※特別編成時などにおいて、放送日時が異なる場合がございます。詳しくは各番組詳細ページでご確認ください。

デカ劇レギュラー放送

  • 太陽にほえろ ! HDリマスター版

    太陽にほえろ ! HDリマスター版
    あらすじ

    正義感とヒューマニティあふれる七曲署の刑事たちが、体当たりで犯罪にぶつかっていく刑事ドラマの金字塔。 <a href=https://www.facebook.com/famigeki/posts/1373427879392502 target=_blank><b><font color=#0020aa>フェイスブックの【ファミ劇コラム】もチェック♪</a></font></b> <a href="http://www.fami-geki.com/program/category.php?category_id=3"><b><big>その他のオススメドラマはこちら ! </big></b></a>

    キャスト

    石原裕次郎(#1-458、#489-699、#718)、露口茂(#1-691)、竜雷太(#1-525)、下川辰平(#1-520、562、665)、小野寺昭(#1-414)、萩原健一(#1-52)、松田優作(#53-111)、勝野洋(#112-216)、宮内淳(#168-363)、沖雅也(#217-244、274、300、400-456、463-476、491-493)、木之元亮(#256-519) ほか

    制作年

    1972-1986年初放送

    話数

    全718話 ※#19,27,37,68,106,127欠番

    ?東宝

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捜査報告〜テキサス&ボン編(第168〜216話)〜

  • 西部警察 HDリマスター版

     勝野洋の初々しい魅力も相まって、テキサスは若者のみならず子供や大人からも支持を受け、『太陽にほえろ!』はテキサス編を以てひとつのピークを迎えた。岡田晋吉プロデューサーを始め貪欲な制作者サイドはそれだけでは飽き足らず、さらなる高みを目指しての精進に余念がなかった。
     そこで、新人刑事1年目の殉職というジンクスを破り、もうひとりの新人若手刑事を登場させたのが、後年「テキサス & ボン(ぼん)編」と呼ばれる第168〜216話である。殉職だけでなく“新人刑事枠はひとり”という先入観を見事撃ち破って登場したのが4代目新人刑事のボン、もしくはぼんぼん刑事こと田口良刑事だった。ひとりですら大人気の新人(若手)刑事が二人、倍になったのだ。人気の出ない筈はない……どころか、人気はさらにうなぎ上り。この時期になると本作は『G MEN’75』(1975〜1982年)と双璧を為す、国民的大人気刑事ドラマの地位を不動のものとしていた。
     さて、そのボンを演じた宮内淳は文学座附属演劇研究所出身で、本作が事実上の本格的デビュー作となった。登場から第2話目にあたる第169話「グローブをはめろ!」(脚本:長野洋/監督:児玉進)では、ボクシングシーンでボンが相手を殴る描写があるが、俳優としても新人の宮内は気後れして相手を強く殴れない。何度やってもNGの連続。見かねた竜雷太がリングに上がり、自らをサンドバッグとして宮内に殴打シーンの演技指導をした。演技指導といっても、映像で迫力を出すためにはある程度本気で殴らざるを得ない。見事、宮内が迫真のパンチを繰り出せるようになった頃には竜の顔はすっかり腫れ上がっていたが、先輩俳優のこの捨て身の指導で、宮内はすべてを吹っ切って演技に全力投球できるようになったという。
