前作「アクマイザー3」のヒットを受けて制作された本作は、当初「アクマイザー3 PARTU」さらには「アクマイザー3 魔人ハンター」として企画提唱されたという経緯があるように「アクマイザー3」の完全なる続編と言える。「アクマイザー3」の魂が三超神を誕生させる点や、ザビタン、イビル、ガブラが各々カプセルとなって登場している点を見れば明らかである。また、「アクマイザー3」が高年齢層にもアピールするストーリーであったのに対し、本作は低年齢層をターゲットにした正統派変身ヒーローものとして設定し直されており、それこそが最大の変更点であり特徴、さらには魅力ともなっている。主人公の体操選手である月村圭は、その胸にザビタンのカプセルを持ち、カプセル内のザビタンの力で、大空の超神ビビューンに変身することができる。胸のカプセルのザビタンと会話を交わし、ザビタンの力で、様々な妖怪の姿を見ることが可能になった。大魔王ガルバーはそんな月村圭を危険人物とみなし、抹殺しようと試みるが、超神ビビューンとなった月村は次々と妖怪を倒し、人間世界を救う。彼の仲間になる、水泳選手の菅一郎は、同じくイビルのカプセルを胸につけて、海の超神バシャーンに変身し、水の術を使って戦い、重量挙選手の渡部剛は、ガブラのカプセルを受けて、大地の超神ズシーンに変身し、剛力で土の術を使って戦う。
この物語は不思議の秘法で超神となった三人の青年が、この世にはびこる悪の妖怪と戦う不思議で痛快な怪奇アクションシリーズである。東京郊外の住宅地に夜な夜な起る怪奇な事件。そこに出没する妖しい美女、明智リサ。巨大な怪光と共に、蒸発する住民。これの解明にひそかに取り組むのは魔法研究所のダイマ博士である。ダイマ博士が事件を目撃したことに気づき、妖怪バックベアードは配下の鬼たちに博士の命を狙わせた。その博士を助けたのは、別の位置で監視していた謎の女、明智リサである。博士を救い、深夜の道をひた走るリサ。倒せども復活し襲いかかる鬼火たちに、ついに博士とリサは追い詰められた・・。その時、トレーニング中の体操選手、月村圭が駆けつけ、博士とリサを救出した。世界が妖怪の手中に落ちつつあると言う博士の言葉を月村圭は一笑に付す。しかし、そんな月村の身にバックベアードの呪いがそそがれた。次々と月村の身辺に起こる不幸な事件。うろたえる月村の前にダイマ博士が現れ、助言した・・「今の状態から逃れるには破軍星に身を捧げよ。」月村は決心した。このままやられてしまうくらいなら、いっそ妖怪と戦ってやろう!こうして、ダイマ研究所で、奇怪なメカニズムの七星壇がきずかれ、破軍星に月村の体を捧げる儀式が進められた。呪いをとなえるダイマ博士。東方の空に現れる強力な三ツ星。研究所の上空が暗雲におおわれて、稲妻が走り、雷鳴がとどろく。そして、この儀式を知ったバックベアードが妨害しようと襲撃に向かう。研究所に巨大な流星がおちて閃光が月村の姿を包んだ。閃光の中に消える月村。バックベアードはダイマ博士を呪い殺そうとしたが、そこに立ちはだかったのは超神ビビューンであった。月村はザビタンカプセルの力によって、超神ビビューンに変身したのだ。バックベアードと戦う超神ビビューン。その戦いを邪魔しようと、大魔王ガルバーが送り込んだ巨大化物シンドと、小化物ビリンがやって来た。その隙にバックベアードはダイマ博士の孫サンタを奪って逃げた。追う超神ビビューンは、まんまとバックベアード罠に落ちてしまう。ビビューン、危機一髪!その時、岩を砕いて出現したのは超神ズシーン。そして、激流のうず潮をわって躍り出たのは超神バシャーンであった。新たに出現した二超神はビビューンを救い、見事にバックベアードを葬り去った。超神ズシーンは、重量挙げの渡部剛が、ガブラカプセルを身につけて変身した超神、また、バシャーンは、水泳選手菅一郎が、イビルカプセルを受け継いだことで誕生した。人間の身体に戻った三人は、それぞれの胸にあるカプセルを確かめ合い、絆を深めた。('76年・全36話) |