| 第37話〜第39話:雪夜叉伝説殺人事件 |
| 美雪に誘われてハジメは、テレビ局のアルバイトでスタッフ、俳優とともに北海道の寒村へ向かう。ベテラン女優加納りえを驚かす“ドッキリ番組”の撮影のためだ。現場は、有名画家、氷室一聖のアトリエ。眠りについた加納を残し全員、本館から別館へ移動する。彼女を驚かし、遠隔操作のカメラで撮影しようというのだ。ところが、カメラに現れたのは、この村の伝説、“雪夜叉”と呼ばれる鬼のような姿で赤ん坊を抱いた怪女だった。片手に持った斧を振りかざし、逃げ惑う加納りえに襲いかかる。恐怖の連続殺人の幕開けだった…。 |
| 第40話〜42話:「タロット山荘殺人事件」 |
| ハジメと美雪は、アイドル歌手の玲香の招待で、彼女の父・速水が経営するペンション“タロット山荘”へ向かう。山荘へのロープウェイには、ネット上でのハッキングで玲香の山荘行きの情報を得た熱狂的なファンの滝下が同乗していた。3人が雪の中到着した山荘には、速水のもとに玲香を追ってきた芸能レポーター伊丹と北条が押かけていた。また、玲香が所属するプロダクションの社長の赤間、マネージャーの小城、ロープウェイの電源が止まり帰れなくなったスキー客の辻らが、この山荘の名前の由来となった“タロット・カード”が飾られた部屋に集まっていた。その夜、レポーターの伊丹が、過去の出来事をネタに山荘のオーナーの速水を強請ろうとする…。 |
| 第43話〜46話:「黒死蝶殺人事件」 |
| ルポライターのいつき陽介が、「悲恋湖殺人事件」の遠野英治を雑誌の記事で見つける。ハジメと美雪と陽介は、消息を確認するため、記事に出ていた蝶の研究家で資産家の斑目(まだらめ)紫紋氏の屋敷を訪ねる。そこは、広大な敷地に蝶が放し飼いにされ、まさに“蝶の楽園”となっている。斑目氏の夫人の緑、三人娘の舘羽、揚羽、るりは、いずれも美人で蝶柄の着物を優雅に身にまとっている。また、そこには、蝶研究者の大学教授・山野、カメラマン・六波羅、舘羽の婚約者・小野寺らが集まっていた。そして、確かに遠野英治にそっくりな、深山日影という斑目氏の助手の青年がいたが、半年前以前の記憶を失っているという。今夜は、世界中でここにしかいない蝶が公開されるパーティーが行われる。しかし、それは凄惨な連続殺人事件の幕開けだった…。 |
| 第47話〜50話:「速水玲香(はやみれいか)誘拐殺人事件」 |
| ハジメの友人で「タロット山荘殺人事件」で身寄りを失ったアイドル歌手の速水玲香が、マネージャーの安岡とともに誘拐される。“道化人形”と名乗る犯人は手紙で1億円を要求、警察に通報したら二人を殺すという。そして、受け渡しにハジメを指名する。玲香が所属する事務所の女性社長・鏑木はすぐに1億円を用意するが、それは新聞紙でつくられた偽の札束だった。また、犯人の指示にもかかわらず警察に通報し、宅配業者を装った剣持警部らが到着する。ハジメは、そんな身勝手な鏑木社長の振る舞いに怒りをあらわにし、一緒に誘拐されたマネージャー安岡の妻は困惑する。そんな時、再び“道化人形”から電話があり、明日駅前の公衆電話で待てという。ハジメは指示に従うが、“道化人形”は、次々に受け渡し場所を変更してくるのだった…。 |
| 第51話〜52話:「仏蘭西(フランス)銀貨殺人事件」 |
| ハジメと美雪の小学校の同級生、高森ますみは、ミサワブランドのトップ・ファッション・モデルだ。彼女は、自分の過去を知る男ヒロシに脅迫され、弾みで男を殺してしまう。死体を捨てるためのスーツケースを買うためデパートへ行ったますみは、偶然ハジメと再会する。うしろめたい彼女は、ハジメにファッション・ショーの招待券を押しつけ、逃げるように去る。そして、死体を入れたスーツケースを海に捨てる。しかし、その様子を何者かがカメラで撮影していた。ショーの前日、ハジメと美雪は別荘地の駅で出会ったますみと高級ホテル“仏蘭西館”に到着する。そのショーは、実はミサワブランドと六条ブランドの三友物産のバックアップを競ったコンペだった。ますみの部屋には、死体と、海に投棄しているますみの写真が置かれていた。そして、“葬送銀貨”と名乗る人物からの電話で、ある人物のワイングラスに毒をいれ殺害せよと命令される。こうして、コンペの前夜祭のパーティーで惨劇が起こるのだった…! |