     なお、その宮内も恒例のプレ登場編として本作第148話「友情」(脚本:長野洋/監督:竹林進)に本名の宮内博史名義でゲスト出演している。
     さて、そんなボンのパーソナリティーは大阪の富裕な家(呉服問屋)で姉7人に囲まれて育った末っ子の甘えん坊。世に言う“いいとこのぼんぼん”がニックネームの由来となっている。それを反映してお人好しで慌てん坊、自信がなく気が弱い……というこれまで以上に等身大で親近感の湧くキャラクターとなった。そんな彼が、もうひとりのスポーツマンで真面目で熱血、ちょっとそそっかしい若手のテキサスと凸凹コンビを組んで捜査にあたる姿は、視聴者から微笑ましく見守られ、お茶の間にいる全員の支持を獲得することに成功。そんな二人を見守る先輩刑事たちも、二人とのやり取りでより個性が際立ち、その最高のチームワークとかつてないアットホームな雰囲気はまさに“七曲署藤堂一家(これは第149話のサブタイトルでもある)”と呼ぶに相応しかった。また、あまり語られないが、第173話「1発で射殺せよ!」(脚本:長野洋/監督:竹林進)にてレギュラー入りした3代目事務の矢島明子(木村理恵)の存在感も忘れられない。
     その結果、それまでの強盗・殺人といった強行系犯罪のみならず、知能犯、冤罪、ミステリー色の濃いものや家庭問題、社会問題など幅広い犯罪やテーマを扱うことになり、番組はよりメジャー度を増していく。
     とりわけ1968年12月10日に発生した未解決事件、通商「三億円(強奪)事件」に材を採り、番組独自の推理を視聴者に披露した第177話「海に消えたか三億円」(脚本:畑嶺明・小川英/監督:児玉進)などはこの時期ならではのエピソードといえよう。第201話「にわか雨」(脚本:田波靖男・小川英・柏倉敏之/監督:澤田幸弘)では、長さんこと野崎太郎刑事(下川辰平)の娘・良子(井岡文世)が気象予報管の市村進(柴俊夫)と婚約。後に248話「ウェディング・ドレス」(脚本:四十物光夫・小川英/監督:斎藤光正)で結婚し、長さんの“花嫁の父ぶり”が見ものだが、後にマイコンこと水木悠刑事を演じた石原良純が実際に気象予報士になったことを考えると、縁のようなものを感じてならない。
     ついには大事件が全く起こらない、七曲署のひねもすのたりとした一日を描いた刑事ドラマ史に残る異色作、第215話「七曲署一係・その一日」(脚本:小川英・井筒弥生/監督:山本廸夫)が誕生するに至った。これなどは、“刺激的な事件や派手なアクション、巧妙なトリックといった小細工がなくとも魅力ある登場人物の、当たり前の日常を描くだけでも充分視聴者は満足してくれる”……というスタッフ陣の自信の顕われと余裕振りが窺える。
     だが、いつの時代も平和は束の間のもの……ジンクスを破ったテキサスにも死の影がちらつくことに……。
     そして番組は絶頂期のまま、全く新しい局面を迎えることとなる……が、そちらの詳細は「ボン & スコッチ編」の捜査報告にて。

