためのネットワーク管理を主としています。

補足情報として、これら2つを合わせたサービスに光コラボレーション(光コラボ)というものがあります。〇〇光と呼ばれている光回線サービスの大半は、光コラボです。

内容 各サービスの役割・特徴
光回線業者 物理的なアクセス回線(光回線)を管理する会社(NTTフレッツ光など)
プロバイダ インターネット接続時のネットワークの管理をする通信会社
光コラボ 光回線業者とプロバイダをセットにしたサービスの総称

実を言えば光回線業者は大きく分けると「NTT回線」「電力会社回線」「ケーブルテレビ回線」の3つしかありません。
中でも利用者の大半を占めるのは、NTT回線のフレッツ光です。

一方、プロバイダの数は光回線業者と違い、数えるときりがありません。そのため、ここでは代表的なプロバイダのみを紹介しています。

参考までに、各サービスの具体例を以下にまとめてみました。

内容 各サービスの具体例
光回線業者 「NTT回線」・・・・フレッツ光
「電力会社回線」・・eo光・コミファ光など
「CATV回線」・・・J:COM(光ハイブリッド)など
プロバイダ OCN、ぷらら、BIGLOBE、So-net、GMOなど
光コラボ ドコモ光、auひかり、SoftBank光、ぷらら光など

※CATVとは、ケーブル回線テレビの略称です。

(2)光回線の利用にはプロバイダの契約が必須

光回線を使ってインターネットを利用するには、光回線業者とプロバイダの2社と契約する必要があります。
とはいえ、光回線業者の存在は理解できたとしても、プロバイダの必要性については分からない方も多いことでしょう。

整理すると光回線業者は、自宅まで光回線を引き込むことが役割であるため、原則ネットワークには関与しません。
例えるなら、電気が通っていない配線のような状況です。
物体でしかない光回線を、インターネットに繋げるにはプロバイダの管理するネットワークが必要になります。

つまり、配線に電気を流すには電力会社が必要であるように、光回線をネットワークにつなげるにはプロバイダとの契約が必要不可欠なのです。

プロバイダとの契約

プロバイダによってどのような違いが生まれるのか?

プロバイダは、それぞれが独自のネットワークを管理しています。
抱えるネットワーク環境によっては、同じ光回線を使用していても通信速度に違いが生まれることも。

また、プロバイダを経由して契約することでお得な特典が受けられることも。
そこで、ここではプロバイダの違いについて事前に知っておくと良い情報をまとめて解説します。

(1)プロバイダの質と通信速度の関連性

冒頭でも述べましたが、光回線の通信速度とプロバイダは密接な関係にあります。
中でも、重要視するべきは以下の2点についてです。

  • ネットワーク許容量の大きさ
  • 通信方式の対応状況

①抱えているネットワーク許容量の太さ

プロバイダにおいて、ネットワークの許容量は重要です。
光回線を使用していても、プロバイダの管理するネットワーク許容量が狭いと通信速度は低下します。
特に利用者の多い時間帯では、1Mbps以下まで速度が落ち込むプロバイダも…。

例えるなら、交通量の多いトンネルで車線の数が違うようなイメージです。
車線の数が多いと車はスムーズに走れますが、少ないと渋滞します。
これと同じく、許容量の幅が狭いプロバイダは、利用者が増えることで急激に速度が低下します。

ネットワークの許容量

②IPoE・IPv6に対応しているか

通信速度の速さを求める方は、IPoE方式かつIPv6に対応したプロバイダに着目しましょう。
小難しい専門用語に聞こえるかもしれませんが、ポイントは速度低下の原因となる「網終端装置を通るか通らないか」だけです。

インターネットの通信方式には、大きく「PPPoE接続」と「IPoE接続」の2種類があります。

通信方式 内容
①PPPoE接続
  • 従来の通信ルート 接続にIDとパスワードが必要
  • 網終端装置を通るため、通信速度が遅い
②IPoE接続
  • 最新の通信ルート 接続にIDとパスワードは不要
  • VNE事業者を利用するため、網終端装置を通らない
インターネットの通信方式

つまり、通信速度を改善するにはIPoE接続に対応させることが、一番の解決です。
ただし、IPoE接続を使用するには、IPv6に対応していなければなりませんので注意が必要です。
参考までに、IPoE接続のために必要な環境は以下となります。

IPoE接続を使用するために必要な環境

  • IPv6・IPv4 over IPv6 対応プロバイダ
  • IPv6・IPv4 over IPv6 対応端末(ルーターなど)
  • IPv6・IPv4 over IPv6 対応ネットサイト

(2)プロバイダからの契約でキャッシュバックや特典が異なる

プロバイダや代理店を経由して光回線を申し込むことで、キャッシュバックなどの豪華な特典を受けられることがあります。

そこで、ここでは実際の例として「auひかり+GMOとくとくBB」について紹介します。

1. auひかり+GMOとくとくBB

auひかり+GMOとくとくBB(画像引用元:GMOとくとくBB)

こちらは、プロバイダの高額キャッシュバック例です。
auひかりでは、GMOとくとくBB(プロバイダ)を経由して新規契約することで、最大61,000円もの高額キャッシュバックが受けられます。

