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- 太陽にほえろ!HDリマスター版 毎週(土)22:00〜24:00(2話連続)再放送:毎週(水)(木)29:00〜30:00
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制作年(話数)
1972〜86年(全718話)
キャスト
石原裕次郎、勝野洋、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平 ほか
解説
刑事ドラマの金字塔「太陽にほえろ!」のHDリマスター版をレギュラー放送中。正義感とヒューマニティあふれる七曲署の刑事たちが、体 当たりで犯罪にぶつかっていく。初代萩原健一の「マカロニ」から松田優作、勝野洋らが若手刑事として次々登場。「殉職」回の高視聴率と助命嘆願でも話題 に。
写真提供 東宝(株)
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勝野洋の初々しい魅力も相まって、テキサスは若者のみならず子供や大人からも支持を受け、『太陽にほえろ!』はテキサス編を以てひとつのピークを迎えた。岡田晋吉プロデューサーを始め貪欲な制作者サイドはそれだけでは飽き足らず、さらなる高みを目指しての精進に余念がなかった。
そこで、新人刑事1年目の殉職というジンクスを破り、もうひとりの新人若手刑事を登場させたのが、後年「テキサス & ボン(ぼん)編」と呼ばれる第168〜216話である。殉職だけでなく“新人刑事枠はひとり”という先入観を見事撃ち破って登場したのが4代目新人刑事のボン、もしくはぼんぼん刑事こと田口良刑事だった。ひとりですら大人気の新人(若手)刑事が二人、倍になったのだ。人気の出ない筈はない……どころか、人気はさらにうなぎ上り。この時期になると本作は『G MEN’75』(1975〜1982年)と双璧を為す、国民的大人気刑事ドラマの地位を不動のものとしていた。
さて、そのボンを演じた宮内淳は文学座附属演劇研究所出身で、本作が事実上の本格的デビュー作となった。登場から第2話目にあたる第169話「グローブをはめろ!」(脚本:長野洋/監督:児玉進)では、ボクシングシーンでボンが相手を殴る描写があるが、俳優としても新人の宮内は気後れして相手を強く殴れない。何度やってもNGの連続。見かねた竜雷太がリングに上がり、自らをサンドバッグとして宮内に殴打シーンの演技指導をした。演技指導といっても、映像で迫力を出すためにはある程度本気で殴らざるを得ない。見事、宮内が迫真のパンチを繰り出せるようになった頃には竜の顔はすっかり腫れ上がっていたが、先輩俳優のこの捨て身の指導で、宮内はすべてを吹っ切って演技に全力投球できるようになったという。
なお、その宮内も恒例のプレ登場編として本作第148話「友情」(脚本:長野洋/監督:竹林進)に本名の宮内博史名義でゲスト出演している。
さて、そんなボンのパーソナリティーは大阪の富裕な家(呉服問屋)で姉7人に囲まれて育った末っ子の甘えん坊。世に言う“いいとこのぼんぼん”がニックネームの由来となっている。それを反映してお人好しで慌てん坊、自信がなく気が弱い……というこれまで以上に等身大で親近感の湧くキャラクターとなった。そんな彼が、もうひとりのスポーツマンで真面目で熱血、ちょっとそそっかしい若手のテキサスと凸凹コンビを組んで捜査にあたる姿は、視聴者から微笑ましく見守られ、お茶の間にいる全員の支持を獲得することに成功。そんな二人を見守る先輩刑事たちも、二人とのやり取りでより個性が際立ち、その最高のチームワークとかつてないアットホームな雰囲気はまさに“七曲署藤堂一家(これは第149話のサブタイトルでもある)”と呼ぶに相応しかった。また、あまり語られないが、第173話「1発で射殺せよ!」(脚本:長野洋/監督:竹林進)にてレギュラー入りした3代目事務の矢島明子(木村理恵)の存在感も忘れられない。
その結果、それまでの強盗・殺人といった強行系犯罪のみならず、知能犯、冤罪、ミステリー色の濃いものや家庭問題、社会問題など幅広い犯罪やテーマを扱うことになり、番組はよりメジャー度を増していく。
とりわけ1968年12月10日に発生した未解決事件、通商「三億円(強奪)事件」に材を採り、番組独自の推理を視聴者に披露した第177話「海に消えたか三億円」(脚本:畑嶺明・小川英/監督:児玉進)などはこの時期ならではのエピソードといえよう。第201話「にわか雨」(脚本:田波靖男・小川英・柏倉敏之/監督:澤田幸弘)では、長さんこと野崎太郎刑事(下川辰平)の娘・良子(井岡文世)が気象予報管の市村進(柴俊夫)と婚約。後に248話「ウェディング・ドレス」(脚本:四十物光夫・小川英/監督:斎藤光正)で結婚し、長さんの“花嫁の父ぶり”が見ものだが、後にマイコンこと水木悠刑事を演じた石原良純が実際に気象予報士になったことを考えると、縁のようなものを感じてならない。
ついには大事件が全く起こらない、七曲署のひねもすのたりとした一日を描いた刑事ドラマ史に残る異色作、第215話「七曲署一係・その一日」(脚本:小川英・井筒弥生/監督:山本廸夫)が誕生するに至った。これなどは、“刺激的な事件や派手なアクション、巧妙なトリックといった小細工がなくとも魅力ある登場人物の、当たり前の日常を描くだけでも充分視聴者は満足してくれる”……というスタッフ陣の自信の顕われと余裕振りが窺える。
だが、いつの時代も平和は束の間のもの……ジンクスを破ったテキサスにも死の影がちらつくことに……。
そして番組は絶頂期のまま、全く新しい局面を迎えることとなる……が、そちらの詳細は「ボン & スコッチ編」の捜査報告にて。