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捜査報告〜スコッチ & ボン編(第217〜244話)〜

  • 西部警察 HDリマスター版

     岡田晋吉という人はすごい、今さらながらにそう実感させられる。それは、スコッチ刑事というキャラクターの誕生においてつとにそう思う。
     1976年当時、日本テレビ系毎週金曜日夜8時から放送の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』の人気はすごかった。何せ放送4年目にして常時30%以上の視聴率を弾き出していたのだ。今の感覚ではあり得ない。しかも4年の放送にしたところで、昨今の長寿番組(自体が既に絶滅寸前だが)のように間に別番組を挟み、小休止しての継続ではなく、間断なく続けてのことだ。これは並大抵の業ではない。そこへきてこの番組の企画者でプロデューサーである岡田氏は、マンネリ化を防ぎ新風を吹き込むにはどうすれば良いか? を常に考えていたという。当時、間違いなく『太陽にほえろ!』はティーン(10代)が一番良く観る番組に他ならなかった。そのティーンに絶大なる人気を誇っていたのが、俳優・モデルの沖雅也だった。“沖サマ”と呼ばれ、ティーンの女性から愛されていた彼を初めてテレビドラマのレギュラーに起用したのも岡田プロデューサーだった。その沖は『太陽にほえろ!』の初期、第10話「ハマッ子刑事の心意気」(脚本:小川英、鴨井達比古/監督:手銭弘喜)にゲストの久保刑事役で出演済みではあった。
     『太陽にほえろ!』加入直前の沖は、『必殺仕置屋稼業』(75年)のクールビューティーな殺し屋・市松役でさらなる女性ファンを獲得。『隠し目付参上』(76年)や、東宝の大作SF映画『惑星大戦争』の撮影、舞台『ふりむくな鶴吉 冬の女』(76年)等々で多忙を極め、そこへ新たに1時間ドラマのレギュラーを組み込むのは物理的にもほぼ不可能なことだったろう。それを成し得るのは沖の恩人ともいうべき岡田Pただひとり。
     果たして多忙極める中、沖は大人気長寿番組『太陽にほえろ!』にスコッチこと滝隆一刑事役でレギュラー入りを果たすこととなった。
     新人刑事二人態勢の中、そのひとりに代わって演じる俳優が新人でない(つまり人気若手俳優が演じる)新人(若手)刑事が登場すること自体が番組初の試み。しかも人気絶頂のテキサスこと三上順刑事役の勝野洋と入れ替わる形でのレギュラー入りということもあり、沖のプレッシャーは相当なものであったろう。
     何せテキサス殉職編の第216話「テキサスは死なず!」(脚本:小川英、中村勝行/監督:竹林進)は視聴率42.5%(関東/ビデオリサーチ調べ)を記録した程……!
     あまつさえスコッチのパーソナリティーはかつてない一匹狼で、岡田P曰く“七曲署に波風を立てる役”だった。スコッチの詳しいキャラクター設定は人物紹介コーナーをご覧頂くとして……沖はスコッチ役を完璧にこなすため、役を離れた撮影の休憩時間にもひとりポツンと離れ、七曲署メンバーの俳優陣とも会話すら交わさぬように努めていたという。“演技の上で対立、確執を見せたとしても、画面の外で和気あいあいとしていれば、それが自然と画<え>に顕れ、視聴者に伝わってしまう”というのが沖の持論だったそうだが、なんとも壮絶な話ではある。この人並み外れた真摯な姿勢、妥協を赦さぬ入れ込み様が後年の悲劇を生んだのでは?……と、岡田Pは述懐していた。
     さて、湿っぽい話はこれくらいにして……なんといってもスコッチはその初登場から我々視聴者の度肝を抜いた。第217話「スコッチ刑事登場!」(脚本:小川英、四十物光男/監督:竹林進)冒頭で魅せた、新宿中央公園の歩道橋からの約3メートルものビッグジャンプは、スコッチのスケールの大きさを表現するに余りあった。どう観てもスタントなし、沖本人が自らこなしている。続いて赴任直前の長さん(野崎太郎刑事/下川辰平)のセリフ「かなりのやり手と聞いたが……」で期待は高まり、果たして現れた件の“やり手新任刑事”はボスこと藤堂(俊介係長/石原裕次郎)以外の誰とも視線すら合わさず、挨拶もそこそこに射撃訓練に出てしまう……“チームワークやアットホームな雰囲気”こそが売りだった『太陽にほえろ!』の世界に確実にひとつの革命が起こった瞬間だった。そんなスコッチに唯一シンパシーを感じるのがボン(ぼんぼん)こと田口良刑事(宮内淳)という展開も実に“らしくて”心ニクイ。
     スコッチ活躍編では他に第242話「すれ違った女」(脚本:小川英、高階秋成/監督:竹林進)が印象深い。スコッチが信用金庫を襲った女装強盗を追ううち、意外な事実が明らかになり……という内容で、篠ヒロコ(現・篠ひろ子)演じるゲストヒロイン・入江恵子と淡いラブロマンスを展開。その想いに溺れず非情な捜査に徹するスコッチが最高に格好良いエピソードだ(サブタイトルからある程度ネタバレしてしまってはいるが)。
     そんな『太陽にほえろ!』の風雲児、スコッチは第244話「さらばスコッチ!」(脚本:桃井章/監督:小澤啓一)にて、わずか着任半年で山田署に転勤してしまう。殉職でなく“転勤”で番組を去るのも彼が初だった。だがこれには訳があり、沖雅也は最初から2クール=全27本、半年の出演の契約だったのだ。まさに大ヒットドラマ『太陽にほえろ!』をかき回すだけかき回して、風のように去って行った男、それがスコッチだった。
     その彼が第274話「帰ってきたスコッチ刑事」(脚本:杉村のぼる、小川英/監督:竹林進)で再登場し、さらに第400話「スコッチ・イン・沖縄」(脚本:長野洋/監督:竹林進)で再びレギュラー入りを果たすとはこの時点で誰が予測し得ただろうか?
     何から何まで型破りな孤高のダンディ、スコッチの初期の活躍をファミリー劇場で堪能してほしい。
     なお、ネタバレになってしまうが、スコッチの殉職(正確には病死)編、第493話「スコッチよ静かに眠れ」(監督:竹林進)の脚本を執筆した長野洋氏が、本(2012)年10月26日に肺炎のため満78歳で逝去された。本稿を以て長野氏に哀悼の意を表したい。