ただし、最大キャッシュバックを受けるには、別途光でんわの契約が必要です。
また、2年~3年の定期契約が発生するため、期間内に契約を解除すると解約金が発生します。

<au+GMOとくとくBB 新規契約時 キャッシュバック概要>
内容 戸建て マンション
キャッシュバック 10,000円~61,000円 10,000円~51,000円
受け取り時期 利用開始から12カ月後+24カ月後
定期契約 24カ月~36カ月 24カ月
解約金 10,450円~16,500円 7,700円~10,450円

プロバイダ選びのポイント

実際にプロバイダを選ぶ時は、以下の2点を重視して選ぶことをおすすめします。

  1. 大手プロバイダ
  2. IPoE・IPv6に対応したプロバイダ

(1)プロバイダ選びに迷ったら大手を選ぶのがおすすめ

もしプロバイダ選びに迷ったら、大手プロバイダを選ぶと良いでしょう。
大手プロバイダであればネットワークの許容量も深く、安定したサポートを受けることができます。

しかし、具体的な大手が分からない人もいると思いますので、選ぶ基準としておすすめのプロバイダをいくつか紹介します。
いずれも、高い資本力を持つ優良プロバイダです。

大手プロバイダ 資本金一覧
プロバイダ名 資本金 運営会社
OCN 2,309億円 NTTコミュニケーションズ
ぷらら 123億円 株式会社NTTぷらら
BIGLOBE 88億円 ビッグローブ株式会社
So-net 79億円 ソニーネットワーク
コミュニケーションズ株式会社
GMO 50億円 GMOインターネット株式会社

(2)IPoE・IPv6対応のプロバイダ一覧

また、通信速度が気になる方は、プロバイダがIPoE接続に対応しているかも確認しておきましょう。
参考までに、先ほど紹介した大手プロバイダは、全てIPoE接続+IPv6に対応しています。

ただし注意点として、一部プロバイダではIPoE接続は別オプションになっている場合があります。
その場合、別途で申請が必要になりますのでご注意ください。

プロバイダ名 通信方式 別途申込 サービス名称
OCN IPoE対応 必要 OCN v6アルファ
ぷらら IPoE対応 不要 ぷららv6エクスプレス
BIGLOBE IPoE対応 不要 IPv6オプション
So-net IPoE対応 不要 v6プラス
GMO IPoE対応 不要 v6プラス

フレッツ光契約時のプロバイダを比較

最後に、実際のプロバイダ例として、フレッツ光契約時のプロバイダ情報をいくつか紹介します。
注意点として、フレッツ光の契約はプロバイダごとに月額料金やキャンペーン内容が異なります。事前に確認しておきましょう。

(1)プロバイダ単体料金と各種キャンペーンの比較

フレッツ光戸建てプランの月額料金・キャンペーン内容は、以下となります。

「戸建てプラン」
プロバイダ名 月額料金 キャンペーン内容
AsahiNet 858円 開通月0円+2ヵ月目〜37ヵ月目449円
BB.excite 550円 なし
BIGLOBE 1,100円 開通月0円+36ヵ月550円
WAKWAK 1,045円 開通月0円+23ヵ月550円
OCN 1,210円 開通月0円
ぷらら 1,100円 開通月0円 キャッシュバック 18,000円
So-net 1,100円 開通月0円+11ヵ月330円割引
DTI 1,046円 開通月0円+23ヵ月523円
@nifty 1,100円 開通月+16ヵ月0円
hi-ho 539円 開通月0円

フレッツ光集合住宅プランの月額料金・キャンペーン内容は、以下となります。

「集合住宅プラン」
プロバイダ名 月額料金 キャンペーン内容
AsahiNet 770円 開通月0円+2ヵ月目〜37ヵ月目449円
BB.excite 550円 なし
BIGLOBE 880円 開通月0円+36ヵ月550円
WAKWAK 880円 開通月0円+23ヵ月550円
OCN 891円 開通月0円
ぷらら 880円 開通月0円 キャッシュバック 15,000円
So-net 990円 開通月0円+11ヵ月330円割引
DTI 748円 開通月0円+23ヵ月374円
@nifty 1,045円 開通月+16ヵ月0円
hi-ho 539円 開通月0円
◆補足◆

  1. フレッツ光の契約時は、別途光回線利用料(フレッツ光料金)が必要になります。
  2. こちらは、フレッツ光公式からの契約時の特典となります。

おすすめは前述した通り、大手プロバイダの「OCN」「ぷらら」「BIGLOBE」「So-net」です。

まとめ

光回線でインターネットを快適に利用するには、プロバイダの質は重要です。
プロバイダの抱えるネットワーク環境が悪いと、通信速度が大幅に落ち込むことも…。
とは言っても、どのプロバイダを選べば良いか分からない人も多いはず。

もしプロバイダ選びに迷ったら、以下の2点に着目しましょう。

  1. 大手プロバイダから選ぶ
  2. IPoE・IPv6対応のプロバイダを選ぶ

大手プロバイダであれば、ネットワーク環境も比較的安定しています。
また、手厚いサポートにも期待が持てることでしょう。

知っているようで知らないプロバイダの知識。
まずは、光回線業者とプロバイダの違いを理解することから始めてみましょう。

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