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生年月日:1934(昭和9)年8月1日生 出身:東京都
出演:第1〜718話(第459〜488,700〜717話は登場せず)
演:石原裕次郎-
警視庁七曲署捜査第一係係長。本庁での総指揮を任せられる程の実力を持ちながら、現場第一主義を貫いたために出世コースから外され、所轄の一係長職にあまんじる。役職は警部。本テキサス編辺りまでは、城南大学在学中にバスケットボールで鍛え上げた肉体を武器に自ら前線で指揮を執ることもしばしば。両親とは既に死別し、分譲マンションでひとり暮らしを謳歌する独身貴族。第102話では、すわシンコ(内田伸子)と結ばれたかと思いきや、単にシンコにシャワーを貸しただけだった。
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生年:1932(昭和7)年生 出身:新潟県
出演:第1〜691,715話
演:露口 茂-
城北署を経て警視庁七曲署捜査第一係に赴任。主任クラスで階級は警部補。マカロニ編では、五分刈りの似合うアウトロー的に描かれていたが、髪が伸びるにつれ刑事コロンボ的な、卓越した推理力に裏付けされた冷静沈着なキャラクターへと変貌を遂げ、"落としの山さん"の異名を取るほどに。さらにはNo.2的な立場となり、藤堂不在時には見事にその代理を務めていた。彼も8歳のときに父親を、中学生のときに母親を癌で、さらには妻を早くに亡くしており、家庭に縁が薄い。
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生年:1942(昭和17)、1940(昭和15)年生
出身:宮崎県、熊本県
出演:第1〜525,617話
演:竜 雷太-
港署より七曲署に赴任。警視庁でも3指に入る程の拳銃・射撃の名手ながら、人を傷つけたくないとの想いから普段は自らの拳銃には弾丸を装填していない。マカロニ始め新人刑事に射撃の指南をする機会も多く、やがてそれは新人の教育係へと発展していく。ニックネームの由来は"ゴリ押しのゴリさん"が正確なものだが、新人からはよく"ゴリラ"と間違えられ怒っていた。怒るくらいなら自ら撤回すればよいとも思うのだが、ボスまでそう呼ぶのでそうもいかなかったのだろう。
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生年:1949(昭和24)年生 出身:東京都
殉職年月日:1973(昭和48)年7月13日(金)
出演:第1〜39,41,43,45〜52,65,116話
演:萩原健一-
城南(本富士)署を経て警視庁七曲署へ転属。長髪にテンガロンハット、パンタロンスーツというおよそ刑事らしくないファッションで初出勤した彼を見て殿下が"マカロニ・ウェスタン風"と評したことにより、マカロニと呼ばれるように。若さ故怖いもの知らずだが、初めての発砲(第20話)の際には人を撃った重責に耐え切れず号泣した。着任から1年後のある夜、負傷した石塚の見舞いの帰途、小銭狙いの通り魔に背中を刺されて死亡。正確には殉職ではなく、殺害されたことになる。
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出演:第1〜111話(内51回登場)
演:関根恵子(現・高橋惠子)-
警視庁七曲署少年係の婦人警官を経て、1973(昭和48)年4月6日(金)に捜査第一係に正式に配属(第38話)。これは本人の強い希望に拠るものだった。繊細で細かい配慮ができ、捜査疲れの一係のメンバーを優しく労う姿も多々見受けられた。父親は藤堂の元同僚で、今は小料理屋を営んでおり、非番の日にはその店の手伝いをしている。マカロニとは兄妹のような関係だったが、ジーパンとは恋愛関係に発展し、ついには婚約。1974(昭和49)年8月30日付で退職するが……。
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生年月日:1949(昭和24)年生 出身:九州(熊本県)
殉職年月日:1976(昭和51)年9月3日(金)
出演:第112〜216,220話
演:勝野 洋-
柴田の後任として矢追町派出所から七曲署へ転属。ニックネームの由来となったテンガロンハットは"犯人を誘き出すために被っている"とのこと。拳銃は左利き。正義感が人一倍強く、柔道四段の体術で犯人と対峙する。優しさも人一倍で、元は悪の手先だった警察犬ジュン2号と心を通い合わせた(第132話ほか)。反面、歴代新人刑事随一の硬派であり、恋愛絡みのストーリーはほとんど描かれなかった(女性ファンへの配慮から?)。生まれて間もなく父親を亡くし、母ひとり子ひとりだったが、その母も後年病死する。
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生年月日:1951(昭和26)年1月27日生 出身:大阪府高槻市
出演:第168〜363話
演:宮内 淳-
城南署の刑事だったが、テキサスこと三上をある殺人事件の容疑者として逮捕。釈放後も三上を追うが、誤解が解け、協力して真犯人を逮捕。それが縁で、1975年10月を以て、本人の強い希望もあり捜査一係へ転属となる。その階級は巡査。同居している叔母に付き添われて初出勤したことから、大阪弁の“ぼんぼん”よりボン(ぼん)と呼ばれることに。趣味は切手、将棋、パチンコ。特技はボクシング、英会話等。赴任当初は甘えグセが抜けず、頼りない雰囲気を漂わせていたが、後にロッキーこと岩城創(木之元亮)という後輩ができてからは次第にしっかりしていく。




