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捜査報告〜スコッチ & ボン編(第217〜244話)〜

  •  ロッキーのビジュアルを初めて目にした、当時の『太陽にほえろ!』ファンの衝撃と言ったらなかった。実は当時、筆者は『太陽〜』のアイドル的人気の高騰(?)に少々嫌気がさし、初期ハード・ボイルドに回帰しつつあった『G MEN'75』や、松田優作の加入・アクション面の充実によりが然、脂が乗り出した『大都会 PART II』といった、男性・大人向けの刑事ドラマに傾倒しており、大好きな沖サマがメインのスコッチ編ですら満足に観ていない有様だった。そのスコッチが殉職せずに番組を去ったことを知り、ホッと胸をなで下ろしたのも束の間、同じクラスの男子の口から意外な言葉が飛び出した。「今度の新人刑事、すごいぜ。ヒゲもじゃモジャ」。“ヒゲもじゃ……おっさん刑事か!?”。「みた、観た! ロッキーだろ? ロッキー山脈ってアメリカだっけ?」、「ちがう違う、カナダだよ」、「昔、『(山ねずみ)ロッキーチャック』(73年)ってマンガがあったよな?」……等々、小学生にありがちな大脱線を繰り返しつつも、昨夜初お目見えした新人刑事、ロッキーこと岩城創(はじめ)が如何に異色なキャラクターだったかを皆で語り合っていた。当時からヒネクレ者だった筆者はその輪の中には決して入らずに耳で情報を収集。“山登りが好きで、背の高い、ヒゲもじゃの新人……一体どんな刑事なんだ!?”と、好奇心を抑えられなくなっていた。翌週、久しぶりに金曜夜8時の日テレにチャンネルを合わせて驚いた。まず、ボン(ぼんぼん)が普通に生存していたこと(スコッチが退場したくらいだから、ボンはとっくに殉職しているものと思い込んでいたのだ)に驚き、“長身”という点以外、今までのどの新人刑事にも当てはまらない、その独特の風貌に衝撃を受けた。
     ただ、その驚きはまさにドラマスタッフたちの狙い通りだったようだ。何しろ、当時初めてロッキー役の木之元亮のテストショット時のスチール写真を目にした長さん(野崎太郎刑事)こと下川辰平氏も「こいつ、すげぇな」と驚いた程。
     そのロッキーこと岩城刑事役の木之元は、新人刑事の慣例にならい本作第245話「刑事犬対ギャング犬」(脚本:田波靖男、四十物光男、小川英/監督:竹林進)に本名の木野本良一名義でゲスト出演。当時、本作を一ファンとして視聴していたという木之元は現場で、後に“先輩”となる宮内と会い、「ボ、ボ、ボン刑事だ!」と多いに慌てたという。このときの彼の役は警察犬の調教師だったが、この時点で宮内は木之元が自身の“後輩”になることを予感していたそうな。
     さらに初登場編の第256話「ロッキー刑事登場!」(脚本:小川英、四十物光男/監督:竹林進)の撮影初日、七曲署のセットに立った木之元はボスこと藤堂俊介係長役の石原裕次郎から「緊張するなよ」と言われ、足が震えたとのこと。あのがたいからは想像もつかぬ話ではあるが、それも我が国を代表する大スター・裕次郎に直で言われたとあっては納得せざるを得ない。
     そのロッキーはボンとコンビを組むことになるのだが、意外にも岡田(晋吉)プロデューサーがそのことを思い立ったのは、少し回数を重ねた第260話「宝くじ」(脚本:小川英、杉村のぼる/監督:吉高勝之)からだったという。その二人の凸凹コンビ振りが後の『あぶない刑事(デカ)』(1986年〜)のタカ(鷹山敏樹刑事/演・舘ひろし)とユージ(大下勇次刑事/演・柴田恭平)の発想にも繋がったと、岡田Pは述懐する。
     そして絶好調を迎えた番組は、ついに初の海外ロケを実施する。それがオーストラリアでロケーションを行った第266話「逃亡者」(脚本:小川英、山崎嚴/監督:竹林進)と第267話「追跡」(脚本:長野洋、小川英/監督:竹林進)の前・後編だ。当時、常時30%を稼ぎ、殉職編ともなれば平気で40%という数字を弾き出す本作は、日テレの大看板番組。その日テレが金曜日の夜8時台だけは、やはり当時人気絶頂の巨人(讀賣ジャイアンツ)戦のナイター中継を放送しなかったというのだから、本作人気の高さが窺えよう。
     ところがここで一大ハプニングが起きる。なんと! この栄えある前・後編の後編のオンエア日によりにもよって巨人戦のナイター中継が入ってしまったのだ。(温厚で知られる)さしもの岡田Pも激昂し、上司に喰ってかかったという。岡田Pらしいエピソードではあるが、これには訳があった。当時、巨人軍の看板選手だった王貞治(現・福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長ほか)の世界新記録、ホームラン756号が出るか否かがかかった試合だったからだ。ふだんプロ野球に興味のない筆者もこれだけは固唾を飲んで見守っていたくらいだから、致し方のなかったこといえよう。なお、このナイター中継の冒頭で、長島茂雄監督(当時)が視聴者に向かって“今日だけはカンベンしてください”と謝ったというのだから『太陽〜』人気も相当だった事実がお分かり頂けるだろう。とにかく、すべてが元気で互いに凌ぎを削っていた良き時代だったのだ。結局、756号が出たのは翌土曜日の1977年9月3日だったが……。なお、王選手はこの記録で日本国民初の国民栄誉賞を授与された。
     そんな中、本作は内容的にもより高度な試みが為されていく。第286話「悪意」(脚本:小川英、杉村のぼる/監督:竹林進)では、ぼんとロッキーが同居するアパートに連日早朝、電話がかかり、出れば切れる、という悪戯が続く。二人が追っていた犯人からの嫌がらせかと思われたが、逮捕した男性は別人で、電話の件は知らず、真犯人は既に殺されていた……という意外な結末が。そして件の電話の主は、東京でひとり暮らしをする孫へ実家の祖母からのモーニングコールで、単に番号を間違えていただけ……というさらに意外なオチが着く。“人間の持つ悪意とは?”をテーマにした秀逸なエピソードで印象深い。
     そんな破竹の快進撃を続けていた『太陽にほえろ!』も1980年代に突入し、思わぬ敵が続々と眼前に立ち塞がることに……!
    (芥川隆行の声で)それは次回の講釈にて。

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警視庁七曲署捜査第一係 所属刑事FILE

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    藤堂俊介 Shunsuke Toudou ニックネーム:ボス
    生年月日:1934(昭和9)年8月1日生 出身:東京都
    出演:第1〜718話(第459〜488,700〜717話は登場せず)
    演:石原裕次郎

    警視庁七曲署捜査第一係係長。本庁での総指揮を任せられる程の実力を持ちながら、現場第一主義を貫いたために出世コースから外され、所轄の一係長職にあまんじる。役職は警部。本テキサス編辺りまでは、城南大学在学中にバスケットボールで鍛え上げた肉体を武器に自ら前線で指揮を執ることもしばしば。両親とは既に死別し、分譲マンションでひとり暮らしを謳歌する独身貴族。第102話では、すわシンコ(内田伸子)と結ばれたかと思いきや、単にシンコにシャワーを貸しただけだった。

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    山村精一 Seiichi Yamamura ニックネーム:山さん
    生年:1932(昭和7)年生 出身:新潟県
    出演:第1〜691,715話
    演:露口 茂

    城北署を経て警視庁七曲署捜査第一係に赴任。主任クラスで階級は警部補。マカロニ編では、五分刈りの似合うアウトロー的に描かれていたが、髪が伸びるにつれ刑事コロンボ的な、卓越した推理力に裏付けされた冷静沈着なキャラクターへと変貌を遂げ、"落としの山さん"の異名を取るほどに。さらにはNo.2的な立場となり、藤堂不在時には見事にその代理を務めていた。彼も8歳のときに父親を、中学生のときに母親を癌で、さらには妻を早くに亡くしており、家庭に縁が薄い。

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    石塚 誠 Makoto Ishizuka ニックネーム:ゴリさん
    生年:1942(昭和17)、1940(昭和15)年生
    出身:宮崎県、熊本県
    出演:第1〜525,617話
    演:竜 雷太

    港署より七曲署に赴任。警視庁でも3指に入る程の拳銃・射撃の名手ながら、人を傷つけたくないとの想いから普段は自らの拳銃には弾丸を装填していない。マカロニ始め新人刑事に射撃の指南をする機会も多く、やがてそれは新人の教育係へと発展していく。ニックネームの由来は"ゴリ押しのゴリさん"が正確なものだが、新人からはよく"ゴリラ"と間違えられ怒っていた。怒るくらいなら自ら撤回すればよいとも思うのだが、ボスまでそう呼ぶのでそうもいかなかったのだろう。

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    早見 淳 Jun Hayami ニックネーム:マカロニ
    生年:1949(昭和24)年生 出身:東京都
    殉職年月日:1973(昭和48)年7月13日(金)
    出演:第1〜39,41,43,45〜52,65,116話
    演:萩原健一

    城南(本富士)署を経て警視庁七曲署へ転属。長髪にテンガロンハット、パンタロンスーツというおよそ刑事らしくないファッションで初出勤した彼を見て殿下が"マカロニ・ウェスタン風"と評したことにより、マカロニと呼ばれるように。若さ故怖いもの知らずだが、初めての発砲(第20話)の際には人を撃った重責に耐え切れず号泣した。着任から1年後のある夜、負傷した石塚の見舞いの帰途、小銭狙いの通り魔に背中を刺されて死亡。正確には殉職ではなく、殺害されたことになる。

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    島 公之 Kimiyuki Shima ニックネーム:殿下、島さん
    生年月日:1946(昭和21)年4月2日生 
    出身:東京都
    出演:第1〜414,425話
    演:小野寺 昭

    港北署から警視庁七曲署へ赴任。甘いマスクと貴公子然とした態度から"殿下"と呼ばれる。そのため、プレイボーイ的魅力で女性容疑者に接近。真相を聞き出すことも多々あった。捜査のためとはいえ女性を欺くことの多いしっぺ返しなのか、冗談のように恋愛運が悪い。第101話では、想いを寄せた女性容疑者(酒井和歌子)が実は猟奇的サイコ犯で、彼女にスパナで殴打され重傷を負ってしまう。城東大学出身で、刑事を志したのは"厳粛だった検事の父親の影響"と、自ら分析している。

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    内田伸子 Nobuko Uchida ニックネーム:シンコ、オシンコ
    出演:第1〜111話(内51回登場)
    演:関根恵子(現・高橋惠子)

    警視庁七曲署少年係の婦人警官を経て、1973(昭和48)年4月6日(金)に捜査第一係に正式に配属(第38話)。これは本人の強い希望に拠るものだった。繊細で細かい配慮ができ、捜査疲れの一係のメンバーを優しく労う姿も多々見受けられた。父親は藤堂の元同僚で、今は小料理屋を営んでおり、非番の日にはその店の手伝いをしている。マカロニとは兄妹のような関係だったが、ジーパンとは恋愛関係に発展し、ついには婚約。1974(昭和49)年8月30日付で退職するが……。

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    三上 順 Jun Mikami ニックネーム:テキサス
    生年月日:1949(昭和24)年生 出身:九州(熊本県) 
    殉職年月日:1976(昭和51)年9月3日(金)
    出演:第112〜216,220話
    演:勝野 洋

    柴田の後任として矢追町派出所から七曲署へ転属。ニックネームの由来となったテンガロンハットは"犯人を誘き出すために被っている"とのこと。拳銃は左利き。正義感が人一倍強く、柔道四段の体術で犯人と対峙する。優しさも人一倍で、元は悪の手先だった警察犬ジュン2号と心を通い合わせた(第132話ほか)。反面、歴代新人刑事随一の硬派であり、恋愛絡みのストーリーはほとんど描かれなかった(女性ファンへの配慮から?)。生まれて間もなく父親を亡くし、母ひとり子ひとりだったが、その母も後年病死する。

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    田口良 RYO TAGUCHI ニックネーム:ボン、ぼんぼん
    生年月日:1951(昭和26)年1月27日生 出身:大阪府高槻市
    出演:第168〜363話
    演:宮内 淳

    城南署の刑事だったが、テキサスこと三上をある殺人事件の容疑者として逮捕。釈放後も三上を追うが、誤解が解け、協力して真犯人を逮捕。それが縁で、1975年10月を以て、本人の強い希望もあり捜査一係へ転属となる。その階級は巡査。同居している叔母に付き添われて初出勤したことから、大阪弁の“ぼんぼん”よりボン(ぼん)と呼ばれることに。趣味は切手、将棋、パチンコ。特技はボクシング、英会話等。赴任当初は甘えグセが抜けず、頼りない雰囲気を漂わせていたが、後にロッキーこと岩城創(木之元亮)という後輩ができてからは次第にしっかりしていく。

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    滝 隆一  Ryuiti Taki  ニックネーム:スコッチ
    生年月日:1950(昭和25)年1月 出身:東京都
    出演:第217〜244、274、300、400〜493話
    演:沖 雅也

    藤堂曰く“優し過ぎる程、気持ちの優しい刑事”だったが、城北署勤務時に自分の甘さから、敬愛する先輩刑事の倉田を殉職させてしまい、“刑事が犯罪者から身を守るためには、撃たれる前に撃つこと”という信条を胸に、婚約者の北島敏子(夏純子)とも別れ、一匹狼の非情な刑事へと生まれ変わった。そんな彼はどこへ行っても鼻つまみ者。唯一の彼の理解者である藤堂が七曲署で引き取っての着任となった。スコッチのニックネームは、英国製のスリーピースを着こなし、日本茶でもコーヒーでもなく紅茶(なお、ロイヤルミルクティーがベストらしい)を常飲する彼を見たゴリさんが、“鼻持ちならないキザな奴”という皮肉を込めて付けたもの(ウィスキーのスコッチを愛飲する点にも由来)。射撃の腕と洞察力、身体能力の高さは七曲署刑事随一。

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    岩城創 Hajime Iwaki ニックネーム:ロッキー
    生年:1952(昭和27)年生 出身:北海道釧路市
    出演:第256〜519話
    演:木之元亮

    本庁レスキュー部隊から転任早々、怪力(?)で一係のドアを破壊してしまった野生児。ヒゲもじゃにジーンズの上下、リュック(ナップザック?)を背負ったアルピニスト風のルックスと、“いつかロッキー山脈を縦走したい”と語った夢から“ロッキー”のニックネームを与えられることに。そのワイルドなビジュアルとは裏腹に繊細で心優しい性格。当初は犯人の凶弾に倒れ、生死の境を彷徨ったトラウマから拳銃恐怖症だったが、ゴリを始め先輩刑事たちの励ましを受け、それを克服。ボンとコンビを組み、様々な難事件を解決していくことに。後にマミー刑事こと早瀬令子刑事(演・長谷直美)と職場結婚。双子をもうけた。

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